スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちょっと愚痴を

最初にクリックしていただけるとありがたいです。

人気ブログランキングへ


日本の財政は大丈夫だ、と私は何度も書いているがむろん、問題がないわけではない。日本特有の問題がたくさんあり、やはりそれを克服してゆかなければいつまでも日本が大丈夫だとは言えないのは当たり前だろう。

ネット上でよく見かけるジョークに次のような物がある。

製品とは(バリエーション多数あり) 

ドイツ人が発明
アメリカ人が製品化
イギリス人が投資
フランス人がブランド化
イタリア人がデザイン
日本人が小型化もしくは高性能化に成功
中国人がパクり
韓国人が起源を主張

このうちのいくつかは当たっているが、今製品の発明力に於いてはアメリカが矢張りダントツであり、この力は決して甘く見ることは出来ない。基礎研究や製品化では日本も相当なのだが、開発力ではアメリカに負けているような気がする。それに、アメリカの製造技術も決して日本に劣るわけではなく、産業機械などでは日本がアメリカから購入している物もたくさんある。ただ、アメリカの問題は、製造業のすそ野が無いと言うことに尽きるようだ。様々な原因があり、一つは法的な問題であって、あまりに企業に対する訴訟が多く、企業が裁判に負けた場合に、骨の髄までしゃぶられてしまうことから廃業してしまうことが後を絶たなかったからだ。

また、かつてはアメリカの精神であった物作りが廃れ、誰も彼もが一発勝負のアメリカンドリームで成功することを目指すようになったこともあるのだろう。

日本の技術は確かにすばらしい。が、日本の技術はほとんどがアメリカで開発された物を完成させる技術だと言って良い。私がそう思ったのはたまたま今日手に取った一つのICを見て、ふと考えたからだ。ちなみに、ICとは日本語では集積回路と訳されているが、ほとんどの電子製品の主要電子部品であり、大昔ならトラック一台でも収まらないようだ大量の部品が指先に乗るまで小さく作られた部品だと考えるとイメージしやすいだろう。

たとえばパソコンの中心とも言えるCPUは最大の物なら億単位のトランジスタが詰まっている。

今、電子部品を仕事で使う人間、或いは電子工作を趣味にしている人間なら誰もが気楽に使うICにPICという製品がある。専門的な話をするつもりはないので、ちょっとおつきあいいただきたい。

PICとは、わかりやすく言えばIC一つでコンピューターとして働く物であって、これや、この同等品が今の炊飯器や電子ジャー、洗濯機、テレビ、食器洗い機などほとんどの家電製品に組み込まれていると考えて良い。

これはコンピューターなので、ソフトウェアでどのように働くかを決めて中に仕込んでおけば、かなり複雑な機械の制御を行う。一昔前なら数十個のIC、その前なら数千個のトランジスタが必要だった機械が、このPIC一個で出来てしまう。ソフトウェアを変えれば働きも変えられるから、どんな機械でも使えるし、同じ機械のやる仕事をかえることも出来る。そして衝撃的なのは、このコンピューターが100円前後で買えることであり、私も気楽に使っている。

何気なく使っているが、とんでもない品物なのだと、今日ふと手に取りながら思ったものだ。なにしろ、アポロ13号が月に行ったときの物よりも優れた性能のコンピューターが100円で買えると考えるとわかりやすい。単純比較は出来ないが、イメージとしてそうだとしか言えない。

このPICはマイクロテクノロジー社が開発した製品だが、同様の製品は他社からもでている。が、あくまで開発したのはアメリカアリゾナに本社のあるこの会社だ。

考えてみれば、電子工学が始まったのは真空管の実用化が最初だと思うが、真空管の大元は例のエジソンが発明し、エジソン効果として特許を取っている。そのエジソンの発明した真空管の中を流れる電子をコントロールするための改良をしたフォレストによる三極管が実際の電子工学の歴史が始まったときだと言えよう。1906年のことだ。トランジスタが発明されるまでは真空管が電子工学における唯一の制御素子だったが、トランジスタは働きとしては3極真空管と全く同じであり、そして今全盛期を迎えているICもこのトランジスタが大量に集まっているのであって、大元は三極真空管と原理は同じだ。

この電子工学工業に於ける全ての基本素子が、アメリカで発明された。そして、その応用の極致であるコンピューターもアメリカで完成され、ソフトウェアもアメリカによって作られ、インターネットもアメリカで作られた。

ラジオやテレビはアメリカ以外で作られたとの説もあるが、実用化させたのはアメリカだろう。

そしていまスマホやパッドがアメリカで開発されている。ただし、製造はアメリカではなくほとんどの部品が海外製だが、アメリカが開発した事実は変わらない。日本の製造技術は優秀だ。ある面では完全にアメリカを凌駕している。が、思い起こしてみると、電子技術のキーテクは全てアメリカ製であり、日本はそれを製品化しているに過ぎない。むろん、この力も大変な物であり、実際にアメリカにどんな発明をしようと、それを製品化できなければ絵に描いた餅だ。トランジスタを最初に商品化したのはソニーだ。録音機を家庭向けに商品化したのもソニーが世界初だ。VTRを世界最初に家庭用に出したのは日本ビクターであり(これもソニーだったので訂正する)、CDを発明したのは65年にアメリカ人がやり、光ディスクを実用化したのはソニーだ。

そうなると、一番最初のジョークだが、アメリカ人が発明し、日本人が完成させ、ドイツもフランスもイギリスもそれらをOEMで供給を受け、中国がパクり、韓国がウリジナルを主張すると言うのが正しいのではないか。

話がずれたが、日本の科学技術力はむろん決してアメリカに大きく劣るとは思えないし近年はまさしくそう思う。リチウム電池や太陽電池を本当に実用化したのは日本であり、それがなければ電池自動車の時代は来ない。

この技術力を、なんとしてもなくすることは出来ない。そして、出来ることならアメリカがかつて成し遂げてきた発明を日本でも出来ないかと考えるのだが、日本の土壌ではそれがなかなか出来ない事実がある。

有名な話だが、日本が敗戦した大きな理由の一つに、レーダーを作ることが出来なかったからだと言われている。それほど大切な技術であり、それは電波の指向性を高めたアンテナ、つまり八木アンテナの発明があったからこそなのだが、日本では全く見向きもされず、イギリスやアメリカが先にそれを取り上げレーダーを作った。日本では敗戦まで、八木アンテナが相手によってレーダーに使われていたことを全く知らなかったという。

飛行機の発明はライト兄弟による物だが、その前から日本では二宮忠八が研究開発をしており、模型による実験までは成功していた。その先の資金を軍に支援してくれるように頼んだが相手にされず、その内にライト兄弟に先を越されてしまった。二宮の残した図面で先年復元機が作られ、ちゃんと飛ぶことが証明されたので、事実上飛行機の発明は日本で為されたはずだと言われている。ただし、ウリジナルを主張しはしないが当時二宮の申し出を門前払いした軍部は後に再評価したが時すでに遅かった。

時代は下り、日本で電卓が作られ始めた頃、日本のビジコン社が全ての機能を一つのICにまとめ、プログラミングで作業をさせる素子の概念を作り、日本の会社に持ち込んだが全て相手にされず、結局当時弱小半導体会社だったインテルに持ち込んで世界初のCPU インテル i4004が開発された。

日本の会社は今でもそうだが、実績のない物を評価しない。本当にその体質は変わらない。これが日本の最大の弱点ではないのか。

実績のある物を改良し品質を高める技術は大変な物であり、これは大切にしなければならないが、可能性があるかどうか分からないものに資金を投入して全く新しい物を作り出す能力が日本人にはないなどとは絶対に言えない。八木秀次、二宮忠八、ビジコン社も例がある。が、それを評価する人間がいない。

私事で申し訳ないが、大昔、ささやかな新技術の実現をある大メーカーに持ち込んだが、対応した担当社員が全くその方面に技術的な知識が無く、説明をしても理解できない状態だった。当時私も若くて、根気よく説明する前にあきらめてしまったのだが、確かにその技術が実用化に値したかどうかは今でも分からない。業界の技術全体が猛烈な勢いで進化したから、同じような技術はたくさんあったしそれは次世代の技術に引き継がれていったのだろう。が、問題は、外部から新提案が持ち込まれても、それを評価できるだけの能力を持った人間が対応しない。そして、その人間は自分が分からないものは拒否する傾向がある。余計な仕事が増えるだけだから。

愚痴になったが、もし日本の会社が改良技術とともに全く新しい概念を生み出す力を備えたら、本当に鬼に金棒なのだろう。
スポンサーサイト

コメント

F・スピリットと島国根性

仰る主旨を一言で云うならば、フロンティア・スピリットに支えられた米国と島国根性から脱け出せぬ日本となるのでしょうか。
昔の話で恐縮ですが、父が語っていた事に、日本の戦闘機では例えば椅子等の出来が一旦権威とされる者が定まってしまうと、その者がよしとすればそれで決まってしまう様な風潮があって、実際の乗員にとっては不満の残る点もあったとの事です。
怪しい権威の意見に引き摺られ、科学的な検討がなされぬ場合がある、特に役所絡みの場合に顕著ですが、昨今の原発禍の集団ヒステリーを見ると国民性に下地がないとは云えないでしょう。
又、私の友人のケースでは、海外では適法の正規の或る金融取引に於ける配当金の日本への入金を、大蔵省が前例がないとの理由により許可せず、受け取れずに終わった事がありました。
これらは悪弊の例ですが、逆によく作用している面もあり、例えばサブプライムローン関連での騒ぎにあっては、外国の銀行が軒並み不良債権を抱えた中、日本の銀行は無傷でした。日本の様に産業が発達した環境にあっては、企業への融資で充分利潤を生む事が可能であり、海外の銀行では常識とされる債権やバンクギャランティ、L/Cの割引等による利潤の生み出しをする必要が無かった為と云えます。
特に信用の裏付けに乏しいローンを債権化して投資の対象とする迄に成り下がった米国の金融界を見ると、あの国の発展の原動力でもあるフロンティア・スピリットを誤った方向へ用いた結果とも云えます。
フロンティア・スピリットと島国根性の長所を見極めて富の創出に励むならば、「鬼に金棒」はたまた「狸に通帳」となるものと、狸系の一人として考えるものです。

F・スピリットと島国根性

>2011-11-13 02:54 | あづまもぐら様

>仰る主旨を一言で云うならば、フロンティア・スピリットに支えられた米国と島国根性から脱け出せぬ日本となるのでしょうか。

全てにプラスマイナス面があるのでしょうが、フロンティア・スピリットも成功すれば良いのですが、失敗も相当あります。一つのマイナス面としては、共同開発が出来ず、独りよがりになるのではないかと思います。

島国根性は、その逆で、突出した物が評価できない変わり、集団で総合力を発揮します。

双方がプラス面を伸ばしマイナス面を制御できれば理想的なんでしょうけどね。

>昔の話で恐縮ですが、父が語っていた事に、日本の戦闘機では例えば椅子等の出来が一旦権威とされる者が定まってしまうと、その者がよしとすればそれで決まってしまう様な風潮があって、実際の乗員にとっては不満の残る点もあったとの事です。

なるほど。靴の大きさが決まっていて、兵隊は脚を靴に合わせろと言われたなど聞きますね。

>怪しい権威の意見に引き摺られ、科学的な検討がなされぬ場合がある、特に役所絡みの場合に顕著ですが、昨今の原発禍の集団ヒステリーを見ると国民性に下地がないとは云えないでしょう。

ただ、アメリカの場合は素人が企業を破壊してしまったし、それかあらぬか、ビルゲイツだったか、日本の技術が優れていても世界で広まらないのは、消費者が強すぎて、メーカーが素人である消費者の言うことを聞きすぎるからだと言う話もあります。

消費者の要求に応える姿勢は大切ですが、そこに怪しい権威の連中が消費者の代弁者を自称してめーかーをいじくり回す例もあるでしょう。

アメリカのメーカーは、気に入らなければ買うなと思っているような節もありますし。

こうなると、メーカーの姿勢と言うより、国民性なのかも知れません。

>又、私の友人のケースでは、海外では適法の正規の或る金融取引に於ける配当金の日本への入金を、大蔵省が前例がないとの理由により許可せず、受け取れずに終わった事がありました。

まあ、これは次に仰っているように、良い面として作用することもありますし、前例があるなしと言うより、その国のルールですからあらかじめ確認しておく必要があったと思いますよ。

>これらは悪弊の例ですが、逆によく作用している面もあり、例えばサブプライムローン関連での騒ぎにあっては、外国の銀行が軒並み不良債権を抱えた中、日本の銀行は無傷でした。日本の様に産業が発達した環境にあっては、企業への融資で充分利潤を生む事が可能であり、海外の銀行では常識とされる債権やバンクギャランティ、L/Cの割引等による利潤の生み出しをする必要が無かった為と云えます。

そうですね。やはり国情に合わせたルールがあると思います。

>特に信用の裏付けに乏しいローンを債権化して投資の対象とする迄に成り下がった米国の金融界を見ると、あの国の発展の原動力でもあるフロンティア・スピリットを誤った方向へ用いた結果とも云えます。

あの国がマネーゲームで経済をまかなうようになったのは、努力をしなくても金が集まるだけの国力が付いたからかとも思いますね。彼らの言うアメリカンドリームとは、一発勝負で濡れ手に粟の金儲けが出来ることですから。でも、アメリカ人の15人に一人は極貧生活をしているそうで、誰かが損をしなければ儲けられないマネーゲームに入れ込むことが退廃なんでしょう。

かつて日本の車輸入を阻止することに成功したGMはその後金融で利益を上げることに終始し、技術的な開発をしなくなりました。技術開発をしなくても、日本車を阻止できたので消費者に対する製造会社の誇りを無くしてしまったからです。

>フロンティア・スピリットと島国根性の長所を見極めて富の創出に励むならば、「鬼に金棒」はたまた「狸に通帳」となるものと、狸系の一人として考えるものです。

アメリカはともかく、日本がもうすこしフロンティアスピリットのプラス面を取り入れられればいいのですが、日本には日本の法的な規制が大きいし、第一やはり日本人の国民性による物なんでしょうね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。