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アメリカは思ったより早く終わる?

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二十日ほど前に「アメリカの終焉」と言う記事で、おそらく米国は急速に衰退して行くのではないかと書いた。理由は様々有るが、とにかく格差社会であり、近年その格差が留まる気配も無く広がっている。米国は西欧文明を引き継いでおり、つまり西欧の格差社会をそのまま引き継いでいる。確かに西欧のような王侯貴族と平民というクラスから発祥したのでは無いだろうが、精神的なクラスは十分に西欧の精神的な身分制度を下地としている。未だに米国の新聞には社交欄というのがあり、上流階級の交際関係などが載っている。

西欧もそうだが、この様な階級社会では下層階級の不満を抑えるためにとりあえず生活の保障が制度として存在する。英国のゆりかごから墓場までは確かに生活保障の手本として良く引き合いに出されるが、大元は下層階級の生活をとりあえずは保障して上流階級への不満を抑える為の物だったはずだ。西欧諸国は概ねこの様な発想で社会制度を拡充させている。が、その費用が近年足りなくなれば下層階級の不満が湧き上がってくる。

本来なら国民が力を合わせて解決して行かなければならないのだろうが、階級社会ではその役割は上流階級がひとえに行うべき物であり、また宗教も大きくその階級社会の成り立ち、言い換えれば下層階級の精神的な不満を繕っているとしか思えない。

つまり米国もある面西欧以上の宗教国家であり、大統領戦でも一般選挙でもキリスト教の影響を無視することは不可能だ。

ところで、今回の新型コロナウィルス肺炎の米国に於ける急拡大に至っても、日本のような学校の閉鎖などが米国では不可能だそうだ。これは西欧では日本と同様集会や学校の閉鎖に踏み切った国もあるのに、米国は未だ出来ない。その理由が記事になっていた。確かに彼の国の現状から考えれば当然とも言える。

新型コロナが広がっても、ニューヨークでは学校閉鎖ができない事情がある

つまり、米国では生徒の多くが事実上ホームレスで、学校が閉鎖されると食事の出来ない生徒が大量に発生するのだそうだ。この場合ホームレスと言っても別に路上生活をしているのでは無く、親が育児放棄をしている、親戚などに引き取られているなどのケースが大半だそうだ。

つまり米国の格差はこれほど深刻に広がっていると言うことだ。

若者だけではない。社会保障制度が無いために、年を取っても働き続けなければならない人間が極めて多くいる。近年よく知られてきているのはノマドという人々だ。

“ノマド”に転落したアメリカの老人たち アマゾン倉庫で働き、車で放浪生活

彼等はかつての金融危機などで住宅を失った人たちが多く、リタイヤした年齢でも生活が出来ず家も無いために車で全米を移動しながら季節労働で日銭を稼ぎ車上生活をしているのだそうだ。今回のコロナ肺炎で更にこの様な人たちが増えるのは確実だし、それに米国のホームレスの多さ、増加率の高さはもう完全に限界を超えているような気がするのだが。今までは宗教団体が寄付を集めてなんとかしてきた。つまり、国家がすべきことを宗教がしてきた。米国が宗教国家だというのはその為だが、宗教国家がどうなって行くかは散々我々は観てきたのではないか。

この様な人たちが近年米国には異常に増えている。米国自体の資産は増えているはずなのにこの様なレベルの人たちが増えているというのは、資産が彼等には全く回ってきていないということだ。

何度も書いているが、米国には公的医療保険制度が無く、民間の保険には貧しい人は到底加入できない。医は仁術などといい、日本でも医師は概ね高額所得者だが、それでも公的医療保険があることで病人の経済的負担は極めて低い。また難病などで特に高額な医療費がかかる場合はほとんどそれが免除される。しかし、米国では難病患者は金が無ければ死ぬしか無いのだ。

もともとは医療費が高くなったのは、何か問題が起きると直ぐ訴訟されるため、医療費がどんど上がり、保険制度を作るどころでは無くなってしまったからだ。世界の弁護士の半分が米国に居ると言われるほどの訴訟社会では、もう医療は完全にビジネスであり金になるから医者になるとと言うことだ。

民主党は政権を取ったら医療制度にメスを入れると言っているが訴訟社会をなんとかしなければそれは不可能であり、そして訴訟社会は絶体に改革できない。

西欧ではそれでも下層階級に対する配分が考慮されているだろうが、米国では既にそれが無くなっている。確かに資金があれば企業は大きな投資も出来、結局更に資金を得ることが出来るだろうから、米国企業は世界トップクラスの資金を持っている。が、それが国民に循環しない。

いつまで米国がこの状況に持ちこたえられるかどうかは分からない。力で下層階級の不満を押さえつけるしか選択肢が無くなっているとすれば、それこそ思ったより早く米国が崩壊するのではないかという気さえする。



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