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恐怖を煽る人々

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昨日も山本太郎の話で放射線を正しく理解することが被害を小さくすると書いた。むろん、それは放射線は全く問題がないとか、基準を設ける必要はないとか、怖がる必要が全くないと言っているわけではない。

放射線の実態を知って、正しく接すれば、強制疎開や避難などで、多くの人たちの人生を狂わせ、命を縮めるような甚大な被害を生み出すことはない、と主張した。

しかし、非常に偏った前提と根拠でいたずらに恐怖を煽る人たちがいる。以前も紹介した武田邦彦、中部大学教授などもそうだろうが、昨日下記のような記事を自分のサイトに載せた。

その内容があまりにひどいので、いつもは全く無視しているが、このように国民の恐怖を煽る人たちがいるという一例として紹介する。

《》は引用

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神になった人たちのリスト

茶色文字は私の注釈

 何の根拠もなく「被曝しても安全だ」と言う人が増えてきました。それが止まりません.被曝するとガンになるのですから、根拠無く「安全」という人は神になった人です.常識ある人間はそんなことは口に出せません。
 
 人間は日常的に自然の放射線を浴びており、このレベルでは全く問題はない。被曝すれば癌になるのではなく、許容量を超えて浴び続ければ癌になる可能性が高まるということだ。常識ある人間は、根拠無く被曝すれば癌になるなどとは言わない

他人の健康のことで、人が何か口にするには、まず第一に日本は法治国家ですから「法律」、第二に医学医療や学問的に定まっていること、そして第三に自分の研究結果などです。

第二(学問の定説)のことを言う時には、第一(法律)に触れなければならず、第三(自分の研究)をもとにするときには、第一、第二にふれて、それとどこが違うか、その理由はなにかを説明しなければなりません。

今回リストアップされた人々の多くは(全てを検証したわけではないので)、現実に測定されデータ化された数字を根拠に言っている。その現実のデータとは、主として広島長崎に於ける同心円上で被曝線量の異なる人たちのデータであり、このような実験が不可能であることから、ほぼ唯一のデータとして基準とされている。

また、広島長崎は殺傷を目的とした強力な放射線を浴びたのであり、一瞬の被曝量である。しかし、一瞬に大量の被曝をする場合と、長期間に於ける積算の被曝量では、その影響は全く違う。一度に大量の細胞が破壊される被曝は、いわば大型拳銃の弾で直接撃たれたような結果をもたらすが、長期間の微少な被曝は、たとえば毎日ゴム鉄砲の輪ゴムで撃たれる様なものとたとえられる。人間の被害は、弾の持っているエネルギーの大小がむろん、関係しており、拳銃弾一発のエネルギーが仮に9mmパラベラム弾の場合弾頭重量7.5 gで初速360 m/s、運動エネルギー483 Jということになる。一方、輪ゴムは0.5g、初速5m/sだとすれば、運動エネルギーは0.09 Jであり、仮に毎日一発ずつ輪ゴムで撃たれて14年経てば、拳銃で撃たれたのと同じエネルギーによる攻撃を受けたことになる。しかし、同じエネルギーでも結果が違うのは誰にでも分かるだろう。年間の積算被曝量の基準がいかに無意味な物か、理解できないだろうか。


・・・・・・・・・

日本の法律では、一般人は1年1ミリ。管理区域(健康に留意して、栄養のバランスをとり、被曝量を測定する)では5.2ミリと定められています.
国際的(ICRP)では「被曝に応じてガンが増える」とされていて、1年1ミリが「我慢の限度」とされています。

したがって、ここでICRPよる一年1mmSVが、何を意味するか理解すれば、以下の批判がいかに的はずれかも分かるのではないか。

・・・・・・・・・

【神になった人】

1.
文科省大臣: 「児童の被曝は外部被曝だけで20ミリまで安全」(ICRPはそんなことは言っていない)、

ICRPは一時の被曝で100-250mmSVで何らかの健康被害が認められたことはないと言っている。だから、わざわざ20mmまで安全だ等とは言っていない。

2.
福島県アドバイザー: 「1年100ミリまで安全」(福島医大の講演では、「この医大の被曝医療は世界に誇るレベルになる(患者がでる)」と発言)、

3.
官房長官: (60京ベクレルで被曝しても)「直ちに健康に影響はありません」(直ちにとは、人生が80年だから、10年から20年は直ちにだろう)、

すでに広島長崎から65年経っており、そこから導き出されたデータ。武田氏は、広島長崎のことをもしかしたら知らないのではないのか。また、今から30年後に福島県民が癌になったとしても、それが原発由来なのかの証明をどうするのか。日本人の死因の3分の1は癌であり、癌を誘発する原因としては、喫煙、排気ガス、食品添加物、紫外線、ストレス、偏食、肥満、などなど無数にある。その中から原発が明らかな原因だと、どのように決められるのか。もし原発周辺住民が今後数年で癌発生率が倍にでもなったら因果関係があると認めて良いだろう。直ちにとはそのような意味以外あり得ない。

4.
保安院: 「海水中の放射性ヨウ素が規制値の3355倍でも、健康に影響はありません」、

5.
柏市: (市内に1年1ミリを越える地域があるのに)「原発事故に伴う放射線量率等に関する市の考え方」という文章に、「千葉県北西部地域が相対的に高い数値であることを基にネット上に不安を煽るような書き込みがされている」と「1年1ミリ以上のところを警告すること=不安を煽る」としている。

一年一ミリの被曝量が全く健康には無関係

6.

東大、柏国立がんセンター「少々高めの線量率だが、人体に影響を与えるレベルではなく、健康に問題はありません」

事実人体に影響を与えないレベルであり、武田氏は何を根拠に危険だというのか。単に、人間が大幅な安全マージンを採って決めた基準でそう決まっていると言うだけのこと。
7.

その他、大勢(根拠がないのに、影響がないといっているのはNHK、朝日新聞、一部の医療関係者、放射線専門家、知識人など)

・・・・・・・・・
特に、東大、がんセンターのコメントが実に奇妙です.
「少々高めの線量率だが、人体に影響を与えるレベルではなく、健康に問題はありません」とあります。

測定値はほぼ1時間0.5マイクロシーベルトで、1年間では約4ミリシーベルトになります。

つまり「少々高め」であることは認めています.それでも「人体に影響が無く、健康に問題がない」としていますが、この根拠はなにもありません。


根拠を無視しているのは武田氏の方であり、過去60年以上に渡って研究者達が実例に基づき積み上げてきた根拠を武田氏は全く知らないらしい。無知ほど恐ろしい物はない。自分が絶対に正しく相手の主張は間違っていると決めつけると、相手の主張する根拠を自分で検証しようともしない。これを曲学阿世の輩という。もし、今まで積み上げられてきたこれらのデータが嘘だというなら、武田氏がご自身で世界中の延べ数千二にも昇るであろう放射線医学の専門家を理論でうち負かしてからのことだろう。茶留ノブ入りの強制避難を拒否し、すぐに原発の3キロという距離に数十年住み続けている老人達がいる。自分で野菜を作り、家畜を飼い、食糧を自給しているが、彼らの中に特別癌の発生率が高くなったというデータは全くない。

勝手に「感覚で決めたか、政府の言いなりか」のどちらかです。市民が被曝している最中に、法律を無視すると人体実験になります。

正しくは、「一般公衆が1年に被曝している限度を越えているが、管理区域よりは少ない.だから、ある程度、健康に影響のあるレベル」とコメントする数値です.

・・・・・・
福島原発事故が起こって以来、国は突然、法律を無視して、被曝の影響を小さく見せようと、法律違反まで起こして懸命に広報をしています。

でも、なぜ東大がそのお先棒を担がなければならないのでしょうか? 東大は学問的に独立していますし、これまでも多くの委員をだして、1年1ミリを決めてきた機関の一つです.

それがなぜ、自らの学問的判断をすてて国にすり寄るのでしょうか?

東大(柏)は「風評被害を小さくする」ということに責任を持っているのでしょうか? それとも「自分たちは神だから、他人の健康を勝手に決めることが出来る」と思っているのでしょうか?

柏市の言動も、とても奇妙です.

柏市は、「専門機器に熟練した技術職員が必要となるため、市では対応ができません」と言い、「東京大学・国立がん研究センターの調査結果が柏市を代表する値と考え」としているのですから、0.5マイクロ(毎時)がでれば、市民に対して「管理区域涙から、被曝の警告をします」という広報を出す必要があります。

1年1ミリ以上の状態を「注意が必要」というネットの書き込みを「風評」というのはあまりにも「法律違反、市民の健康無視、親切心なし、市民は家族でもなんでもない物体」と思っているのが露骨です.

一定レベル以下の少量の被曝は安全だというのは「「法律違反、市民の健康無視、親切心なし、市民は家族でもなんでもない物体」と思っているのが露骨です.」と決めつける、その方がよほど扇情的に恐怖心を煽っているのではないのか。

自治体が「法律を守ろう」と呼びかけている人を「風評を煽る人」というのは、前代未聞で、顔を見たくなります。

自治体は放射線についてあまり関与できないのですが、だからといって「市民を被曝させるのに熱心」という市役所は存在価値があるのでしょうか?

・・・・・・・・・
それにしても、日本人は本当に政府に盲目的に従うものだと改めて思います。その理由が「お金」なのか、「一人の人間として独立していない」のか判りませんが、良くも急に変わることが出来ると感心します。

●どうして、柏市は法律違反を起こしてまで、市民に「被曝しても良い」と言うのでしょうか?

柏市は「被曝しても良い」といつ言ったのだろう。武田氏の耳にだけ聞こえたのではないのか。 

●朝日新聞はこれまで「被曝は危険」と言い続けてきた先鋒だったのに、政府が安全と言い出すと、突然、「被曝は安全」、「ガンになってもかまわない」と豹変したのでしょうか?

 赤比については普段から私も批判的だが、いつから被曝は安全、癌になってもかまわないと言ったのだろうか。言ったのなら、そのソースを示すべきだろう

是非、ご本人から理由を聞きたいものです。
「神」はあの世の「神様」だけにしてください。
(平成23年5月30日 午前9時 執筆)

 つまりここに挙げられている批判は全て、国がそう決めているからそれを超えると癌になるはずで、それを無視するのは神になった人たちだと言っているに過ぎない。
 
 


ちなみに、武田氏のサイトには、公開のコメント記入欄はないが、メールアドレスがあったので、次のようなメールを送ってみた。万が一でも返信があればご報告したいが、おそらくこの手の人たちは言いっぱなしでしか主張しないのが常なので、返信の期待は出来ない。


メールアドレス tak@leaf.ocn.ne.jp

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武田邦彦様

拝啓

始めてメールを差し上げます。

時々、貴公式サイトを拝読しておりますが、5月30日付エントリー「神になった人たちのリスト」に就き、放射線の危険性を訴えられる内容に就き、多少違和感を感じ増したのでご連絡申し上げました。

詳細を書くと長くなりますので、手っ取り早くは私のブログ 日本のあり方を考える http://takaojisan.blog13.fc2.com/  の、「ある俳優の話」に、現在の放射線許容レベルが現実とは全くかけはれた最低危険レベルから3桁も低い安全マージンを採っており、先生の主張は成り立たないことを、貴重な被曝データである広島長崎から65年間追跡調査した結果が示しております。

つまり、一瞬に被曝した250mmSVで何ら健康被害が認められたことはないのであり、年間の積算量では、その100倍でも影響がないことが実際のデータとして確認されています。

先生が神になった人々と非難される方々は、便宜的に現実的な被害など起きえない政府の基準を基にして主張されているのであり、先生の主張よりは確実な実績に基づいている物です。その点をいかがお考えでしょうか。

ご多忙とは存じますが、実測データと、仮定の被害を想定したデータのどちらが信頼できるか、ご高説を賜ることが出来ましたら幸甚です。

敬具



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