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中国人の観る世界

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毎年のBBCなどが行う世界的アンケートで、どの国が世界に好影響を与えていると思うかという回答のトップグループに日本は常に入っているが、例外がある。言わずとしれた中韓でありこの両国では日本の評判はすこぶる悪い。

一つの例として次のような記事が目に付いた。

赤文字は引用

<ネット調査>日本のイメージ、トップ3は「反中」「変態」「軍国主義」―中国

配信日時:2012年1月18日 10時44分

17日、日本のイメージを表す言葉として中国のネットユーザーが選んだのは「反中」「変態」「軍国主義」。米国については「覇権」「強大」「傲慢」が選ばれた。写真は富士山。
米国のイメージとして最も多くのユーザーが選んだのは「覇権」で、全体の9.7%。次いで「強大」「傲慢」「戦争」「貪欲」の順に選ばれている。米国は20世紀最大の超大国であり、第二次世界大戦後、自国の利益のために世界各地で戦争を繰り広げているイメージがあるためだ。

このアメリカに対する中国人の認識は割合正しいと思う。私も同じように思っているし、世界でも同じような見方をされているのがアメリカであり、上記のアンケートでもアメリカはかなり各国で嫌われていることが分かる。そしてそれにショックを受けているのがアメリカ人であり、世界の平和のためにアメリカは努力をし血を流しているのにどうして嫌われるのか、との声が時々聞こえる。

自分の価値観しか認めないからだとの意識が無く、それはまさに中国と同じなのだ。アメリカと中国はよく似ているが、国の成り立ちが全く違うように、その価値観や理念には天地ほどの違いがある。様相は似ているが、同じではない。しかし、まさに、「自国の利益のために世界各地で戦争を繰り広げている」。中国と同じ思考なのだ。力による支配だ。

これについては後述するが、問題なのは中国人が世界の人々と同じ認識をアメリカに抱いているからといって、中国人が公平な判断をしているわけではない。彼らがアメリカをこう見るのは、政府の宣伝のためであり、政府の宣伝がたまたま事実を表した物だったと言うことだ。

だから、アメリカは世界から唯一のスーパーパワーであることを認められ、ドルも、世界最大の債務国でありながら機軸通貨として認められている。中国がそうならないのは中国がアメリカではないからなのだが、中国人は機会が有れば自分たちがアメリカに取って代わるべきだと考えている。中国人が現実を知らず、政府の宣伝を信じているという証左になるだろう。

これについても後述する。

日本で最も多かったのは「反中」(6.9%)。次いで“オタク”や“ロリコン”から連想される「変態」(6.8%)、靖国神社参拝で連想される「軍国主義」(6.3%)が選ばれた。一方で「勤勉」「創造性」「環境保護」「先進」「節約」「礼儀正しい」などプラスイメージもそれぞれ5%から3.6%のあいだで票を獲得。中国男性をとりこにしている「AV」は5.0%、このほか、「頻繁な首相交代」(3.4%)、「武士道」(3.0%)、「アニメ」(3.0%)も目立った。(翻訳・編集/本郷)

この軍国主義や反中も同じく政府のプロパガンダによる物であり、 そして反中は事実だが、その原因がひとえに中国側にあることは中国人は知らない。要するに、情報を自由に得ることが出来ず、言論思想が制限されている中国人の他国に対するイメージなど、気にすることはない取るに足らない物なのだが、実際にはそれが形となって日本に対する脅威となるからやっかいなのだ。

プラスイメージは、これだけ多くの中国人が海外にでてきて、しかも日本に大量の中国人が来ていれば政府としては隠しきれないだろうとうだけのことだ。それでもせっせと反日ドラマを流しては、日本人が人非人だとの宣伝に励んでいる。たしかに、憤青などは信じていようが居まいが、そのイメージをよりどころに生きている。

中国最大の敵は米国=浙江大学教授「反日・反ロシアは米国を利するだけ」

―中国紙
2012年1月18日 12時22分

だが、日清戦争では英米の財団が日本に軍事費を提供し、1931年から1941年まで、米国は日本の中国侵略を支援していたのだ。戦後、去勢された日本は主権の不完全な国に身を落としたが、尖閣諸島問題を始めとする日中関係の背後にあるのは、米中関係なのである

これが中国の日本に対する見方、というより、このようにしか見ないことに決めているのが政府の方針ということだろう。戦後の日米関係もそのように理屈付け、国民に教育をしている。

中国の知識人の間には「親米・米国崇拝」と「日本とロシアへの恨み」が漂う。抗日ドラマが恨みをあおり続ける一方で、歴史の見直しも盛んだ。ソ連が張作霖爆殺や「田中上奏文」の黒幕だとする説には驚かされたが、こちらは日本の侵略に言い逃れの余地を与え、国民を反ロシアに導くものだ。

田中上奏文が全くの偽書だというのは現在ほぼ常識になっているが、むしろソ連がアメリカの政権に深く食い込んでいたと言う方が近年常識になりつつあるようだ。すべて中国の都合の良い解説に過ぎず、かつて蜜月関係だったソ連を修正主義と批判し、手の平返しで憎悪したのは中国であり、かつて日中戦争の折助けて貰ったアメリカを戦後米帝と罵詈雑言を浴びせ、キッシンジャーが来ると友邦アメリカをたたえ、日本から最大の支援を受けながら日本を終始敵視してきたのは中国だろう。

全ては中国が正しく、周りが間違っているのと前提で国民に教え主張する、それが今でも全く変わりなく続いているのが中国であり、中国にとって他国は利用する存在であって、また奪い取る対象であって、決して協調する相手ではない。

それは次の論文でもよく分かる。先日のエントリーでも書いたが、中国にとっての平和とは、世界全てが中国に取りこまれた状態を言う。これは全く変わらない。たとえば次の論文でもそれがよく分かる。


中国人よ、「天下統一」は使命だ、我々は宿命の中で生きている

―中国官制メディア

近代国家の“運営マニュアル”は中国のような超大型国家向けではないと言ってよい。中国の国土はとてつもなく広大で、人口もとてつもなく多い。そのため、常に「分裂」の危機をはらんでおり、国家統一、社会全体の安定を維持することが中華社会に永遠に課せられた使命となっている。

なぜ中国が大型国家になったのか。すなわち、価値観も文化も違う他民族を全て力で取りこんだからだ。価値観や文化の違う民族をまとめるのには力しかない。中国にとっての安定とは、力による圧政以外無いと言っているのだ。

当然のことながら、「大中国」には良い点が多い。国民の人生における選択肢が小国とは比べ物にならないほど幅広く、悠久の歴史と多民族文化が中国人にどんな困難な状況でも自らの文化を築いていける力を与えた。

大国の良い点とは、言論思想の自由を奪われた奴隷状態でも生きてゆけ、圧倒的な権力による支配には全く抵抗手段がない状態でも生きてゆけることを言う。自らの文化とは、中国化した文化であり、当然ながら宗教の自由もないし、芸術文化の自由もない。なにしろ、漢民族以外は人間ではないし、そしてその漢民族にも厳しい序列がある。

これが、この論文の言う大国の良い点なのだ。日本ほどのサイズの国でさえ地方色があり、地域による利害がぶつかり合う。が、日本だからこれで譲り合いも出来ており、何も自衛隊がでてきて銃を国民に突きつける必要もない。

が中国のような国で民主主義が出来ないのは、サイズに合わないからなのではなく、民度を高める手段が無く、協調し合う精神を育てることが出来ず、外部に敵を作ることでしか意思統一が図れず、反乱分子を暴力で押さえつける政体以外実現不可能だからだ。

これでは常に外部に敵が出来るし敵の存在が必要になる。その敵を取りこむ以外平和が築けないのが中国であれば、とうぜん外部に敵が居なくなるまで膨張し続けなければならない。この論文はそれを正当化しているわけだ。

それでも、我々は南シナ海の島々を守らなければならないし、台湾独立派を撃退しなければならない。たとえ戦争の危機が迫っても、成し遂げなければならないのだ。中国の宿命は決して楽ではないが、これが我々の中国なのである。中国人として、こうした道理が理解できるだろうか。我々は定められた宿命の中で生きているのである。

当然ながら、中国の膨張は世界を不安定にし世界に敵をますます増やす。現実にそうなっている。アメリカを利しているのは中国自身であり、そして、中国が何を言おうと世界が聞く耳を持たなくなっていれば、中国は世界を相手に戦い続けなければならず、そして国内では国民との戦いが拡大してくる。

そんな中国がいつまで保つのか。経済破綻だけが問題なのではない。実際、アイスランドやギリシャが破綻しても、結果として他国が支える。が、中国が破綻した場合、誰が支えるのだろうか。暴発を抑えるためにソフトランディングくらいは画策するだろうが、けっして中国の安定的な存在は認められないだろう。中国の台頭で得をする他国がないのであればそれは当たり前のことだ。

しかし、その現実を中国人は知らない。そして北朝鮮に留学に行き、北朝鮮の実態を見て驚いているが、実は中国の実態は世界からすれば北朝鮮と変わらないのだ。

中国人留学生が見た北朝鮮「幸せそうで、多くの打倒米帝の標語」

  北朝鮮人の学生は、偉大な指導者のおかげで幸福な生活を送ることができていると満足気に語っていたことが印象的で、物資が欠乏していることについては、「すべては米国の帝国主義のせいだ」と、厳粛な面持ちで述べ、平壌にはいたるところで「打倒米帝」、「一致団結して祖国を守ろう」といった標語が見られたと語った。

中共の反日政策と何処が違うのだろう。中国が民主化は適切ではないと、他民族を圧制しながら国をまとめているのと何処が違うのだろうか。

  中国人留学生の授業は朝鮮語に関する授業をメインとし、北朝鮮の歴史や文化も学ぶ。男性は歴史の教科書に「人類の起源は朝鮮半島」と記述されていたのをはっきりと覚えているという。そして「偉大な指導者誕生記」の授業では、かなりのページを割いて偉大な指導者の誕生前に生じた天地の現象が説明されていたと語った。
  
  イデオロギーが科学的事実を無視するようになってはお終いだ。かつてソ連はルイセンコ学説をイデオロギー上真実とし、農業生産を破壊した。アメリカではインテリジェンスデザインに見られるような科学無視イデオロギー優先が、アメリカの一般国民のレベルを著しく低くしている。まあ、脱原発騒ぎを見ていると日本も人ごととは言えないが、すくなくとも、中国人が北朝鮮に呆れている状態が、実は世界が中国人に注いでいる視線なのだ。歴史を捏造し、自国が世界の中心であるべきだ等と唱える中国を観る目が、この中国人留学生に理解される日が来るのだろうか。
  
  さて、アメリカだが、アメリカの民度が極めて低いことは何度も触れている。アメリカもまた力による支配しか信じない国であり、一般国民の知的水準が絶望的に低い国だ。民主主義の実現のためには、国民が均しい知的レベルを共有しなければならないが、西欧もアメリカも、そして今の新興国の大部分も教育格差を温存している。その方が効率がよいからだ。
  
  が、そのために西欧はもう後戻りのしようがないほど衰退の一途をたどり、おそらく将来は世界の片隅で昔を懐かしみながら貧しく生きてゆくのだろう。とうてい後戻りが出来るとは思えないし、その要素はない。努力により、多少はその貧困化が遅れるくらいの物だろう。
  
  そしてそのアメリカだが、大統領選を控え、様々な候補者がでて、今は大体しぼられてきたが、その質が呆れるほど低い。年々低くなっているのではないだろうか。
  
「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの最高指導者オマル師がパキスタンに潜伏していた場合の対応を問われ、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は、「タリバンは米国人を殺している。我々は世界中のどこにでも行き、彼らを殺す」と主張した。

 ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は、サウスカロライナ州と縁が深い第7代のジャクソン大統領に触れ、「13歳で独立戦争を戦った彼は、米国の敵について明快な考えを持っていた。『殺せ』ということだ」と言い切り、会場から大きな拍手がわいた。

 
 本気で言っているかどうかは分からないが、少なくとも支持を集めるためには化粧をして見栄え良くし、選挙プロデューサーの組み立てた戦略に従い、原稿を何度も発音チェックされながら練習し、一にも二にもテレビ映りを最優先し、聴衆の喝采を浴びるためならどんなことでも言う。どうせ、国民は自分が言ったことなど覚えちゃいない。過去の大統領達も全てそうだった。

 一方、「小さな政府」の推進から在外米軍撤退を主張するロン・ポール下院議員(76)は「自分たちの国にしてほしくないことは他国にもすべきではない」と語り、ブーイングを浴びた。
 
 このロン・ポール議員は、小さな政府を目指し、アメリカは海外から全て手を引けと言っている。実際にそれが実行されると、アメリカはおそらく急速に破綻する。世界のために血を流さないアメリカなど、基軸通貨を持たせてておく訳にはいかない。ロン・ポール氏が理解していないのは、アメリカが国内で小さな政府を目指すのはかまわないが、世界から引きこもればアメリカは政府どころか国自体が小さくなることだ。
 
 要するに誰も彼もがおかしいのばかり出てくるのがアメリカの大統領選挙であり、その意味では中国のアメリカ観は正しい。今の所、日本も同じような物だが、民主党が急速に支持を落としている事実からすれば、アメリカよりもましかもしれない。



上記に引用されているURLの記事を読む場合は下記の「続きを読む」をクリックしてください。但し、内容確認以外なら、敢えて読む必要はありません
以下は参照用の資料ですので、確認をされる以外はあえて読む必要はありません。

<ネット調査>日本のイメージ、トップ3は「反中」「変態」「軍国主義」―中国

配信日時:2012年1月18日 10時44分

17日、日本のイメージを表す言葉として中国のネットユーザーが選んだのは「反中」「変態」「軍国主義」。米国については「覇権」「強大」「傲慢」が選ばれた。写真は富士山。
2012年1月17日、人民日報社傘下の国際情報サイト・環球網は、中国のネットユーザーが抱いている日、米、英、独など10カ国のイメージについて実施した調査の結果を発表した。

環球網が昨年11月29日から実施したインターネット調査では、米国、日本、ロシア、英国、フランス、イタリア、ドイツ、インド、イタリア、南アフリカの10か国のイメージについてユーザーに質問。あらかじめ各国に設けられた複数のイメージを表す言葉のなかから、ユーザーがふさわしいものを選んで投票する方式をとった。その結果、1月10日時点の総投票数は30万票を突破。環球網がこれまでに実施したネット調査において、最高記録を更新した。そのうち日本のイメージに対する投票数が約15万票を占めた。

米国のイメージとして最も多くのユーザーが選んだのは「覇権」で、全体の9.7%。次いで「強大」「傲慢」「戦争」「貪欲」の順に選ばれている。米国は20世紀最大の超大国であり、第二次世界大戦後、自国の利益のために世界各地で戦争を繰り広げているイメージがあるためだ。

日本で最も多かったのは「反中」(6.9%)。次いで“オタク”や“ロリコン”から連想される「変態」(6.8%)、靖国神社参拝で連想される「軍国主義」(6.3%)が選ばれた。一方で「勤勉」「創造性」「環境保護」「先進」「節約」「礼儀正しい」などプラスイメージもそれぞれ5%から3.6%のあいだで票を獲得。中国男性をとりこにしている「AV」は5.0%、このほか、「頻繁な首相交代」(3.4%)、「武士道」(3.0%)、「アニメ」(3.0%)も目立った。(翻訳・編集/本郷)


中国最大の敵は米国=浙江大学教授「反日・反ロシアは米国を利するだけ」

―中国紙
2012年1月18日 12時22分


2012年1月17日、環球時報は、知識人の間にはびこる日本とロシアへの恨みは米国の世界戦略を利するだけだと主張する浙江大学人文学院の河清(ホー・チン)教授の評論を掲載した。以下はその内容。

米国は二十世紀初頭、留学予備校として清華大学をはじめ数十の大学を設立して親米エリートを育て、改革開放後も米国からの留学帰国者が各分野に影響を与えている。

だが、日清戦争では英米の財団が日本に軍事費を提供し、1931年から1941年まで、米国は日本の中国侵略を支援していたのだ。戦後、去勢された日本は主権の不完全な国に身を落としたが、尖閣諸島問題を始めとする日中関係の背後にあるのは、米中関係なのである

中国の知識人の間には「親米・米国崇拝」と「日本とロシアへの恨み」が漂う。抗日ドラマが恨みをあおり続ける一方で、歴史の見直しも盛んだ。ソ連が張作霖爆殺や「田中上奏文」の黒幕だとする説には驚かされたが、こちらは日本の侵略に言い逃れの余地を与え、国民を反ロシアに導くものだ。

中国と近隣国の関係が悪化して得をするのは米国だけだ。そこに親米へ誘導する勢力の意図が隠れてはいないだろうか。朝鮮戦争がドラマの題材にならないのは、米国への親近感や崇拝以外に、恐怖感があってのものではないのだろか。米国は南シナ海問題に介入し、ベトナムやインドを反中に導き、日本から南アジアにまたがる対中国「C形包囲網」を形成し、実物経済とは離れたいわば実態のない金融で地域での主導権を握り、富を得、さらに人民元の切り上げを迫っている。中国の台頭にとって最も危険な敵は米国なのである。(翻訳・編集/岡本悠馬)

中国人よ、「天下統一」は使命だ、我々は宿命の中で生きている

―中国官制メディア

2012年1月17日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、中国はダライ・ラマや台湾、領土問題など切っても切れないやっかいなことを抱えているが、「天下統一」は中国人の使命だとする社説を発表した。米華字サイト・多維新聞が伝えた。以下はその概略。

台湾総統選では馬英九(マー・インジウ)総統が再選したが、もし独立志向の強い民進党に政権を譲っていたら、中国の空気も今ほど穏やかではなかっただろう。2012年の台湾問題はこれでひとまず安泰といったところだが、2012年の南シナ海問題はどうなる?海外の「チベット独立派」と「ウイグル独立派」の動きは?北東アジアや南アジア、米国との駆け引きは?

このように中国の悩みは尽きない。歴史は中国に文化という根っこを授けたが、同時に台湾問題、領土問題、ダライ・ラマ問題など切っても切れないやっかい事も残した。中国内部の問題も山積する。例えば、馬総統の再選に際し、ネット上では台湾問題の安定化につながると歓迎する声より、「なぜ中国本土でも選挙をしないのか?」といった疑問の方が目立った。

近代国家の“運営マニュアル”は中国のような超大型国家向けではないと言ってよい。中国の国土はとてつもなく広大で、人口もとてつもなく多い。そのため、常に「分裂」の危機をはらんでおり、国家統一、社会全体の安定を維持することが中華社会に永遠に課せられた使命となっている。

当然のことながら、「大中国」には良い点が多い。国民の人生における選択肢が小国とは比べ物にならないほど幅広く、悠久の歴史と多民族文化が中国人にどんな困難な状況でも自らの文化を築いていける力を与えた。

だが、「大中国」はタダで食べられるランチではない。その維持費用は1人1人が分担するもの。それは軍事費や中央政府の経費だけでなく、各自治体および群集の権利も「大一統」(天下統一を重視する理念)のためにある程度譲渡するという意味が含まれる。「大中国」と「大一統」は中国人の命だ。「神聖なる使命」だと喜び勇んでもよいし、「とんだ災難だ」と文句を言っても構わない。

それでも、我々は南シナ海の島々を守らなければならないし、台湾独立派を撃退しなければならない。たとえ戦争の危機が迫っても、成し遂げなければならないのだ。中国の宿命は決して楽ではないが、これが我々の中国なのである。中国人として、こうした道理が理解できるだろうか。我々は定められた宿命の中で生きているのである。(翻訳・編集/NN)


中国人留学生が見た北朝鮮「幸せそうで、多くの打倒米帝の標語」

2012/01/18(水) 10:18

  世界でもっとも閉ざされた国、北朝鮮に留学した中国人学生が、北朝鮮で同級生と過ごした「もっとも幸福な生活」について、体験やエピソードを交えて語った。17日付で環球時報が伝えた。
  
■北朝鮮 - サーチナ・トピックス

  2011年4月から10月まで北朝鮮に留学していた中国人の男性によれば、中国人留学生の活動は完全に自由だったという。外出時に誰かが付き添うことはなかったと語るが、その理由は「留学生は悪さをしないし、できないと知っているから」だという。

  北朝鮮人の学生は、偉大な指導者のおかげで幸福な生活を送ることができていると満足気に語っていたことが印象的で、物資が欠乏していることについては、「すべては米国の帝国主義のせいだ」と、厳粛な面持ちで述べ、平壌にはいたるところで「打倒米帝」、「一致団結して祖国を守ろう」といった標語が見られたと語った。

  中国人留学生の授業は朝鮮語に関する授業をメインとし、北朝鮮の歴史や文化も学ぶ。男性は歴史の教科書に「人類の起源は朝鮮半島」と記述されていたのをはっきりと覚えているという。そして「偉大な指導者誕生記」の授業では、かなりのページを割いて偉大な指導者の誕生前に生じた天地の現象が説明されていたと語った。

  中国人留学生によると、北朝鮮人のルームメイトたちは、外部の世界の話題については意図的に避け、話を振っても彼らは、「ちょっと電話しに行ってくる」と言ったまま帰ってこなかったという。中国人留学生が2―3人集まって、中国から持ち込んだ映画をパソコンで見ていた時も、意志の固い北朝鮮の学生は自主的にその場を離れたという。

  しかし、比較的良い暮らしができていた北朝鮮人の学生は自分のパソコンを持っており、布団をかぶってこっそりと韓流ドラマを見ている人も少なくなかったとも述べている。(編集担当:及川源十郎)
  
  
「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会

 【ワシントン=中島健太郎】米大統領選で共和党候補指名を争う5氏によるテレビ討論会が16日、南部サウスカロライナ州で開かれた。


 21日に予備選が行われる同州は保守的な共和党支持者が多いとされ、候補の多くが安全保障問題でタカ派の主張を繰り広げた。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの最高指導者オマル師がパキスタンに潜伏していた場合の対応を問われ、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は、「タリバンは米国人を殺している。我々は世界中のどこにでも行き、彼らを殺す」と主張した。

 ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は、サウスカロライナ州と縁が深い第7代のジャクソン大統領に触れ、「13歳で独立戦争を戦った彼は、米国の敵について明快な考えを持っていた。『殺せ』ということだ」と言い切り、会場から大きな拍手がわいた。

 一方、「小さな政府」の推進から在外米軍撤退を主張するロン・ポール下院議員(76)は「自分たちの国にしてほしくないことは他国にもすべきではない」と語り、ブーイングを浴びた。

(2012年1月18日10時14分 読売新聞)

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コメント

No title

 中国のウェイボーに関する見方の一つです。結構参考になる部分もあるのですが、私としては「分裂・崩壊」の方が現実的ではないかと思いますが。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120130/226643/?P=1

 ただ、中国上層部も一応は民主化について(少しは)考慮していた時期もあったというのは、確かにそうらしいです。あの国はやることなすことすべて他国のパクリだらけですが、日本の政治を派パクる事で、一時期中国共産党の「日本の自民党化」を模索していた(55年体制みたいなもの)という話を聞いたことがあります。もちろん、現在においてすらそれは達成されていない(というか達成できない)わけですが。

 ただ、昨今の独裁体制の崩壊やシリア内戦(たぶん、今回の安保理決議はロシアと中国の拒否権の発動で、ぽしゃる可能性があるが、そうなったらますます内戦が激化するだけです。そうなれば、近隣諸国からシリア国内に紛れ込んでいる「様々な反体制派のなりすまし(タリバン系もいるとか)」が自分たちもシリアの主導権を握ろうとして戦闘に参加し、さらなる内戦の拡大が起こると思います。実際宗派の違うものが「反政府軍」として多数シリアに紛れ込んでいる模様です。シリア分裂みたいな状況になるんじゃないか。そして、それは将来の中国の姿にも重なって見えます。たぶん、アサド政権にとっても自由シリア軍にとっても、どちらにとっても悲劇に終わるだけでしょう。もっとも現政権のアサド側が、この戦闘に勝ったとしても、最終的な勝利者として君臨し続ける可能性は、アメリカも予測しているとおり、もはやほとんど無いと思いますが)の様相や、先日のチベットでの大規模な暴動騒ぎを見るにつれ、おそらく中国共産党側もどこかで自分たちの政権に折り合いを付けなければならない時期にきているとは思っているでしょう。中国上層部もそれほど馬鹿ではない。馬鹿どころか、ある意味超エリート集団の集まりです。個々人の能力は非常に高いと言います。

 ですが、もはや中国にはその時間も余力も残されていないのが現状ではないでしょうか。遅すぎたというか、元々「改革するだけの能力がなかった」と言うべきか。

No title

>2012-02-02 16:07 |ぽぽ様

>中国のウェイボーに関する見方の一つです。結構参考になる部分もあるのですが、私としては「分裂・崩壊」の方が現実的ではないかと思いますが。

中国に於いては、ネットはあくまでガス抜きの場であり、許容できる範囲での政府批判をさせているだけですし、そしてその中には多くのさくらがいます。現実に、中国はネット全体に対する規制はますます強めていますしね。

中国は分裂崩壊すると私も思いますが、その前に大規模な内乱が起きる可能性が大だと思います。中国は地方毎に主導権争いをしてきていますので、それが激化すれば、核を持った地方同士が内乱を起こす可能性があると言うことです。

> ただ、中国上層部も一応は民主化について(少しは)考慮していた時期もあったというのは、確かにそうらしいです。

おそらく小平氏などはそうだったかも知れません。

> ただ、昨今の独裁体制の崩壊やシリア内戦(たぶん、今回の安保理決議はロシアと中国の拒否権の発動で、ぽしゃる可能性があるが、そうなったらますます内戦が激化するだけです。

中国やロシアにしてみればエジプトもリビアもシリアも人ごとではないでしょうね。しかし、力による人民支配がやがて限界に達することは理解しているでしょうね。だから、指導層が考えるのはとにかく自らの安全です。

>もっとも現政権のアサド側が、この戦闘に勝ったとしても、最終的な勝利者として君臨し続ける可能性は、アメリカも予測しているとおり、もはやほとんど無いと思いますが)の様相や、先日のチベットでの大規模な暴動騒ぎを見るにつれ、おそらく中国共産党側もどこかで自分たちの政権に折り合いを付けなければならない時期にきているとは思っているでしょう。中国上層部もそれほど馬鹿ではない。馬鹿どころか、ある意味超エリート集団の集まりです。個々人の能力は非常に高いと言います。

そのためには、穏やかに民主化に移行できればよいのでしょうが、それは到底無理です。国民は民主化を求めていても、民主主義を理解しているわけではありません。

仮に政府が崩壊しても、民主化は不可能です。

ええ、中国指導層の個人的能力は非常に高いですよ。民主のあの馬鹿総理達など中国共産党では使いっ走りも出来ませんよ。

でも、国民の資質が全く違い、民主主義とは自分の権利を主張することだと考えています。それではとうてい、民主化は無理です。民主化を成し遂げたという国は世界にたくさんありますが、それで成功している例はほとんどありませんね。

> ですが、もはや中国にはその時間も余力も残されていないのが現状ではないでしょうか。遅すぎたというか、元々「改革するだけの能力がなかった」と言うべきか。

全て当てはまります。残された道は、分裂崩壊し、緩やかな共同体か、或いは互いにいがみ合うかですね。今の国民の資質として、力を持つと自らを滅ぼします。力はそれを制御できる能力がなければ、持つ者が真っ先に傷つくのが歴史の教訓ですから。

No title

>仮に政府が崩壊しても、民主化は不可能です。

ええ、中国指導層の個人的能力は非常に高いですよ。民主のあの馬鹿総理達など中国共産党では使いっ走りも出来ませんよ。

で>も、国民の資質が全く違い、民主主義とは自分の権利を主張することだと考えています。それではとうてい、民主化は無理です。民主化を成し遂げたという国は世界にたくさんありますが、それで成功している例はほとんどありませんね。


 おそらく、分裂・崩壊直後からはしばらくは群雄割拠みたいな感じになっていくのでしょうね。そして、ある程度落ち着いてから、それぞれの地域で「複数政党制のまねごと」みたいなことをやるでしょう。独裁体制が崩壊したアラブ諸国でイスラム政党が躍進しておりますが、およそ民主化されたとは言い難い状況です。混乱はしばらく続く。中国も、仮に崩壊して政治形態だけ複数政党制を取り入れたとしても、さらなる混乱で停滞が続くことになると思います。

 中国人の民意はまだまだ低い。中国についてよくいわれるのが、砂粒の個人の集まりを無理やり天にいる皇帝が抑えつけているというもの。民意を形成するだけのつながりがなく、徹底した個人主義であるがゆえに、強力な上位存在を必要とする。そうしなければ社会の安定を保てないから。今では皇帝の役割を果たしているのが中国共産党なわけですが、彼らとて自らの政権が他国から見えるほど盤石ではないのは自覚しているはず。だから海外逃亡する。上も下も、民意なんてない国です。

 ただ、昨今では一応情報量の拡大と発達から、本当に少しずつではあるが、民主主義に関する理解が進んでいく可能性もある。もちろん民主主義の実現はただ複数政党制を取り入れればいいというものではない(これはエジプトやリビアの混乱からも明らか)ので、それは単なる入口に過ぎないが、インターネットやグローバリズムの発達で、少なくとも国際基準に合わせなければ生き残っていけなくなるような状況にはなる。国際競争をするためにはそのルールの中に従わなくてはならない。それは中国と手例外ではないし、もし分裂・崩壊が起こればますますその必要性に迫られるでしょう。今はまだ大国だからある程度力で自分たちの主張を押し通すこともできるだろうが、それも長くはありません。長い年月がかかるのは確かだが、しかしいずれは民主主義を理解し、そのやり方で運営していかなくてはいけない時代が来るでしょう。

No title

>2012-02-02 19:43 | ぽぽ様

> おそらく、分裂・崩壊直後からはしばらくは群雄割拠みたいな感じになっていくのでしょうね。そして、ある程度落ち着いてから、それぞれの地域で「複数政党制のまねごと」みたいなことをやるでしょう。

すんなり言ったとしてもそうなるでしょうね。

>独裁体制が崩壊したアラブ諸国でイスラム政党が躍進しておりますが、およそ民主化されたとは言い難い状況です。混乱はしばらく続く。中国も、仮に崩壊して政治形態だけ複数政党制を取り入れたとしても、さらなる混乱で停滞が続くことになると思います。

民主化が西欧で定着した(私は必ずしもそう思っていませんが)のは2,300年の戦乱のあとです。むろん、昔と違い現代は情報が非常に早く行き渡りますから、それほどの時間がかかるかどうかは分かりませんが、人間の価値観は少なくとも3代は引き継がれます。つまり100年です。しかし、昔の100年と違い、今の100年は昔の1000年ほどの変化があり、彼らの民主化を世界が待っているはずもありません。

結局世界に取り残され、世界との格差が益々広がってゆくのだろうと想像しています。

>今では皇帝の役割を果たしているのが中国共産党なわけですが、彼らとて自らの政権が他国から見えるほど盤石ではないのは自覚しているはず。だから海外逃亡する。上も下も、民意なんてない国です。

中国は昔から、法律とは政府が民を従えるための道具であり、日本のように政府に対する国民からの国家運営の指針ではありません。その概念がないから、支配されるための法律を国民は破ることに何ら罪悪感などないし、それは庶民の知恵だと考えています。

ルールを守るのは自分に都合の良いときだけ。これがまたパクリに対する罪悪感のなさに通じるのでしょう。

つまり国家としてまとまる能力が中国人自身にないのであり、政府の問題だけではありません。中国では、独裁による協力体制が必要なのでしょうが、ただ、問題はその独裁権力が私物化されたことです。まあ、独裁は全てそうなりますが。

> ただ、昨今では一応情報量の拡大と発達から、本当に少しずつではあるが、民主主義に関する理解が進んでいく可能性もある。もちろん民主主義の実現はただ複数政党制を取り入れればいいというものではない

>そのやり方で運営していかなくてはいけない時代が来るでしょう。

ただ、それが間に合うかどうかです。世界は彼らを待たないと思いますよ。先進国の中でさえ、落ちこぼれが出始めていますから。

中国の姿は?

> たかおじさん様、ぽぽ殿

中国と民主主義及びその将来予測のご意見、拝読させていただきました。

私も御二方と同じく、分裂国家が一番有りそうな中国の先行きと考えます。しかしながら、中国人民?及び為政者と統治者が民主主義をどの様に捉えているかは、もう少し考察する方が宜しいのではないか...と考えます。

私の知る範囲、体験した事柄は全く少ないもので、普遍的な中国論を述べる様なつもりは有りませんが、民主化に対する理解は日本のそれとも米国や欧州諸国のそれと全く違うように感じます。

もし、似たものがあるとすれば、アラブ諸国に芽生えた民主化の声がそれに近いかもしれません。

私の知る普通の庶民や中間階層の方々は、いわゆる自治とかの自らの意見を反映させた政治とか、その為に自分達の中から代表を出して選ぶとかの考え方をもっていません。 そして、それは中国全体の国家運営に関してもそうです。(田舎の鎮レベル以下の小さい単位では、自治意識が有る所も見受けます)

...もちろん、中間層には大学を出た方もおり、他国の政治制度を知っている方もいらっしゃるのですが、それでもそんな風に考える方は極少数のように思いました。

共産党による統治の実態は、中国人の方々からその実社会の様子を聞いてみた方々しか解らないと思います。先ず、政府の役人やそのトップ(実質的トップは副主任とかの次任の肩書きを持つ人が多い)は全て党の指名か承認にて任命されます。つまり、政治の世界で身を立てたいと考える人は入党し、その組織の中の階段を上がるのが普通の道で、日本で言えば霞ヶ関の官僚になって組織の階段を登り、有る程度の肩書きつけてから政治家に転身を図るようなものです。

この状況に対し、庶民や中間層の考える事は、身内での金儲けの酷い奴とか自分に不利益な政策を進める奴の首を挿げ替えてくれ!...というだけもので、つきつめると単なる権力争いに行き着きます。

また、統治者の側から見ると、各地方や出先で勝手に振舞っている奴(為政者)を脅したりすかしたり、一族の便宜も図りながら実績(党が示す指標の達成)を挙げようとしているのに、民意という民衆の要求まで聞いてやる余裕は無い! 蓄財しながら実績が上がらなければ出世しない!...との思いで、何故、民主化が必要なのか?との考えどころか疑問さえも持てない状況下に有ります。

つまり、民主主義とは一部知識人の空想する憧れにしか過ぎません。天安門事件の真の姿を見るべきで、トウ小平氏のみならず胡耀邦氏までもが、民主主義とは共産党を主とした統治を前提として考えていた事に気付くべきです。

そしてこれは、ようやく地方自治の乱立(葉王国を最後とした軍閥?の闊歩、)から抜け出して中集権体制への移行が進み、寡頭制が確立しつつある党中央のホンネでもあると見られます。

しかしながら、西洋や日本からの侵略?に対抗して国家意識が形成されてきた中国において、それらへの対抗力がついてきたと思っている今からは、中央集権を維持するのは困難になって行くと思われます。

日本も江戸時代末から明治にかけて国家意識の形成が進み、敗戦によって地方自治と中央主権の新たな折り合いをつけるのに至ったと考えますが、果たして中国でそれができるかどうかと。

中国の姿は?

>2012-02-03 10:13 | ムフフ様

>しかしながら、中国人民?及び為政者と統治者が民主主義をどの様に捉えているかは、もう少し考察する方が宜しいのではないか...と考えます。

当然ですが、私も繰り返し書いているように、中国人民は民主主義を理解していません。今まで政府が一方的に人民を支配しているのではなく、自分が権利を主張できる体制だと思っています。これはロシアなどでもそうですが、人民が主権を持って国を運営するという理解がないのです。

上層部はおそらく理解しているのでしょうが、人民が理解していないのだから仮に共産党が崩壊しても中国が民主化することはないだろうと言うのはそのためです。

それは韓国の例などで観られますが、彼らは権利の主張はしますが、権利に伴う義務については全く認識がありません。したがって、韓国の民主主義は形ばかりであり、急速に社会が秩序を失っています。それは韓国強姦魔予備軍でも書いたことですが、国民が自らに責任を課す意識がないからです。

>もし、似たものがあるとすれば、アラブ諸国に芽生えた民主化の声がそれに近いかもしれません。

アラブ諸国に芽生えた民主化も、ロシアで挫折している民主化も同様です。

>私の知る範囲、体験した事柄は全く少ないもので、普遍的な中国論を述べる様なつもりは有りませんが、民主化に対する理解は日本のそれとも米国や欧州諸国のそれと全く違うように感じます。

当然違います。欧米と日本もむろん違いますが、完全な民主主義は存在しません。なぜなら、多種多様な価値観を自由に持てることが民主主義の条件ですが、それはまた妥協をしなければまとまらないことを意味し、結局多数の価値観に従い少数の価値観を否定することでしか政治が成り立たないからです。それをどれだけ国民が受け容れるかがいわば民主主義の完成度と言うことになるでしょう。

欧米では、自らの要求が受け容れられない人々が暴動を起こしています。日本では、それが起きません。ただ、政治的手段により自分たちの政権を変えようとしています。それが欧米からすれば政権が一年も保たない未熟であり、誰と交渉して良いか分からないと映るのでしょうが、政治とは国民のためであり、外国のためではありません。

外国の都合で、国民の意に添わない総理を何時までも据えておかない日本の方がより正確に民意を政治に反映しているとも言えます。代えたくても任期満了までトップを代えられない方が、民主主義とは言えないだろうとの判断もあるわけで、つまりは、誰もが納得する民主主義などないのです。その国に一番合った民主主義があるわけで、一部のエリートが一般庶民に飴を与えながら支持を得て政治を行う西欧型は、私からすれば良き民主主義とは言えません。実際にそれが破綻したのが高福祉という飴で庶民におもねていた今の欧米の不振であり、かつてのヨーロッパ覇権国の衰退です。

というわけで、欧米型民主主義は決して範とすべきではないと私は思っています。まあ、日本の民主主義にはそれなりの問題点はありますがね。

>私の知る普通の庶民や中間階層の方々は、いわゆる自治とかの自らの意見を反映させた政治とか、その為に自分達の中から代表を出して選ぶとかの考え方をもっていません。 そして、それは中国全体の国家運営に関してもそうです。(田舎の鎮レベル以下の小さい単位では、自治意識が有る所も見受けます)

そうですね。集団としての主権在民を理解していないからです。自分の利益が確保できるのが、従来の政府に一方的に支配される体制と違う民主主義だと思っているのが問題ですね。

>この状況に対し、庶民や中間層の考える事は、身内での金儲けの酷い奴とか自分に不利益な政策を進める奴の首を挿げ替えてくれ!...というだけもので、つきつめると単なる権力争いに行き着きます。

結局、彼らが権力を握る目的、或いは権力に近づく目的は、自分の利益確保であり、国家観があるわけではありません。それは民主化されても変わらず、結局彼らの民主化とは、政府の権力が個人に移ることであって、全体としての国民に移るわけではありません。これでは、国民が分裂して争うようになります。内乱発生、分裂、崩壊シナリオが成り立つのはこのためです。

>また、統治者の側から見ると、各地方や出先で勝手に振舞っている奴(為政者)を脅したりすかしたり、一族の便宜も図りながら実績(党が示す指標の達成)を挙げようとしているのに、民意という民衆の要求まで聞いてやる余裕は無い! 蓄財しながら実績が上がらなければ出世しない!...との思いで、何故、民主化が必要なのか?との考えどころか疑問さえも持てない状況下に有ります。

>トウ小平氏のみならず胡耀邦氏までもが、民主主義とは共産党を主とした統治を前提として考えていた事に気付くべきです。

それはそうでしょうね。彼らは中国人を良く知ってましたから。彼らなりの共産党が許す民主主義を模索したと言うことですね。当然不可能だと悟ったでしょう。

>日本も江戸時代末から明治にかけて国家意識の形成が進み、敗戦によって地方自治と中央主権の新たな折り合いをつけるのに至ったと考えますが、果たして中国でそれができるかどうかと。

日本は中国はもちろん、欧米とも全く異なった歴史をもっており、今とはむろん形態は違うものの、江戸時代にすでに民主主義の意識は持っていたと思いますよ。幕府はけっして徳川家の独裁ではなく、合議制でしたし、そして地方に於いても町や村はかなりの自治が任され、領主も幕府もそれを取り入れていたようです。むろん、西欧との比較の問題であって、現代と比較しているわけではないので、選挙なんかなかったじゃないかと突っ込まれないように。

当時の西欧は、極論すれば人民は領主の持ち物であって、人間ではなかったと言うことですよ。

続きです。

> たかおじさん様、

早速のレスポンス、ありがとうございます。 それで、

> 当然ですが、私も繰り返し書いているように、中国人民は民主主義を理解していません。今まで政府が一方的に人民を支配しているのではなく、自分が権利を主張できる体制だと思っています。これはロシアなどでもそうですが、人民が主権を持って国を運営するという理解がないのです。

は全くその通りで、民主主義の根本であります 「民が国を治める」 という考え、及び 「国を治めるに伴う義務」 については、全く理解されておりません。

中国も日本と同様に、近代に欧米からの圧迫を受けて、庶民に近い階層から出た人物が闘争を繰り返し当時の統治者や為政者を退け、新政権を打ちたてた歴史を持ちます。

違いとしては、中国は社会の諸制度がボロボロでは有ったがGDPは大きくて大国と見られており、日本はGDPは下回るものの社会の諸制度の整備状況と一般教育は上回っていた事が挙げられます。 そして更に大きな違いは、新政権の正統性を示すものを中国はイデオロギー(共産主義)として、日本は歴史的コンセンサス(天皇家)とした事です。

新政権に移行した後の寡頭制政治も似ておりますが、天皇陛下と伊藤公他の元勲の方々の英明さ、及び人民の教育程度が民主主義体制成立の成否を分けた要因のひとつではないかと見ます。

一方、中国においてはその政権の正統性を共産主義に求めた時点で、民主主義の成立は無くなったようなもので、毛沢東以下、名だたる政治家が出てきても支配層における寡頭制政治は避けられず今に至っていると。

中共のレトリック、人民の代表から成る党が国家(立法・行政・司法)を指導する...が存在する限り権力の二重構造が避けられず、しかも一番権力を持つ党の責任を民が問う制度をキチンと機能させない限り、党も政府も腐敗が進むばかりと。

...この様な国をWTOに加盟させるのはとんでもない事です。その国家資本主義を体現する国営企業の振る舞いに因り自由貿易は危機を迎えつつあると言ってよいでしょう。

中国では居住地域の党委員会のみならず、国営企業の全てとある規模の民間企業には党書記が配置されます。また、全ての人民についてタンアンが作成され、党が個人を管理して行きます。

つまり、建前の民主主義を造りながら、相互利益共同体(ゲゼルシャフト)となった党組織と社会そのものに対する責任を持たなければならないという考えが欠落した民衆との組み合わせの実態は如何に...と社会の実態を捉えて論じて行く必要があるのではないかと言うのが「考察」と記した意味でございます。

続きです。

>2012-02-03 14:39 | ムフフ様、


>違いとしては、中国は社会の諸制度がボロボロでは有ったがGDPは大きくて大国と見られており、日本はGDPは下回るものの社会の諸制度の整備状況と一般教育は上回っていた事が挙げられます。 そして更に大きな違いは、新政権の正統性を示すものを中国はイデオロギー(共産主義)として、日本は歴史的コンセンサス(天皇家)とした事です。

まず認識の違いかと思いますが、新中国が発足した時点で、中国は人口と面積が大きいだけ、GDPが大きかったわけではありません。なにより、日清戦争で日本が勝ったことが、世界に対する日中の真の姿を認識させたと思っています。

>新政権に移行した後の寡頭制政治も似ておりますが、天皇陛下と伊藤公他の元勲の方々の英明さ、及び人民の教育程度が民主主義体制成立の成否を分けた要因のひとつではないかと見ます。

それは大きいですね。特に人民のレベルの違いは圧倒的でした。当時の日本一般国民のレベルは、おそらく世界で一番高かったでしょうね。よく、イザベラバードの旅行記が当時の日本の優れている点を示す資料として紹介されていますが、彼女は日本が他の非キリスト教国の野蛮人に比べて正直で礼儀正しいと言っているだけで、西欧と比べ手いるわけではありません。日本人に対しては、貧弱で醜く、汚いと書いています。

しかし、実態は、当時のイギリスの農民などは農奴と言って良く教育とは無縁であり、町中に糞尿が放置されていた言われています。彼女の描写は、当時の西欧にありがちな驕慢に満ちたものであり、事実は日本の方がよほど先進的であったことが各種資料で明かですね。一番の違いは一般庶民が読み書きでき、出版業が繁盛し、庶民向け職業作家が存在できたなどの事実などです。むろん、正直、穏やか、静かなども庶民のレベルが高かったからです。

中国にはその全てがありませんでした。

>一方、中国においてはその政権の正統性を共産主義に求めた時点で、民主主義の成立は無くなったようなもので、毛沢東以下、名だたる政治家が出てきても支配層における寡頭制政治は避けられず今に至っていると。

為政者が権力を私物化した時点で、その権力から離れることは抹殺されることを意味し、すなわち、権力を身内に継承するしかなくなります。つまり、自分を保護する人物を後継者にするわけです。

これでは、中国に政治的改革など望めるわけがありません。

>つまり、建前の民主主義を造りながら、相互利益共同体(ゲゼルシャフト)となった党組織と社会そのものに対する責任を持たなければならないという考えが欠落した民衆との組み合わせの実態は如何に...と社会の実態を捉えて論じて行く必要があるのではないかと言うのが「考察」と記した意味でございます。

つまりこの為政者と民衆の組み合わせは、敵対関係以外の何物でもなく、しかもそれが解消される見込みは全くありません。それは暴力による政権交代しか経験していない中国にとっては当然でしょうが次の政権が仮に出来ても同じことです。実際は、中国としての政権は中共が最後だと思いますが。

日本の場合、天下統一は何人かが争いの上で行ったとも言えますが、なにより、朝廷が全ての上に存在し、どのような幕府も所詮天皇の臣下であるという枠組みが崩れたことがないのが特徴です。天下を巡っての争いも、西欧や中国に比べたらほんの小競り合いですよ。

大政奉還のようなことは、中国では絶対に起こりえませんね。

チョッと...。

> たかおじさん様、

最初にチョッと中国の経済規模(GDP)に関して、御確認の案内を。

諸統計の無かった時代のGDPについてはアンガス マディソン氏による「世界経済の成長史」における推計値が、現在、一般的に支持され引用される場合が多いようです。

それで、どの時点を取って新中国とするかは議論の分かれる所であるとしても、1870年 ~ 1950年の間の推定実質GDP(購買力平価換算ドル)は中国が日本を上回っております。

...1900年で日本の約5倍、2兆6千億ドル程度です。もちろん、人口の多さに起因する訳で、一人当たりでは 652ドル/人 と日本の半分とチョッと程度になります。

http://www.oc.jful.jp/~oc429s/newpage2.htm

もちろん、「日清戦争の結果が世界各国の日本と中国に対する見方を一変させた」と云うのは、私もその通りと思います。 

次に、御意見の

> つまりこの為政者と民衆の組み合わせは、敵対関係以外の何物でもなく、

につきまして、単純過ぎる表現のように思うのですが。 まぁ、土地の収用とかの点では敵対関係ですが、それ以外についてはもっと多面的のように見受けます。 例えば、庶民が為政者を利用し取り込む場面(汚職への誘導とか)もありますし。

そして、国としての問題点は、将に「民の側に社会そのものに対する責任を持たなければならないという考えが欠落していること」ではないかと見る訳です。 ですから、圧政に苦しむ人々は反乱は起こしますが、民衆からの革命には至らないと。 つまり、自らの手で社会の有り方を変えて行き運営して行く考えを持った人民は僅少とみられる言うことです。

ですから、中国で「大政奉還」のような決断が有り得ない最大の要因は、誰も中国と言う国家、社会全体を考えない」ことだと思います。 チョッと変ですが無理に言い換えると...敵対関係に至るまで国の事や社会の事を思う人々は僅少と。

チョッと...。

>2012-02-06 14:17 | ムフフ様、

>最初にチョッと中国の経済規模(GDP)に関して、御確認の案内を。
>
>諸統計の無かった時代のGDPについてはアンガス マディソン氏による「世界経済の成長史」における推計値が、現在、一般的に支持され引用される場合が多いようです。
>
>それで、どの時点を取って新中国とするかは議論の分かれる所であるとしても、1870年 ~ 1950年の間の推定実質GDP(購買力平価換算ドル)は中国が日本を上回っております。

私が新中国としたのは、辛亥革命以降、さらに絞れば現在の中国の建国以降、現代中国という意味で言えば、中国が改革開放を始めた30年前からだとの意味です。まあ、概念的なものでしかないですが。

>...1900年で日本の約5倍、2兆6千億ドル程度です。もちろん、人口の多さに起因する訳で、一人当たりでは 652ドル/人 と日本の半分とチョッと程度になります。

それはそうですね。当時の清と言えば、矢張りアジアの大国ですから。GDPが大きかったわけではないとは、結局は日本との戦争を維持できないほど位の意味ですが、まあ、実際は西太后が自分の別荘を建てるために戦費を横領したからと言われてますが、その位で戦費が無くなるようでは、やはり経済規模は小さかったと言うことです。

>につきまして、単純過ぎる表現のように思うのですが。 まぁ、土地の収用とかの点では敵対関係ですが、それ以外についてはもっと多面的のように見受けます。 例えば、庶民が為政者を利用し取り込む場面(汚職への誘導とか)もありますし。


はい、それは何度も書いています。中国人にとって権力とは富を得る手段なので自ら権力を手に入れるか、権力に阿るか、いずれにせよ、中国人にとって役人などはそのような利用できるときは利用する存在です。

これは、決して信頼関係などと言える代物ではなく、状況が変われば簡単に裏切ります。利用できる間は利用する、これは私は敵対関係の一部だと認識しておりますが。

>そして、国としての問題点は、将に「民の側に社会そのものに対する責任を持たなければならないという考えが欠落していること」ではないかと見る訳です。

はい、これについてはすでに確認済みですね。

> ですから、圧政に苦しむ人々は反乱は起こしますが、民衆からの革命には至らないと。 つまり、自らの手で社会の有り方を変えて行き運営して行く考えを持った人民は僅少とみられる言うことです。

例の天安門事件にしても、彼らは為政者の腐敗を糾弾し、その力を俺たちのために使え、あるいは、俺たちによこせと言ったのであって、自分たちが国を担うと考えていたわけではないでしょうね。

>ですから、中国で「大政奉還」のような決断が有り得ない最大の要因は、誰も中国と言う国家、社会全体を考えない」ことだと思います。

中国人にとって国家とは自分の力を外に示すときに使う言葉であり、自分が国家を支えるという意識はないようですよ。金を貯めたら国外に移住するのが多くの国民の望みであるなど、その現れと思っています。

 >チョッと変ですが無理に言い換えると...敵対関係に至るまで国の事や社会の事を思う人々は僅少と。
 
敵だから利用し、裏切りも(横領して国外逃亡など)意に介さないのを、私は敵対関係だと考えています。
 
とはいえ、これは解釈の違いもあるのでしょう。敵対関係ではなく、共生関係だと解釈することも出来るかとは思います。

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