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外から見た日本



日本は世界から見れば少数派であり、かなり特殊な存在らしいが、私たちが客観的に日本がどうなのかを知ることは難しい。ただ、治安の良さ、寿命、政治の安定度、政治の清潔度、教育レベル、文化力などなどから客観的に見ても日本の特殊性が類推出来るだけだ。

ただ、これもかなり最近になってからそうかも知れないと思うようになっただけなのだが、元々日本は海外に自らを発信する努力をあまりしてこなかったような気がする。最近こそ、観光のために来日する海外からの訪問者が毎年うなぎ登りと言って良いほど増え続け、むろんそれによって日本という国が広く知られるようになってきたとは思うし、それによる観光公害で訪日外国人を拒否する雰囲気まで出てきている。なにしろ、他国に来て他国のルールを守れない者はどこにも居るのだ。

現状では激増する観光客の大半はアジアからが多く、中でも韓国や中国が多い。近いから来やすいと言うこともあるだろうが、これらアジア諸国が近年豊かになり旅行に来る余裕が出てきたことや、LCCの普及などで費用が非常に下がったこともあるだろう。

したがって、欧米からの来日客は増えてはいるがアジアから程ではないのも当然だろう。やはり交通費は安いがそれでも遠すぎるということか。ただ、以前ほど日本の物価は高くないし、むしろ欧米の特に都市部の物価の高騰から考えれば日本旅行はかなり割安と言える。いずれ、こういった欧米からの客も増えるだろう。それはとりあえずは良いことだと思う。なにしろ、自分の目で見る他国は報道や人づてに聞くものより、格段に印象に残る。

私自身の経験だが、かつてヨーロッパもアメリカも日本より進んだ近代的な街と古い文化が共存している場所だくらいの漠然としたイメージを持っていた。が、実際にこの目で見て、あまりに街が汚れてゴミが道路に散乱し、人々の服装が大雑把で日本ではあまり見ない不潔な人間が大勢居て、泊まった宿屋(貧乏旅行だったので安宿に泊まったのが最初だった)では、部屋の掃除が全くされていなく、文句を言ったら箒やちりとりバケツのある場所を教えてくれた、つまり自分で掃除しろというわけであきれかえったのが最初の海外旅行だった。

人々は無愛想で、商店のスタッフなども自分たちのおしゃべりだけで、接客という意識がない店が多かった。それでも質問をすればそれなりに親切に答えてはくれたので、悪意があるのでは無く接客という意識がないのだと理解していた。

むろん、不親切というのではないし、必要なら助けてくれることも付け加えておく。夜になると食料品を売っている店が閉まってしまう。夜の食べ物を買い損ね、と言ってレストランで食事をすると遅くなるし金もない。そこで、レストランに行ってサンドイッチを作ってくれないかと言ったら、ちゃんと作ってくれて安く売ってくれた。つまり不親切なのではなく必要なら助けるがそうでなければ放っておくというやり方らしい。

また、一度来た観光客が周囲に日本のことを説明したり写真を見せたり、なにより今のネットの普及で日本の様子が一昔前に比べれば極めて詳しく分かるようになってきたのも大きいと思う。また、日本人は親切だとの評価も多いようだが、上記のようなサービスが当たり前の国から来れば日本の接客は特別親切に写るのだろうし、日本のゴミ一つ落ちていない道路を見て、初めて自国の道路の汚さを意識したと言うことではないのか。つまり、それまで海外では日本は特殊な国という気持ちはあったろうが、それだけだしなにより日本のことを知らないのが欧米の普通だった。

冒頭に書いたように、日本は海外に向けて自国のことを広報する努力をしてこなかったようだ。近年こそ日本に来る観光客は激増してきたが,それを受け入れる体制が出来ていない。また、いくら観光客が増えたと言っても西欧諸国には遠く及ばない。

昨日火事で焼け落ちたパリのノートルダム寺院一カ所で下手をすれば日本に来る観光客に匹敵する数の観光客を惹きつけている。だからこそ、ノートルダムの復旧費用が九百億円あまりとされたのが一夜にしてそれに匹敵する寄付金が集まってしまい、それを出したのは多くのフランスのブランド企業だという。ノートルダムが客を呼んでくれるから、それらブランド企業にしてみればノートルダムの集客力は十分に復旧費を出す価値があると言うことだ。

いずれにせよ、日本は海外に自国の宣伝を本当にしてこなかった。例えば中国韓国が嘘でたらめで日本を侮辱し国際社会に宣伝していた時、日本はまともに反論していなかった。中韓の日本誹謗の根拠が証言、噂、荒唐無稽な教育、映画、芝居などのイメージによる物でしかない時、日本はきちんとした根拠を示して反論出来るはずだったが、それをしなかった。

むろん、原爆の悲劇を訴えはしてもそれで米国をおとしめる宣伝などはしていないし、かつて日本を裏切ったロシアについてもそんな宣伝はしていない。西欧諸国のマイナスイメージも宣伝などしていない。

他国の非難中傷はする必要は無いが、中韓の嘘をきちんと否定することもしてこなかったのは、どう考えても不思議だ。

日本人が、日本の本当の姿を知ることは難しい。なにしろ、他国を知らなければ比較出来ず、比較出来なければ日本を知ったとは言いがたいからだ。

日本のもっと伸ばすべき長所はあるだろうし、直すべき欠点もあるだろう。それらを知ることは、日本を今後もっと良くして行くために必要なのではないだろうか。そのためにも、他国との比較がもっとできればよいと思うのだが。






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