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民主主義万歳

民主主義とは名ばかりの国もあるし、また国民に資質がなければ民主主義は国を壊す。途上国がまねで民主主義を採るべきではないし、先進国がそれを押しつけるべきでもない。

民主主義とは、国家が作るのではなく、国民がそれを支える資質があって初めて機能する。これは前稿の「誰がその国を作ったか」や「外から見た日本」などで繰り返し書いていることなのだが、民主主義もそれを使えるだけの資質がない国民にとっては役に立たないどころか最悪の事態に陥る。欧米諸国が途上国に対し民主主義を取り入れるように仕向け、また民主主義を取り入れればそれだけその国家が進歩したかのように評価する傾向がある。

が、西欧、米国でも民主主義が望むべき姿で機能しているわけではないし、むろん日本の民主主義も理想の姿とは言いがたい。

有名な言葉だが、チャーチルは「民主主義は最悪のシステムだが、それ以外のシステムに比べればましだ」と言ったという。彼が本当にそう言ったかどうかは分からないが、この言葉自体は一見なるほどとも思える。が、私にはそうは思えない。

まず、民主主義と名乗れば民主主義という物ではない。北朝鮮の国名は”朝鮮民主主義人民共和国”というが、あれを民主主義と見る者は居ないだろう。ロシアも民主主義なのだが、現実には民主主義は機能していない。そのように、民主主義と言いながら全くそれとはかけ離れた国は無数にある。隣の馬鹿ン国などもその甚だしい例だ。

民主主義とは国民の総意で政治が動き、国家の運営方針が決まる。つまり国民にそれだけの資質がなければ、到底民主主義など機能しない。

かつて韓国ではローソク屋の陰謀でデモが起き当時の朴槿恵大統領が追い落とされ、そして今獄中にある。むろん、朴大統領自身に問題があったのは事実だが、それをローソクデモで追い落とし、民衆の力で政治を変えた韓国はイルボンなど足元にも及ばない優れた民主主義の国だニダ、と言っていたその韓国で、今北の黒電話の部下が大統領になり、世界から孤立しさすがに韓国人もこれはまずい、イルボンのせいニダ、イルボンに謝罪をさせ金を出させるニダと言っている状況だ。

結論を言えば、民主主義を本来の目的で実践出来るようにするには、本来の目的を理解出来るだけの教養が国民に無ければならない。その為には、国民に対し、国にとって不都合なことも含め全てを公表し理解させ無ければならないが、国民がそのように理解するためには、識字率は無論、総合的に物を判断出来る知的レベルが必要であり、さらに自分を犠牲にしても全体をよくすれば結果として自分も利益を得ることが出来る環境、とくに国民同士が社会を信頼出来、互いに信頼出来る状況でなければ、それを保つだけの教養素質がなければ、民主主義で行使する力を自分のためだけに使うだろう。つまり、自分の利益を保証してくれる者を政権に就けようとするだろうし、そうなれば力による、あるいは買収によるやり方でそれが出来る者は多くの票を集めることが出来る。

形ばかりの民主主義国家ではそれが普通に起きるのであり、民主主義の結果政治が腐敗を極めることになる。資質のない国民の国が民主主義を真似で取り入れ結果として国を最悪の状態にしかねないのだ。おそらく、中国はそれを知っているのではないかとさえ思える。

それくらいなら、極めて強力な指導者が独裁体制を取り、強制的に国民の教育レベルを上げ、それから徐々に国民の意思を政治に反映させる形に移行して行く方がましだろう。但し、中国はその方向に動いていないことは明らかだ。

そして、中国のみならず実際の所それを目指している途上国、似非民主主義国家など無い。つまり、民主主義とはそれなりの数百年以上の時間をかけ、様々な試行錯誤を繰り返しながら国民に共同意識を作り上げつつ国民全体の教養や意識を作り上げて行かなければ成り立たないのだ。

西欧やそれを引き継いでいる国々はそれなりにその過程にあるとは言えるが、それでも西欧そして米国などは明らかに階級社会であり、庶民階級は自分たちの生活や平和を保証してくれる限り支配階級を支持する。が、経済的な疲弊などでそれが出来なくなると途端に庶民階級は支配階級に反乱を起こす。これが今欧米で起きつつある。

だからこそ、欧米は形振り構わず経済的な落ち込みを防ごうとしているしその為にも中国にすり寄り、米国は中国を落とそうとしている。欧米においては金がなければ民主主義が機能しなくなる危険性があるのだ。

まして他の似非民主主義国家がどうなるかは、たとえば隣の半島を観れば良い.彼らは自分たちが民主主義国家だと思っている。民主主義国家とは何かを理解していないからだが、自らの犠牲もいとわずに社会を向上させ結果として自らも潤うという概念を持てないのがこういった似非民主主義国家だろう。

さて、では日本はどうなのか。無論欠点は沢山あるが、客観的に観て民主主義が機能していると思えるのは単なるひいき目だけではあるまい。

まず、日本は江戸時代からある面民主国家だった。むろん今の民主主義とは違うがまず庶民教育に積極的であり、識字率の高さ、基礎的な数学の能力が当時の世界ではかなり高かった。というよりずば抜けていたのは、現在残されている数々の記録で明らかだろう。また、確かに幕府の独裁ではあったろうがかなりの部分町役人や村役人など庶民の代表が決定していた自治も認められていた。女性に対する教育も世界では例外的に高かった。

また子供の扱いにしても、欧米では子供は力で押さえつけながら教育しなければ一人前にならないと考えられていたが、日本では子供を社会が守り養育する考え方が普通だったことは当時日本を訪れた外国人が度々記録している。

一般庶民の選挙権が付与されたのは欧米に比べても決して遅い方ではない。なにより、開国後あっという間に世界の列強に加わり、当時の大国清、ロシアに戦争で勝ったことは日本がただの未開国ではなかったことを如実に示している。これは様々な記録が根拠を以て示しており、決して希望的観測ではない。

結局日本は大昔から国民の質をそれなりに民主主義が機能出来るレベルにしていたのだ。だから、民主主義が機能していると言える。むろん、完全無欠の民主主義など無いが、ただ、現在の世界を見回して、私が日本人であるひいき目を除いても、客観的な事実からそれは言えるのではないか。








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