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未だにこんなミスリード

平成22年01月25日

日経だけではないが、未だにこのような馬鹿なことを書いている記者がいる。そしてそれを真に受けたような民主党の政策。

国民が一人あたり760万円の借金をしているそうだが、誰から借りているのか。
国の借金だそうだが、日本国がどこから借金をしているのか。日本がどこか外国から借りているなら確かに、国民が最終的に返さなければならないのだから、一人あたり借金がいくら、というのはわかる。が、日本がどこの国から金を借りているのか。

実際は日本は世界最大の債権国、つまり外国に金を貸している国だ。差し引き、一円の借金もどこの外国から借りてはいない。つまり日本国は一切借金をしていない。むしろ、日本国は外国に金を貸しているので、国民一人あたり数百万円の金を外国に貸していると表現すべきだろう。

http://www.mof.go.jp/kankou/hyou/g374/374_c.pdf

財務省による「わが国の対外の貸借の現状」等を見ればよく分かる。つまり日本は一円も外国から金を借りていない。

では、ここで取り上げられている借金とはなんなのか。

結局は政府の財政赤字のことを言っているに過ぎない。それを埋めるために国債を発行したことを、馬鹿なことに「国債」すなわち国の債務と解釈しているわけだ。強いて言えば政府が借金をしているのだが、その国債を買っているのは日本の金融機関であり、一般の日本人が預けた金を運用しているに過ぎない。つまり、日本政府が国民から借金をしているのであって、日経に言わせれば、日本国民は日本国民から借金をしているから、日本国民に返さなければならない、さあ大変だ、と言うことだ。

こんな馬鹿な記事を、新聞に書いてあるからと信ずる人たちが、日本はもう駄目だ、破綻だ、中国に吸収されると悲観し、民主党はそれを使ってあおる。

なお、政府が国民から借りることは世界中にあり、それで国家が破綻したことなど一つもない。外国からの借金が返せなくて国が破綻することはある。

なお、国が国民に借金を返すことはない。なぜなら個人と違い国家は永遠に存在することが前提であり借金は次々に借り換えてゆくだけのことだ。

さて、問題のアホ記事。もしこの記事が本当で、日本は借金まみれで破綻するとお考えの人は、なぜ日本が世界一の債権国なのかを説明していただきたい。なぜ日本円の価値が上昇し続けるのかを説明していただきたい。


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http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100125ATFS2500O25012010.html

「国の借金」、過去最大の973兆円に 10年度末、1人あたり763万円


 「国の借金」の総額が2010年度末に過去最大の973兆1625億円に達する見通しとなった。財務省が25日、国会へ提出した予算参考資料で明らかになった。今年1月1日時点の推計人口(概算値)の1億2747万人で計算すると、1人あたりの借金は約763万円に上る。

 「国の借金」は国債と借入金、政府短期証券を合わせた債務残高の総額。初めて900兆円の大台を超す09年度末見込み(900兆1377億円)に比べ、73兆248億円増加する。

 国の借金が急増するのは10年度予算案で、財源不足を賄うため、当初予算段階で過去最大となる約44兆3000億円の国債を新規発行するのが主因だ。08年秋に世界金融危機が深刻化して以降、政府は景気を下支えするため、国債増発を伴う大規模な財政出動を繰り返しており、国の借金は過去最大を更新し続けている。 (21:06)

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26日追記 先ほどNHKも同じようなことを報道していた。まるで何の疑問も感じていないような顔でアナウンサーが言っていたが、報道関係者に経済の基礎知識がないとは恐るべき事ではないのか。これでは、中国の刷り込み教育を批判出来ない。

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コメント

No title

> 借金は次々に借り換えてゆくだけのことだ

国債を次々印刷し続ければ問題ないということでよろしいですか。

この国債の引受先としては、どのような所をお考えでしょうか。

No title

国債を最も多く購入しているのは銀行をはじめとした民間預金取扱機関です。

あと郵便貯金、日本銀行、民間保険年金、公的年金、簡易保険、財務省の財政融資資金の順になっているとのことです。


ですので、日本の国債のほとんどが国内の金融機関で買われてい
ることがお分かりいただけると思います。

No title

ご回答ありがとうございます。

日本国債を購入している国内金融機関の購入原資を考えると、国債の総発行額にも自ずと限界が生じてくるような気もいたしますが、いかがでしょう。

税金を撤廃して、歳出のすべてを国債で賄うことはできませんよね?

現状全く問題が無いとして、では限界はどのくらいだとお考えでしょうか。

No title

>日本国債を購入している国内金融機関の購入原資を考えると、国債の総発行額にも自ずと限界が生じてくるような気もいたしますが、いかがでしょう。

国家が経済発展をしている限り、限界はないと考えております。

ただし、無制限な発行はバランスを崩しますので、すべきではないでしょうが、それがどの程度であるかは、私には分かりません。それを判断出来る立場にはないからです。

現在ほどの規模になったのは無論インフレのためであり、過去に於いても殆ど毎年、国債により経済破綻すると専門家は言い続けていました。この20年くらいそうだったと記憶しています。

バランスは必要ですが、国債とは基本的に国民の金をどう使うかであり、箪笥貯金が運用されるのだと考えればよいのではないですか←チト乱暴かな。

>税金を撤廃して、歳出のすべてを国債で賄うことはできませんよね?

出来ませんね。

>現状全く問題が無いとして、では限界はどのくらいだとお考えでしょうか。

分かりません。永遠に存在することが前提の国家では、限界がないと考えているからです。外債が増えたり、アメリカのように債務国になったら、限界が見えてくるのでしょうが、今は債権高が増える一方ですので、限界は思いつきません。

No title

ご回答いただき、ありがとうございました。

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