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アメリカの宇宙計画

平成22年04月21日

まず、最近の話題だが、今日、国際宇宙ステーションに行っていた山崎直子さんが2週間のミッションを終えて無事に帰還した。非常に嬉しい話題である。しかし、彼女を宇宙ステーションに送り、連れ戻したスペースシャトルは今年で退役し、当分の間人間を運ぶ手段はロシアのソユーズしかなく、いわば売り手市場なので運送費がどうなるかはわからない。それはともかくとして、アメリカは大々的に国際的な参加を呼びかけておきながら、自分で降りてしまうようなことを過去に何度もやっており、いわば今度もそれに近い。

確かに、アメリカが国際的な宇宙事業に果たした役割は大きいし、アメリカのスペースシャトルが無ければ日本の宇宙ステーション計画参加もあり得なかった。おそらく、日本独自ではこの種の計画は立てないし、有人宇宙飛行も考えないだろう。だから、アメリカがスペースシャトルを止め、オリオンロケットもやらない、自分たちだけの火星計画を実行すると言い出しても文句を言える筋合いではないのかも知れない。

かつて、ケネディ大統領が沈滞したアメリカを活気づけるためにアポロ計画を立ち上げ、そして今中国の台頭、相対的なアメリカの地位の低下に自信を失っているアメリカ国民に向かって、壮大な火星飛行計画を立てる。戦争をやるよりはよほどましではないのか。

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President Barack Obama on Space Exploration in the 21st Century

2:55 P.M. EDT

THE PRESIDENT: Thank you, everybody. Thank you. (Applause.) Thank you so much. Thank you, everybody. Please have a seat. Thank you.

I want to thank Senator Bill Nelson and NASA Administrator Charlie Bolden for their extraordinary leadership. I want to recognize Dr. Buzz Aldrin as well, who’s in the house. (Applause.) Four decades ago, Buzz became a legend. But in the four decades since he’s also been one of America’s leading visionaries and authorities on human space flight.

Few people -- present company excluded -- can claim the expertise of Buzz and Bill and Charlie when it comes to space exploration. I have to say that few people are as singularly unimpressed by Air Force One as those three. (Laughter.) Sure, it’s comfortable, but it can’t even reach low Earth orbit. And that obviously is in striking contrast to the Falcon 9 rocket we just saw on the launch pad, which will be tested for the very first time in the coming weeks.

ー 以下略 ー 暇のある方は、上記にアクセスして、お読みいただきたい。

で、これも借り物だが、内容を要約してあるので、ちょっとコピペ。


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月探査情報ステーションブログ


10/04/16: オバマ大統領演説「2030年代中頃には火星有人探査を」

アメリカのオバマ大統領は、アメリカ現地時間の15日午後、フロリダ州のケネディ宇宙センターで演説し、アメリカの新しい有人飛行政策について発表しました。この中では、先頃発表したNASAのこれまでの有人宇宙計画「コンステレーション計画」のキャンセルを受けて、新しいアメリカの有人宇宙への方向性を見出す政策が発表されました。

箇条書きにしますと、
・「コンステレーション計画」で開発されてきたカプセル型有人宇宙船「オライオン」(オリオン)については、基本設計を活かしたまま、その技術を国際宇宙ステーションからの緊急脱出用宇宙船としての活用ができないかどうか検討を行う。
・有人打ち上げを念頭に置いた大型ロケット(原文では"heavy lift launcher")を2015年までに設計を確定させる。このロケット開発については30億ドル(約2700億円)を出資する。
・2010年代には、有人宇宙飛行に関する根本的な問題(人間が宇宙放射線によって受ける影響など)を調査する。
・2025年までに、長期間の宇宙飛行に耐えられる有人宇宙船を開発する。これにより、人類初の有人小惑星探査を目指す。
・2030年代半ばには、この新しい有人宇宙船により、人類初の火星有人探査を実施する。最初は火星周回飛行を行い、その後、火星に人を着陸させ、安全に帰還させる。

というものです。
基本的には、今年2月に発表した予算教書における内容に加え、さらに長期的なアメリカの有人宇宙飛行について言及したものといえます。予算教書にあった「コンステレーション計画の中止」はそのままですが、その技術の一部転用や大型ロケットの新規開発などが加わっているのは注目されます。

火星探査については、2030年代半ばということで、これまでの「2030年頃」からすると少し遅れた印象はありますが、いずれにしても火星探査については1990年代から歴代大統領が繰り返し語ってきた、いわば究極の目標でもあるだけに、今後はアメリカの宇宙開発計画、とりわけ有人宇宙開発計画が、この目標に向けどれだけ短期、中期、長期の重層的プランを出してくることができるかが注目されます。

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ということ。

もちろん、アメリカのこの計画はアメリカの国としての威信を高める目的もあるが、同時にオバマ氏が高く掲げた物作りに回帰する一つの指針としても捉えられるのではないのか。なんと言っても、宇宙開発は非常に高度な技術の固まりであり、それを支えるためには広大な裾野がいる。この広い工業技術の裾野が存在して高度な宇宙開発技術が成り立つとも言える。

それは日本も同じで、日本が殆ど独力でペンシルロケット開発から始め、今では世界トップクラスの宇宙開発技術を持つに至ったのは、非常に広く高い製造技術があったからだ。日本の場合はほぼ全て民生技術だが、アメリカ始め海外では軍事技術の一環として開発が進んできたから、桁違いの予算と人材が投入された。

けっか、民生品ではろくな物がないソ連(ロシア)でもそれなりのレベルに達し、中国でもソ連の真似とは言いながらある程度のレベルに達している。宇宙産業は、その意味で逆に産業技術の裾野を広げる効果があるので、オバマ氏がブチ上げるのも理に適っている。ただし、早くもその先行きを危ぶむ声も聞こえてはいるが。

さて、日本だが、25年ほどで月面に人を送る計画がおおよそ有るようだが、具体案はまるでない。今の日本の技術で有人飛行や有人宇宙ステーションは、予算さえ有ればすぐに出来るのは間違いがない。なにしろ、30年以上前にアメリカは、今のゲーム機よりも能力の低いコンピューターでアポロ宇宙線を飛ばしたのだ。

つまり意志の問題であり、日本がその意志を持てばすぐにでも有人宇宙飛行船は出来る。すでにHTVが自力飛行出来、その大きなスペースには帰還用のカプセルを積むことも可能だから、HTVを土台に有人飛行をする計画が具体化しつつあるとのこと。

ぜひ、日本も目標を立て、経済活性化の一環として実行してもらいたい。単に目立つだけだからやるべきではないなどの事業仕分けは、結果として日本産業を閉塞させるだけのことだ。民主にはその見極めが無いらしいが、これが困る。
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コメント出来ないって、そうかな。

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