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なぜ西欧の没落は避けられないか


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日本車は世界でもトップクラスの品質を認められている。欧米の車は、確かにマニアに向けて好みに合わせた車としては評価が高い。車は実用面は無論だが、衣服などのように個人の好みにより評価が大きく分かれる。すなわち、欧米車はマニアに向けた車の開発に特化しているが、車が現代生活に欠かせない物になっている以上、安全性や故障の少なさ、値段の安さ、維持の簡易性などが大きな要素であり、欧米車はその本来の車の用途では日本には勝てないので、特化したものを作るしかない。好みには合うだろうが、故障の頻発度は日本車の非ではない。したがって、途上国でも日本の中古車が極めて人気が高い。

しかし、これは日本でも起きていることなのだ。

800分の1を勝ち取った傘メーカーの生き残り戦略

昔は傘は結構高い物で、壊れると修理に出したり、自分で傘を修理する為の部品などが売られていた。その頃は、日本には傘メーカーが本当に沢山有りそれぞれが結構作り売っていたし、かなり輸出もしていたようだ。

しかし、その後中国製などが安く出回り、またビニール傘が出来てくると傘はあたかも使い捨てのような物になった。雨が止んだのに濡れた傘を持って歩くのは結構邪魔くさいし、仮に家から持って出なくとも降られたらコンビニか百均で買える。傘を持ち歩くことも余りしなくなった。

そうなると、わざわざ高いかさを買うことも無くなり日本の傘メーカーは大半が中国製などの安い傘に勝てずに廃業するしか無かったが、ただ、一軒の傘メーカーは高級化することで生き残った。なにしろ傘一本が数万円する。数は沢山売れないが利益は大きい。つまり西欧が高い車やカメラ、時計などで利益を上げるしかなくなったのと同じ事が日本でも起きているわけだ。

喫煙具などもそうだろう。昔は日本には良いライターを作る会社が沢山有って輸出もしていたが、使い捨ての百円ライターが出来てほとんどのメーカーが姿を消した。一部の会社は超高級ライターで生産を続けている。西欧でも、ダンヒルやデュポンなどの高級ライターが数万円、数十万円で売られているが、むろん、彼等が百円ライターと張り合う理由など無い。ライター自体が喫煙率の激減で不要な物になってしまい、今では使い捨てライターかあるいは趣味の物になっている。

趣味の物でしか生きてゆけないメーカーは、つまりは独自に売れる技術が無いということだ。

中国が世界第二位の経済大国というのが真っ赤な嘘なのは何度も書いているが、今回のコロナ肺炎でその嘘が更に明らかになるのではないか。

全ての製品でそれが言える。時計もカメラも欧米は高級品でマーケットを得ているが、本来実用品であるべき時計カメラは安くて丈夫であることを求められる。その分野では日本が突出している。

日本は基本部材や製造装置を握っている。したがって、仮に円高になっても他国は日本から買わなければ製品が出来ない。日本は既に輸出立国ではない。技術があれば、どんなに高くなっても製造国は買わなくてはならない。日本がその基本資財で世界の市場を握っていることが結局有事の際の円、ドルに次ぐ国際通貨たる所以なのだ。

ワイン、ウィスキー、料理など本来欧米が世界一を誇っていた分野で、日本が次々に世界最高峰の地位を得ている。車、鉄道、時計、カメラ等など、ほとんど全て後発でありながら世界トップクラスに至っている。

米国は別だが、西欧は既に宇宙開発、スパコン、半導体等などの先端分野で決定的に日米に差をつけられている。高速鉄道もその差はますます開きつつある。

航空機は欧米が市場を握っているので強いが、但し近年は日本の技術が欠かせなくなっている。機体の材料なども例えば今ではカーボン繊維が多用されてきているが、日本が供給するから設計製造が出来ている。

富の創出が技術のみによる事実から、技術に於いて遅れている西欧は、そして米国は、日本との差が開いて行くばかりであり、これにはいくつかの決定的な理由があるので、今から欧米が日本と逆転することは不可能なのだ。

そして国民の資質がなんと言っても大きい。開国後直ぐに当時の強国清、ロシア、そして米国と全面的に戦ったのは日本だけという事実が何を意味するか、考えてみるまでも無いだろう。資源もなく、西欧文化から離れている日本が世界第二位の富を得、欧米と違いゼロから瞬く間に宇宙開発技術の最高レベルに達したのは、単に運が良かったからではない。地理的な特殊性や、歴史、それに基づいた、宗教、社会制度などが理由だが、それ以上に言語が基本的な理由であり改めて別稿で書く。
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