スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脱原発の今

最初にクリックしていただけるとありがたいです。

人気ブログランキングへ


次のような中島聡氏のブログを見つけ、読んでみたがそれについて以前から指摘している脱原発派の理論の共通した不備が目立つので取り上げてみた。ここには具体的には原発の危険性や何故危険かが書かれていない。詳細は引用した動画を見るべし、と言うことでありまたこの動画が1時間以上に渡るので要約をスライドにしている。と言うことで私もそれを見た。動画も途中まで見たが、例によっていつものごとしの主張で見るのを止めてしまった。

赤文字は引用

福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある

特に使用済み核燃料の問題が技術的な問題ではなく社会的な問題であること、そして福島第一でもっとも危険な存在は実はメルトダウンしてしまった1?3号機の核燃料ではなく、4号機のプールに大量にあって取り出す事もままならない大量の使用済み核燃料であること、などが専門家の立場から的確に語られている。万が一4号機のプールがこれから起こる地震で壊れたりしたら、関東にも人が住めなくなるのだ。

結局スライドにも書かれているのは、要するに大量の燃料がそのままになっている状態では、万が一の事故が起きた場合、取り返しのつかない状態になる、と言う話であり、これは今までも散々脱原発派が言っている理論の一つである。

まず、中島氏も言っているように、まさに社会問題なのであって科学的根拠で語っているのではないことが問題だ。確かに大量の核燃料をまとめて置いてそれが地震などで冷却が停まりメルトダウンでも起こせば或いは指摘されるような悲惨な事故になるかも知れないし、何らかの原因で反応熱から爆発を起こし(核爆発ではない)核燃料や核反応で生成した物質が飛散した場合は、さらに被害は広がるだろう。

だが、なぜそれだけ大量の核燃料がそこにあるのか。核燃料の受け入れ先がないからだ。それこそ、社会問題であり、日本国内でまともな核燃料の処理施設がないことがこのような状況を生みだしている。

核燃料を使用済み次第順次搬出し、適切な処理を直ちに行う燃料サイクルが確立していれば、原子炉の横にかくも大量の使用済み核燃料が保管されることなど無い。

つまり中島氏の主張は、根本的な問題を無視しているのだ。

核燃料が大量にあるから、事故が起きたら大惨事になる、だから原発を止めろ、と言う理屈ではなく、核燃料を大量に置くな、そのためには法的な整備をしきちんと核燃料が処理出来る体制を組め、そうすれば事故はなくなる、というのが本来の原発事業ではないのか。

燃料処理を許さずに、その燃料が事故の原因になるから原発は危険だという理屈はどう考えてもおかしいとは思えないだろうか。

原発推進とは、むろん、原子炉の安全性を確保し高め最新の技術により老朽化した原発を停止して、あたしい炉に切り替えてゆくことを言う。古い技術や老朽化した炉を温存することを主張しているのではない。

当然、発生する大量の使用済み核燃料や、汚染物質の処理も全て法的に解決することを含むのであり、それをそのままに核燃料が貯まるからそれが危険だというのはあまりに片手落ちだと思うが、どうだろうか。

また、原子炉自体の安全性も確かに議論しなければならない点であり、結論を言えば絶対にリスクのない原子炉など存在しないことを前提として、どれほどそのリスクを下げられるかが議論されなければなるまい。

実際には、現在の原発でさえ、十分にリスクは少なく、今後管理体制を整え技術改善を加えればもっとリスクは小さくなるだろう。何しろ、過去50年間で、世界中の延べ数百基もの原発で事故は3件のみ、そして死者は一般人ではなく事故処理に当たった消防隊などのチェルノブイリに於ける29名のみなのだ。

これほど頻度が少なく死者を出していない原発が、他の技術に比べて危険だという理屈は通らない。将来もっと深刻な事故が起きるかも知れないと言うのであれば、自然再生エネルギーでも火力でも同じことだし、すでにこれらも数々の大事故を起こし、大勢の人が死んでいる。

自然災害は限度がない。今回は1000年に一回の震災だったが、この次は1万年に一回の震災かも知れない。つまりどんな自然災害にも耐える都市も原発もインフラもないのだ。それでも原発だけが爆発し、数万人が死ぬであろうと決め付けるいかなる根拠もない。

この理論が間違っているかどうかは、時間のある人は下記の動画、無い人もスライドを見て考えていただきたい。

田坂広志 前内閣官房参与 2011年10月14日 U-tube

スライドは

福島原発事故が開けた「パンドラの箱」

そして、この中島氏は、脱原発をするべきだという一つの根拠として夢のエネルギー源を上げている。尤も、本人自身は懐疑的だと言うが、懐疑的ならわざわざ持ち出す必要はあるまい。この手の話は昔から繰り返しあったし、我がドクター中松氏も何度となく無限のエネルギー源を発明しているが、全く実用化されていない。不思議なことだ。

原発どころか火力発電所まで不要にする夢のエネルギー、E-Cat

発明者は Andrea Rossi。2008年に出願された特許によるとニッケルと水素を核融合させて銅に変換する際に生じるエネルギーを使う「低温核融合(Cold Fusion)」らしい(Rossi自身は、Low-Energy Nuclear Reactionと読んでいる)。

これまでも何度か招待制で小規模な発電のデモをしているが、出席者の中にも「これはエセ科学にすぎない」と決めつける人もいるぐらいで、多くの人たちが懐疑的な目で見ている。


中島氏が懐疑的だと言うくらいだから世界中でこれをまともに観ている科学者は居ないのではないか。低温核融合は、核融合理論が確立して以来常に存在し、何度もそれが実現したとの報道があった。おそらく10年前にもある科学者が実現したとのことで、世界中が沸き立ち多くの科学者が再現を試みたが全く成功せず、結局開発者当人がインチキを認めたことで低温核融合は息の根を止められたと記憶している。中島氏くらいのブロガーなら、このくらいのことは知っていると思うのだが。

さて、上記の主張もそうなのだが、脱原発派の多くは相手の言葉を聞かない。発言させない。そして意に染まない発言をする専門家に御用学者のレッテル貼りをしてきた。

その例が、レッテルを貼られた一人の言葉にあるので紹介したい。

“御用学者”と呼ばれた北大・奈良林教授「第二次世界大戦とまったく同じ状況」

 奈良林氏はまず、1986年にソビエト連邦で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の教訓として、「健康被害も環境被害も当初恐れられていたよりはるかに少なく」、一方で、「事故により失業したり、住み慣れたところから離れなければならなくなったことで無気力になった」といった精神的被害が大きかったと語った。加えて、放射線の影響で奇形児が生まれる可能性が高まると当時のマスコミが報道したことによって、「お腹の中の赤ちゃんが心配になって、堕ろしてしまったお母さんがヨーロッパ全体で6000人」いたという。奈良林氏は続けて、
 
 つまり、WHOも結論づけているように、チェルノブイリに於ける一般人の健康被害は確認されなかったが、強制退避により人生を破壊された人は無数にいたということであり、そして今回福島でも全く同じことが政府によって引きおこされたのだ。


 奈良林氏はまた、マスコミ報道の影響で、「(原子力行政については)10年間かけて議論しなければ結論が出ない問題にもかかわらず、いま”脱原発”をしても日本は立ち行くのだ、大丈夫だとみんな思い込んでいる」とも指摘。日本が第二次大戦に突き進んだ理由として、大本営発表に依拠したマスコミ報道により、国民が「神風が吹けば日本が勝つ」と思い込まされたことと、現在の状況を重ねた。
 
 マスコミが、脱原発をしても大丈夫だと主張しているその根拠は全くない。実際に高騰した化石燃料を大量に買い付けたため、日本は震災から復興しかけてやっと輸出が黒字になりかけたのに、一気に赤字に押し戻してしまった。円高がそれに拍車をかけた。
 
 それに驚いた政府が今になって、現在建設中の原発は作る、海外にも輸出する、一旦断ったトルコへの再売り込みをかけるなどと言っている。そんなことは脱原発と前総理のあの物体が言い出したときに分かっていたことだ。
 
 なお、当ブログへ時々コメントを下さる某N氏曰く、私は常に断定的だが、テレビなどで発言する専門家はもっと慎重だとのことだ。当たり前だろう。重箱の隅をつつくような揚げ足取りをする連中がひしめいていて、すこしでも自分たちと異なる発言をする専門家に御用学者のレッテルを貼るのだ。こんなつまらない揚げ足取りをする連中のために、我が国の原子力行政は大きく狂わされてきた。
 
 ついでだが、テレビなどで発言する専門家が慎重になり、明言を避けるのは当然だろう。たとえばキロあたり500Bqの放射線が検出されるとすぐに出荷規制になる。が、専門家は、食べても直ちに健康被害はないと言う。本当は絶対に健康被害など無いのだが、揚げ足取りをする奴が居るから明言できないのだ。
 
 500Bqの野菜を食べようが食べなかろうが人間がいずれ癌になる可能性は十分ある。なにしろ、日本人の30%は癌で死ぬそうだから。したがって、癌と500Bqの因果関係は全くないのに、揚げ足取りをする奴は必ず、あのときお前が大丈夫だと言ったからあれを食べて癌になった、と大声で騒ぐのだ。
 
 こういう連中の方がよほど癌ではないのか。
 
 話を戻すが、原発がなければ次の冬までに絶対的に電力が不足する。脱原発派は、それは電力会社の恫喝だ、電気が無くても日本は大丈夫だと言うが、実際にこれだけ貿易収支が悪化したことは何とも感じないのか。多くの大企業が自家発電装置をフル稼働させてしのいだから強制的な、つまり法的罰則を伴った節電が可能になった事実を無視するのか。
 
 将来、車が電気自動車になると予想されているとき、本当に電気は要らないのか。
 
 脱原発派は、単なるイメージと思いこみで大丈夫だと言うが、実際の試算を本当にして、これだから大丈夫だと示している例が全くない。
 
 むろん、脱原発派の主張の根底は、放射線に対する無知と恐怖にある。下記は小児科医師が関係する記事だが

「もしかして」が一生ぬぐえない福島の親に、「騒ぎすぎ」と非難の声

2011年10月22日13時02分

出演した2児の母・西片嘉奈子氏は、「『もしかして』というのが一生ぬぐえない」と不安の大きさを語った。

 西片氏は7月に福島市から山形県米沢市に自主避難している。登下校ではマスク、暑くても長そで、外では遊ばない。母子家庭で生活レベルも下がるが、異常事態の中でストレスを溜め込んでいる子どもを見て、避難を決意した。11歳の長男は「友達と離れたくない」と泣いて反抗したそうだが、今では「福島に帰れるか」と質問すると、「もう帰れないと思う」と答えるそうだ。福島に帰ると病気になって、家族を心配させるし、お金もかかる。もしかしたら、死ぬかもしれないというのが理由だ。

 
 この西片さんを一概に非難はしない。子供を守りたい親の気持ちがそうさせるのだろうが、あまりに哀しいくらいに無知であり、本当に子供を守りたければなぜ自分で本当の危機を確認しようとしないのかが残念だ。子供の体調が優れないと言っても、これだけストレスを与えられれば体調も悪くなるだろう。その体調不良が、自分が子供に押しつけたストレスのためだと何故思い至らないのだろうか。
 
 もう一人のゲストで小児科医の山田真氏は、福島県などで健康相談会を開いているが、

「この先、たとえば、ほんの些細な症状があったとしても、それはもしかしたら影響しているんじゃないかって思わざるを得ない。一生ついて回るんじゃないかって」(西片氏)
と、どうしても親は心配になる。

 こうした姿に対して、非当事者側から「騒ぎすぎ」という意見は前々からあったのだが、山田氏によれば、福島県民の中からも非難の声が出ているようだ。

 
 不安は伝染する。自分が不安に陥ると、周りの全てが不安の材料になる。確かに不安の原因があるならそれを解明し取り除くのが専門家ではないのか。

 山田氏は番組の最後に、

「何十年も心配しながら生きなきゃならないという状態で、それを抑えてしまおうという雰囲気、それに乗っかって『福島騒ぎすぎじゃないか』って反応する人たち。これはすごく危険なことだと思います」とコメントした。


 医師の言葉とは思えない。不安の言葉を押さえつけるのではなく、なぜその不安の源を解明し、不安を抱く必要がないのだと相談に来る人たちに説明しないのか。それが医師としての勉めではないだろうか。不安を押さえつけるのではない、不安を取り除くのがなぜ悪いのか。
 
 むろん最大の責任は政府にある。中高生向けの副読本に「一時被曝100mSV以下では健康被害がない」と明記しながらその規準を一切一般に示さない。知らないのではなく故意に知らしめていないのだ。だから、上記の母親のように無知から子供を苦しめる人が大勢出てくる。
 
 本人が苦しみ子供が苦しむのは、子供にとってはどうしようもない災厄だが、もっと悪いのはこの西片さんが周りに疎開を進めていることだ。そして不安を拡散していることだ。無知とはこれほど恐ろしい物だと、いつか気がついて反省してくれればよいが、多分その時は生活も破壊され一家離散状態も取り返しが就かなくなっている。だが、山田医師の罪はもっと重いだろう。不安を解消するのではなく、それを尤もだとしてしまっているところで専門家の看板は下ろした方がよい。
 


上記に引用されているURLの記事を読む場合は下記の「続きを読む」をクリックしてください。但し、内容確認以外なら、敢えて読む必要はありません
以下は参照用の資料ですので、確認をされる以外はあえて読む必要はありません。

福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある

菅政権の内閣官房参与で、福島第一原発事故対策や原子力政策のアドバイザーだった田坂広志・多摩大学大学院教授が原発事故の教訓や今後の課題について語った講演「パンドラの箱」が公開されているので下に貼付けておく。

原子力発電を利用するというのは、その国全体にとって何を意味するのかをとても的確に表しているので、原発に賛成の人も反対の人もぜひとも見ていただきたい。特に使用済み核燃料の問題が技術的な問題ではなく社会的な問題であること、そして福島第一でもっとも危険な存在は実はメルトダウンしてしまった1?3号機の核燃料ではなく、4号機のプールに大量にあって取り出す事もままならない大量の使用済み核燃料であること、などが専門家の立場から的確に語られている。万が一4号機のプールがこれから起こる地震で壊れたりしたら、関東にも人が住めなくなるのだ。

1時間強と少し長いので、忙しい人はスライドだけでも目を通すことをお勧めする。私がなぜ原発は現実的ではないか、という結論に達した理由のすべてがここで語られている。

田坂広志 前内閣官房参与 2011年10月14日 U-tube

スライド

福島原発事故が開けた「パンドラの箱」


原発どころか火力発電所まで不要にする夢のエネルギー、E-Cat

ForbesのHello Cheap Energy, Hello Brave New Worldという記事によると、今月の28日についに夢の発電システム E-Cat の1メガワットの発電施設のデモがイタリアのボローニャで公開されるらしい。

発明者は Andrea Rossi。2008年に出願された特許によるとニッケルと水素を核融合させて銅に変換する際に生じるエネルギーを使う「低温核融合(Cold Fusion)」らしい(Rossi自身は、Low-Energy Nuclear Reactionと読んでいる)。

これまでも何度か招待制で小規模な発電のデモをしているが、出席者の中にも「これはエセ科学にすぎない」と決めつける人もいるぐらいで、多くの人たちが懐疑的な目で見ている。

確かにWikipediaの記事を読むとエセ科学にしか見えないのだが、それでもForbesが取り上げるのは、「人類はいつかは驚異的に安くて安全なエネルギー源を見つけるに違いない」という期待があるからだろう。

ということで、私自身も懐疑心を抱いていることを隠す事ができない E-Cat だが、万が一本物だった場合は、脱原発どころか火力発電所までもが不要になるという夢のエネルギー源。あまり期待せずに28日を待ちたいと思う。




“御用学者”と呼ばれた北大・奈良林教授「第二次世界大戦とまったく同じ状況」

2011.10.19 22:15


【「ネット上には私の悪口が7000件あった」】

 この特別講義は北海道大学とニコニコ生放送、そして朝日新聞が運営言論サイト「WEBRONZA」が連携して行うもので、第1回の10月14日では東芝の元社員で現在は北海道大学の奈良林教授が「福島第1原発事故の分析と教訓」をテーマに講演した。

 奈良林氏はまず、1986年にソビエト連邦で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の教訓として、「健康被害も環境被害も当初恐れられていたよりはるかに少なく」、一方で、「事故により失業したり、住み慣れたところから離れなければならなくなったことで無気力になった」といった精神的被害が大きかったと語った。加えて、放射線の影響で奇形児が生まれる可能性が高まると当時のマスコミが報道したことによって、「お腹の中の赤ちゃんが心配になって、堕ろしてしまったお母さんがヨーロッパ全体で6000人」いたという。奈良林氏は続けて、

「こういう悲劇があった。私はこれを知っていましたから、テレビに出るときはそういうセンセーショナルな言い方や事実を過大に説明して恐怖を煽るような言い方は避けなきゃいけないと思って、冷静な説明や解説をした。ところが、街中にあふれている週刊誌などはものすごい恐怖を煽るような、お母さんたちにとってはいたたまれないような記事になっています」

と言い、マスコミ報道が「原子力の風評被害を煽る方向にシフトしていて危険な状態だ」と指摘した。

 奈良林氏はまた、マスコミ報道の影響で、「(原子力行政については)10年間かけて議論しなければ結論が出ない問題にもかかわらず、いま”脱原発”をしても日本は立ち行くのだ、大丈夫だとみんな思い込んでいる」とも指摘。日本が第二次大戦に突き進んだ理由として、大本営発表に依拠したマスコミ報道により、国民が「神風が吹けば日本が勝つ」と思い込まされたことと、現在の状況を重ねた。奈良林氏は、

「(当時、)『戦争は危ない』と言っていた人を”非国民”と呼び非難した。それが日本の社会だった。いま、『原子力は大事です。安全性を高めなければならないです』と言うと、”御用学者”だと非難される。私はいま、第二次世界大戦のときとまったく同じ状況ができてしまっていると思います」

と強い調子で述べた。


「もしかして」が一生ぬぐえない福島の親に、「騒ぎすぎ」と非難の声

2011年10月22日13時02分


「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の西片嘉奈子氏 事実上、原子炉の冷温停止状態を達成したと伝えられる福島第1原発。事故は少しずつ収束へ向かっているようにも見えるが、放射能の問題はまだまだ解決の見通しが立っていない。若ければ若いほど健康被害が大きいと言われるだけに、未来を担う子どもたちの両親も苦悩している。2011年10月17日のニコニコ生放送では、「放射能と子ども」と題して朝日新聞出版の週刊誌『AERA(アエラ)』とコラボした番組を放送。出演した2児の母・西片嘉奈子氏は、「『もしかして』というのが一生ぬぐえない」と不安の大きさを語った。

 西片氏は7月に福島市から山形県米沢市に自主避難している。登下校ではマスク、暑くても長そで、外では遊ばない。母子家庭で生活レベルも下がるが、異常事態の中でストレスを溜め込んでいる子どもを見て、避難を決意した。11歳の長男は「友達と離れたくない」と泣いて反抗したそうだが、今では「福島に帰れるか」と質問すると、「もう帰れないと思う」と答えるそうだ。福島に帰ると病気になって、家族を心配させるし、お金もかかる。もしかしたら、死ぬかもしれないというのが理由だ。

 親に限らず、放射能に関する情報はさまざまな方面から入ってくるし、一度県外に出て以前のような自由に触れてしまうと、不安と制限の多い福島に帰るのもつらくなってしまう。こうしたジレンマは西片家の例だけでなく、県外に出る機会の増えた夏休み後からよく聞かれるようになっているという。

■福島の内部からも「騒ぎすぎ」の声

 もう一人のゲストで小児科医の山田真氏は、福島県などで健康相談会を開いているが、

「福島で体調を崩している子どもが多くて、親御さんもすごく不安で、お医者さんのところに、これは放射能の影響じゃないのかと心配で行くけれど、お医者さんからはそんなの大丈夫だと笑い飛ばされたり、あるいは考えすぎだよと言われたりして、あまり取り合ってもらえない」
という事情から、「不安を解消するために相談会を開いてほしい」と要請された経緯を語る。恐らくは震災以降のストレスの中で、抵抗力が落ちていることが原因だと考えられるが、どんなに高い意識を持って情報を収集し、勉強していても、

「この先、たとえば、ほんの些細な症状があったとしても、それはもしかしたら影響しているんじゃないかって思わざるを得ない。一生ついて回るんじゃないかって」(西片氏)
と、どうしても親は心配になる。

 こうした姿に対して、非当事者側から「騒ぎすぎ」という意見は前々からあったのだが、山田氏によれば、福島県民の中からも非難の声が出ているようだ。

「福島で『不安だ』とか、『放射能が怖い』という風に言うと、周りの人から『何言っているんだ』と非難される。健康相談に来るのも不安に思っているということだから、人に分からないようにしたいという感じ」「福島を出る余裕がある人は出てしまって、心配なんだけど残っている人は少数派になるものですから、いよいよ『安心だ、大丈夫だ』と言う人に囲まれて、物が言いにくくなっている」
 子どものことになると親は神経質になりがちだが、その姿は福島に残る人たちにとって、和を乱したり、風評被害に加担したりといったふうにも映るということだろうか。あえて、普段通りを心がける親もいるだろう。いずれの立場も理解できるだけに問題は複雑だ。

 山田氏は番組の最後に、

「何十年も心配しながら生きなきゃならないという状態で、それを抑えてしまおうという雰囲気、それに乗っかって『福島騒ぎすぎじゃないか』って反応する人たち。これはすごく危険なことだと思います」
とコメントした。

スポンサーサイト

コメント

勉強になる番組

実際に測ったり調べたりしたわけでもないのに、とにかく危険危険という人達は今まで自分で考えて来たことのない人達なのだと実感します。
知らないから調べてみよう、という発想に繋がらないのでは直感や本能でしか動けません。

地獄に堕ちるぞ地獄に堕ちるぞ~、放射線は癌だぞ奇形児だぞ~、日本は汚染されて何も食べられなくなるぞ~、と言われて恐怖で思考がマヒしてしまい、もうただただ怯えるだけになってしまったのでしょう。


食品の汚染について気になったサイトを見て勉強になったのですが、たかおじさんはニコニコ動画というサイトをご存知でしょうか?
YouTubeの日本語版といった感じです。
ここで食品の汚染について生放送をしており、ちゃんとした研究者の方々が実演をしながら話しているので今の日本の食品汚染についてどう対応するべきか、というのを学ぶことが出来ました。

食品の汚染を調べるには、手持ちのガイガーカウンターなどでは測れず、鉛で覆われた容器のなかで高精度の装置で測らないとわからない、などはなるほどと思いました。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv67862769?ref=top

上記アドレスで見ることが出来るのですが、毎月500円の会員登録が必要です。
本当はよくないのですが、YouTubeにも勝手に上げているひとがいるので『放射線による食品汚染​の実態に迫る』で検索すれば見つかります。

食品の放射能汚染をどう測っているのかに興味がありましたら、ぜひ御覧ください。

勉強になる番組

>2011-10-23 23:49 | meme様

>実際に測ったり調べたりしたわけでもないのに、とにかく危険危険という人達は今まで自分で考えて来たことのない人達なのだと実感します。
>知らないから調べてみよう、という発想に繋がらないのでは直感や本能でしか動けません。

そうですね。せっかく人間として生まれたのだから、自分で考えることをすこしでもしてみればよいと思うのですが。

>地獄に堕ちるぞ地獄に堕ちるぞ~、放射線は癌だぞ奇形児だぞ~、日本は汚染されて何も食べられなくなるぞ~、と言われて恐怖で思考がマヒしてしまい、もうただただ怯えるだけになってしまったのでしょう。

ええ、まずパニックに陥れて思考力を奪う振り込め詐欺の手口にひっかかっているわけですね。ご祈祷を受けなければ先祖の罰が当たる、地獄に堕ちると脅かされて大金をだまし取られる話は良く聞きます。

>
>食品の汚染について気になったサイトを見て勉強になったのですが、たかおじさんはニコニコ動画というサイトをご存知でしょうか?

はい、ニコ動は良く知っています。時々見ていますよ。
>
>食品の汚染を調べるには、手持ちのガイガーカウンターなどでは測れず、鉛で覆われた容器のなかで高精度の装置で測らないとわからない、などはなるほどと思いました。

そうです。放射線測定は素人には無理です。土地の放射線も、そこいら辺に売っている玩具のような測定器では全く無意味です。

それなのに、秋葉あたりでは放射線測定器が山のように売られていますし、組み立てキットもあります。実は、かつて大気圏核実験が無数に行われ日本に放射能雨が振ったとき、外がーカウンターがずいぶん出回りました。大半はインチキ品ですが、電子工作の知識があれば自分で作ることも出来ました。放射線が検出できるだけで、線量は全くはかれない代物ですが、今の測定器も似たり寄ったりです。素人には放射線測定は出来ません。だから、自治体も専門業者に頼んでいるのが実情です。

>YouTubeにも勝手に上げているひとがいるので『放射線による食品汚染?の実態に迫る』で検索すれば見つかります。

あ、なるほど。ご紹介ありがとうございます。早速見てみましょう。

今のレベルなら放射線よりも住宅用に使われている化学溶剤などの方がよほど危険だと言われていますがねぇ。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。