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中国ロシアにしてみれば

私たちの国日本は世界では西側陣営と呼ばれる国家群に属している。すなわち、米国を中心とした自由主義陣営であり、資本主義陣営、民主主義陣営などに分類されている。それに対する東側陣営とは、共産主義陣営として旧ソ連を中心とした国家群であり、数だけは多いし、分類上はインドなども含まれている。中国は形の上ではソ連と袖を分かち東側陣営ではないが、体制としてはやはりこちらの東側に類すると見て良いだろう。国家数、人口、国土面積などでは東西はそれほど極端に隔たってはいなかったし、かつては今以上に東西冷戦時代が続き、現実に第三次世界大戦が起きる危険が何度かあった。今はかつてほど見かけ上は対立がなくなってきたし、米国は今では中国との対立に主点を置いているようだがかつての米ソ対立ほどの厳しさは今のところ無いようだ。また、分類上東側になっているインドは、現在ではむしろ西側との距離を縮めているし、かつて東側であった東欧諸国もソ連から分離して以来西側に接近している。東ドイツなどその典型か。

かつては見かけ上米ソは拮抗していたように見えていたが、現実は圧倒的に米国、すなわち西側が圧倒していた。まず、第二次大戦では形の上ではソ連は米国側だったし、終戦間際突如日本との不可侵条約を無視して日本を攻撃したのも、日本が降伏する前に対日戦勝国としての地位を得るためだった。それは中国も同じで、現実には日本とまともに戦っていたわけではないし、国民党軍は解放軍との内戦が主で、日本からは事実上逃げ回っていた。が、それでも米国を上手く焚きつけ、結果として戦勝国の席を得て、ソ連とと共に国連の常任理事国のポストを得た。

当時の米国は本当に馬鹿で、対日戦では人種差別意識丸出しで、簡単に片付くと思っていた日本が粘るので手段を問わずソ連や中国に乗せられたとしか考えられない。それが戦後の東西冷戦や米中対立を招いた。

そのような時代がすぎ、今では当座冷戦時代よりは世界は安定していると言える。小競り合いはあるが、現実に中ロとも米国とまともに張り合う能力は無いし、そんな事をしても何の得もないことは両国も理解しているようだ。が、だからといって米国側に付くことはできない。そのように国を作ってしまったし、国民の資質がそれを実現させない。

そもそも、今中ロがなぜ西側と張り合う必要があるのだろうか。ゴルバチョフやエリツィンの改革がプーチンでまた元に戻っているし、一時の毛沢東、周恩来、胡耀邦では親日政策を採っていた。しかし、江沢民で一気に悪化した。対日対米融和を許さない勢力がある。軍部だろう。つまり中ロは見かけでは政治部主導だが、現実には軍事政権ということになる。

やはり、戦争末期でのソ連の裏切り、中国の度重なる反日政策などは彼らの根本的な国是でしかないが、かつて対日戦争で敗北したことも原因ではないのか。結局は遅れて世界に出てきた自分たちよりも小さくはるかに未開な筈の小国日本に、当時の大国であったはずの自分たちが負けた歴史を認めるとは、自分たち自身を否定するような物だったからだ。特に中華思想の中国においてはそうだったろう。サイズはどうであれ、基本的な考え方は隣の馬鹿ん国と同じだ。

いずれにせよ、今の東側陣営は、表向きはどうであれ軍事政権国家群だと言って良い。ただし、自ら軍事政権を表に出してはいない。北朝鮮でさえ民主主義国家を名乗っているのだ。ロシアは形ばかり思想の自由を保障しているが、現実には政府が国民を支配し、その政府を支えているのがロシア軍部と見ればあの形態がなぜ続くのか理解出来るし、第一ロシア人自体があれ以外の政体を経験したことが無く、あの形態がなくなれば国家が崩壊しかねない。それは中国も同じであり、あのような国家で国民を従えまとめるにはその為の力を常に見せつけておく必要がある。軍事政権とはそのような物だ。本来軍事力とは他国からの攻撃に備えるためにあるが、今の東側陣営は表向きはどんな政治の形を見せていても現実には国民を力で押さえつけている、すなわち軍事政権国家だと見て良い。政府は軍人の操り人形として存在している。

軍事国家であるなら、軍事力の保持と強化についての理由がいる。それが敵国であり、南朝鮮などは軍事国家とも言えないが明確な敵として日本がその役目を仰せつかっているわけだ。

ロシアがかつてゴルバチョフなどが民政化を試みたが、結果として国内が乱れ、プーチンにより今は元の木阿弥になっている。中国も例えば鄧小平などは改革開放政策で豊かになることを優先する策を打ち出したが、結局人民が力を持つことを警戒した軍部により潰されている。その後の江沢民以降軍の覚えがめでたくなければ主席になどなれなくなった。

結局、今の東側陣営は、国民がその資質を備えていないのだ。教育の問題もあるだろうが、なんと言っても長年染まってきた価値観、文化などが簡単に変わらない以上それは変えられない。順調にいっても国民の質が変わるのは百年、親子三代の期間が要る。あくまで順調にいけばだが、おそらくもっとかかるだろう。しかし、一千年前の世界なら百年二百年の時間はそれほどの変化をもたらさないが、現代の百年では予想も付かないほど世界は変わる。現実に私が生まれてから百年など経つわけがないが、その間の世界の変化は、想像だが一千年、二千年前なら数百年に当たるくらいの変化ではないのか。それでも、人間の意識は変わらない。

つまり激動するこの時代で、技術は日にち単位で変わっても、かつての百年分の情報が一時間もかからないで世界で共有される時代になっても、人間の価値観や能力は昔と変わらない。すなわち、上辺だけは変わったように見えても、今の中国ロシアなど東側も、そして欧米の西側も人間は変われないのだ。

中ロという国が滅びても、人間は残る。すなわち東西対立は今後も続く。そうでなければ、中ロやそれに属する人間達が存在出来ないからだ。国家として見かけ上は、偶発戦争でもない限り大体西側の形でまとまって行くが、対立は残り続けると思う。敵がいなければ存在出来ない国は、千年前から変わらずに存在するし、そうでしか存在出来ないからだ。


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