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差別、不公平があるから発展がある

最初に断っておくが、差別不公平があって良いと言っているのでは無いし、特に自分には責任のない子供においての家庭環境、資力、民族、国家などの不公平は決して認めるべきではないが、現実にそれは存在し、現実にそれを解消する手段はない。例えば親の愛情、知力、教養、価値観を本人以外にどうすることも出来ないだろう。持って生まれた才能の違いも、それを育てる環境が有ってこそ生きる。藤井蒼汰七段の親が将棋嫌いならどうだったろう。そして、実際には本人にもどうしようもないのだ。辻井伸行氏の家庭が極貧で特別教育が出来なかったら彼はピアニストとしての才能を開花出来るはずがなかった。金子みすゞは亭主が屑だったばかりに早世し、作品を多く残せなかった。

したがって、本人や周囲が気づき、努力をして改善することが出来ない社会はすでに社会自体が間違っている。本人が気づけること、解決の手段があることが社会において機能しなければならないと言うことになる。

意欲も能力もありながら親に資産がないから、理解がないから進学出来ない学生のために国家が支援をして進学させ学ばせるのは実に結構だ。が、今の奨学金制度は場合によっては本人の人生を縛るほどに過酷な返済を求められる。

本当に能力があり意欲があるなら全額国家が負担し、返済を求めないくらいの制度があって良い。一方、学ぶ気も無いのにただ学歴が必要だからと進学する者からは今の倍以上も取れば良い。高校無償化も、意欲も能力も無い者、親に十分に資力がある者にも同じように適用すべきではない。幼児教育も同じだろう。それこそ幼児に本人の自覚や覚悟を問うなどは不可能だが、親の資力に負担がかかるならそれに応じて公的支援があってしかるべきと思う。

ヤノマミに生まれた子供に機会を与える事が出来るだろうか。朝鮮に生まれた子供に、我々が何か出来るだろうか。ISの戦闘員として育てられた子供に世界は何が出来るのか。掃討作戦だけではないのか。彼らを救い上げるなど出来るはずがなく、またすべきではない。原因に本人の責任がなくとも結果には責任を取らされる。これは不公平だが、現実に解決手段のない不公平なのだ。理想は結構だが不可能な理想があることくらいは理解すべきだ。

中国人、韓国人、ロシア人、欧米の庶民階級に生まれたことは彼らの責任ではないが、現在彼らのやっていることは彼ら自身が責任を負わなくてはならない。

そもそも他国から見れば日本人は言いたいことも言えず、周囲の目にさらされ、常に他人に気を遣わなければ生きてゆけず、突出した能力を示せばたたかれるから、集団としての能力は高いが個人がその才能で世界を変えることが出来ないなどなど、不公平な社会だと思われているかも知れない。何を不公平と見るかは社会の価値観による。

少なくとも昔のように神の思し召しで不公平がある、あるいは前世の報いで今があるかのようなごまかしは絶対にすべきではない。

ただ、我々に出来る事は、我々が不公平を生み出さない事だけだ。出来てしまっている不公平を解消すべく努力するからこそ、社会が発展するのだろう。その解消を目的としない社会は絶対に発展しない。中国韓国が千年以上も変わっていないのはその為と言って良い。

世界の国が全て平等などあり得ない。日本という国が他国から離れた島国であることは他国からの侵略が無い状態で発展出来た。これは日本が恵まれていたといえるが、一方島国であるために他国からの文化の流入もなく他国との交流もない孤立した存在として独自の文化を創り上げるしかなかった。これを不幸と考えるか幸福と考えるかはその結果による。かつては日本は確かに貧しい国だった。農業でも狩猟でも土地が狭いために十分に食料が得られず、定期的に台風に襲われその為大きな集落を作ることがなかなか出来なかったし、さらに地震や火山などの自然災害も多く、日本の発展を妨げた。

孤立した島国であることから他国からの産物を運ぶのに大変な時間、労力、危険が伴うために極めてそれらの輸入品が高額で、なかなか手に入らなかった。

だが、現代では孤立した島国であることから国家の安全が保たれ、海上輸送は大規模で安価であるため、他国との物品のやりとりには極めて有利だった。自然災害が多いために、嫌でも人々が協力し、災害の損失を少なくする技術を高めそれが日本の土木建築技術レベルを飛躍的に上げた。

協力しなければ生活出来ない環境で、争うことをしなくて済んだ。社会のルールが機能し、人間の平等化が確保された。因みに日本の身分制度は、同時期の西欧に比べて比較にならないほど緩やかであり、庶民に教育が優先されていたこと、女性の地位が高かったことがわかる。あくまで当時の世界基準での話だが。したがって、成人の選挙権、女性の参政権も世界では欧米に比べてもかなり早いほうだ。

その結果、日本は孤立していたにもかかわらず、開国後乏しい資源で急速に国力を高め西欧の植民地化を許さず、急速に技術開発を進め軍事力において日清日露戦争を勝てるようになっていた。たまたまそうだったのではなく、日本にそれだけの力を作り上げる能力があったと言うことだ。

欧米が不公平は神の思し召しと言っていた時、日本の数々の不運な状況は神の思し召しで、西欧の植民地になるのが当然だったはずだが、そうはならず、そして国の存亡を懸けた最期の戦争で負けはしたがその後世界の中でも突出した強国富裕国に駆け上がった。様々な要素で、客観的に見ても日本は確固たる地位を保っている。

不公平だったから日本は今の状況になれたと考えれば、この記事の表題の意味が分かるのでは無いか。中国、ロシア、インドなど、日本とは比較にならないほど恵まれた環境に有ったはずだが、今到底先進国とは言えない。

結果として日本の置かれた不公平な厳しい環境が日本を作った。ただし、恵まれていない環境の国が全てそれを跳ね返して発展するなどは隣の半島国家を見れば例外中の例外なのだと理解出来るだろう。


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