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民主主義と独裁


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何度も引用しているが、チャーチルが言ったという民主主義は欠点だらけのシステムだが、他のどんな政治システムよりはましだというのはその通りだろうと私も思う。そう思うのが私だけではないから、先進国は例外なく民主主義であり、逆に言えば民主主義でなければ先進国と見なされない。別に民主主義が先進国の条件ではないはずで、国民が自由に物を言え、政府が国民の生活や安定を第一の目的として政策を進めているなら先進国と見なして良いはずで、別に民主主義でなければならない理由は無いだろう。

では、今の先進国と見なされている国々とは、欧米(それも限られた国)、日本、後は豪州(豪州は私は先進国とも思ってはいないが)くらいではないのか。実は先進国という基準は無い。みんながそう思うから先進国と言うだけだ、と言ってしまえば身も蓋もないが、実際はそういう定義でしかない。

みんなが思う先進国の条件を挙げてみるなら、経済規模が大きい、個人所得が大きい、科学技術力が高い、文化が世界的な影響力を持っている、国民の学識レベルが高く教育レベルも高い、社会が安全である、個人の自由が保障されているなどだろうか。

これらの条件も無論国によってその程度が異なる。また、その基準が異なる。主観による判断で評価が異なるなどなどの問題もあるので、それらを鑑みた上で、先に挙げた欧米、日本、豪州?くらいのものだろう。ただ、世界平均レベルから言えば、豪州も、そして韓国もむしろ先進国としてされている面もあるし、なにしろ韓国の場合はウリナラがイルボンより上ニダと言っているのだから多分そうなのだろう。

そして、先進国の条件として民主主義であることがある。が、これは先進国の条件では無く、先進国を選んでみたら全部民主主義国家だったと言うことだ。たとえば、独裁国家でも理論的には上記の経済規模から個人の自由まで全てに矛盾する物ではないからだ。

ただし、あくまで理論的にはであり、現実に古くからある国は全て過去には独裁国家だった。日本も例外ではない。西欧もそうだった。また国にも依るが、何度も支配する独裁者が追われ、次の独裁者が国を纏め繁栄に導いた例なども無数にある。むろん、現代とは基準が違うが、当時の先進国は優れた独裁国家だった。

つまり国を治める者が優れていれば、国家は安定し繁栄するのだ。民主主義は既に安定している当時の先進国の中で発展してきたと言って良い。民主主義体制になってから先進国になったわけでは無いのだ。

そして、言うまでも無いが先進国だけが民主主義国家ではない。つまり民主主義国家だから先進国というわけでは無いとの一つの説明にもなるだろう。是も当然、民主主義自体に様々なレベルがあるからであって、また民主主義はポピュリズムと裏表と言って良い。独裁者は自分の要求のために国を支配する。ただ、その望みが国民の生活の向上なら、力のある独裁者によってその独裁国家は結果として良い国になる。

ポピュリズムとは、国民に迎合し、自分を支持させる政治家が国を統べることを言う。望ましい民主主義とは国民の総意で国を動かすことだが、その国民の質が低ければ容易にポピュリズムに陥る。つまり形だけは民主主義国家だが先進国になれない国は要するに国民の質が低く、その結果国のレベルが低いままとなるわけだ。

国家は国民が作ると前にも書いたが、民主主義国家と言いながら実際には腐敗した政治しか持てない、結果として途上国としてしか存在できない国は、国民がそうしていると言うことになる。実際は独裁国家もそのようなシステムを自分たちが生み出したという意味で、やはり国民がその国を作ったわけで、つまりは独裁国家でも民主国家でもその国のレベルは結局は国民のレベルと言うことになる。

それなら、質の低い国民の国なら、質の高い独裁者が政治を司れば結果として優れた国になるのではないかとなる訳だ。サウジアラビアは独裁国家だが、国民の生活レベルはそれなりに高い。一方朝鮮人民民主主義共和国は国民に全く自由が無い。極論だが、こういう比較になる。

したがって、その国の政治の質は主権者の質によって決まるのであり、主権者が独裁者か国民かは関係が無い。

折から次のような報道があった。

弾劾裁判、トランプ氏に無罪評決 ウクライナ疑惑

トランプ氏が有罪か無罪かを誰が決めるのかと言えばあくまで米国の司法であり、その決定を国民が受け入れると言うことだろうが、米国では数の多い共和党がそれを決めてしまっている。つまり司法が機能していないのだ。

また別の見方をすれば、ヨーロッパも米国もエリート層による独裁であって、全国民が参加する民主主義では無い。つまり民主国家とは言いがたい。何度も書いているが、欧米は階級社会であり、一部のエリートが国を運営し、富を集めその一部で下層階級を潤している。したがって、下層階級は生活が潤っている間は政治に関心を持たない。一旦エリート層が富を十分に下層階級に回せなくなれば下層階級に対するポピュリズムに走らなければ国の運営が出来なくなる。今の欧米を観ていればそれがよく分かるのではないか。

確かにどの国の民主主義が完成度の高い物などとは言えない。誰が判断するかによるし、結果がどうかと言うことだ。日本の民主主義も決して理想の形では無いが、少なくとも欧米の様な一見民主主義のエリート独裁ではないだろう。むろん、これも異論があり、パヨクのみなさまはアベの独裁だとわめくのは承知しているが。

結局、独裁でも民主主義でも政治を司る者の質により国の質が決まるが、それでも民主主義の方がより高い主権者を作り出す可能性が高いと言うことだろう。だから、先進国は民主主義国家なのだと思う訳だ。







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