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何故民主が駄目なのか

平成22年03月30日

なぜ民主が駄目なのかを、今回は経済政策でまとめてみる。

まず、誰もが開口一番上げるのは、財源が示されずにばらまきをすることで、先日決議された来年度予算は92兆円、史上空前の規模になる。

で、ここでとりあえず問題とするばらまき政策を並べる。

1)子供手当
2)高校無償化
3)農家戸別支援
4)返済猶予制度
5)高速無料化
6)太陽光発電エネルギーなど買い取り

民主の考えでは、国民が金を持っていないから消費が伸びない。だから、国民に金をやれば消費が伸びて、日本経済が活性化すると言う理屈。しかし、これは所得移転であり、右から取り上げて左に与えるだけの物であり国民の所得が増えるわけではない。

また所得制限を設けていないので年間所得1億円の人間も100万円の人間も同額受け取ることが出来る。それについては、個人所得の把握が難しく、所得制限を設けることで事務手続きが非常に複雑になるので、むしろ所得制限を設けない方がスムースに実行出来るから、というのが所得制限を設けない理由だそうだ。

しかし、法というのは公平であることが第一義であり、またこの手当とは本来生活補助であるから自力で生活を十分支える人と支えられない人を同じに補助するのは公平とは言えない。確かに個人所得を把握することは難しいだろうし、そのために事務が繁雑になるかも知れない。またそのために余計なコストが掛かるかも知れない。

しかし、公平という概念を第一義とするなら、それでも所得の把握のためにコストを費やすべきなのだ。それにより支給しなくても済んで浮く手当をそのためのコストに使っても良いのではないのか。

そもそも子供手当一つとっても、子供の居ない人から取って、子供の居る人間に与えるなら、それは不公平ではないのか。民主党曰く、子供は社会が育てるべきだと言うが、もちろんそれは違う。子供は親が育てるのだ。その親を社会がどのように支援するかが政治の役割なのではないのか。

昔と違い核家族化が進み子育てで追いつめられる親がノイローゼになるというが、それに対して金を出せば解決する物ではない。母親学級とか保育所幼稚園の拡充、地域的な支援制度を作ることで十分支援は出来る。もととも子育ては人間の本能ではなくあくまで学習による物であることが学術的にも証明されている。だから、子育てがまともに出来ない親は、金を渡しても子育てが出来るようになるわけではない。親に必要なのは、親としての教育であり、親による子育てを支援する体制だ。けっして社会が子供を育てるのではない。この試みは、かつてのコルホーズ、ソホーズ、人民公社、キブツなどでさんざん試され失敗し、家族の崩壊を招き社会の崩壊を招いている。

高校無償化も、奨学金の充実拡大で対応出来るはずであり、高校進学をせずに働く青少年に対して不公平ではないのか。働くのが嫌だから進学するという高校生は沢山要る。分数計算も出来ず、アルファベットも書けず日本の場所を世界地図で示せない高校生に無償化で良いのか。

農家戸別支援も、結局は農家の自己努力を削ぐだけのことであり、個別の農家を支援しても日本の農業が活性化するわけではない。意欲のある個人農家に対する裏付けのある支援ならともかく、農産物(今回はコメ)の平均価格より低い場合は補填するなど、つまりは農家の票欲しさのばらまきであり、なぜ一般の製造業に当てはまらないのか。製品の出来不出来、需要の大きさなどで価格は決まる。製造業はそれのリスクと戦いながら利益を出そうとしている。しかし、農業だけは政府が収入を保証するなど、どう考えても不公平ではないのか。それより、大規模農業をもっと支援して農業の効率化を図ることで、結果として日本の農業は活性化するのではないのか。

返済猶予制度も、そのために貸し渋りが始まり、本来融資を受けられるはずの工場が、運転資金を借りられずに廃業する。

高速道路の無償化も結果として大山鳴動してネズミ一匹のようだし、結果として渋滞解消には全く影響がなかったことが判明している。そして、JRやフェリーなどが大打撃を受けている。

太陽光発電エネルギーなど買い取りにより、もちろん太陽光発電普及に拍車がかかると言うが、そのコストは太陽光発電装置を設置出来ない低所得者にその買い取り価格が上乗せされることになる。これが公平なのか。

結局、財政で民主が決定的に間違っているのは、資産を増やさずに分配することだ。分配するなら資産をまず増やさなければならないが、それはとりもなおさず付加価値を増やすことだ。付加価値を作るのは企業であり、消費者ではない。需要と供給は鶏と卵だと良く言われるが違う。産業の根本は供給の充実から始まっているのだ。破綻した国家を見ると、供給が無い国ばかりであり、供給がないのに需要ばかり高まった結果国内で需要を満たすことが出来ず外国から借り入れ、そして破綻しているのだ。

日本が何故破綻しないか(少なくとも予測出来る将来に於いて日本が破綻する兆候は何一つ無い)は、常に供給よりも需要が多いからだ。世界では日本はダントツの黒字国家だが、日本が黒字と言うことはそれに対応する赤字国がどこかにある。なぜ、資源もない、小さな国(実はこれ違うが)である日本が黒字国家になっているのかを理解すれば、需要と供給が決して鶏と卵ではないことが分かる。

しかし、今民主がやろうとしているのは供給を無視し、需要を満たそうとしているのだ。
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