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歴史認識と言うこと


日本は正しい歴史を認識すべきだとは中韓がいつも言うことだが、この場合の正しい歴史とは中韓が主張する歴史であり、認識とはそれを日本がそのまま受け入れると言うことだ。

 日本や他のまともな国に於いては、歴史とは学問であり、事実を明らかにしてゆく作業が不可欠である。そのためには、古くからの書籍、海外にある参照資料、発掘遺跡、発掘品、伝承、明らかになっている後代の史実からの類推などなど、様々な手法がある。近年はそれらの資料も蓄積され、また分析技術が進んできたために、従来信じられていた史実が訂正される事は珍しくない。

 また、どの国、どの民族にとっても歴史が全て輝かしい訳ではなく、悲惨な歴史、暗澹たる歴史、明らかに人災としか思えない悲惨が様々明らかになってくることはやむを得ず、時にはこんな事なら知らない方が良かったという歴史もあるだろう。だが、歴史は事実を究明する学問であり、たとえ自分たちの祖先が過ちを犯そうと卑劣なことをしようとそれを覆い隠すことは出来ない。

 ただし、その明らかになった史実に対する感想は、個人や民族、国家によって偏りがあるのは当然と言える。戦争という事実を前に、ほとんどの対戦国同士は自国こそ正義であり、相手が邪悪であったと考える。だが、戦争がはるか過去になった時点では、その戦争の正義の有り場所を双方が論じても結論は出ない事が分かり切っているので、まともな国同士は、そのことには触れず、単に戦争があったと言う事実のみを歴史書に記すにとどめる。

 これはまともな国の話であり、幸い日本はそのまともな国のやり方で歴史を扱っている。が、問題はまともではない国が世界には多数有り、自国のみが正しく相手は間違っている邪悪であると主張するために歴史そのものを改ざんする例は後を絶たない。

 むろん、昔はそれが世界中で当たり前のことであり、たとえば歴史の捏造、曲解、編集となれば王が国を治め民を従えるために王権神授説を作り出し、王は神の代理としてその権力を神から与えられているのだから、民は王に逆らってはならない。王に逆らうとは神に逆らうことである、大きな罪である、との理屈だ。

 ちなみに、本来宗教とは民衆の苦しみを救済する目的で発生したのだろうが、すぐに権力の正当化手段として使われだした。ヨーロッパに於いてはキリスト教が王の任免を決め、法王は諸国の王の上に君臨した。王達は、権威を授けられる為には多いにキリスト教を利用したのだから、双方の利害が一致したわけだ。日本では朝廷と幕府の関係に似ているが、その当時は宗教を利用したことはない。キリスト教はヨーロッパ諸国の植民地政策の先兵として派遣され、その結果ヨーロッパ諸国がアジアアフリカを蹂躙したのは、なんとキリスト教徒が否定しようと事実だ。むろん、右手に剣、左手にコーランで世界を蹂躙したイスラム教も同じ事が言える。自分たちがアジアアフリカを所有し蹂躙するのは神に与えられた権利を行使しているのだと思っているから、むろん罪悪感など無い。今のマニフェストデステニーに通じる感覚だ。

 閑話休題

 洋の東西を問わず、この王権神授説は広く用いられた手法であり、当然中国も長年その手法を採ってきた。そして、至近な例では戦時中の日本がその手法を採り、現人神である天皇の名に逆らう者は非国民であるとの理屈を国民に押しつけ、そのためには日本の歴史も全て改ざんした。むろん、今の日本ではそんなことはない。

 だが、中国では天帝という言葉こそ使わなくなったが、共産主義、毛沢東をその替わりに使っており、これらに逆らうことは即反逆であるとしている。むろん、中国共産党と戦い毛沢東と戦った日本は邪悪の固まりと言うことになる。真実の歴史では、日本が戦ったのは国民党であり、中国共産党とはまともに戦っていない。毛沢東は、国民党と日本軍を戦わせることで双方の消耗を図り、国を乗っ取ったにすぎないが、その史実を認めることは自らの否定につながるので、中国共産党はその歴史を国民に教えることはないし、日本敵視政策を止めることはない。たとえ形ばかり友好を口にしても、現実には日本敵視政策は中国共産党存続のためのキーコンセプトになっている。

 歴史を改ざんすることで自らの正当性を創り上げることは、日本やまともな国々ではやらないことだ。

 中国に事大している韓国ももちろん同じ手法を採っている。

 中韓と日本歴史上の齟齬は様々有る。むろん、解釈や感想に違いがあるのはそれぞれの立場の違いから当然だろう。たとえば、原爆投下に就き、アメリカはあれは必要な攻撃であり、あれによって多数のアメリカ兵および日本人のさらなる犠牲を止めることが出来た、と言うのがアメリカの公式見解であり、日本側の主張は、不必要な一般市民虐殺のテロであったというものだ。このように両国の見解は異なっているが、原爆投下という事実は日米共に否定していない。

 しかし、これが中韓相手となると、歴史上の事実が捏造されるのだ。

 南京虐殺、通州事件、日韓併合、従軍慰安婦、竹島問題などなどが様々あるが、これらが解決されることなどあり得ない。なぜなら、中韓が歴史上の史実を捏造しているからだ。これらの軋轢が無くなれば困るのは中韓であり、けっして円満解決など望んではいない。これらの軋轢の責任が全て日本にあると主張し続けることで政権維持を図っている以上、それは当たり前だろう。

 これらの歴史上の食い違いを一つ一つ検証するには膨大なエネルギーと時間がかかるだろうが、一つ従軍慰安婦につきどのような経過で是が軋轢になり、韓国は何を根拠に是が事実だと主張しているのか、を簡単に述べてみたい。

 そうすれば、韓国が如何に歴史を捏造し日本をおとしめよって政権の維持を図っているかが理解出来る。

 従軍慰安婦問題がクローズアップされてきたのは80年代であり、詳しくはwikiなどにあるからここでは繰り返さない。この問題は韓国の運動により、特にアメリカなどでは国会による日本の謝罪決議などに発展しているが、その運動を起こしているのは韓国系アメリカ人社会であり、かれらは国連による日本非難決議採択をするようにも働きかけている。

 しかし、80年代になって急にこのような問題が提起されたことに大きな不自然さが有る。また、彼らの主張の根拠が、被害者と称する女性達の証言なのだが、総数で20万人も居たとされる”元慰安婦”達の証言が精々数人止まりであり、しかも時間によりその証言が非常に大きく変わってきている。たとえば、一人は14歳の時に親に売られたことがかなり明らかになっている。

 いずれにせよ、根拠が証言だけというのは非常に不自然ではないのか。

 次に、慰安婦と存在を考えるなら、それが当時はどこの軍隊にも普通にあったのが事実なのだ。血気盛りの若い男達の集団で、しかも明日をも知れぬ究極の状態にあり、心がすさんでいるとなれば、当然その性欲処理はどこの軍隊でも大きな問題になる。現実に、当時も今も海外駐在の兵士達による現地女性のレイプは非常に多く発生し、現地の住民達の感情を悪化させている。

 しかし、性欲を我慢しろとは言えず、どこの軍隊でも慰安所を積極的に設けることは行っていた。日本も例外ではないが、韓国が言うように、日本軍が直接慰安所を運営したり、慰安婦を強制連行した事実などない。地元の業者に慰安所の運営や慰安婦の募集を任せていた。

 従って、日本軍に関して言えば多くは日本から募集に応じて現地に赴いた日本人女性が非常に多い。当時は売春は合法であり、また軍人などよりも相当の高給で募集をかけ、それに応じた日本人も多くいたが、もちろん地元の朝鮮人女性達にしてみれば、夢にも想像出来ない高給であり、こぞって慰安婦の応募したとされている。また悪質な現地の業者にだまされ売られた女性もいるだろうし、また多くは親によって売られた。

 当時、親が子供を売る事は日本でもごく当たり前にあり、今の感覚で判断してそれは非道だと言っても仕方がない。

 そのような形で自らの意志で、あるいは親に売られて、あるいは悪質な業者にだまされ売られた朝鮮人女性は多くいた。

 そもそも、日本軍が直接従軍慰安婦を強制的に連行し、性奴隷にするなどが整合的に考えられるだろうか。

 例えば今一応合法的に日本に駐在している米軍が、組織的に日本女性を拉致し、兵士にあてがい性奴隷として虐殺するなど想像出来るだろうか。そのようなことがあった場合、父親、夫、兄弟は黙って指をくわえてみているだろうか。

 とうぜん、当時合法的に朝鮮に滞在していた日本軍が(なにしろ併合時代だから日本軍は国内にいたのと同じであり、決して侵略軍ではない)現地の人間達の激しい敵意を受けるような女性達の強制連行をするだろうか。

 慰安婦が必要であれば、金で解決する方がよほど簡単だし、問題が少ないし、現地に金が落ちるのだから感謝さえされる。激しい敵意を受ける強制連行をするだろうか。到底考えられない。

 また、その時朝鮮の親、夫、兄弟達はどうしてそれを訴えなかったのか。なぜ80年代になるまで黙っていたのか。

 慰安所があった、慰安婦が居た。それは事実だ。当時はそれが合法であり、そうすることで兵士の暴発を防ぐ必要があったから合法的に慰安所を業者に委託して設置し、膨大な金を現地に落とした。それだけのことだ。だから、多くの日本女性も自らの意志で赴いたのだ。

 なぜ、それが80年代になり、いきなり日本軍による強制連行、性奴隷、虐殺の話が出てきたのだろうか。

 日本でも韓国の言いがかりに応ずる動きがあるし、現在の千葉景子法相もその一人だが、実際にこの慰安婦問題が公開され検証された事実は一度もない。

 もしそれが事実だったのなら、認めるべきだろう。いくら世界ではそのようなことが何度もあったからといっても日本だけが例外というわけには行かないだろうが、しかし、その前にそれが事実かどうかの検証が行われてしかるべきではないのか。

 誣告罪や偽証罪が日本の数十倍、数百倍発生する韓国で、なぜ慰安婦の証言やそれを持ち上げる連中の言葉だけが検証の必要もないほどの事実でなければならないのか。

 嘘は悪いことだ、恥ずかしいことだと考える社会は、実は世界ではごく少数だと言って良い。民主主義の先進国と我々が考えているアメリカも、嘘が悪いとは考えていない。だからこそ、世界の弁護士の半分がアメリカ人であり、とにかく言い負かした方が勝ち、ディベートで勝った方が勝ちという社会を創り上げている。彼らにとって真実は重要ではない。正当だと周囲を納得させることが大切なのであって、真実を明らかにすることは問題ではないのだ。

 訴訟社会、ディベート社会とは、嘘を突き通す方が勝ちという社会なのだ。真実はいつか現れるとか、涙まで流して恥ずかしい過去を告白したのだから、あれは本当だろうという日本人の感覚は全く通用しない。中韓はその日本人の感覚につけ込んでいるのだ。

 繰り返すが、世界のほとんどの地域、国、民族の間では、嘘が悪いのではなく説得出来ないのが悪いのだ。これを本当に心底理解する必要がある。

 先の戦争も、日本が世界の価値観を理解していなかったことが一因だと言って良い。あの戦争を繰り返したくなければ、いい加減世界の価値観を理解するべきだ。日本人の美徳は、日本社界でのみ通用することを理解すべきだ。日本の美徳につけ込む国が隣にあることを理解すべきだ。彼らにしてみれば、当然のことをしているのであり、むろんそれにやましさを感ずることなどあり得ない。日本が黙っていればますますかさにかかってくる。

 鳩山氏の友愛、それに基づく東アジア共同体がどのようなものなのか、何が問題なのか理解すべきではないのか。

 歴史書をひもとくのは必要だし、それが原点だが、実は歴史書には本質的な価値観の違いやなぜ中韓が反日政策を採るのかの本当の理由を書いていない。単に昔日本と戦争をしたから、植民地にされたから今でも反日政策の原因になっているとしか書いていないだろう。

 だが、これももう少し踏み込んで考えてみれば、隣国同士はもともと様々な歴史的な問題を抱えていて、ヨーロッパの国同士、アメリカと中南米、などなど戦争の歴史だと言って良い。しかし、ほんの少し前まで戦争をしていたコソボでさえ、戦争が済めば声高に政府同士がそれを蒸し返して非難をすることはしない。

 昔100年も戦争を続けたことがある英仏も、領土を巡って何百年も戦争と講和を繰り返してきた独仏も、内心はともかく互いに敵視政策を採ったりしない。それどころか、EUとしての協調体制を採ろうとしている。

 なぜ、中韓に限って、明らかな国策として日本敵視政策を採っているのか。単に昔戦争をしていたからか、植民地になったからか(これは事実ではないが)。だから、今でも反日なのか。

 そして、30年前に戦争をした中越はいま積極的に接近している。日本以前に中国をさんざん蹂躙した英国始め欧米については、中国は一切非難せず謝罪も補償も要求していない。敵は日本でなければならないからだ。

 日本は本当に世界でも鼻つまみ者なのか。そんなことはない。世界でも日本の国家イメージはダントツでよいし、それはアジアでも同じ事だ。中韓がよく言うアジアの中で孤立する日本という場合のアジアは、中韓だけのことだ。むしろ、中韓は世界でも際だって嫌われていると言っていい。両国には友人が存在せず、まともな同盟国もない。

 しかし、大抵の歴史書にはこのようなことは書いていない。

 だから、本当の反日の意味が分からない。歴史を学ぶのは大切だが、その裏にある事実は、自ら探る必要があるのではないか。
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