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国の順位


よくヨーロッパなどのなんとか機関が国の順位を発表する。が、それは彼らの価値観による物が多く、感覚的な統計については順位など意味が無い。犯罪発生率で殺人や暴力犯罪などの率、寿命などはそれなりに基準になるが、識字率などは名前を書ければOKなどというレベルの国や、読める資料の不足している国と充実している国の比較は無理。国民が幸福を感じているかどうかも、誰の基準化などが標準化出来ない。英語が話せるかどうかなどに至っては無意味であり、自国語で独自の文化を築いたかどうかなどが考慮されるべき。国家資産も、国内だけではなく海外資産や、他国からの信頼度などが大きく関わる。

例えば、客観的な数字が比較出来る国別GDPだが、この場合はUS$換算で比較される。今、公式のGDP順位では、米国が二十兆ドル弱、中国が十三.五兆ドル、日本が五兆ドルということになっている。ところで、ドル換算だから、レートの変化は米ドルには関係が無いが、中国、日本にはその時のレートで計算されるわけで、現在はおおよそ\110/$位。しかし、悪夢政権の2011年は\75/$にもなった。その時のレートを仮に今当てはめれば自動的に日本のGDPは7.3兆ドルになり、米国との差は(米国はレートが関係ないのだから)1:4なのが1:2.74位に縮まる。日本は長年経済成長していないと言うが、実はレートがその間に変わっているのであって、同じレートなら極めて成長していると言える。また、日本はその間にも着々と海外資産を蓄えつつあり、そこから上がる利益も当然増えつつある。海外資産はGDPには入らないが、日本の資産を示すことに変わりは無く、現在それは一千兆円を超えているので、国内生産が五百兆円だから、海外資産と合わせると一千五百兆円、つまり今の三倍になる。ということは最も円高だった時のレートで計算すれば日本の資産は米国以上になる!  とまあ、計算上はこうなるが、むろん、他国もそれなりに海外資産を持っているし、その時点のレートを使うのだし、そして海外資産はそこから上がる利益の全てが日本の物になるわけではなく当然地元にも還元されるのだからGDPとは別物、ということで、日本の資産が米国を凌ぐというのは単なる数字の話だ。まあ、良い気分であるが。

個人資産についても、日本の順位はこのところ下がっているのだが、それ以上に影響があるのは物価だろう。日本の物価は政府が尻をたたくほど上がらない。が他国の物価上昇は日本では想像が付かないほどで、例を挙げれば隣の半島は国家の財政が破綻しつつあるのに物価は急上昇している。つまり稼いでも買える物が無くなっているし、稼げない者にとっては地獄だろう。物価上昇率を無視して日本の個人収入が上がらないと言っても、購買力を考えた時結果は大きく違ってくる。

いずれにせよ、世界の景気が悪くなると日本円が買われ円が上昇するのは、円が安全な通貨だからだ。この信用というのは何物にも代えがたく、中国元が逆立ちをしても追いつく物ではない。

ところで、中国元だが、現実の所水増しが極めて大きいことはすでに常識であり、単に金を動かしているだけのこと。中央政府に上がってくる地方からの報告をただ纏めているだけのことであって、その報告がでたらめであるのは誰もが知っている。中央政府も嘘と知っていてそれを出しているに過ぎない。かつてソ連は米国に次ぐ経済大国の筈だったが、ソ連が崩壊してみてその数字が全くのでたらめだったことが分かった。

なにより、米国に次ぐ経済大国であったはずのソ連も中国も国際通貨を持てないのは、結局これらの国に信用が無いからだ。国家に信用が無ければ国家が発行する通貨に信用が付くわけが無い。結局、通貨が信用されているとは、国家が信用されていることなのであり、それを考えると、欧米の信用会社などが発表する国債順位などいかにでたらめか分かるだろう。

結局、統計とは嘘つきが使えばどうにでもなるものなのだ。リーマンショックがどうして起きたのか思い出してみればよく分かる。

犯罪発生率なども同じような物。日本では犯罪とされることが国によっては犯罪ではない。一方他国では問題にならないこと、例えば同性愛などがイスラム国家では死刑に値する重罪であり、これは大きな問題とされている。上級階級が人殺しをしても問題にならず、被害者が死刑になるなども国によっては珍しくもないし、北朝鮮には犯罪が無いことになっている。

人間の幸福度ランキングに至っては、あくまで西欧基準で測っているに過ぎず全く意味など無い。文化により価値観が異なる。それに対する満足感が客観的に比較出来るわけはない。

国際比較はそんな物だと考えておいた方が良い。参考になるとしてもその信憑性、基準などを理解しておかなくてはだまされる。いちいちまともに取り上げていたら、朝鮮は日本のはるか上を行く先進国と言うことになる。外国に比べ日本はどうしたこうしたとあまりにとらわれるのはいかがなものかと思う次第だ。



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