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環境問題


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今、スェーデンの16歳のグレタ・トゥンベリという少女が環境問題について国連で涙ながらの訴えをし、話題になっている。よく言ったと言う意見から、誰か大人に利用されているだけだとの冷ややかな意見も少なくない。真相は知らないが、ただ16歳の少女が涙ながらに訴えるという構図は確かに受けるだろう。

ただ、彼女の真意は分からないし、彼女の訴える地球温暖化問題は確かに深刻であり、それに対する解決策は炭酸ガスの排出を抑えるしかないとの警告は別に嘘では無いだろう。

が、ここで考えなければならないのは、現実的に炭酸ガスの排出を抑える技術があるのかということだ。確かに同じ化石燃料を使っても昔と違い今のエンジンは効率が良くなり、その分同じエネルギーを得るにも昔に比べより少ない燃料で済むようになっているし、排気システムも向上し、全てではないが排気ガスから炭酸ガスやその他の有害成分を取り除いて排気する技術も向上してきている。

回収された炭酸ガスは、むろん工業製品の原料としても使われるが、他に圧縮し地下に入れる技術も開発されている。例えば今北海道の苫小牧で試験されているのは、CCSという技術で、排出される炭酸ガスを分離し圧縮し地下3000メートルの砂岩層に閉じ込めるという物だが、むろんそれなりのコストが掛かるし、到底発生する炭酸ガスを全て処理するなどは不可能だ。

炭酸ガスは人間が化石燃料を使うことで発生するのだが、本来植物がその炭酸ガスを吸収し、さらに海水が吸収している。雲や霧、雨などの水滴に炭酸ガスが溶け込み海に降り注ぐということなのだが、地球が温暖化してくれば水が吸収する炭酸ガス量は減るし、さらに炭酸ガスを最大に吸収する植物が大変な勢いで減っている。なにしろ、地球の肺と呼ばれるブラジルのアマゾン森林地帯等は今猛烈な勢いで縮小している。

結局、人間の技術による抑制や植物による吸収などを上回る速いスピードで炭酸ガス排出量が増えているのが現状だ。

そこで、上記のトゥンベリさんなどが工業化の抑制を訴えるわけだ。これは気持ちとしては分かるが、現実には無理だ。

わかりやすい例では車はかなり炭酸ガスを出しているが、その車がなければ物流が破綻し、現代人の大半は生きてゆけない。救急車や警察車両、消防車などが動かなくなった場合を考えてみても分かるだろう。

それらを電気自動車にすれば良い、というのが反対派の主張にあるが、電気自動車を作る際に発生する炭酸ガスはともかくその電池に充電する電気はどうやって起こすのか。自然再生エネルギーを使えば良いというのは何の解決策にもならない。 太陽光発電や風力発電、海洋発電などがどれほど自然を破壊しているかは言うまでも無いし、その製造維持のためのエネルギーはどこから得るのか。日本のような地形と気候でどれほど自然再生エネルギーが役立つかは、現実に電気代が高騰している現状からでも分かるのではないか。

昔は電気がなくとも人間は生活していたが、その時代に戻るならその時代の生活レベルと寿命を受け入れる必要がある。それが出来るのか。

炭酸ガス排出抑制や回収技術の発達は無論必要だが、それで取り返せる物ではない。それらのコストが更にエネルギーコストに反映されるだけのことだ。それと、果たして炭酸ガス濃度の上昇が人類の化石燃料消費だけの理由かとなると話は別だろう。太古の地球でも、温暖期と寒冷期は交互に来ているし、長周期で観れば今は寒冷期にあるとされている。寒冷期の最たる時期では地球が全球凍結したし、温暖期では極地の氷が全て溶けている。それを地球は繰り返しているのであり、今はたまたま安定期にあるに過ぎない。ただ、その間隔は数万年単位であり、現在の温暖化はそれでは説明できない面もあるとは言う。

いずれにせよ、地球温暖化は日本だけの問題ではない。今途上国では猛烈な勢いで人口が増え、それを補うために自然破壊が進み、そして炭酸ガスの発生量が激増している。先進国が技術でカバーできる範囲を遥かに超えている。

となれば、解決策は原子力発電しかない。現実に原発が実用化されて世界中に原発が存在しながら、原発で死んだ民間人は唯の一人も居ない。化石燃料の排煙でどれほどの人間が死んでいるか、疾病を抱えているか比べる迄もないだろう。

むろん、自然再生エネルギーは、ある意味乾電池と同様の意味があるし、それでなくてはならないケースもあるだろうが、決して主エネルギー源にはならない。量としては太陽光エネルギーは十分にある。が、余りに希薄なために、濃縮しなければならず、そのコストが常に得られる利益を超えているのだ。因みに、風力も海洋エネルギーも太陽光が変換された物だ。化石燃料も大半は太古の植物が炭酸ガスをため込んだ物だ。

現在は、核融合発電でも実用化されない限り、原子力発電以外に地球温暖化を防ぐ方法はないと思う。

もう一つ、プラスチックの環境汚染も似たような物だ。むろん、不必要な使用は避けた方が良いだろう。買い物のポリ袋なども、自分で買い物袋を持って行けば要らないし、昔はみんな買い物篭を持って行くのが普通で、私も子供の頃母が毎日竹製の買い物篭を持って行くのについていった。包装は、古新聞の袋が普通だった。その袋を作る内職があったという。

しかし、プラスチックを廃することは今はもう出来ない。下手にそんな事をすれば、生きてゆけない人間が大勢出てくる。出来る事はプラスチックの回収、再利用、そして代替できるなら天然素材に変えることくらいだろうが、ただおそらくコストは跳ね上がる。金銭的負担との兼ね合いでしか出来ないということだ。

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