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今の日本はどうしてこうなった2


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ついついイザベラ・バードが腹立たしくて書いてしまったが、本題に戻るとして:

日清日露戦争で勝ったばかりではなく、第二次世界大戦では米国の40分の1と言われた国力、生産力、資源で、四十四ヶ月戦争を続けた。初戦ではかなり有利に進めたが、初期の内に休戦に持ち込むつもりだったのが、嘘つきロシアに裏切られたと言うのが定説だ。

当時世界最先端の兵器を製造しており、数々の傑作戦闘機、例えば零戦は米軍機がどうしても勝てず、ゼロとは戦うなとの指令が出ていたとか。後に零戦を凌駕する戦闘機が量産され事情は変わった。が日本では更に優れた戦闘機が作られいた。しかし、量産が出来なかった。その為の資財、電力、生産設備労働力がどうしても足りなかったからだ。原爆も開発していたがこれも電力が足りなかった。他にも、富岳 太平洋横断大型爆撃機や大型攻撃機連山、伊ー四百という当時からつい最近まで世界最大の潜水艦で、潜水航空母艦とも言われていた潜水艦。実際に小型爆撃機を積み、米本土爆撃を行っている。

時代遅れだったが、戦艦大和は技術的には極めて優れていた。

15センチ高射砲、酸素魚雷などなど日本の兵器性能は、甘く見ていた米国が愕然としたほどだった。

戦争初期では、海戦の主役は戦艦だったが、日本が英国のプリンスオブウェールズやフッドをマレー沖海戦で航空機による攻撃で沈め、そこから戦争が航空機によるものとなった。

いずれにせよ、当時の日本は米国からすれば一足で踏み潰せるはずだったのが四年近くも欧米中国を相手に戦い続けたのだから、彼らにしてみれば理解を超えていたのだ。

そして敗戦し、それから2,30年経った60-70年代、実質12,3%年率の成長を続け、あっという間に世界第二の経済大国になった。なお、当時はソ連が世界第二との触れ込みだったが、ソ連崩壊の後、それがとんでもない水増しだったことが判明した。今の中国と変わらない。

その日本だが、今のところ年率1,2%の成長率で推移している。年率数%成長のウリナラに及ばないニダというのは別として、元になる経済規模が大きいのだから1,2%でも、それなりに大きいとは言える。が、確かに欧米に比べても小さいが、ただその間物価は上がっていない。つまり国民の負担が増えているわけではなく、その間海外資産による利益が極めて大きくなっている。即ち、日本の経済力は非常に成長し続けているのだ。

その一方でインフラ整備が着実に進み、皆医療保険制度が確保され、教育制度が更に進み、相次ぐ自然災害にそなえて国土強靱化が進んでおり、同じ災害でも犠牲者は桁違いに減ってきている

もう一つ、日本の特異性を挙げるなら宇宙工学を挙げたい。

日本は米国や中ロのような派手な宇宙開発競争には加わっていないが、独自の技術を数々積み上げている。今ISSに大型資財を運べるのは日本のこうのとりだけだが、この運用技術は今では世界の標準になっている。実際の所、日本は有人飛行の技術を全て得ていると見られているが、必要が無いのでやっていないだけと言うわけだ。

人工衛星、おりひめとひこぼしによる自動ドッキング、小惑星いとかわや今帰還中のはやぶさ2によるりゅうぐうからの資料の持ち帰り、イオンロケット、太陽光ヨットなどなど全て日本が世界に先駆けて実用化している。

世界の宇宙工学は全てフォン・ブラウンに端を発しており、第二次世界大戦後米国とソ連がドイツから持ち帰り、西欧、中国、インド全てそこから派生している。しかし、日本のみ、非常に遅れて全く独自に開発を始め、極めて短期間のうちに世界最先端にいたっている。その時間の短さは理解を超える。一方西欧は今では単独では出来ず、数カ国が固まってなんとか大きなロケットを飛ばしているのが現状だ。

スパコン競争は事実上、日米中に依る物になっているが、米中は数による物であるのに対し、日本は定期的にクリーンヒットを飛ばし、しかも単に計算が速いのではなく、実用化において優れている。近年は省エネタイプに移行し、日本は中国など足元にも及ばない成果を挙げている。なお、ロシアも西欧も、そしてインドや中南米、豪州、まして二ダー国などは最初から対象外になっている。

つまり、日本の科学技術は一国として世界でもトップレベルにあるのは疑いもない。


・・・・が、芳しくない面もある。つまり、個人の業績を認めない、あくまで組織の成果しか認めないのだ。

私がよく挙げている例に二宮忠八の飛行機がある。彼は独自に飛行機を研究し、模型ではきちんと飛ぶ物を作ったが資金がなくてエンジンが入手できず、軍に支援を要請した。しかし相手にされず、その間にライト兄弟に先を越された。後に二宮忠八が設計した飛行機を実際に作ってみたらちゃんと飛んだという。ビジコン社が電卓に用いる中央演算装置、CPUを考案し、日本の半導体メーカーに持ち込んだけれど相手にされなかった。当時日本メーカーは記憶装置で儲けていたので、そんな物などやってられるか、と言うわけだが、その後そのアイデアはインテルに持ち込まれ、世界初の中央演算装置i4004が出来、インテルの驀進が始まっている。

ソニーはトランジスタを実用化して飛躍し、VTRも日本メーカーが家庭でも使えるように完成させた。ウォークマンは知っての通り。クリスタル発振器も今でも日本が独占状態であり、百円で時計が買えるのもそのおかげと言って良い。

世界初の小型ノートパソコンは東芝のダイナブックだが、今では東芝はその方面で見る影もない。

日本の科学技術は決して低くはない。というより世界のトップレベルにあるが、ヒット商品がこのところ出て来ない。今はビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスの様な人間が日本に出てくるようなことがないのではないかと本当に気がかりなのだが。ヒット商品は、例外なく一人の天才が生み出すと私には思えるからだ。
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コメント

No title

たかおじさんこんにちは。

当時の我が国は事実上の発展途上国であり零戦や戦艦大和等のすぐれた設計や製造そのものは何とかなっても、それを構成する部品類や稼働させるための油脂類、ガソリンなどの精製技術が残念ながら劣っていた事がよく書物によって明らかにされていますね。

日本海軍の和田技術少将が鹵獲されたB-17の艤装を見て後れを実感したり鹵獲後6か月以上放置されたカーチスP-40戦闘機をエンジン始動させたら一発で動いた等基本工業力の圧倒的差は戦後の高度経済成長期には先人たちの教訓を得たのだろうと察せられます。

当時の零戦などのエンジンは毎日整備し滑油などの補給をしなくては飛べなかったのですから、そのような事を考えても我が国は何とも重大な決心(戦争)をしたものと思います。

仰る通り我が国はもっと個人の業績や発明を大事にして保護し我が国の発展に繋げるべきと思いますが、政府や官僚のやっている事は真逆ではないかと考えております。

教育や躾、道徳教育や基礎研究開発費などの予算を減らすのではなく増やすべきだし、発明し業績を上げた個人にはもっと手厚い保護をするべきです。経済成長の一番手に観光収入をあげるようなバカな政策はいかがなものかと思います。

Re: No title

> たかおじさんこんにちは。

今日は。

>
> 当時の我が国は事実上の発展途上国であり零戦や戦艦大和等のすぐれた設計や製造そのものは何とかなっても、

そうですね。しかし、それを考慮して日本の技術は凄かったと思います。たとえば、大和の46センチ主砲を削ったのは米国製の旋盤です。そのような差は確かにあったでしょうね。

ただ、何の機械でもそうなんですが、ある精密な機械を作るにはそれを作り出せるだけの精密な工作機械が要り、その工作機械を作るにもそれなりの精密な機械が必要です。いくら設計が出来ても加工するための機械をいくつも作らなくてはなりません。

現代の精密機械も、最初の機械は木製の人力機械です。最先端の旋盤の祖先は木製足踏み旋盤です。

日本は設計が出来てもそれを作り出す機械を何代も作り上げる時間がなかったのです。

そのような機械の要らない物、例えば当時の大型探照灯の放物面鏡は現代の技術でも再現できない精度で、全て手作業で作っていたようです。

今、日本製のボールベアリングは世界の最高峰で、ドイツなども及ばないと言うことです。日本が作った家庭用VTRの回転ドラムは、日本製の旋盤でしか削れなかったとも聞いています。

> 当時の零戦などのエンジンは毎日整備し滑油などの補給をしなくては飛べなかったのですから、そのような事を考えても我が国は何とも重大な決心(戦争)をしたものと思います。

そうですね。しかし、あの決断は間違っていなかったと私は思っています。
>
> 仰る通り我が国はもっと個人の業績や発明を大事にして保護し我が国の発展に繋げるべきと思いますが、政府や官僚のやっている事は真逆ではないかと考えております。

そうですね。しかし、また集団のチームワークで大きな成果を上げているのも事実なのです。つまりチーム作業と、個人のひらめき両方が必要なのですが、どうも日本では個人プレーは協力が得られないようです。
>
> 教育や躾、道徳教育や基礎研究開発費などの予算を減らすのではなく増やすべきだし、発明し業績を上げた個人にはもっと手厚い保護をするべきです。


>経済成長の一番手に観光収入をあげるようなバカな政策はいかがなものかと思います。

確かに観光で海外に日本の姿を知らせるのは良いのですが、観光公害が大きな問題になっています。収入面だけで観光を振興するなどは確かに馬鹿げていますが、人気とり政策には都合が良いようです。

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