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民主疫


平成22年05月08日

 今マスコミでは何故かあまり報道されていないが、宮崎県を中心に家畜の伝染病である口蹄疫が猛威をふるっている。すでに宮崎県では非常事態であり、畜産農家にとっては壊滅的な脅威になっている。しかし、民主党政府は理解不可能なほど無策なのだが、どうしてだろう。
 
とりあえず、事の始まりは

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口蹄疫対策、東国原知事「後手後手だ!」 官房長官が拡充を指示も赤松農相は外遊中


2010.5.8 00:48
 平野博文官房長官は7日の閣僚懇談会で、宮崎県で過去最悪の被害が出ている牛や豚の口蹄(こうてい)疫対策として(1)防疫措置の徹底(2)発生農家の経営対策(3)地元自治体への適切な財政支援-に関係省庁が連携して取り組むよう指示した。記者会見では災害派遣中の陸上自衛隊の拡充を検討する考えを表明した。

 これを受け、原口一博総務相は特別交付税による自治体支援を表明した。

 だが、口蹄疫は先月20日に確認され、すでに殺処分頭数は4万4千頭に上る。派遣された自衛隊は処分した家畜を埋める場所がなく立ち往生しており、政府の初動対応の遅れを指摘する声は強まっている。

 宮崎県の東国原英夫知事は7日、宮崎市内のホテルで民主党の小沢一郎幹事長と会談し、対策の拡充を要望した。知事は会談後、記者団に「指揮系統が後手後手に回っている。こういう危機管理をきちっとやってもらいたい」と政府の対応に不満を表明した。

 それを象徴するのが、問題を所管する赤松広隆農水相。先月30日からメキシコ、キューバ、コロンビアへの外遊中で7日の閣僚懇を欠席した。

 また、畜産農家への融資を担う独立行政法人や社団法人は政府の事業仕分けの対象となり、基金の返納や事業の縮小などの判定を受け、動きが鈍くなっているとされる。宮崎県選出の江藤拓衆院議員(自民)は先月22日の衆院農水委員会で「10年前は発生した朝から農水省からファクスで資料が次々に届き、いろんな指示が飛んだが、今回は何の指示もない」と指摘したが、政府の対応は遅々として進まなかった。
 


そして口蹄疫は非常な勢いで拡大を続け、次のような事態に至っている。

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東国原知事、小沢氏に口蹄疫対策要望 殺処分は6万頭に

2010年5月8日14時35分

 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の発生が相次いでいる宮崎県の東国原英夫知事は7日、宮崎市を訪れた民主党の小沢一郎幹事長と会談し、口蹄疫対策への支援を要望。小沢幹事長は、要望を政府へ申し入れることを約束した。同県では、最初の感染の疑い例が確認された4月20日から、2週間余りの間に、計43農場で感染確定・疑い例が出ており、殺処分対象の豚や牛は、約6万頭に膨れあがっている。

 小沢幹事長は7日、夏の参院選に向け、宮崎選挙区に擁立する党公認候補とともに記者会見し、その後、東国原知事と非公開で会談した。

 東国原知事によると、県側の要望として、殺処分や消毒などにかかわる人員、処分後の埋却地、農家への支援などを求めたという。

 会談後、東国原知事は「私の説明を事細かに聞いていただき、これは激甚災害だと思うとも申し上げた。最後に『十分対応するよう政府には申し入れます』と心強い言葉をいただいた」と話した。

 県は同日の未明と深夜、新たに同県川南町の20農場分の感染疑い例を発表。殺処分対象の家畜は5万9104頭に達した。さらに、これらの農場の関連農場で飼われている約1200頭も殺処分対象になるという。

 未明の記者会見で、県は、報道陣の「爆発的に増えている。封じ込めはうまくいっているのか」との質問に対し、「完全とは言えないと思うが、いずれも(発生農場から半径10キロ内に設定される移動制限の)区域内での発生だ」と繰り返し、感染範囲の拡大はないことを強調した。

 だが、殺処分対象の家畜はこの20例だけでも約2万5千頭で、殺処分後の埋却地は対象数の急増から「確保は困難を極めている」(県幹部)。自衛隊の派遣を受けても人手は足りず、畜産経験者のボランティアを募り始めている。

 小沢幹事長は会談後、報道陣に「ものすごいスピードで感染が進んでいる状況を聞いた。このままだと全国に広がる可能性がある。要望と状況を政府に強く伝え、より積極的な防止対策を講じられるよう要請したい」と話した。



簡単に口蹄疫について書いておくと、ウィルス性の疫疾で、偶蹄類が選択的に罹病する。偶蹄類とは牛や豚などの蹄が二つに分かれている動物で、人間には殆ど感染しない。ほとんど、というのはごく希だが、人間が感染して死んだ例があるからだ。牛や豚が感染しても、それで直接死に至ることはほとんど無いが、病名が示すように、牛や豚の口の中、周り、それから蹄を中心とした脚に痛みを伴う水疱が大量に出来、そのため餌を採らなくなって衰弱したり、傷口から感染症になったりするので、畜産業者にとっては大変な災厄となる。

治療法や予防法は確立していないため、一度口蹄疫が発生するとその一帯を隔離し、同じ畜舎の牛豚を殺処分の上焼却などをしなければならない。人間に感染することはほとんど無いが、非常に感染力が強く、水疱が破れて飛び散ったウィルスが風に乗って100キロ離れた場所に感染することもあるし、また人間や車などについたウィルスによって簡単に拡散する。

一度発生したら、徹底的な消毒をし、隔離し、殺処分をしなければならない。ワクチンはあるが、事実上使用しない。また、治療もしない。殺処分あるのみだ。

過去にも 2000年3月25日から4月9日に宮崎県で3戸、5月11日に北海道で1戸の感染が確認、6月9日には終息。日本では92年ぶりの発生となった。 その時の殺処分は1000頭未満だったが、今回はきわめて短時間の間に拡散し、すでに6万頭の処分に至っているが、当分の間拡大を続けるだろう。

ここまで被害が拡大した背景には、不可解なほどの政府の無策がある。

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民主党のサイトには口蹄疫に対する具体的な対処については何も触れられていない。ちなみにこのサイトの検索欄で”口蹄疫”と入れて見ても、直接これに言及した記事はない。

なぜ、ここまで民主党は無策なのだろう。その象徴が、上の記事にあるように、担当大臣である赤松農相が中南米を訪問中であり、日本にいなかっただけではなく、口蹄疫被害がこれだけ爆発的な拡大をしているにもかかわらず帰国をしていないことだ。

通常、このような大災害が起きたとき担当大臣は海外出張中でも予定をキャンセルし直ちに帰国するのが普通ではないのか。むろん、今では連絡はどこにいても付くとかネットテレビもあるなどと言うかも知れないが、意識の問題ではないのか。

これで思い出すのが、阪神大震災の時、時の総理大臣は村山富市氏であり、事の重大性を全く理解出来ずに対策が大幅に遅れ、おそらく死ななくても良い犠牲者を大勢出したことがある。同じ事が今起きたら、おそらく同じ結果になるのではないか。口蹄疫は直接は人の死亡にはつながらないかも知れない。しかし、宮崎県の畜産農家にとってはそれこそ死活問題だろう。

現在、口蹄疫発生地域からの牛、豚は無論、肉などの移動が禁止されている。牛を一頭殺処分するには数十万円かかるのだが、6万頭、今後10万頭以上も予想されるこの費用を誰が負担するのか。そして、一時に飼育している牛豚の殆どを失った畜産農家はどうするのか。おそらく自殺者が出るのではないのか。

そもそも、今回の口蹄疫は始め今年の1月から3月にかけて韓国で発生していた。とうぜん、人の行き来の激しい日本に波及する可能性は非常に高かったが、政府は水際対策をしなかった。対策が常に後手後手に回り、前回は1000頭未満で済んだ殺処分が今回は6万頭を越えてなお拡大しつつある。民主党は日本の畜産業の息の根を止めたいのか。

赤松農相の不在と言い、危機管理意識のなさと言い、民主には政府としての能力の一欠片でもあるのか。

同党のサイトに曰く、「政治が変わったと実感していただきます」。確かに実感している。こんなにもひどい状態になっている。政府に危機管理能力がまるでなく、最大関心事は票を集めることだけ。


そして、案の定

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韓国香港と同じ病原体

宮崎の口蹄疫、韓国・香港のウイルスと酷似
 農林水産省は7日、宮崎県で見つかった口蹄疫ウイルスを動物衛生研究所(本部・茨城県)と英国の家畜衛生研究所で分析した結果、韓国と香港で今年発生したウイルスと遺伝子が極めて似ていると発表した。


 どちらかから宮崎県に流入した可能性が高まった。

 発表によると、動物衛生研究所がウイルスの遺伝子の塩基配列を調べ、世界中の口蹄疫ウイルスの遺伝子データを集積している家畜衛生研究所に照合を依頼した。ただ、動物衛生研究所によると、ウイルスは感染するたびに変異するうえ、英国の研究所にすべてのウイルスのデータはないため、どちらから流入したのか特定は難しいという。

(2010年5月7日19時29分 読売新聞)



韓国でこの春発生したとき、日本の当局は何をしていたのか、だれも責任を問われないのか、そして何故マスコミは伝えないのか。風評被害を防ぐとの言い訳は欺瞞だ。情報を押さえることで、却って拡大を促進し、風評被害を広げる。

最悪の政見の時に最悪の事態が起きたらどうなるか、これが良い教訓になるだろう。


平成22年05月08日
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コメント

No title

口蹄疫は完全に今の政権が広がらせたようなモノだと思っています。
10年前の時はたったの700頭で済んだのが今は6万超え。なのに国としての対策はありません。
自分の予想ですが、民主政権は宮崎県が自民の勢力が強いため嫌がらせのために何もしないのでは、と思っています。
実際に小沢はこのタイミングで宮崎に行ってますし、選挙協力の取引をしに行ったのではないかと。

仮に拡大が止まらず、本土上陸されれば外国との人の交流、商品の輸出などにも影響が出てきて
宮崎だけの話ではなく国家レベルでの大惨事になるのではないかと思います。
以前、イギリスはそうなったわけですし。

ルーピーとばかにしていましたが、ここまでくればすでに国賊もいいところです。
対応のおそまつさ加減はほんとうにひどい。早く収まってほしいと心から願っています。

No title

>自分の予想ですが、民主政権は宮崎県が自民の勢力が強いため嫌がらせのために何もしないのでは、と思っています。

それは分かりませんが、そう思われても仕方のない対応のまずさだし、そして、未だにまともに動いていないようです。打つ手がないのか、手を打つつもりがないのか。

いずれにせよ、日本から畜産が消えるかも知れませんね。

民主は、確信的にこの国を滅ぼすつもりで居るのかと思うことしきりです。

民主支持の人たちはこういう現実は見えないんでしょうか。子供だまし手当などに目がくらんでいるんでしょうか。

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