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米国を信ずると言うこと

日本と米国は堅い同盟関係を結んでおり、それがあるために日本が今の地位に居られると言う側面もある。その前提として、揺るぎない信頼関係があることも事実だろう。しかし、米国を信ずるとは、米国がいかなる場合でも日本を護り、日本のために力を尽くしてくれると言うことではない。

米国が最優先するのは米国民の安全であり、米国の地位の確保だ。日米関係が今良好なのもそれが米国の最優先事項に即しているからであり、その限りに於いて絶対の信頼関係が成り立っている。

そんな関係など偽りの、表向きの信頼関係ではないか、と言うなかれ。それが当たり前なのだ。日本からして、例えば米国が存亡の危機に陥ったして、日本の運命を米国の支援のために費やすだろうか。そんな事をすれば、日本国民が政府に対し大反対をするだろう。日本政府の使命は、日本という国の安泰発展と、日本国民の安全が最優先なのだから。

何度か書いているが、仮に日中戦争、あるいは日北戦争が起きて、安保条約に則り米国が日本支援のために駆けつけたとして、中国や北が核によって米国を攻撃すると恫喝した場合、米国がそれでも日本のために戦うだろうか。そんな決定をする大統領は即座に糾弾され更迭されるだろう。米国大統領が一番守るべきは米国人の安全、命であり、例え核の撃ち合いになって中国や北朝鮮が消滅しても米国人も数百万数千万が犠牲になりかなりの国土が荒廃するだろう。

そんな状況になって中国や北が核を撃つとは、それぞれの指導部の人間の安全さえ確保できれば国民を犠牲にする覚悟でやっていることなのだ。米国にはそのような決定は絶対に出来ない。人命が消耗品である国と最も守らなければならない国では、その意味で戦争にはならないのだ。言い換えれば、人命が消耗品である国にはそれだけの強みがあると言うことだ。

むろん、そのような戦争が今起きる可能性は低い、というよりほとんど無いだろう。が、絶対にないかどうかは、例えば南朝鮮、カンボジア、ジンバブエ、ベネズエラなどを見れば言い切れないのでは無いか。南朝鮮が今核を持っていれば、実際にそれを使う可能性はそれなりにあると見なければならない。普通の人間の判断力として朝鮮人を見ることは出来ないのだ。

シリアやイランに軍事攻撃を辞さない米国が北にそうしない理由は明らかではないのか。

したがって、日本が米国を最大の同盟国として信頼するのは当然として、それは日本が自らを守る決意と能力を以ての話だ。

トランプが日本に対し軍事力増強をする様に圧力をかけ、今のところ安倍政権はそれに応えている。しかし、例えばかつて日本が巡航ミサイルを開発すると決めようとした時、連立政権の公明党が平和憲法を盾に四の五の言って、結局見送られた経緯がある。

自民党の内部にさえかつての河野洋平や小泉純一郎のような例がある。一枚岩ではなく、本来なら別々の政党である集団の寄り集まりなのだ。況んや公明党が政権に就いている現状を軽く見ることは出来ないだろう。

米国は信頼できる同盟国だ。が、それは日本が自らを守る能力を持って初めて真価が発揮されると考えておくのが当然ではないのか。

今、それでも世界がかつてよりは平和で大規模戦争が起きていないのは米国が存在するからであり、米国の無論経済力もあるが、世界の他の国全てと戦争が出来るとさえ言われているその圧倒的な軍事力の故だ。

日本が米国並みの軍事力を持つ必要はさらさら無い。世界の警察官は米国にまかせておけばよい。が日本は自らを守る力、更に戦争を仕掛けさせない力は持っておかなくてはならないと言うことだ。








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