平和惚け

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留瀬「こんちは。今日も暑いですねぇ。さすがに冷房が利いていると気持ちがいいです」
高雄爺「ああ、来たね。まあ、こっちにお入り。連日こう暑くちゃエアコンの側から動きたくないねぇ。特にあたしは北国育ちで、寒さにはなんとか耐えられるけれど、この暑さはものすごく応える」
留「そうですよねぇ。田舎なら開けはなったり葦簀をかけたり、打ち水をすれば涼しいかも知れないけれど、そうはいかない。やはりエアコンがなければ現代生活は成り立たないですよ」
高「それなのに節電節電というものだから高齢者が去年以上に室内で熱中症で倒れ亡くなっているじゃないか。今になって健康第一になんて言っても勝手なこと言うなと言いたくなるね」
留「それでも日本版緑の党が結成されて、即全原発停止なんて訴えるそうですよ」
高「そして、高齢者や低所得者が真っ先に熱中症でやられるわけだ。中小企業もおちおち生産が出来なくなるしね。まあ、連中は経済成長反対も訴えているから、日本がどうなってもかまわないんだろうね」
留「馬鹿ですねぇ。経済成長が無くなったら国家の維持も出来ない。インフラも維持出来ない、弱者が生きてゆけなくなりますよ。国全体が夕張状態だ」
高「馬鹿なんだよ。経済成長は誰かが誰かから富を搾取することだと思いこんでいる。世界の歴史を観れば、富は常に創出され、問題はその分配が不公平だと言うことだ。中国やアメリカなどその典型だよ。経済成長が問題なのではなく、富の分配が不公平なのが問題なのに、何も理解していない馬鹿共が、欧州の環境テロリストの口車に乗って、世界がそうだから日本もそうすべきだと言っているに過ぎない。究極のポピュリズムなんだ」
留「環境とか平和とか言うと、無条件でそいつ等の主張を受け容れてしまうお花畑が多いですからねぇ」
高「環境保全や、平和の維持は誰もがそう願うよ。が、そのためには何をしなくてはならないのか迄をお花畑は考えないと言うことだろうね。平和のためには力が必要であり、環境保全のためには経済発展が必要なんだが、その結びつきがお花畑の脳みそにはないんだろう」

留「ノータリンの例の中国駐在日本大使の件が記事になっていましたよ」
高「あ、下の記事だね。あたしも読んだ。その通りだと思うよ。ブログ主がこのブログを立ち上げ、最初の記事が「平和教育の危うさ」だった。実は初期の記事は手違いで消えてしまっているので、巻末に再掲したがね、平和は力で維持しなければならないと訴えている。まさに下の記事の通りだよ。もしかしたらブログ主のエントリーを読んでこの記事を書いたんじゃないのかね」
留「そりゃないでしょ。まともな人なら普通に考えることですから」
高「赤文字は引用なのはいつもとおなじだよ」

平和に魅入られた“常識人”丹羽大使の「危険性」

2012.7.29 09:46 [中国]


 丹羽宇一郎・駐中国大使(73)のような危険人物が戦争を誘発するのだと予感する。(SANKEI EXPRESS)

 氏は沖縄県・尖閣諸島購入計画に対し「日中関係に重大な危機をもたらす」と批判。中国・国家副主席の面前で、計画に賛同し浄財を寄せる愛国者を「日本の国民感情はおかしい。日本は変わった国」と侮辱した。中国外交筋は「丹羽氏は話が通じる大局観のある常識人。更迭されれば日中関係はさらに悪化する」と内政干渉した。

 
留「ああ、これこれ。この売国奴大使は9月に更迭されるそうですね」
高「確かに各方面からの批判に抗しきれずに民主党が更迭するんだが、自分たちが日中関係の目玉として起用した人事だから、あくまで更迭ではなく交代と言うことにしている」
留「つまり、中国外交筋は「丹羽氏は話が通じる大局観のある常識人。更迭されれば日中関係はさらに悪化する」と内政干渉したというのにそのまま応えたわけですね」
高「そうだね。そして日本は中国の干渉には逆らいませんとのメッセージを送ったわけだ。これが中国の態度を益々高圧的にしている。そもそも、かの大使が問題発言をしたとき、間髪を入れずそれは国の方針とは違うとして、ファイナンシャルタイムズに訂正を申し入れ、同時に大使を更迭すべきだった。それが日本国の正しい中国へのメッセージだったんだ」
留「馬鹿な大使ですねぇ。その大使を起用した民主党もまた手の付けられない媚中売国政権と言うことですか」
高「言うまでもない」


常識人」は時に「戦犯」


 だが、歴史を振り返ると“常識人”は、時に国家に壊滅的損害を与える「戦犯」となる。代表格は英国首相ネヴィル・チェンバレン(1869~1940年)。

 第一次世界大戦(1914~18年)に負け、再軍備を著しく制限されていた、アドルフ・ヒトラー(1889~1945年)率いるドイツは表向き「戦争回避」を唱えながら、裏では欧州大陸制覇(世界制覇説も在り)の野望を秘め、軍備を着々と整備していた。第一次大戦でドイツに勝利した英国やフランスは国力を出し切り、戦争に疲れ果てた反動も手伝い「夢想」との境が見えない“危ない平和主義”を謳歌していた。従って、ヒトラーの心底を見抜いていた政治家が「軍事力増強」を言い出そうものなら、衆愚による言論上の「リンチ」に遭い、政治生命まで絶たれた。

 
高「今の日本はこれに近いねぇ。このチェンバレンの方針は、彼個人と言うより、ヨーロッパの平和主義者達の総意だった。彼は、それら平和主義者達から支持されて首相になった男だから、とにかくヨーロッパ、特に英仏に禍が及ばないことを最大の政策とした。まあ、第一次世界大戦の後の彼らの疲弊は大変だったからね。戦争に懲りたというのはよく分かる。が戦争を二度と起こさないためには、その原因となる要因を徹底的に取り除くべきだったのであって、その要因の存在を黙認することではなかったんだ」
留「知ってますよ。彼のドイツに対する宥和政策はその後結果として第二次世界大戦を引きおこしたとして、今でも批判の的になっていますね」
高「そうだよ。宥和政策はその場しのぎの政策でしかない。それは何時の時代でもそうであり、最初に戦争の芽を摘んでおかなければ後になってその後始末をしようとしても遅すぎることが大半だ。米ソ冷戦はその教訓に基づいて、とにかくソ連を押さえ込むことに西側世界は全力を注いだ。今の時代、世界で敵国と宥和政策を採るなど狂気の沙汰だが、日本の民主党はそれをやっている。問題は、それを多くの国民が支持したと言うことだ。そして、その結果中国も日本に対し高圧的になり、今更その姿勢を改めることが出来ない。日本の宥和政策が解決を難しくしたのだ。丁度チェンバレンがドイツの暴発を停められなくなり、結果として大きな犠牲を強いられたのと同じだよ」
 
  “平和”に魅入られた人士には、ヒトラーの恫喝外交は効果てきめんであった。オーストリア併合に勢いづくドイツはチェコスロバキアに対し、ズデーテン地方割譲を求めた。要求拒絶が欧州全体の危機、即ち第二次大戦の口火となることを病的なまで恐れた各国首脳、特にチェンバレンは、ドイツの要求をほぼ呑んだ。見透かしたヒトラーの要求は次第にエスカレート。最終的にチェコスロバキアは、欧州各国に見捨てられ、ドイツにより徐々に解体されていく。欧州各国の「厭戦気運」と「恫喝」の味を堪能したヒトラーはその後、領土拡大政策を強引に推し進めていく。
  
留「今では、そのチェンバレンの宥和政策を反面教師として、世界は中国を押さえ込もうとしていますね」
高「それが歴史を学ぶと言うことだろう。かつて英仏は、自分たちの安泰のために東欧を犠牲にした。西欧が今中国との融和を測ると言うことは、ベトナム、ネパール、フィリピンなどの周辺国が犠牲にされ、現実にチベットやトルキスタン、内蒙古などがすでに犠牲にされている事実がある。日本は西欧諸国の中でも決して存在は小さくはないし、アジアでの存在は中国と対抗している。が、その日本が中国宥和政策を採ることは、世界を危うくするしそしてロシアが虎視眈々と漁夫の利をねらっている」
留「最初から中国の高圧的な姿勢に対し断固たる処置をとっていれば、今のように日中関係も悪化しなかったはずですよ。自民政権時代、二階俊樹は中国が日本の排他的経済水域のすぐ外側で海底ガス田開発を始めたとき、日本企業がその内側で同じく開発をしたいと申し出たのに、それを許可しなかったんですよね。中国に対する思いやりでしょう」
高「そして、民主政権になった途端に、当時の小沢氏は600名もの取り巻きや子分を引き連れ中国詣でをし、次期中国主席と目されている習近平氏を天皇陛下に拝謁させ、自分は中国解放軍野戦司令官だと言った」
留「うわぁ、徹底した中国の犬じゃないですか」
高「それも民主党の基本姿勢さ。当時の北澤防衛大臣は、中国を刺激するからと言う理由で、与那国島への自衛隊駐屯をさせなかった。まあ、あまりの国民の反中意識の高まりに、今では駐屯すると言いだしているがね。

今でも新潟の広大な土地を中国に売り渡す取引が、中国による在中日本大使館の増築に対する嫌がらせに応じた物だし、とにかく日本人の反中意識の高まりに押されて後手後手に対策を採っているだけで、自らの意思で対抗策を採っているわけではない」

 後の悲劇など“平和市民”には予測不可能だった。そればかりか、ズデーテン割譲を決めた独ミュンヘンでの欧州首脳会談後、英ヒースロー空港に降り立ったチェンバレンは合意書を掲げ「私は平和を持ち帰った」と自賛。出迎えた10万人もの“平和市民”も「平和の使者」と憑かれたように出迎えた。
 
留「当時のヨーロッパ、特に英仏の身勝手というか事なかれ主義を象徴するような情景ですね」
高「当時の英仏では、自分たちのためには東欧の犠牲など何とも思わなかったんだ。チェコがどうなろうと、英仏にドイツが手を出さないのなら、チェコ人民の悲劇など意に介さなかった。しかし、それを当時のヨーロッパの平和主義者達は歓呼の声を以て歓迎した」

 増殖する小チェンバレン

 英国民が幻想から覚醒したのは、首脳会談より1年も経たない1939年の独軍によるポーランド侵攻後。ここに至って、英仏両国はようやく対独宣戦布告を決心した。だが、わずか10カ月弱でフランスは降伏。独軍は英本土にまで迫った。

 
高「これはどういう事かよく分かるだろう」
留「よく分からないです」
高「ええっ?しょうがないね。ドイツは最初から英仏との約束など守る気はなかった。英仏に手を出さないと言って安心させ、彼らが戦争の備えなど全くしないのを見澄ましてポーランド侵攻をした。当然英仏がドイツの裏切りに目覚めて対独宣戦布告をすることくらいは計算していたろうが、何の準備もしていない英仏と、万端の準備をしていたドイツでは勝負にならない。フランスはあっという間に占領され、ドイツは海がなければおそらく同じように占領されていたろう。チェンバレンはすぐに退陣し、チャーチルが首相になったが、チャーチルにも出来ることはなかった。単にアメリカに助けられただけだよ」
留「それは現代でも同じような気がしますね。中国の暴発に日本は単独で立ち向かえないけれど、アメリカが同盟国として存在するから中国は今の所日本には下手に手を出さない」
高「ロシアも同じ事さ。それなのに、先日のブログエントリー「外務省の中国犬」でも書かれているように、今後中国の方がアメリカよりも日本にとって重要な国になるから、アメリカとの同盟は裁ち切り、中国と結ぶべきだ、日米安保条約は意味がないとほざく連中が実際に外務省に巣くっている。実際には中国の工作がそこまで及んでいると考えるべきではないのかね」
留「中国がどういう国か、価値感を日本と共有出来る国かどうかを全く無視した馬鹿の言葉と聞いていましたよ」
高「うん。貿易高がアメリカより多いから中国の方が重要だ等、馬鹿の極みだ。当時のチェンバレン達が、ドイツと自分たちの価値感の違いにまったく目をつぶっていたから、結果として第二次世界大戦が起きた。そのくせ、ドイツをソ連に向けさせる政策を採っていたのだから、ソ連が自分たちとは相容れないことは理解していた。当時のドイツも、あのファシズムが英仏と相容れるか入れないかを無視していた結果だね」
留「つまり価値感を共有出来るかどうかが最終的な同盟者が敵対者かの違いなのに、民主は全くそれを理解していないと言うことでしょうか。」
高「連中には価値観の違いさえ理解出来ていないんだからしょうがない。政党としての価値感を統一出来ないから、崩壊の危機にありながら党内が四分五裂し足の引っ張り合いだ。党の綱領さえできない野合集団だからね」

 日本の政界を見渡すと「小チェンバレン」が目障りなほど増殖している。軍事的冒険を厭わぬ国に囲まれているのに「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」(日本国憲法前文)してしまう、異様な“国柄”が生み落とした「抗体」を持てぬヒトたち。敗戦に学んだ最大の教訓は「平和の連呼による戦争回避」だった。ただ、チェンバレンもそうであったように、このヒトたちは歴史の節目に時々現れる。もっとも、増殖数も毒性も格段に低かった。
 
留「結局日本国憲法の問題点はこれなんでしょうね。憲法9条問題になっていますが」
高「あたしは逆だと思っているよ。前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」とは、諸国民すなわち中ロも韓国も日本との平和的共存をする意志を持っていると解釈しているから、日本もそうすべきであると決意したということだ」
留「一寸待ってください。そんな、それじゃあのキジルシ鳩の友愛と同じじゃないですか」
高「そうだよ。だから憲法の問題は9条などではなく、むしろこの前文だね。しかし、我らの安全と生存を保持すしようと決意したことは間違いがない。つまり、この部分だけを取り出せば、日本は生存権は放棄していないのだからすべてにこれが優先すると考えるべきだ」
留「よく分からないなぁ」
高「国家の生存がすべてに最優先なら、それにもし9条が矛盾するとすれば9条が間違っていると言うことだよ。だから、9条は今までも何度も解釈を拡大して適用してきた。芦田解釈など良く知られていて、だから日本には自衛隊が出来た。今日本を仮想敵国として武力侵攻をしてこようとする国があるなら、それに対する対策は9条は反しない。もし反するとすれば、9条が前文に反することになる。故に、前文に9条が反しないなら9条は国家防衛を禁じてはいない。そして、国家防衛に必要なら核武装も別に禁じてはいない」
留「確かに日本国憲法には核武装を禁ずる項目はありませんね。当時この憲法が出来たとき核は存在していたからもし本当に日本の軍事を全面的に禁ずるなら核武装を真っ先に禁ずるべきなのに」
高「だからあたしは無理して9条を変える必要はないと思うよ。むろん、変えた方がよいが、変えるのは大変な手続きが居る。それなら、解釈を変えて適用すればよいと言うことだ」

留「なるほど。憲法を変えなくても日本は中ロに対する対策は採れるんですね」
高「現実を観なくちゃね。開国直後の日本は、今と余り変わらない状況だった。むしろもっと悪かったかも知れないね。とにかく世界最強と言われるロシアが虎視眈々とアジア進出をねらっていたし、そのために朝鮮などにちょっかいを出していた。また清国も衰えていたとはいえ、アジアでは強大な軍事力を誇り、日本を圧迫していた」
留「しかし、当時の日本でも長年よしみを通じ長い交流のある清国と対決することは避けるべきだとのいわば融和論が大勢を占めていたんですね」

 時の首相・山縣有朋(公爵・元帥陸軍大将/1838~1922年)は第一回帝國議会において、8000万円強という巨額の歳出予算案を提示し、承認を迫った。「国家の独立を維持せんと欲せば、独り主権線を守禦するのみを以て足れりとせず、必ず亦た利益線を防護せねばならぬ」との信念からだった。「主権線」は「国疆」、「利益線」とは「主権線の安全と緊しく相関係するの区域」と説明。両者を確保せんとすれば「国家資力の許す限り」軍事費として「巨大なる金額」を割くべしと訴えたのだった。列強の植民地と化したアジア・アフリカ諸国の惨状が、山縣の念頭にあったことは間違いない。
 
高「この最後の部分は良く理解しなければならない。当時の世界は今とは比べ者にならないほど弱肉強食の時代であり、戦争に負けると言うことはむろん、外交で押さえ込まれることも相手国の属国になることを意味していた。当時の日本は未だ世界では新興弱小国と見られていたから、アジアの大国清国に勝てるはずがないと思われていたし、とうぜん清国の属国になると西欧は見ていた。力がないというのはそう言うことだからね」


正鵠を射た山縣の安保観


 ところが、多数を占める民(野)党・立憲自由党は猛反対し、900万円近い削減を主張、これを一旦は成立させた。「政費節約」「民力休養」「租税軽減」「政治改良」が従前よりの旗印であったためだ。耳に心地よい、国際情勢をわきまえぬ、民主党の無責任「マニフェスト」の源流は、この時代にまで遡る。結局、山縣の立憲自由党切り崩しにより、削減額は650万円まで圧縮され、歳出削減項目も政府判断に委ねられた。

 
留「なるほど。山県有朋は世界とはどういうところなのか、清国とはどの様な国なのか、清国にとって日本はどう見えていたのかを正確に理解していたわけですね。でも山県は当時そうとう叩かれていますよ。国民の敵扱いだったんじゃないですか」
高「だが、彼は若い頃欧米を視察し、欧米の帝国主義、覇権主義をつぶさに見て、力のないことが国家の破滅を意味することを痛感していたのだ。彼自身、日清戦争に司令官として赴き「敵国は極めて残忍の性を有す。生きたまま捕虜となるよりむしろ潔く一死を遂ぐべし」と訓示している」
留「確かに、この山縣の認識は正しかったですね。その後の中国の歴史を観ても、中国共産党がやった数々の残虐事件を見ても、今の中共のやり方を見てもすべてそのまま当てはまります」
高「そう。だから、中国との融和などあり得ないのだよ。これはロシアもそうだが、人間に対する認識が全く違う。彼らとの融和とは、彼らの人間に対する認識を受け容れることになる。あってはならないことだ。距離を置くしかない」
留「距離を置くだけでは済まないでしょうね」
高「そうだよ。ここにも書いているとおり軍事的冒険をいとわない国だ。自国民が何万人死のうと、相手国国民を1000人殺せば勝てると考える国は、こちらが距離を置くだけではだめだ。日本に手を出せば、自国民が全滅すると思い知らせなければ彼らの軍事的冒険心を抑えることは出来ない」
留「結局当時の清国はその冒険心を日本に向けたわけですね」


 藩(軍)閥を政治に持ち込み、自由民権派を弾圧した山縣に対する、それは議会を利用した意趣返しでもあった。しかし、たとえ山縣に難有りとしても、その安全保障観は正鵠を射る。何となれば、議会閉会から3年5カ月後に日清戦争(1894~95年)が勃発する。勝因は複数だが、軍事費の着実な積み上げも大きい。92年には、日清戦争前のピークに達し、歳出決算額の31%を占めるに至った。
 
高「確かにそのための山縣の決心は大変なもので相当強引だったし、また公金の不正融資で一度は地位を追われてもいるが、それでも替わりの人材が居なくて返り咲いたりしてる。それが、結果として日本を救った」

 それでも、陸軍兵力はわずか24万、対する清国陸軍は優に63万を数えた。海軍に至っては、世界最大級の30.5糎(センチ)砲4門を備えた、装甲の厚い東洋一の堅艦と恐れられた定遠/鎮遠を有した。片や日本は、16糎砲搭載の木造巡洋艦が最大。「我」の砲弾が何発命中しても「彼」は沈まず、「彼」の砲弾一発で「我」は沈む運命だった。
 
留「当時の日本人はこんな状態でも清国と宥和政策が採れると思いこんでいたんですねぇ」
高「今でもそんな連中が政権を執り、外務省に巣くい、大使になっている」

 縮めたとはいえ、この戦力差が、清国をして、対日戦争に駆り立てた誘因の一つとなったことは間違いあるまい。

 ところで、尖閣諸島防衛をはじめ日本の安全に大きく資する米軍垂直離着陸輸送機オスプレイを配備できない異常事態が続いている。中国にとって、丹羽氏はチェンバレンに、そして立憲自由党に、二重写しに見えるのではないか。

 
留「このオスプレイを何故地元が反対するのか理解出来ないんですが」
高「中国を刺激するからじゃないのかね。馬鹿な話だ。垂直離着陸機は確かに目新しいが、ヘリコプターに水平飛行機能を与えたようなものだ。大型ヘリが存在しているのにオスプレイが問題になるなど、単なるこじつけでしかない。オスプレイが事故を起こしたからと言っても、航空機は何度も事故を起こしている。自衛隊のヘリは時々落ちているし、先日はアメリカ空軍の戦闘機が落ちている。オスプレイも事故を起こすだろうが、それは最小限に抑える努力をする以外無いよ。中国が空母を就航させる、日本は大型ヘリ空母を就航させる、そんなときオスプレイはけしからん等というのは、単に反対のために反対しているだけだ。知事はそんな連中におもねているだけだ。だから中国に沖縄住民は日本から独立したがっている。沖縄は中国領だ等とつけ込ませることになる」
留「ああ、やっぱり獅子身中の蛆虫でしたか」

 チェンバレンの宥和政策を確信したヒトラー同様の高笑いが、日本海の向こう側から聞こえてくる事態は断固回避せねばならない。(九州総局長 野口裕之)
 
高「幸い国民の中国に対する目は厳しいが、しかし本当に中国を理解しているわけではない。山縣の言う、極めて残忍であり、生きて捕虜になるより死を選べと言うのは決して昔の話ではない。今のチベットやトルキスタン、更に国内での反政府運動に対する弾圧、法輪功への弾圧など、現在も全く変わっていない。単に反中だけではなく、中国とはどの様な国なのかを国民がもっと正確に知る必要はあるね。ロシアもそうだし、朝鮮人もほんとに残虐だよ」
留「あ、そういえばこの10年で、OECD加盟国中唯一、性犯罪が2倍に増えたのが韓国ですね。それも若年層と高齢者層の性犯罪が増えたとか」
高「あ、ここで韓国の話を持ち出すかい。事実だからしょうがないが。性犯罪とは、典型的な弱者に対する一方的な残虐行為だ。朝鮮人の特徴だね。韓国との融和もそれを知った上で考えた方が良い。世界で最も多数の売春婦を出している国だしね」
留「なんか、話が横へずれたような・・・あ、女房からメールだ。
ええと、あなたのお母さんから電話が来たって」
高「つまりおまいさんのお袋さんだね。なにかかみさんに言ったのかい」
留「あれ?明日から3日ほど来るそうですよ。急になんだって。もっと前から言えばいいのに」
高「これは見物だ。かみさんとお袋さんの板挟みになってどっちに融和する気だい」
留「二人とも気が強いからなぁ。その時の成り行きです」
高「あたしなら自分の女房の側に立つよ。昔そうした。親父とずいぶんその件で喧嘩したが、子供は親から離れ女房を人生を築いてゆくもんだ」
留「へぇ、初めて聞きましたよ。あ、またメールだ。早く帰ってきてくれって。対策を立てようって言ってます」
高「うん、そうおし」

上記に引用されているURLの記事を読む場合は下記の「続きを読む」をクリックしてください。但し、内容確認以外なら、敢えて読む必要はありません
以下は参照用の資料ですので、確認をされる以外はあえて読む必要はありません。


平和教育の危うさ

普通の人間であれば、誰でも戦争はまっぴらだという。だから、戦争は如何に悲惨であるかを子供達に教え込む。おそらく世界中でそのような教育をしているだろう。だが、その方法に於いて、おそらく日本は世界でも希有な教え方をしていると思える。

1)日本では、戦争は悲惨だから二度と戦争をしない決心をしなければならない、と教える。

2)ほとんどの外国では、自分たちがこのような目に遭わないためには、自分たちに戦争をしかける可能性のある国に対し、十分な軍事力を持って、相手にそのような気を起こさせないようにするべきだ、と教える。

3)さらに、自分たちが世界を征服してしまえば、戦争はなくなる、と教える国もある。

このように見てみると、日本の平和教育が如何に危ういものであるか、理解出来るのではないだろうか。犯罪は悲惨な結果を生むから止めようと言うなら、犯罪者が心を改めれば犯罪はなくなる。しかし、戦争は自分がしないと決心しても、相手が同じ決心をしない限り戦争は無くならない。したがって、日本の、戦争は悲惨だから二度と戦争をするのは止めようと言う教育では、戦争は無くならない。

核武装の項でも書いたが、日本だけが非核の誓いを立てても世界から核は無くならない。それどころか、日本に核攻撃をしても日本からは核による反撃はないと宣言していることになるが、現実に核による先制攻撃を公言している国、そして日本に対し多数の核ミサイルの照準を合わせている国がある以上、日本は絶対に核を作りませんと公言することで日本の安全はますのだろうか。

非戦の誓いも同じなのだ。日本は絶対に戦争をしません、と宣言すれば、日本を攻撃しても反撃はないと考えるのは当然だろう。いや、防衛戦争ならする、との反論も有ろうが、日本の場合まともな防衛も出来ない。例えば敵が日本に対して明らかな戦争準備をしていても、現実にミサイルが飛んできてからそれを打ち落としたり、また敵のミサイル基地を攻撃する能力がないのでは、近代戦では防衛力にならない。小規模な戦闘であれば直接日本に攻めてくるかも知れないが、大規模戦ではかならず海上封鎖、そしてミサイル攻撃が主となる。

その双方に対し、反撃能力がないのがいまの自衛隊の能力と言っていい。迎撃ミサイルで無数に飛んでくるミサイルを全て迎撃するなど不可能であり、また現実に船舶被害が出ない限り反撃出来ないのでは海上封鎖に対抗することは出来ない。攻撃を受けてから反撃するだけの専守防衛、すなわち攻撃力を伴わない防衛力は理論上存在しない。

ミサイル基地をミサイル発射以前に破壊し、また相手の艦船を探知し破壊する能力がなければ無理なのだ。今の自衛隊に出来るのは敵国の嫌がらせに対して止めてくれ、と言うだけのことだ。

防衛とは攻撃能力を持って初めて意味を持つ。攻撃は最大の防御というのは伊達ではない。

今の自衛隊の規模は世界でも有数だし、技術的にもトップクラスだ。武器の性能も悪くはない。しかし、法律上の足かせ故に、それを活かす戦略をもてない。そのような日本が防衛以外の戦争をしないと宣言することが如何に危険であるか、現実離れをしているか理解出来ないだろうか。

戦争は、自分の決心だけでは無くならない。非核も自分たちだけの決心では、他国に核攻撃のチャンスを自ら与えているようなものだ。

現実に、日本の自衛隊が防衛力さえ持っていないのは単に法律の問題であり、技術的にも能力的にも法律が変われば瞬時に効果的な防衛力を持てる。実際、ICBMを持っているのはアメリカ、ロシア、中国のみだが日本も技術的にはすでに持っていると見なされている。

すなわち、ICBMとは数千キロから1万キロ以上の射程距離があり、一度大気圏外に出てから目標点近くで再突入し、その際の大気との摩擦熱から弾頭を守り、確実に目標点を叩く技術が必要だ。

次に、ICBMは発射準備に時間がかかるようでは先制攻撃でつぶされるので、すぐに発射出来なければならない。すると、現在では固体燃料ロケットが標準となる。一部液体ロケットによるICBMもあるが、液体燃料を長い間ロケットに入れておくと腐食などで保たないので通常は発射間際に燃料を注入する。これでは発射準備に時間がかかりすぎる。もっとも、改良されて液体燃料をミサイルの側に常に置いて、短時間で注入する技術も開発され、この点はあまり問題にはならなくなったとされている。

しかし、なぜICBMが液体燃料だったのかというと、固体燃料では大型化しにくく、また制御が出来ないと言う問題があったからで、これらが解決されるなら、いつでも発射出来る固体燃料ロケットが優れている。

日本の場合、世界最大の固体燃料ロケットがあり、衛星打ち上げに使っているので制御も十分精密に出来る。また大気圏に再突入する技術も確立している。第一、衛星打ち上げが出来るロケットとは事実上無限の射程距離を持っていることになる。これが、事実上日本はICBMを持っていると見なされている理由だ。

核弾頭も、日本にはすでに一千発以上の弾頭を作るだけのプルトニウムがあり、濃縮も出来る。また核弾頭開発には実験が必要不可欠と言うが、インド、パキスタンなど、従来核開発をしたとしょうされるそれらの国々は一回目の試験で成功している。つまり、事実上、核実験はいらないのだ。

インドパキスタンイラン北朝鮮が核弾頭を開発出来るなら、日本には全く技術的困難はないと言って良い。

だから、日本は核兵器を最長6ヶ月、最短、1ヶ月ほどでもてるとも言われ、日本は潜在核保有国と見なされている。一部には、日本がすでに核兵器を持っていながら、それを公式に認めていないだけだという意見さえ有る。

結局、日本には技術的能力的に戦争遂行能力があり、一度日本が決心すれば瞬時に日本は強大な軍事力を持つ状態にあるから、日本のような専守防衛がそのまま受け取られていないだけのことだ。仮に、日本が本当の小国並みに戦力、技術力が無くて最大限の力を発しても他国からの攻撃を阻止出来ないなら、日本の専守防衛はそのまま受け取られるだろうが、それがどれほどの危険かは少し考えてみればよい。日本は、一度支配しその技術資産をもし手つかずで手に入れられるなら、これほど攻撃目標になりやすい国はない。

その日本が本当に、何があろうと戦争をしないと決心をするなら、それは日本人全てが座して死を待つ決心をし、そして自衛隊を解体して初めて本当になる。現実には、日本人の圧倒的多数が自衛隊を認めている。

そもそも、自分たちが戦争をしないと決心すれば戦争が無くなるなどと教える国は日本以外無いだろう。世界の大半は、強力な軍事力を有することで相手に戦争をしかけさせないことで戦争を防ぐべきだと教えている国が大半であり、さらに、世界を全て自分たちと同じ価値観にするまで戦争を続けるべきと考える一部のテロリストもいる。

いま、そのようなテロリストは少数かも知れないが、確実に存在し、無差別に攻撃をし、そしれそれが大国の軍事態勢を揺るがす有益な手段となっているのだ。そして、現実には、もし自分たちと価値観の違う、あるいは逆らう国を世界から一掃してしまえば、永久に戦争はなくなると考えるのは、或意味非常に合理的と言える。まして、支配した人間達を圧倒的な恐怖、無知、宗教の戒律などで縛り付けてしまえば恒久的な世界平和が訪れる。

イスラム原理主義の過激派だけではなく、中華思想を捨てきれない中国、マニフェスト・デスティニーの名の下に世界中で戦争を繰り広げるアメリカもまた同様の思想を持っているといえる。すなわち、強大な武力こそ平和をもたらすと言うのが世界の常識なのだ。日本の理想は理想。しかし、口では同調しても行動を日本と共にする国はない。

また、日本人が勘違いをしているのは、戦争でも民間人を殺すのは悪だと考えていることだ。戦争自体が悪なのであり、戦争になれば相手国の民間人を多数殺害することは相手国の厭戦気分を引き出し、戦争を遂行させる産業力の基礎を破壊する事につながるので、積極的に一般人を殺戮する作戦もあるのだ。それが、アメリカによる原爆であり大空襲だ。アメリカはあれは戦争を早く終わらせるための正当な作戦であったと未だに主張している。

戦争が悪なのであり、それをさしおいて民間人は殺してはならないとの理屈は基本的に成り立たない。たとえ日本が戦争にあたりそのような作戦を採ろうが、相手は必要となればためらいなくその戦法を取る。戦争は悲惨でありするべきではない。その意見に反論する人間は居ない。

だが、どうすれば戦争が無くなるのかは、日本だけが、自分たちが戦争をしなければよいと教育している。日本以外では、戦争を相手に起こさせないだけの力を持つ必要があると教える。

世界の歴史をみて、どちらがまともで整合的か言うまでもないだろう。

先日の原爆記念日、非核を主張する被爆者がテレビで、どうすれば世界から核が無くなるでしょうか、という子供の質問に対し、世界中の国が核を捨てる、開発しない、もたないと決心をすれば核が無くなる、と答えていた。これでは単なる願望であり、実際の答えにならない。今の日本の被爆者が二度とこんな目に遭いたくない会わせたくないと主張する気持ちは理解するが、世界中が持たないと決心すれば核はなくなる、などと言っているレベルなら、世界から核は絶対に無くならないし、むしろ核は増えるし、そして日本が核攻撃の対象になる危険性も増す。

平和教育は必要だ。戦争の悲惨さを教えるのも大切だ。だが、どうすれば戦争が無くなるのかについても具体的に、たんなる脳内お花畑の妄想願望ではなく現実的な方法も教育しなければ、危険が却って増すことも考え、主張してゆかなくてはならないのではないか。


テーマ : 軍事・平和 - ジャンル : 政治・経済

2009-12-22
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