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トランプゲーム

2020年11月実施される米国大統領選挙で再選を目指すトランプ氏がいろいろパフォーマンスをしている。

中国との経済戦争を行い、中国が歩み寄りを見せなければ全ての中国製品に25%の関税をかけると言っていた。それに対し、中国は実質的に対抗処置が無く、なんとか米国に取りすがるために日本ににじり寄ってきている有様だ。魂胆が見え見えだが、そこは日本も口先だけではあるが、日中関係は完全に元に戻ったと習近平をG20で出迎え、来年は国賓として迎えるそうだ。

それが功を奏したか、G20ではトランプ習近平会談の結果、とりあえずは現時点以上の経済制裁はしないそうだ。私たちが見聞き出来るのはあくまで公表された結果であり、公表されていない交渉や妥協がどのような物かは分からない。が、とりあえずは、中国は米国に現在は太刀打ち出来ないということが世界に示されたわけだ。つまり、トランプ氏は遺憾なく米国の力を世界に示し、来年の大統領選で大きく点を稼いだことになる。

ファーウェイとの取引容認 トランプ氏表明

米国のIT企業は揃って中国のHUAWEI製品の使用をやめると声明を出しているし、それは日本も同じだ。がそれを事実上トランプ氏は解除している。ただし、ファーウェイ製品の使用については別に解禁したわけでは無く、同社に向けて製品材料、製造装置などの供給は続けるとのことらしいが、ただ、これらの材料や装置を使ってスパイ機能を持った製品を作ることは出来るだろう。つまり、HUAWEIが怪しげ製品を作ること自体は防げないわけだ。

実際には米国の大手企業が同社製品使用をやめると言っているし、その打撃はかなり大きいと思うが、ただ、米国で無くとも価格は安いからそれをかう特に途上国などは結構多いのでは無いか。米国だけではないが、日本なども原料や装置の対中国の供給をやめれば事実上中国ではIT産業製品を作れなくなる。それで中国を追い詰めるのはまずいとでも最初から考えられていたのかも知れない。また、実際に中国に売ることで利益もあったのだから、供給業者の反対も無視は出来なかったと推察出来る。

中国問題がとりあえず落ち着いた、ただし米国は全ての制裁を解除したわけではないから、中国にとって厳しい状況は変わらないとは思うが、そんななか思いがけないニュースがあった。

G20で日本に来る直前か、ツィッターでトランプ氏が、韓国北鮮の国教非武装地帯で金正恩と逢いたいと唐突に言いだし、そして昨日それが実現したというのだ。


トランプ氏、金正恩氏と板門店で面会へ

現実に面会したところで、前回の会談で決裂した内容が今回一致するはずも無く、単に今後も交渉を続けると言っただけだが、これもトランプ氏の選挙目当ての運動としか思えないし、金正恩にしてみれば渡りに船だろう。今米国に無視されるわけには行かないのだ。また南と違い、核という切り札がある以上、どんな形でも米国は北を無視は出来ない。

今回はただあっただけだが、それでも対話を続ける旨を世界に発信したことは両者にとって必要な宣伝だったはずだ。はたして、唐突なトランプツィッターで決まったのかどうかは疑わしい。以前からその調整をしていて、形ばかりいきなり対面が実現したかのように作った、すなわち劇的効果を上げたとしか思えない。G20の帰りに韓国に寄ることになっていたのは以前からだし、そして文在寅とは話が通じないのだ。実際韓国では文在寅が米国と北の会談をアレンジしたかのように騒いでいるが、その文在寅がトランプ金正恩会談のその場にいない。なによりそれが、単にトランプと金正恩の意志を示していると思う。

G20とはいわば一つのショーであり、その場で各国の首脳同士が話し合う事が目的だ。全体会議は単にそれまでの合意をショートして示しているだけのことだ。まあ、それでも意味はあるが。

このG20を控え、それぞれの国がそれなりの下準備をしてきたのは当然であり、下準備には国家間の問題も当然含まれる。すなわちG20の場で初めて首脳同士が思いつきの話をするわけでは無い。世界の首脳全部が文在寅並の脳みそしか無いわけでは無い。

トランプ氏は何をするか分からない。今のところ日本を持ち上げているが、むろん日本のために働いているのではなく、米国のため、おそらく自分のために動いているのであり、たまたま日本の利益にもつながる面が多い、あるいはうがった見方をすれば日本がそれを利用していると考えると、一連の彼の行動もまあ良いか、と言うことになる。ただし、いつでもそうだとは無論限らない。



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