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ホルムズ海峡タンカー攻撃

折から安倍総理がイランに出かけ、最高指導者ハーメネイ氏やロウハニ大統領などと和やかな雰囲気で米国との和解交渉を進めるように話してきたその直後、ホルムズ海峡で日本関連のタンカーが何者かに攻撃され炎上したとの報道が入った。

米政府、ホルムズ海峡タンカー攻撃は国家が関与との見方-関係者

米国はイランの仕業だ、証拠があると直ちに声明を出したが、日本側はそれに対し正式な反応は示していないようだ。むしろ、タンカー関連会社が言う、イランではあり得ない、との発表に信憑性があるような感じだ。

そもそも、核を有している北朝鮮に対しては何も軍事行動を起こさない米国は、イランに対しては空母打撃艦隊を派遣するなどためらいなく行動を起こしている。ただし、空母艦隊だけで本格的な戦争遂行は難しいので、単なる恫喝だとの見方は以前からあった。

トランプは支持率が低迷し、次期再選が危ぶまれている面もあるが、北朝鮮に対しては及び腰ながら核を持たないシリアやイランに対しては事前通告も無く手を出している。もともと、今のトランプは家族がユダヤ教徒であることもありイスラエルの意向を重要視しているようだが、イスラエルと敵対している中東諸国にはそれなりの強硬な態度をとる飛鳥があるのだろう。それで言えば、今は無難な金持ちサウジも、イスラム原理主義を発信し、一部はテロの後見をしている感もある。つまり、イスラエルの安全のためには、中東イスラム諸国を押さえつける必要があるし、さらに現実にイスラムテロが蔓延している以上、そして欧米に多くのイスラム教徒が流れ込みテロを起こし、そのバックアップを疑われる地域をなんとしても押さえつける必要があるのだろう。

ただ、現状では石油の大半が中東諸国産であり、多くの国がそれに頼っているのが現状だから一方的に叩き潰すことなど出来ない。さらにテロが激化するだけの話だ。

日本は石油の大半を中東に頼り、その輸送路であるホルムズ海峡が通れなくなれば、今は死活問題になる。米国は元々石油を多く算出するし近年は豊富なオイルシェールが十分消費量をカバーしている。ロシアも石油、ガスは輸出するほどある。他の同盟国のために中東の石油を確保しておかなくてはならない理由しかないだろう。

そもそも米国はいつもそうだが、力で押さえつければ相手は必ずしたがうという感覚しか無い。基本的には西欧の論理だが、イスラム教徒は、異教徒と戦って死ねば天国にゆける、英雄になると信じている。米国との戦争で仮に国が無くなってもテロを激化するだけだ。

さて、今回のタンカー襲撃だが、タンカーが攻撃されながら大規模火災にもならず、今は自力航行で港に帰っている。乗組員に日本人はおらず、全員救助されている。つまり細心の注意を払い、大規模な火災、人命損傷を引き起こさないように攻撃されているのだが、ミサイルや砲撃などでは無く、当初魚雷だと言われていた。が、どうも爆発物を仕掛けられていたとの見方が出ている。それなら誰がいつどこで何のためにということになるが、それが出来るとすれば、そして安倍総理の訪問会談の直後、そして米国は直ちにイランの仕業と公表している。イランとの和解話し合いが何が不都合な事情を持っている国の仕業なのだろうがイランがそうとは思えない。

むろん、どこの誰がやったかはわからないが、勘ぐれば買収された乗組員が自作自演をしたとも考えられる。なにしろ、魚雷攻撃にしてはおかしすぎる点が多々ある。ミサイルや砲弾ではこのようなことは起きにくいし、知られずにやれることでは無い。魚雷もしかり。とすれば自作自演が濃厚な気がするのだが。なにしろ間髪を入れず米国が犯人はイランだと公表したのがどうも引っかかる。安倍総理の仲介をトランプは歓迎していたはずだ。それなら、外部に示せる根拠が無い限り、イランが要らんことをしたとはああもはっきりと間髪を入れずにいえないと思うのだが。

トランプは安倍総理とは仲が良いとされているが、本音はわからない。なにしろトランプなのだ。最後にジョーカーを押しつけてくるなどあるとは思う。トランプと安倍総理の中はともかく、トランプ自体選挙に向けてたたくべき敵は必要だろうし、中国は簡単では4ない。となれば、イラン?

サウジだとの噂も出てきたが、サウジは所詮未開国で、先日も人権派弁護士を王子が殺したりしているし。でも米国は何も言わない。イランとは同じイスラム教国でも宗派が違うからいわば敵同士。

安倍総理はだしに使われたともっぱらの評だが、そうは思わない。結果は変わらないかもしれないが、ただ動いたという事実があればそれは違うし、そもそもイランも安倍総理の口聞きで事態が改善するなどと期待はしていなかったと思う。








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