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元の木阿弥、そして悪化

 菅総理がベルギーで温家宝首相に会えたと大はしゃぎだ。それも廊下で偶然会った様に装って25分間、そばのいすに座って会談したそうだ。偶然そこにいすがあって、偶然そこに中国語の通訳が居なくて、英語の通訳を介してやったと言うが、二人とも英語が駄目なら、互いの通訳も相手の通訳の言葉をそれぞれの言葉に訳したわけで、直接の会話はもちろん、中国語ー日本語の通訳での会話以上の手間がかかったろうから、実質10分も話したかどうか。

 (06 00:30追記 中国語通訳を用意していなかったのは、菅総理だけで、中国側ではちゃんと日本語ー中国語通訳を用意していたとか。偶然の会談をきちんと中国側は用意していたのに、菅総理はしてなかったわけだ。これは、ちょっとお粗末。別に、故意に中国語通訳を連れていなかったわけではない問うことらしい。やはり、空き缶総理だった。)
 
 そして、とりあえず互いに事前に用意した主張、すなわち、それぞれ領土問題は存在しない、譲らない、戦略的互恵関係、今回の状況はよろしくない、民間交流などは再開しよう。
  
 そして、とりあえず互いに事前に用意した主張、すなわち、それぞれ領土問題は存在しない、譲らない、戦略的互恵関係、今回の状況はよろしくない、民間交流などは再開しよう。
 
 まあ、結局話す内容は最初からこんなところでまとまっていて、意味があったとすれば菅総理と温首相が直接会ったと言うことなのだが、それで菅総理は天にも舞い上がる心地だったわけだ。
 
 折から宿敵小沢氏が強制起訴されることが決まり、おそらくこれで小沢氏の政治生命はつきたと思われるので、なおさら菅総理も笑いをこらえきれないのはよく分かる。
 
 しかし、笑ってばかりは居られないだろう。国内では問題山積であり、財政政策ではつっこみどころ満載の穴だらけ案で、野党は手ぐすねを引いて待っているし、党内は今やバラバラだ。
 
 とはいえ、ねじれ国会も嘘つき社民はもちろんのこと、コウモリ党も闇法案を中心に民主ににじり寄っているので、もしかしたら一気呵成に闇法案を通してしまうかも知れない。
 
 確かに、中国も予想したかしなかったか、国際的な非難を浴び警戒感をもたれるのはもちろん得策ではないから、この事態をいい加減収集したいのは事実だろう。その意味で、菅総理と偶然のトップ会談を用意したのだろうが、結果として中国は一切日本に対して譲っては居ない。
 
 尖閣列島周辺は今や中国漁船(実際は軍船も多く混じっているとは言うが)が埋め尽くしているし、これを機会に沖縄まで俺たちの物だと主張を明確にし、そしてかつて小平氏が言った、領土は後世の子孫達に任せようと言う言葉は撤回して、今はすでにチベットやウイグルと同じ位置に据えたと声明してる。
 
 むろん、領海侵犯の事実も認めないし、あの船長の犯罪も日本のでっち上げだと言い続け、当然ながら巡視船の損傷に対する補償も一切しようとしない。また、それらとはまったく別物の、観光客を一方的にキャンセルし大損害を日本に与えながら、その謝罪も補償もしない。今後中国人観光客が日本に来るとしても、今回日本に与えた損害の補償をする木はないらしい。
 
 人間を人質に取り、レアアースを禁輸する。これらはすべて中国の一方的な処理であり、それによって日本が被った損害に対し、むろん謝罪も補償もしない。
 
 これで、また”戦略的互恵関係”と言うおまじないですべて元の木阿弥になるわけだ。かりにまた中国様の都合で微笑外交が再開されても、日本が被った損害はそのまま、謝罪もなし、そして中国は日本をいくらでも脅せば領土でも金でも資源でも奪い取れると確信しただけだ。
 
 これは余計なお世話かも知れないが、大量の日本向け観光客のキャンセルを政府に強いられた中国の観光業者も大損をしたはずだが、その補償はあるのだろうか。また、彼らにしてみれば、今後日本向け観光客が回復しても、受け入れる日本側は、用心をしてたとえば前金などを要求するだろ。損害補償もしろと言うだろうし、それを中国側が無視すれば、その影響は日本のみならず中国人が観光にゆく先々に影響する。
 
 レアアース禁輸は、一時的に限定的な影響が日本にあるだろうが、現実には中国の信頼性が世界中で問題視され、各国は早速レアアースの供給元の分散化を図り始めたし、代替品の開発も前倒しされた。結果として、中国のレアアース関連会社が客を失ったことになる。むろん、その前から中国国内での消費が増えた事情はあるが、高品質の最終製品は中国は日本から買っており、結果として中国国内の消費にも悪影響が出てくる。その見通しを中国が損害まで考えていたろうか。そして、禁輸処置を執っては居ないと言っているが、現実に今でも滞っている様で、欧米ではWTOに提訴するとしている。日本は、相変わらず中国様に遠慮している様だが。
 
 このような中国のやり方はもちろん反発を買い、有形無形の報復となって中国に跳ね返る。今回、中国はそれを十分知ったはずだが、それを活かせないのも中国なのだ。中国の反日姿勢があまりに際だつと、それが世界の知るところとなり反発を買うのは05年の反日デモや、サッカー問題、毒餃子問題などで何度も繰り返しているのに、中国はその教訓を生かせない。つまり、彼らはそのような改善が出来ない国なのだ。それでも、菅総理はうれしそうに笑っている。
 
 
 だから、今回の様なことは、中国の都合でいつでも起きることはいくらアルパカ政権でも理解すべきなのに昨日も紹介したアルパカ長官の言葉を聞いてつくづくこれは駄目だと思った。
 
 ついでなので、再掲する
 
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【尖閣衝突事件】仙谷氏「日本が中国に迷惑」対中観で不一致

2010.10.4 23:13

 仙谷由人官房長官は4日の記者会見で、民主党の枝野幸男幹事長代理が沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件をめぐり、中国を「悪(あ)しき隣人だ」などと批判したことに反論。戦前の日本が「侵略によって中国に迷惑をかけた」ことを理由に中国を擁護した。「対中観」で不一致が露呈した形だ。

 仙谷氏はこの中で「古くから中国から伝来した文化が基本となり日本の文化・文明を形成している」と歴史を説きおこし、「桃太郎などの寓話(ぐうわ)も中国から取ってきたようなものが多い」と中国の文化的優位性を強調した。

 さらに「歴史の俎上(そじょう)に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」と枝野発言を否定。「(中国は)清朝の末期から先進国というか英米の帝国主義に領土をむしりとられてというと言い過ぎかもしれないが、割譲されて民族としても国家としても大変、つらい思いをしてきた歴史がある」と中国の近代史に同情してみせた。
 
 これは当時の中国に力がなかったから。当時は力のみが正義の時代だった。今の中国はまさに、それを実践している。
 
 そして「返す刀」で日本の戦争責任論に触れ、「日本も後発帝国主義として参加して、戦略および侵略的行為によって迷惑をかけていることも、被害をもたらしていることも間違いない」と日本の侵略を強調して中国を擁護した。
 
 これも確かに中国にしてみれば迷惑だったろうが、当時の世界は弱肉強食であったのであり、日本としては当然の行為をしたまで。そして、そのようなことは世界中であるが、その当時のことを未だに根に持ち、国家ではなく共産党の存続のために反日の理由としている中国を擁護するのは、中国の犬だと言うことか。

 枝野氏は2日のさいたま市内での講演で、「中国とは、法治主義が通らないとの前提で付き合わないといけない」などと中国を批判していた。


 これは、別に仙石赤ん坊長官だけではなく、古くは中曽根、竹下、金丸などのこけの生えた自民の政治家達は、中国を優れた文明国と固く信じ、中国と仲良くしていれば間違いはないと固く信じていた。それは、古代の中国と現代の中国の区別をしていなかったための思いこみだったのだろう。
 
 たしかに、唐や隋などが栄えていた頃は、中国も世界一の文明国だったろうし、日本も多くを中国から受け入れたのは事実だろう。漢字を始め、様々な文化を受け入れた。それを否定する日本人は居ないだろう。だが、すべてが古代中国の真似ではない。取捨選択して受け入れ、さらにそれを改良し、また別に日本独自の文化も開発してきた。
 
 取捨選択の例で言えば、宦官、纏足、科挙、食人などが挙げられる。改良とは、漢字に平かな、カタカナを加え、世界でも例のない自由度の高い文字体系を作った。そのため、文字が庶民にまで深く浸透し、世界でもまれな教育レベルの男女さもなくまた、極度に高い識字率を達成した。それが現代では、中国は愚か、世界中のどの国もなしえなかった先進国を実現したのであって、(日本が世界の最先進国であることは以前も書いているので、たとえば当ブログの「日本は超先進国?」等を参照していただきたい)。
 
 まして、近代の中国は世界でも例外的な独裁国家であり、人権無視国家であり、腐敗した国家であり、覇権国家であって、到底佐藤氏達があこがれた古代中国の片鱗さえもない。だいいち、その古代中国も、日本などと比べればまったく血なまぐさい歴史の連続だったのだが、それはともかく、仙石赤ん坊長官が言う様な中国は過去のことだ。日本が向き合わなければならないのは現代の中国だろう。
 
 彼の様な歴史観を以てそれを外交に当てはめようとするのは論外であり、仙石氏も、そして彼に操られている菅総理も結局外交など一切タッチすべきではないのだ。
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