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どうして日本円は強いのか

平成22年01月14日

サブプライムローン破綻のすぐ後だが、アメリカの格付け会社ムーディーズが日本の円建国債の格付けをAa3からAa2へ上げ、外貨建国債はAaaからAa2へ格下げし両者を統一したと発表した。しかし、これは欺瞞以上の何者でもない。

そもそも今回の世界同時不況の引き金を引いたサブプライムローンの破綻は、不良債権になるはずの債権に優良との格付けをし、多くの投資を引きつけて於いてそれが一気に破綻したことが発端となっている。つまり、その格付けをした格付け会社こそ第一級の戦犯であるはずであり、格付け会社の格付けを信用した世界中の投資家達が破綻したのだ。

この格付け会社とは、独自の調査網と手段と基準で投資対象を格付けしていると考えられているが、それは大間違いで単なる一民間会社にすぎない。民間会社である以上収入を得なければならず、それが格付けというわけだ。つまり、早い話が、たくさん払ってくれた企業の格付けを高くするだけのこと。もちろん、それだけではないが、基本はせっかく金を出しても高く格付けしてくれないのであればだれも金を出さなくなる仕組みに間違いはない。

いわば虚構の格付けをして多くの被害者を出したわけだが、むろん、誰もが格付け会社の格付けを信用しているわけではない。誰かが信用しているから、それに乗じたに過ぎない。つまり、殆どの投資家はそれを知っていたはずで、それすら知らないようでは投資など止めるべきだ。知っていてインチキ債券に投資をし、誰かがそれで損をする事に乗じて設けていただけだが、今回はそれが過ぎて一気に破綻したということ。つまり、全てが詐欺行為だったのだが、その主犯が格付け会社と言うこと。

詐欺師の格付けなど意味がない。したがって、彼らが日本の格付けをどうしようと一切無関係なのだが、世界では詐欺師の存在が無視できないため、日本でも格付け会社を一応指標の中に取り入れている。ムーディーズやスタンダードプアーズなどは、その意味でなれ合い詐欺師集団だ。

詐欺師集団と言えば、アメリカ自体が詐欺師集団だと言って良い。かつて、アメリカの美徳は労働であり、労働によって得た富で生活を豊かにする意識が確かにあったと言える。二度の世界戦争がで勝ち残り、疲弊した世界の中で唯一繁栄を誇ったことからパックスアメリカーナの時代が始まったと言える。農業生産は言うに及ばず、鉱業生産も世界のトップクラスであり、そして何より科学技術力は世界随一だった。かつては、アメリカの工業製品は世界を席巻し、アメリカはますます豊かになり、その生活レベルの高さは、日本はもとより世界からも垂涎の的だった。たしかに、1950年代まではアメリカは世界に冠たる工業国家製造業大国であり、世界に優れた民生品を供給し続け、多額の利益を得ていた。また、それにより、世界中で一般生活の質が上がり、世界中がアメリカの文化にあこがれ豊かさを目指した。

しかし、今のアメリカには製造業の見る影もない。確かに世界の科学技術の面で言えば、宇宙工学、医学、生物工学などの分野で最先端であることは事実だが、基本的には軍事技術に根ざしたものだ。昔は、軍事技術が民生品にスピンオフし民生品の技術レベルを上げていた面があるが、日本が軍事技術抜きで最初から民生品の技術レベルを上げ始めてから、かつての軍事技術からのスピンオフという考え方が通用しないことが分かってきた。

と言うより、旧ソ連はアメリカに対抗しうるほどの軍事技術大国であったし、今もその分野では群を抜いている。しかし、民生品の技術レベルは、今に至るまで世界で誰も見向きもしないものでしかない。

民生品の技術レベルが日本において飛躍的に向上し始めてから、アメリカの製造業は見る影もなく衰退してしまった。もう一つの原因は常軌を逸した訴訟社会であり、ほんの少しの製品の不良でも多額の補償を求められる裁判が相継ぎ、アメリカの製造業者はつくづく嫌気がさし、むしろ海外から買った方が良いと言うことになってしまったのだ。この常軌を逸した訴訟社会、世界の弁護士の半分がアメリカ人であり、アンビュランスチェイサーのはびこる社会では、かつてのピューリタン気質は完全に失われ、額に汗するのではなく、人のふんどしで相撲を取るやり方がアメリカにはびこることになった。

結局、今ではアメリカを代表する工業、自動車業界が壊滅に瀕しており、一時もてはやされたIT関連もバブル崩壊に終わり、唯一強いと言われている宇宙工学や航空機産業では、すでに海外からの技術や材料がなければ成り立たなくなっている。ジャンボジェット一つにしても、日本から供給されるチタン、カーボン繊維などの高機能素材、電子関連の基幹部品、工作機械がなければアメリカでは作ることが出来ない。アメリカ国防省が、すでに、アメリカの兵器体系は日本を始め海外の技術に依存していて、アメリカ単独では維持できないと報告している。ちなみに兵器は計画から開発、実戦配備までに早くても十年かかるが、すでにその最初の段階から日本の技術が必要不可欠になっていると言うことだ。

それでもアメリカの軍事技術が日本よりも数段上だというのは、ひとえにソフトの優秀さによる。戦闘機を飛ばせるフライトソースも、アメリカがひっきりなしに戦争を繰り返してきた経験から積み上げられた技術であり、それがあるからアメリカは日本の技術を使いながら優秀な戦闘機を作ることが出来るわけだ。

製造業が衰退したアメリカが外国から借金をして豊かな生活を享受していたわけだが、それはアメリカが借金をし続けられるだけの信用があったからに他ならない。今後も、その状態が無限に続くのであれば、サブプライムローンの破綻など無いが、実際はアメリカの力が相対的に弱まり、アメリカの信用に疑問符がついたことが、今回の金融破綻の根本原因と言っていいのではないか。

通貨の価値は、それを裏付ける保証の大きさによる。日本円が強いのは、日本国の相対的な安定性、成長性、健全性などなどが世界に認められているからであり、韓国ウオンや中国元が弱いのは、これらの国々の信用度が認められていないらだ。いままで、アメリカは強大な経済力、資源、外交力、文化、軍事力の大きさがその信用度になり、アメリカが保証するドルの価値を不動のものにしていた。それを良いことに、世界最大の債務国になりながらなお金を借り続け贅沢をしていたのだが、それが一気に化けの皮が剥がれたということだ。返す返すと言いながら金を借りては贅沢三昧をし、ある日気がついたら返す金はむろん、担保もなかったということ。かなり乱暴なたとえであり、これがそのまま当てはまるのではないが、少なくともアメリカには返す能力が既に無くなっているのにそれをごまかして金をかき集め、贅沢をしていたのは事実だ。だから詐欺師だというのだ。

しかし、アメリカだけが詐欺師なのではなく、世界中嘘と騙しが横行している。ある面ヨーロッパなどはアメリカ以上の詐欺師だろうし、中国や韓国は本来が嘘で固まった国だ。

その中で、日本はとにかく海外に莫大な資産を持ち、貿易収入よりも資産収入が大きく鳴り続け、世界に冠たる工業力を持ち、世界がうらやむ長寿、安全、安定、豊かさを備えた国として存在している。どこの国が一番信用できるのか、それが通貨の価値として現れていると言えば分かるのではないだろうか。

さて、アメリカの金融機関、投資会社は大打撃を受けてずいぶん倒産したが、これで商売を辞めるわけには行かない。そこで、今手持ちの投資を高く売らなければならず、そこで始めたのが中国韓国。これをポーカーズライアーと言うが、自分で抱え込んでしまった屑証券を高く売るため、これを買えば儲かると大宣伝をし、それを信じて大勢が買って値上がりしたところで、昔安いときに買い貯めておいたそれらの中韓の屑証券を売る。

 従って、中国に投資すれば、韓国に投資すれば儲かると大宣伝をしているのは、自分たちが売り逃げをするためだと考えた方がよい。格付け会社を信じてサブプライムローンの大やけどを負った人たちがまただまされるというわけだ。カモがそんな屑証券を買って値段が上がった頃には、宣伝した投資会社は売り逃げをしているのだから。
 
 格付け会社のランキング、投資家の中国、韓国成長論は用心した方がよい。ババを引かされる可能性がある。
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