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日本の欠点9

19 客観的視点が無い

これは個人の視点ではなく、国家としての視点であり、日本という国を客観的な目で見ることが無いし、もともとそんな必要があるとも思っていない様だ。尤も、別に日本だけの特徴では無いし、米国など世界の全てが米国だと思い込んでいる様な連中も珍しくは無い。西欧でも、アジアのことを全く知らない、日本と中国の区別もつかない無知な連中は無数に居る。まして途上国で情報も教育も最低ラインにさえ届いていない国では、自分の見聞きできる物だけが世界の全てなのだ。敢えて、日本の欠点としてあげたのは、日本が世界でもトップレベルの先進国とされながら、普通の国民の発言を聞いているとまるで他国のことを理解していない、ひいては客観的な視点で日本がどのように特殊な国なのかを理解していない。

一番良い例が、戦争はすべきでは無い、話し合いで戦争を避ける、戦争放棄は素晴らしい、憲法で戦争をしないことを決めているのは誇るべき事だ、などと普通に考えているからこそ、改憲問題一つ観ても改憲反対が未だに過半数を占めているのだ。

日本の様な立場にある国で軍事予算がGDPの1%等という国は無い。

本当に話し合いで戦争が避けられるなら何故世界から戦争が無くならないのか、なぜ米国は北朝鮮を攻撃せずイランに軍事恫喝をし、シリアに無警告で一方的な攻撃を仕掛けたのか、なぜロシアはクリミア問題を引き起こしているのかなどなどが平均的日本人には関係の無いことなのだ。日本が戦争をしないと決めれば戦争にはならないと本当に思っているらしい。というより、現実問題として考えることが出来ないのだ。

日本が今どのような立場にあるのかを客観的に判断できないから欠点だと言うしか無い。

西欧は同レベルで同じ価値観を持つ多くの国が隣り合っている。それでも様々な確執があの地域にはあるが、だからこそそれぞれの国がそれぞれの独自の立場を客観的に理解し、それを守ることに主点を置いている。

その意味で、日本の周りには日本と同じ価値観を持つ国も民族も無い。だから、日本は地理的以上に意識の上で世界の中でも孤立しているのだ。が、それを日本人は知らない。

20 力の論理を理解していない

何度か繰り返して書いているが、世界は正義で動いているのでは無く、力が正義なのだ。戦争の結果、負けた方は一方的に裁かれ服従させられる。負けた方の正義など何の意味も無いことを、日本は経験したはずなのに、未だにそれが理解されていない様だ。

力が無いことは罪なのだ。なぜなら、守るべき物を守れないから。力を持つことを拒否する事象平和主義者は、その意味で重大な罪を犯しているのに、それを自覚していない。

21 世界が正義では動かないことを理解していない

これは、上記と重複するが、それでも力で支配する国と価値観が同じ、あるいは妥協できるなら幸いだ。日本は米国と同盟を結んでいるが、万が一ロシアや中国と同盟を結んでいたらおそらく日本は極めて悲惨な状況になっていたろう。なぜなら、ロシアや中国は日本に力で勝った事が無い。あくまで近代になって大規模な戦争をした途端、それまで連戦連勝だったロシアは日本に負け、中国は西欧に散々蹂躙されていながら日本には勝てるだろうと思っていたのが負けた。

WW2で中ロが戦勝国となっているのはあくまで実力では無く特にロシアなどは火事場泥棒だ。となれば、仮に日本を彼らの側に引き入れたとしても絶対に隷属させようとする。そうしなければ自分たちの正当性を示せないのが彼らの思考だからだ。戦争に負けた相手に対しそれによって相手の実力を認めるような思考を彼らは持っていない。

米国は日本とあれだけの戦争をし、戦後は一方的な支配をしたが、現実には日本の可能性や実力は理解した。戦争をして、日本の実力の認めるべきは認めることが出来た。

今、あたかも米国が正義で世界を動かして鋳るかの様に見えるし日本がそれと歩調を合わせているかの様に見える。が、結果は米国が戦争に勝ち、その後の冷戦で勝ち、その冷戦や対ロ対中で日本を利用した結果だ。

米国が正義の国だから日本が歩調を合わせているのでは無い。米国に力があるから日本が寄り添っているのだ。それを日本人は理解していない。

ー 続く



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