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災害に備える意味


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災害は被害を受けてから回復するより、被害を最小限にすべく事前対策を採る方がよほど効果的であり犠牲が少ない。それは病気、防犯、防衛なども同じであり、全て後手に回る事があってはならないはず。

今回、先月の台風15号による大きな被害がまだ回復していない千葉などに、また大きな被害を与えた台風19号がようやく日本を離れた。未だ被害の全貌は明らかにされていないが、多くの家屋が倒壊し、土砂崩れが起き、多くの河川で氾濫し、そして数十名の人が亡くなりあるいは行方不明になっている。広範囲で停電が起き、交通が止まり物流が停まり、通信も途絶えている場所がある。

雨は止んだが、記録破りの大雨が川に流れ込み、これから更に増水することになる。つまり水害はこれから拡大する恐れがあるのだ。

日本は世界でも特殊な自然災害の多い国だ。複数の大陸棚が衝突し、地球の奥深くへ沈み込んでいるその端にあるため、極めて地震が多く、同じ理由で火山が極端に多い。噴火による災害も頻繁に起きているし、そして台風の進路に当たるために毎年多くの台風に直撃される。

記録にある昔から台風被害は甚大だが、近年でも数千名単位で人が亡くなる台風は頻繁に来ていた。伊勢湾台風、室戸台風、枕崎台風、洞爺丸台風などなどそれこそ打つ手がなかったかのように思えたが、それでも懸命の防災対策が進み、近年では過去の台風よりも勢力が強まっているにもかかわらず、犠牲者の数は一桁少なくなっている。伊勢湾台風では数千名がなくなっているがそれに匹敵するとされた今回の19号では今のところ数十名のようだ。むろん、ゼロになるのが望ましいが、なかなかそうはならないだろう。とにかく犠牲者の数が減ることを祈るばかりだし、亡くなった方々のご冥福を祈る。明日は我が身かも知れないのだ。

さて、このような事を書くと不謹慎のそしりを免れないかも知れないが、敢えて書きたいことがある。犠牲者の多く、むろん全員などと言うつもりはない、が自らの責任で亡くなったと思えるのが残念だ。避難勧告がかなり前から出ていたにもかかわらず避難せずに倒壊した家屋の中で亡くなった、川の増水が伝えられその様子を見に行って水死した、もう危ないから外に出るなとの警報が発せられていたにもかかわらず避難所に行こうとして濁流に呑み込まれた等などの例が沢山有る。特に子供などがそれで犠牲になったのを聞くと本当にやりきれない。

死者にむち打つようで心苦しいが、この点は絶対に見過ごしてはならないのではないか。人はどういうわけか自分は大丈夫だと考える傾向がある。むろん大半の人は大丈夫だし生き残るのだがそれはたまたま運が良かっただけなのだ。

むろん避難所に行って何事もなく無事に帰宅できる例が多いのだろう。だから避難しなくとも良い、外に出るなと警告されていても自分は大丈夫だと考えがちなのが人間なのだ。今回の避難勧告はかなり厳しい内容で、命に関わるから助かることだけを考えろと繰り返し言っていた。大げさに聞こえるかも知れないが、自分の運が良くなければ死ぬのだとの意識を持つべきだと改めて思った。

ところで、国の対策として、いや個人でもそうなのだろうが、災害が起きてからその被害を回復させるのと、最初から災害に遭っても被害が少ないようにするのとどちらが良いのだろうか。川に堤防を造らずに洪水になってから復旧するのと、初めから川に丈夫な堤防を作って川が氾濫しないように金をかけるのとどちらが良いかという話だ。考えるまでもない、災害を防止する手段に金をかけるべきなのだ。そうすれば犠牲者も出ないし日本のように自然災害が繰り返し起こるなら当然一度の出費でしっかりとした防災処置をするべきだ。

かつてあの悪夢政権の時、ダム建設に反対し、例えば江戸川区のスーパー堤防に反対した。もし工事があのまま進んでいたら今回のような被害は江戸川区にはなかった可能性がある。ダムを造っておけば、今回のような川の反乱も抑えられた可能性がある。

悪夢政権の後、自民も防災工事には以前ほど執着していなかった。ただし、主原因ではないが理由はある。あの悪夢政権のために、土木建設業者が大量に破産し、今人手不足のために新しい工事を請け負うには人手が足りなくなっている。一度失ってしまうと、このような業種の回復はかなり難しいのだ。

とはいえ、自民も以前ほど積極的ではなかったが国民から土木建設と政治の癒着が批判され続けた為もある。モリカケなどその例だろう。

が、災害が起きてからその被害を回復するよりは被害を最小限にする為に金を使う方がよほど理に適っている。病気になってから治療費に金をかけるより、健康を保つために金をかけた方がよほど理に適っているだろう。損得の問題ではない。

そして国家防衛もそれが言える。戦争になってから防御するより、戦争を仕掛けさせない手段に金をかける方が結果として平和を保てるし、コストも減らせる。

護憲で戦争回避、話し合いで戦争回避という馬鹿達は、台風や地震と話し合い、日本に来るなと説得すれば良い。戦争を仕掛ける国との話し合いなど不可能なのは、台風や地震と話し合うのが不可能なのと同じだ。自然災害の来襲はどうしても避けられないが、戦争を仕掛ける国の徴発は、牽制力を持てば大体防げる。ただし、絶対に防げるわけでは無い事は理解した方が良いが、それはさておき国を守るとは自然災害から守るのも軍事攻撃から守るのも同じことなのだ。

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