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はやぶさ2

2019年2月22日朝、日本が2014年12月3日に小惑星リュウグウ探査のために打ち上げた探査機、はやぶさ2がリュウグウに着陸しサンプル採集のための弾丸を撃ち込んだことを確認したとJAXAが発表した。

小惑星からサンプルを持ち帰るのは、日本が世界初ではやぶさが小惑星イトカワから持ち帰った例があるが、当時は色々な故障などがあり、一時は絶望視されていたところから諦めずに続け、最後はほとんど奇跡とも言える状態で成功した。その経験を踏まえ、様々な改良を加えた技術を以て成功したわけだ。

今回の成功は日本の科学技術のレベルがこの分野では世界最高であることを示している。まず、超高速で移動している地球と小惑星の距離は着陸時点で3億キロ離れており、たとえで言うなら発射された拳銃の弾丸を100メートル離れた場所から別の拳銃で撃ち落とすような物(イメージとしてと言うことであり実際の数字との比較ではない)、さらに光の速度で往復40分かかる距離であり、地球からの指令では間に合わないから探査機が自分で判断し、当初見込まれていた面積より更に小さな場所に自力で着陸する。また、いくつかのローバーを下ろすが、その中にはドイツとフランスが共同開発したものも相乗りさせている。

確かに50年前に月に人間を送り込んだ米国や有人宇宙船を運営している米ロ、一部中国などもその面では宇宙技術の最先端だろうが、彼らは多分に国威発揚、示威の為にやっている面がある。中国などは月の裏側に着地したなどと言っているが、他国は別に意味が無いからやっていないだけのこと。

他の宇宙先進国が全てドイツを基にしており、すなわちWW2のあと、米ソがそれぞれ技術を持ち帰りそれを基に研究をし、中国はソ連から技術を与えられ、西欧はドイツを含め単独ではなく数カ国が共同でなんとか進めているのが現状だ。

日本の宇宙技術が凄いと思うのは、日本は各国に遙かに遅れて全く独自に開発を始め、それも極端と言えるほど少ない予算で着々と各国とは全く違う分野で世界最先端の技術を開発している点だ。宇宙ヨット、すなわち太陽光の圧力を受けて航行するシステム、イオンロケット、人間の指令無しに自力で人工衛星が接続離脱出来るシステム、ISSに貨物を運ぶこうのとりをそれまでとは全く違う安全な方法で接続するするやり方、今では普通に他国もそれを取り入れている、など様々有る。派手ではないが、今後の宇宙技術の先駆けになる技術が非常に多い。

派手な競争に日本は参加しない。実用技術の開発に主眼を置いているし、結果として他国が後追いしているような状況だ。有人飛行なども、おそらくその気になれば日本は順調に達成できるだろうしその基本技術はすでに取得している。ただ、国民性として別にそれを優先する意識がないだけだ。

他国の挑戦を軽視はしないが、日本のこのような特質はある面科学技術などでは極めて特徴的だろうしおそらく有利なのだろう。派手でもなく話題にもならない間着実に研究開発を進め、ある日世界トップクラスになっている。宇宙技術のみならず、鉄道、造船、自動車、ロボット、コンピュータなどなどありとあらゆる分野でそれが言える。ある面、世界の科学技術で日本が支えている面が少なからずある。今ではスマホやテレビ、パソコンなど中進国製が多いがその基本材は日本が供給している分野が多い。IC製作のための製造装置、シリコンウェハ、洗浄用材、クリスタル発振器(これがあるから電子時計やコンピューターが出来る)などなど枚挙にいとまが無い。

それを考えると、日本が世界の産業技術を支えている面が(決して全てではないが)極めて多いのは事実だ。これは考えてみると凄いことではないのか。






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