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原発の危険性

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 最初に断っておくが、私は原発推進論者であり、原発の危険性を語るのもその裏付けを主張したいがためである。
 
 さて、福島原発の状態はのっぴきならない状態だと伝えられているが、今回東電や政府は公式に福島第一原発の1-3号炉がメルトダウンを引き起こしていると認めた。これについては当初から指摘されており、アメリカなどがしきりに言っていたことが正確だったと言うことになる。
 
 アメリカも真っ先に専門家が来て状況を見ており、またチェルノブイリやスリーマイルなどの経験から割り出した見解だったわけで、東電や政府がそれについて知らなかった筈はない。
 
 《》は引用
 
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米メディア「メルトダウン」を警戒 駐米大使が事情説明

2011.3.14 15:23

 【ワシントン=佐々木類】東日本大震災で米国メディアは連日、被災地の状況を伝える一方、原子力発電所の爆発や炉心溶融に伴う被害の恐れが出ていることに警戒を強めている。

 ワシントン・ポスト紙は14日付(電子版)で、AP通信電を紹介する形で、東京電力福島第1原子力発電所3号機でも爆発が起きたことを速報した。

 同紙は13日付1面トップで、「犠牲者数の現実」という見出しとともに、放射線対策で白い防護服姿に青い手袋をはめた原発職員のカラー写真を掲載した。

 記事は、「日本は今回の地震のような原発災害に配慮してきたが、想定外の自然の猛威にさらされ、技術的危機に直面している」と指摘。日本政府が避難対象地域を逐次拡大しているもようを詳しく伝えた。

 その後、電子版の記事を刻々と差し替え、「原発の安定稼働に向け格闘」「作業員に部分的炉心溶融を懸念」との見出しで、原発の安全性に重大な懸念が生じていると指摘した。

 13日付ニューヨーク・タイムズ(電子版)も「地震による死者が急増」と死傷者が激増していることを伝えつつ、「日本、メルトダウン回避に懸命」とし、原発の管理体制に重大な関心を寄せた。

 クリントン米国務長官は13日の声明で、「米エネルギー庁、米原子力規制委員会(NRC)のほか、関係省庁が日本政府と緊密に情報交換している」とし、あらゆる支援を惜しまないとの意向を示した。

 こうした米メディアや政府の懸念に対し、藤崎一郎駐米大使は連日、FOXやCNNテレビ、公共ラジオ放送などの番組に相次いで出演。「現在海水注入による原子炉の冷却作業を進めている段階」などと説明、一般的にメルトダウンと呼ばれるような状況ではないと強調した。
 
 ただし、これは震災二日後の記事であり、この時点ではアメリカの専門家が見ているわけではない。が、様々な状況からこの恐れを十分に予見していたわけで、結果としてその予見が的中していたわけだ。
 
 注目したいのは、なぜここで藤崎大使が「藤崎一郎駐米大使は連日、FOXやCNNテレビ、公共ラジオ放送などの番組に相次いで出演。「現在海水注入による原子炉の冷却作業を進めている段階」などと説明、一般的にメルトダウンと呼ばれるような状況ではないと強調した。」と主張したのだろうか。むろん、独断であるはずが無く、本国からの指示によるのだろうが、ではなぜ政府はそのようにアメリカの予見を必死になってうち消すようなことをしたのだろうか。うち消すだけの根拠を持っていたのだろうか。
 
 今になって、こんなことを認めるのは、本当に今までそうは思っていなかったのか、つまり大規模なメルトダウンは起きていないと、2ヶ月もの間信じていたのか。それにしては、癌総理は安定冷却までの半年~9ヶ月の工程に変更はないといっている。勘ぐれば、最初からこの大規模メルトダウンを前提としての工程だったから、今変更をする理由がないとも思えるのだが。
 
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福島第1原発2、3号機もメルトダウン

2011年5月17日 02時00分

 東京電力福島第1原発の事故で、原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は16日、ほぼすべての燃料が溶解して圧力容器底部に落下する「メルトダウン」(全炉心溶融)は、東電が認めた1号機だけでなく、2、3号機でも起こっているとの見解を示した。

 班目氏は定例会後の会見で「高濃度の放射能汚染水が3月下旬にタービン建屋地下で見つかった2号機は、その時点でメルトダウンだと認識した」と説明。「事故の経緯を考えると、1、3号機でも同様な事が起こっていると想像していた」と述べ、1~3号機すべてでメルトダウンが起こったとの認識を明らかにした。

 1号機は、圧力容器の上部の温度が下部より高くなっており「燃料の全部が底に落ちているわけではなく、少しは上の方にとどまっているだろう」とした。

 経済産業省原子力安全・保安院はメルトダウンを「溶融した燃料が炉心下部に落ちていく状態」と定義した上で、これまで1~3号機では起きていないと強調していた。班目氏は「保安院は楽観的なイメージを持っていたと言わざるを得ない」と指摘した。

◆3基「溶融」想定で対策検討

 細野豪志首相補佐官は16日、福島第1原発1号機でメルトダウンしたことに関連し、2、3号機でも同様のことが起きたとの想定で今後の対策を進める必要があるとの考えを示した。

 会見で細野氏は、原子炉圧力容器への冷却水の注入が止まった時間は、1号機が14時間9分、2号機が6時間29分、3号機が6時間43分だったことを明かした。

 その上で、「水が途絶えた時間は2、3号機も決して短くない。1号機と同様のことを想定しなければいけない」と述べた。ただし2、3号機もメルトダウンしていた場合でも燃料の大半は圧力容器内にとどまっているとの見方を示し、「冷却はある程度うまくいっている」と語った。

(中日新聞)

 だが、東電も政府も当初は燃料の一部溶融(の可能性)は認めていたものの震災直後に燃料のすべてが溶融し、圧力容器の下に崩れ落ちた状態などとは言っていなかった。アメリカが予見できたことを、現場にいた東電や政府が予見も確認も出来なかったのだとしたら、この恐るべき無知、管理能力の欠如が今回の原発事故を引き起こしたと言って過言ではない。
 
 もちろん、事故の発端は紛れもなく地震であり、二次的には津波による非常電源の喪失だろう。だが、最大の原因は明らかに原発を管理する人間達の無知と無責任だろう。原発に限らないが、事故の大半は人為的ミスであり、仮に不可抗力で起きた物だとしてもそれを拡大するのはやはり人為的ミスだ。となると、人為的ミスを排除した場合、不可抗力による事故原因はきわめて限定的となる。
 
 そう考えたとき、やはり原発はきわめて事故を起こしにくいシステムと言えるのではないのか。逆説的だが、今回の人間の管理のまずさを知って、改めてそう思った。
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コメント

好まぬ事態を

希望的に少しでもよい方にあって欲しいと思うのは人情ですが、生命に関わる事ほど最悪の事態まで視野にいれねばならぬ点は今更申す迄もありません。
素人目に見ても、水素爆発で建屋が損なわれた時点で燃料棒の溶融が、その後の注水量を考えれば漏水も明らかです。
何を二ヶ月も経っての感が拭いきれません。
事故は事故として、実際に起きた事象は変わりはしませんが、対応に於いて二の矢、三の矢を放てるかどうかに大差が出て来ます。初動ばかりではなく、可能な限りの情報分析に贔屓目は禁物です。
これらに関わる点に関して天災と人災の境目があります。
これらの検証なしに、いきなり原発の要不要を語り出したメディアも、自らが二次人災の片棒を担いでいる事に気がついていない訳で、所詮は己の事はわからない人の常を晒しています。
好むと好まざるとに関わらず、事実と冷静に対峙する姿勢が取れない政府からメディアに至るまでの幼児性には呆れるばかりです。

蛇足ながら、いずれ為される今回の事故の検証は、客観性を持たす観点から、日本政府の御用学者でも、商業的に関わる米仏でも、過剰反応のドイツでもない事を考え、英国とロシアの学者辺りでの構成を望ましく思います。

好まぬ事態を

>あづまもぐら様

>何を二ヶ月も経っての感が拭いきれません。

その通りです。

>事故は事故として、実際に起きた事象は変わりはしませんが、対応に於いて二の矢、三の矢を放てるかどうかに大差が出て来ます。初動ばかりではなく、可能な限りの情報分析に贔屓目は禁物です。

その点、東電にしても政府にしても、失点をごまかし、隠し果せればいいとだけ考えていたようです。何事も最悪を想定して対処しなければならないはずなのに、楽観論だけを表に出せば、それが覆ったとき大いに信用を失墜する筈なんですが。

>これらの検証なしに、いきなり原発の要不要を語り出したメディアも、自らが二次人災の片棒を担いでいる事に気がついていない訳で、所詮は己の事はわからない人の常を晒しています。

マスメディアは、とにかく人々の不安をかき立てそれにつけ込むことで売り上げを伸ばすのが商売です。その結果がどうなるかは、彼らにとってどうでも良いのでしょう。

>好むと好まざるとに関わらず、事実と冷静に対峙する姿勢が取れない政府からメディアに至るまでの幼児性には呆れるばかりです。

まあ、日本に限ったことではないんですが。ただ、日本国民がそんな政府やメディアの質の悪さをはっきりと認識していないみたいな所があるんじゃないでしょうか。

>蛇足ながら、いずれ為される今回の事故の検証は、客観性を持たす観点から、日本政府の御用学者でも、商業的に関わる米仏でも、過剰反応のドイツでもない事を考え、英国とロシアの学者辺りでの構成を望ましく思います。

とはいえ、英露が信用できるわけでもなく、彼らのしたたかさは想像を絶します。まあ、ここは国際的なチームで検証させ、互いに牽制させ合いながら結論を導き出すくらいが関の山だと思います。ただし、日本国内でも様々な説を主張する”専門家”達が好きなことを言ってますからね、結局、日本の外交力次第で結果はどうにでもなると思いますよ。つまり、信用できないと言うことです。

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