スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

富の源泉

富の源泉とは、すなわちどうやって稼ぐのかその方法と言うこと。普通の人間でもたくさん収入のある人と、収入の低い人が居る。なぜかは別に考えるまでもない。収入を得る方法が違うのだ。国家にも言える。国家によって経済大国もあれば、貧困国もある。なぜそうなったかは、国富を得る方法が違うのだ。

国富を得る(個人にも言えるが)為の方法として、手っ取り早いのは

1 地下資源を売る  中東諸国、ロシア、アフリカ諸国、オーストラリアなど
2 労働力を売る   中国(国内の賃金を安く抑える)、フィリピン、インドネシアなど(出稼ぎ)、韓国(組立工賃で稼ぐ)
3 金融投資をする  アイルランド、アイスランドなど
4 技術を売る    日本
5 戦争で相手から奪う  かつての欧米、ロシア

等の方法があり、暫く前までは、そして一部の国では、5の争により相手から奪う方法は最も人気のある方法だった。しかし、今ではコストが掛かりすぎるようになり、用いられることはなくなった。1は需要が無くなったり、資源が枯渇したらそれでおしまい。2は労働力が常に安くなければならず、相手国に必要性が無くなればおしまい。3はハイリスクであり、儲かるときはボロ儲けをするが破綻すると徹底して破綻する。4後述、ここの本論である。

技術を売る方法は、尽きることが無く、常に需要があり、また新しい需要を生み出すために無限の富を得る唯一の方法と言っていい。したがって、日本が技術立国を目指し、いまもその姿勢を貫いているのはまことに正しい。

ところで、技術の評価はかなり主観的な物があり、様々な比較があるが大体の印象では、日本の工業技術は様々な分野で国際的にもトップランクだとは言われている。ただし、全ての分野でトップと言うことではなく、一番多くの分野で高い技術を持っているのはアメリカ、ついでEU、そして日本と言うところらしい。アメリカがダントツで、日欧はそれぞれ半分と言うことらしいが、ただし、その分野の偏りは大きい。

特徴的なのは、アメリカが軍事分野できわめてシェアが大きく、それに関する宇宙工学、航空工学などは世界を席巻していると言っていい。日本は民生分野でダントツに技術力が高く、近年では環境改善、省エネ、再生可能エネルギー分野などで健闘している。また素材分野では、日本の技術がなければ世界の工業が成り立たない物が多数ある。

金属チタン、炭素繊維、ファインセラミック、高機能鋼板、また各種電子部品などの基本部品なども挙げられる。これらは日本の製品を使わないわけには行かないので、円高で価格が高くなっても相手国は買わなくてはならず、そして他国で開発してもその開発費をまかなうことが出来ない。

これで何が起きるかというと、例えば韓国などは携帯電話、テレビ、メモリーなどが日本よりも多くのシェアを持っているが、素材や製造設備を日本から買い、特許料を多額に支払っているので、結果として韓国が売れば売るほど、対日赤字が増大する構造になっている。

太陽光発電はドイツなどに抜かれて久しいが、その基幹技術は日本がもっている。さらに今後このような自然エネルギーの率が上がるに従って蓄電技術や送電技術が重要になるが、日本の1100キロボルト送電が新たに国際標準になった。なにしろ、この電圧で技術を確立しているのは日本だけなので、そうならざるを得ない。

いま、ユピキタスICで国際間の熾烈な戦いがある。全ての商品をこれで管理するとなれば標準化した製品を持っている国の競争率はとんでもなく高い。そして、まだ分からないが、おそらく日本が最先端を行っている。ブルーレイデスクやDVDなど、基本的に日本しか開発出来ていない製品については、日本の技術が国際規格にならざるを得ず、どんなに他国が歯ぎしりしても結局一番高い技術を有している国が全てを仕切ることになる。

それは電池や原子力発電、水再生装置など様々な分野で言えることであり、また実際に今各国で原子力発電の導入が大幅に進んでいるが、世界の原子力市場はほとんどが3つのグループによって占められており、全てに日本が関わっている。

いま、円高が進み、日本は輸出が出来なくなるから経済的にダウンするとしきりに言う人たちが居るが、実際には日本の工業界は急速に業績を回復している。なぜなら、いくら円高でも日本から買わざるを得ない物はどうしても買わなくてはならないからだ。もう一つは円高のために日本企業が海外企業を大量に買収している事実、また日本が海外に製造拠点を設けて現地に雇用や産業の機会を与えていること、さらに、日本にとっては海外からの資源が割安で変えるために物価が抑えられているなどのメリットがある。今後は、この円高によるメリットがますます大きくなるだろう。

ところで、世界では日本製品が売れない、シェアが下がっているとの話が出ているが、一部本当だろう。日本製品は確かに性能は良く品質も良いがなにしろ高いので手が出ない。だから安い韓国製品や中国製品でもそこそこ使えるならそれで良いという考え方もあるからだ。

だからこそ、日本は素材を海外に売り、海外から間接的に日本製品を出し、本当の高級品は日本で売るという方式を採っている。世界で一番品質にうるさい日本市場で磨き上げ、それを応用した部品で素材を売り、技術を売っているわけだ。

欧米では安くても使えればよいと言う考え方が支配的だが、高い質の物を磨き上げておけば、それを安く作るときには当然コスト的に非常に有利になる。一例を挙げるなら省エネカーだろう。かつて、燃費の良い車は日本でしか売れず、海外ではとにかく大きくて馬力の大きな車がもてはやされていた。しかし、今では燃費の良い車を作れない巨大メーカーが存続の危機に立たされている。

また同じ鉄鉱石10トンを使って、中国の安全基準☆ゼロの車を作るか(安いが)、韓国の安いけれど壊れやすく性能がまるででない車を作るか、高いけれど省エネでほとんど故障しない日本の車を作るかで、その10トンの鉄鉱石から生み出せる価値に大きな開きがある。

したがって、日本のオーバースペックを問題視する必要はない。高級品を作れるから中級品も作れるのであり、その逆はない。つまり高い技術のみが本当の価値を創造するのだ。

話を元に戻すと、日本の技術を売って富を得ると言う方法のみが未来永劫に渡って変わらない富の源泉と言える。

さて、衆院選で勝利した民主党の鳩山由紀夫代表は、首相として9月22日に米ニューヨークで開かれる気候変動サミットに出席した。そこで鳩山氏は、2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比で25%(05年比30%)削減するとした衆院選のマニフェスト(政権公約)の目標を日本の国際公約として各国首脳の前で高らかに宣言した-。
との報が流れている。またしても裏付けのない形ばかりの約束をするわけだが、これを国際的に言質を取られることで日本の産業がどれだけ痛手を被り、ひいてはパイの増大が出来なくなり、ばらまきの財源所の話ではないのだが、鳩山氏はなぜ約束をしたのだろうか。

アメリカは京都議定書にそっぽを向いている。中国もそっぽを向いている。両国とも国内に豊富な石炭資源を持ち、発電所のおよそ50%が猛烈にCO2を排出する石炭火力によるなどの事情による。

日本はすでに限界までCO2を減らし、これ以上の削減が工業生産に及ぼす悪影響は計り知れないが、鳩山氏にとってはどうでも良いことらしい。

CO2削減は大切だから、日本愛よりも地球愛が大切だとおっしゃる。いずれ、省エネ、CO2削減も大切だろうが、それにより、日本の産業が極端に抑制され競争力を失えば嫌でもCO2は削減される。生産が止まり、活動が止まれば必ずそうなる。鳩山氏ののぞみはそれなのか。

技術的にCO2削減をするにもそれだけのコストが掛かる。企業の収益が落ちていているとき、それが最優先なのか。また、技術的に実現出来ない場合は、他国から削減枠を買うことになるが、それは大半中国になるだろう。見積もられるコストは3兆円から10兆円。途上国に先進国から援助をするが、その40%、すなわち一兆円以上を日本が負担する。

アフガニスタンは賄賂や汚職が蔓延しており海外からの援助の大半が政府高官の懐に消える。それは中国でも同じ事であり、四川地震の時の海外からの義援金の90%が役人達のつかみ取りになったとも言われている。

そのようなアフガニスタンに、鳩山氏は五千億ドルの支援を約束した。たいした友愛である。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。