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日本の借金一千兆円

留瀬「今日は、今日は暖かいけれど、昨日は寒かったですねぇ」
高雄爺「ああ、お入り。今年は暖冬だって言ってたし桜も例年より早く咲いたようだしね。でもまあ、毎年春先は三寒四温で大体こういう天気だよ。だから体が慣れなくて、風邪を引いたりする」
留「そういやぁ、日本経済が風邪を引いているみたいですね」
高「おや、どうしてそう思うんだい」
留「なんとなく。どうも景気が良いという話聞きませんね」
高「なんだ、何となく、か。まああたしも覚えているけれど、かつてバブル経済とか神武景気なんで言われている時期があった。覚えているかい?」
留「いやぁ、聞いてはいますけれど、実感は無いなぁ。あたしが学校出て就職してからは日本経済は二十年くらい死んでいる、停滞しているって話ばかり聞いてたし」
高「まあ、バブル景気は特別だったと言えるけれど、実は日本が最も経済成長したのは七十年代中期くらいかな。年率成長率で名目二十%越えだった。覚えているかい」
留「いや、生まれてませんって」
高「今の成長率が一パーセント台で、バブルだと言われていた九十年代でも五%位だったからね、二十%越えなんて、世界でもあの当時の日本だけじゃないかな。でも物価の上昇率も凄かった」
留「ま、今の成長率はマイナスにならないだけましだと言うだけでしょ?」
高「そうとも言えないよ。まず経済規模が全く違う。六十年代の日本のGDPは七十五兆円くらい、今は五百兆円を超えているんだから、十倍とまで行かなくとも七倍くらいかな、となると金額としては、例え現在一%としても五兆円。それなら、六十年代なら六.六%か。かなりの物だよ。それと、ブログ主も何度も言っているけれど、日本は海外資産が世界最大であり、その伸び率を入れると実は日本の資産としてはとんでもなく伸びていると言える。なにしろ、戦後最長の期間成長し続けているんだ。けっして風邪を引いているとは言えないんじゃないかな」
留「なるほどなぁ。どうして実感が無いんだろう」
高「慣れてしまっているんじゃないかと思うよ。それと、昔にくらべれば社会インフラは桁違いに発達しているし、医療制度も年金制度も完備している。昔は小学校からは義務教育だったし、その前の保育園や幼稚園は行く子と行かない子が普通に居たよ。今はそれらも今年十月から無償化されるし、高校だって無償化されようとしている」
留「なるほど、収入が増えなくても生活はそれだけ豊かになっているんだ」
高「そう考えると、実は日本人の生活は豊かになってきているんだ。でも、それが当たり前みたいに感じているから自分たちが豊かになったという実感を持てないんだよ」
留「確かになぁ。言われてみると、あたしらは今の生活が普通だから気がつかないのかなぁ」
高「だから、不満を言うのはやめなさい」
留「でも、なんかおかしいな。そうだ、国の借金がまた増え続けているじゃないですか」


政府の1000兆円の借金はどうやって減らすのか?


高「おや、まだそんな事を言っているのかい。ブログ主が何度も言っているだろう。あたしが教えたとおりに言っているよ」
留「いや、それは知ってますよ。国債を国民が買ってるんだから国家の借金でも国民の財産だ。日本という国自体では借金ではないと言うんでしょ」
高「そうだよ。分かっているならよろしい」
留「前にブログ主が言ってましたよ。国債の利息はゼロに近いくらい低いから、利払いが負担になることはない、買い換えをして行けば物価の上昇に伴って事実上国債はチャラになるというようなことを言ってました」
高「うん、何か違うのかな」
留「物価はほとんど上がらないから国債がチャラになることも無さそうだし、国債を発行しなければ税金だけじゃ足りないから国家財政が破綻しかねないって意見もあるようですよ」
高「確か、ブログ主もそう言っていたはずだよ。あたしがそう教えていたからね」
留「あ、やっぱり絶対大丈夫って訳じゃないんだ。どうしよう・・」
高「世の中に絶対なんて無いよ。なにしろ人間が作る世界なんだから。可能性がどれだけあるかという話でね、あたしは今は心配していないよ」
留「して、その根拠は?」
高「日本経済が世界の中では非常に安定しているといえることがある。相変わらず世界経済が不安になれば日本円が買われるし、日本円は事実上基軸通貨とさえ言える国際通貨だ。つまり日本経済は世界では圧倒的に信頼されている。この信頼とは何物にも代えられない価値があるんだ。おまいさんが銀行に金を貸してくれと申し込んでも担保だとか保証人だとか色々言われるだろうし、おまいさん自身信用が問われる。違うかな」
留「そりゃそうです。つまり日本に信用があるから金を借りるにも簡単にできるということでしょ」
高「うん、実際は日本は世界で一番金を貸している国と言えるがね、実際には日本が貸してくれと言えばいつでも金を借りられる。これは日本が持っている金とさして変わらないんだ。つまり、日本の資産とは、あくまで例え、概念だけれどね、現在の資産の何倍もある、つまり米国にも匹敵するかもしれないだけの資産があると言うことだ」
留「借金出来るから金があるって・・」
高「巨大優良企業が株式を発行すれば額面十万円の株が何倍でも何十倍でも買われる、その会社はいつでもそれだけの金額を自由に使えると言うことだ。株式発行を考えればどんな会社だって借金で成り立っているが、それがその会社の信用を傷つけるなんて無いだろうが」
留「なるほどねぇ、ということは日本国が発行した国債は日本株式会社の株券だ」
高「あくまでイメージだよ。つまりそういうことだと考えれば分かりやすいね。信用が裏付けになっている以上、日本の信用が有る限り国債には問題は無いんだが、まあ日本の経済状況自体がもっと改善されて、税収が上がり国債を発行しなくても良くなればそれに越したことはないよ」
留「あ、それだ。ごまかされるところだった」
高「なんだい、ごまかされるって。まあ、今世界経済は特に途上国が著しく伸びてはいるが元々のサイズが小さいから発展率が高くても額自体は少ない。一方、西欧は青息吐息だ。あれだけ鼻息の荒かった中国は、結局は米国との経済戦争に負けて形振り構わず日本にすり寄っている有様だしね」
留「米国の一人勝ちですね」
高「形の上ではね。でもその米国は資産格差が許容量を超えつつあり他国との軋轢が激しくなってきている。米国経済が圧倒的に強い理由は、むろん科学技術がそれでも群を抜いているからだが、ほかに圧倒的な軍事力の支えがあるからだ。が米国自体がいくら豊かでもその富の分配が著しく偏り、社会保障などは危機的状況だよ。インシュリンが暴騰して、多くの糖尿病患者が買えなくなりそして死んでいるという状況があるし、子供を産んでも下手すりゃ百万円もかかる。これじゃ子供も生めないし、そして学校にも通わせられない。なにしろ大学などのコストは急激に上がっているしね」
留「あ、そうか。国の経済規模が大きくても国民が豊かというわけじゃないんだ」
高「そうだよ。日本は理想的な社会主義国だって言われているくらいだしね」
留「なるほどねぇ、中国だって共産主義国家の筈なのにあのざまだ」
高「ま、どの国にも問題はある。日本にも山積しているけれど、あくまで比較の問題だよ。日本の借金一千兆円なんて、単に反日宣伝しか過ぎない。日本は豊かな国だよ」
留「そうかなぁ。西欧も米国も本当にでかい家で豊かに暮らしていますよ」
高「全員がそうじゃないよ。それと、豊かさの基準が違う。日本人は昔から無駄な贅沢をしないで生活を豊かにし、心を豊かにしてきた。この方がよほど優れているし豊かだと思うな。有名な写真だけれどね、サウジの王族が天皇陛下と会談した時の写真がある。本当に質素で簡単、テーブルとその上の花だけが装飾と言えば装飾だけれど、日本文化の豊かさを示していると評判になった」
天皇 サウジ皇太子会見




留「確かに。生け花でも茶道でもそうですね。俳句なんかも削れるだけ削るし、鰹節もそうだ」
高「鰹節は違うと思うが、ま、日本文化の特色だし、未だにわびとかさびなんかはもう他文化の人たちには理解不能と言われている」
留「豊かさの概念が違うんですねぇ。国債もそうか・・あ、女房からメールだ。ええと・・
”素敵なワンピースがあったから買っちゃった。そしたら晩ご飯のおかずを買うお金が足りなくなったから、今日は漬物と味噌汁だけだけど、妻が美しくなったと思えばご飯だっておいしいでしょ”、って。そんなぁ」
高「何が豊かかってのは人によって違うからなぁ」


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