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英語教育は必然なのか

平成22年01月29日

 少し肩の凝らない話題を。
 
 世の中猫も杓子も英語ブームで、英語学校はどこも満員のようだ。現代人は英語を話せなければ半人前のようなことを言う人もいる。本当にそうなのだろうか。
 
 確かに英語は世界共通言語で使いこなせると非常に便利だ。いろいろな国の人たちと直接意志の疎通が出来る可能性が大きくなるのは確かに便利だし、ネットでもおそらく7,80%は英語による情報なのだろう。
 
 しかし、英語が理解出来なければ日本では生活出来ないのか。無論そんなことはない。世界中の情報が即時邦訳されて日本国内に伝わる。むしろ、海外の方が日本のことを知らないのに、日本は実に良く海外のことを知っている。
 
 昔江戸時代はヨーロッパ言語と言えばオランダ語であり、日本はオランダ語を通じてヨーロッパの情報を得ていた。その後英語を通じて欧米文化に触れるようになり、多くの人たちが英語を学んで実に多くを海外から仕入れた。そして、一般の人たちはその一部の専門家達が日本語に訳した情報を通じて海外のことを知るようになった。
 
 それは今でも全く変わらない。
 
 そもそも英語を学ぶべしと主張する人たちは、英語を知らないと情報に触れることが無くなるというのだが、現実には日本人は海外の人たちが日本を知っているよりも多く、海外について知っている。だから英語を知らないと情報に疎くなると言う事実は全くない。第一、この日本に住んでいて、直接海外の人から情報を得なければならない人がどのくらい居るのだろうか。一生の間に、普通の人たちが海外の人たちを直接意志を通じさせなければならない状況はどのくらいあるのだろう。
 
 ほとんど無い。情報を得るために英語を学ぶ必要は、一般の人たちには全くない。
 
 次に英語絶対論者は、日本語が論理性に欠け、曖昧であるから科学技術を記述するのに不便である。だから、論理的な英語を日本人が身につける必要があるというのだが、実際に日本の科学技術水準は決して世界でも低くはなく国民の教育レベルも決して低くはない。日本語が論理性に欠けるなどは全く事実ではなく、日本語で我々は教育を受け、様々情報に接し、科学技術を発展させてきた。日本語が科学技術に不適切な言語であるなど、まったくの嘘だ。
 
 世界には自国の言語ではまともな教育を受けられず、まともな出版文化が無く、まともな情報に触れることが出来ず、まともな仕事も出来ない国がたくさんある。それらの国では、英語はよりよい生活をする為の必須条件であろう。だから、途上国のビジネスマンや政治家などはおおむね英語を話す。しかし、日本では科学者でもビジネスマンでも政治家でも芸術家でも一流と言われる人たちで英語が苦手という人は沢山居るし、むしろ流暢に話せる人が少ない。
 
 鳩山氏も決してうまいとは思えないし、英語を話せると言っていた麻生前総理もうまいとは思えない。故宮沢喜一氏は英語の達人と言われていたが、聞く機会はなかった。
 
 英語を話せなくても、日本では一流の教育を受け、一流の仕事が出来るのだ。(鳩山氏が一流かどうかは別だが、総理大臣になれると言う意味だ)
 
 もちろん、英語を学ぶな、と言うのではない。本当に海外と仕事をする人たちは英語を学べばよい。また趣味でやる分にはもちろん好きずきである。しかし、英語を生活の必須条件と考え、それを教育として押しつけるのはどうだろうか。中にはてにおはも言えない子供の頃から英語を教え込み、結果としてまともな日本語もまともな英語も話せない人間ができあがる。帰国子女は確かに流暢に英語を話せるだろうが、内容がすばらしいわけではない。日本語としてのニュアンスを理解しなかったり非常識だったりする。
 
 一般に子供の脳に言語中枢ができあがるのは8歳までで、それ以前に外国語を学ぶと母国語として使えるようになるが、8歳以後に外国語を学んでもあくまで外国語としてしか身につけられない、だから小学生から、幼児から英語を学ばせなければならないと主張する人が居る。
 
 そんな必要はない。英語は外国語で良いではないか。大人になってからでも十分に身につけられる。もちろん、発音などはネイティブとはちがうだろうが、国際共通語としての英語はそれで構わない。別にイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人と同じ英語を話す必要など全くない。日本人英語を堂々と話せばよい。世界にはインド英語、中国英語、ドイツ英語、スペイン英語が飛び交っている。日本英語で不自由は一切無い。アメリカ人やイギリス人が自分たちを違うと言ったら、それは国際共通語の英語を知らないだけのこと、何も我々がイギリス語、アメリカ語を話す必要もない。
 
 だが、海外との仕事でもしていない限り、そんな日本英語も話す必要など無い。必要になったら学べばよい。大人になってからでも、真剣に、そして必要に迫られればちゃんと実用レベルの英語は身に付く。それは私の体験でも言えるし、多くの人たちがそうだ。
 
 私はかつて仕事上英語を話さなければならなくなり、仕事の合間に英語を勉強した。今では仕事にもプライベートにも不自由なく使いこなせると思っている。もちろんネイティブと比較するつもりもないし、そんな必要もない。
 
 学校で英語を教えるのであれば、ある程度でよい。けっしてそれが必須科目であったり、まして小学校や幼稚園から英語を詰め込む必要など全くない。
 
 英語を話せれば便利だから、学びたいという人に水を差すつもりはない。多いに学んでいただきたいが、仕事で必要でもない限り強迫観念に追い立てられて学ぶ必要など無い。
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コメント

No title

コングリッシュでもパワーで何とかなるんですから、
ジャパニーズイングリッシュで堂々とやっていけると思います。

まずは母語である日本語をしっかり学び思考のための言語能力を深める事が大切と思います。

(「思います」連発ですみませんが)

No title

>コングリッシュでもパワーで何とかなるんですから、
ジャパニーズイングリッシュで堂々とやっていけると思います。

むろんです。私は立派な(?)ジャパンイングリッシュですよ。聞き取れないのは相手が悪い!

>まずは母語である日本語をしっかり学び思考のための言語能力を深める事が大切と思います。

もちろんその通りです。日本語で理論だけ出来なければ、何語を話してもまともに話せるわけがありません。アメリカ人の小学生は明らかに私より英語がうまいんでしょうけれど、話の内容は日本人の大人の英語の方が豊富ですよ。

>(「思います」連発ですみませんが)

あ、これについては別項で書きます。

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