STAP細胞騒ぎ

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少し前、ノーベル賞物の大発見と報道されたSTAP細胞がどうやら怪しい雲行きになってきた。未だ結論は出ていないが、どうも論文の中に他の論文の引用や、写真の不自然さが問題になり、一番問題になったのは、第三者による際限が出来ていないという事だそうだ。

むろん、私自身この分野では全くの門外漢であり、自分で何が正しいのかの判断など出来ないが、ただ、これが従来のねつ造騒ぎとは全く次元が違うと思っている。まず研究が理研でなされた物が主体であり、共同研究としてアメリカの大学も参加していたはずだ。それだけ広範囲の、しかも超一流とされている研究機関が仮にも論文をねつ造していたとしたら、それは必ず早晩分かることだ。そうなった場合、日本という国自体が失う信頼は計り知れない。むろん、アメリカの共同研究機関もどうようだろう。

今回の発表は、研究チームリーダの小保方さんが若い女性だったと言うことでそれがむしろ話題になったが、誰が主としてやろうと研究成果自体が評価されるべきだ。そして、最初この研究成果をイギリスの科学雑誌Natureに投稿したところ、科学を冒涜する物だとの酷評付きで突き返されたという。

それでも再度資料を付けて提出し、多くの専門家の審査を受けた上でNature掲載にこぎ着けた。

そこまでした物がねつ造だった場合、その反動はすさまじいだろうし、関係した研究者はおそらく研究者生命を失うだろう。そのようなことをかくも大勢の研究者達が冒すだろうか。

思えば、このような騒ぎはかつてもあった、至近な例では韓国の黄禹錫教授によるIPS細胞研究のねつ造がある。この場合は完全なねつ造であったことを本人も認めている。またかなり前だが、常温核融合が成功したとの報道が世界を駆けめぐった。これについては多くの学者が否定的であり、NatureもSienceも常温核融合関連の論文の掲載を拒否しているが、一部の学者はこれが事実であると認めている。

結局、常温核融合が本当にねつ造だという結論にも至っていない。ただ、いずれにせよ実用化ににはほど遠い効率だとは言われているが。

今回のSTAP細胞についても当然、これがねつ造なのか、事実なのかは未だ分からない。

発端は

赤文字は引用

STAP細胞、博士論文の画像転用か 理研も把握

 新たな万能細胞「STAP細胞」の論文で使われた一部の画像が、著者の小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーが早稲田大に提出した博士論文の画像と酷似していることが10日、分かった。インターネット上でも「転用の疑いがある」との指摘があり、理研も「指摘は把握している」と述べた。

これは割合早くから指摘されていた。小保方氏側は単純なミスであり、本質的な研究成果には無関係だと言っていた。さらに、論文の中に、他の論文と同一の内容があるとの指摘もでてきた。これも、単純ミスだと理研では言っている。単純ミスだとしても極めて不用心だと思うが、一人で論文を書いたわけではなく、多くの人間達が資料を集め実験をし観察をし分析する作業を分業で行っているため、その中に全体には影響を及ぼさない不注意があったと言うことらしい。論文の内容については、嫌でも中心となった小保方氏が責任を持たなくてはならないだろうが、実際に彼女が任せたスタッフの中に、時間に追われていい加減なことをしたものが居たと言うことだろうか。

しかし、それでも研究全体に疑惑がもたれるなら、一度全てを撤回し、最初からもっと緻密に組み立て再発表をするべきだと言う論文の共著者が出てきた。


STAP細胞、共著者が論文撤回呼び掛け 不自然との指摘相次ぎ

 画像に不自然な点があるなどと指摘されている新たな万能細胞「STAP細胞」の論文について、共著者の一人、若山照彦・山梨大教授が他の著者らに論文を撤回するよう呼び掛けたことが10日、理化学研究所への取材で分かった。

 理研は「現時点で、論文の根幹は揺るがないと考えているが、引き続き調査する」と述べた。


私もそうすべきだろうと思う。彼自身は、論文の根幹は揺るがないと信じているというのであり、別にねつ造を告白したわけではない。研究成果が重大であるために、どこからの疑問も挟まれる余地のない物に仕上げるのは必要だと思う。この若山教授自身は、この小保方氏とは異なる分野が専門なのだそうだ。だから、最初STAP細胞が成功したという報告を鵜呑みにしていたが、実際にNatureに発表された論文では内容が異なっていたというのだ。そういうことで共著者になった経緯が理解出来ない。自分が理解出来ない分野で協力なら分かるが、論文の共著者になったのはどうしてなのかが理解出来ない。

しかし、それにしてもこの論文の成果に疑問が呈されたのは、その後世界中で追試を行ってもどこでもそれが再現出来ないことが問題だったと言われている。それに対し、理研側は、条件が非常に厳しく成功確率もそれほど高いわけではない、と言っている。つまり、誰もが簡単に再現出来ないのだそうだ。その問題を解決するために最近理研では詳細な実験の仕方をネットで公開した。そこまでする理研が、ねつ造をしたとはとうてい思えない。

そして、最近

STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功 論文発表後初めて

 理研によると、小保方氏は理研発生・再生科学総合研究センターで先月、再現実験を開始。論文通りの手法でマウスの体細胞を弱酸性溶液で刺激し、あらゆる細胞に分化できるSTAP細胞を作製することに成功した。細かい実験手順も含め同センターとして正しさを再確認したとしている。

再現に成功したというのだから、その克明な手順に従えば第三者も再現出来るだろう。なんなら、第三者立ち会いの元で手順を一つ一つ確認しながら再現実験をしても良いのではないか。再現実験とともに、その観測の仕方、確認の仕方も公開すればよい。

あまりに簡単で意表を突く研究成果であるために、本当の専門家ほど疑いを持つのは分かる。一般人は何が特別なのかさえ理解出来ないのだから、発表をたいした物だと受け取るしか出来ないが、これが細かなミスを修正し、誰もが納得出来る再現性を証明出来るなら、真に偉大な研究成果として誇れる物だ。それを期待したい。


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好奇心もうきうき

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政治や朝鮮ネタなど不愉快な話題を離れてたまにはちょっとうきうきするような話題を。

先頃、物理学会がひっくり返るような大ニュースがあった。とはいえ、一般の生活にそれほど関連性が無いためか、大きな扱いではない。考えてみれば、私たちの日常に専門的な科学知識はほとんど関係がないと言えるし、オームの法則やケプラーの法則、E=MC2、カカソウマアアテニスナシャッキンキンなど意識することはない。

それでも、私たちの生活は確実に科学の法則に関わりながら存在しているのであり、今回の発表もその意味でいずれ大きく私たちの生活を変えるのかもしれない。もしかしたらタイムマシンが完成したり、ワープ航法が完成したり、無から無限のエネルギーを取り出す技術が完成したらとおもうと楽しいではないか。もっとも、おそらく100年でこれらが完成するとは到底思えないし、たぶん永久に完成しないとは思うが。

ま、それはさておき、また日本チームの快挙だ。日本チームだけではないが、ISSといいITERといい、国際組織に於ける最先端科学技術の機関の中で、日本チームの上げている成果は相当な物ではないのだろうか。

赤文字は引用

ヒッグス粒子、発見へ前進 宇宙の成り立ち解明へ

 ジュネーブ郊外にある1周約27キロメートルの大型加速器で陽子と陽子とを光速近くに加速させて衝突させ、研究チームの名前にもなっている「アトラス」「CMS」という2つの実験装置で別々に粒子の性質を調べた。アトラスには日本から東京大学、高エネルギー加速器研究機構など15の大学・機関が参加している。

 2月末から10月末までの実験データを解析したところ、アトラスの場合、ヒッグス粒子が存在する確からしさは98.9%だった。物理学の世界ではこの数字が99.9999%だと発見となる。

 
 ところで、このヒックス粒子なるもの、専門教育を受けた人以外にはちんぷんかんぷんだろうし、当然ながらわたしもだ。宇宙一つにしても、私の子供の頃は無限に広い、始まりも終わりもないなどと習ったが、実際はかつて何もなかった空間に、ある時突然宇宙が現れ、現在も膨張しつつあると聞き、まったくその概念が理解できなかったことを覚えている。正直言えば今でも概念を理解しているわけではないのだが、何度も同じことを見聞きすればそれが前々から知っていたかのような錯覚を覚える。
 
 それでも、今回の発見は(正式には発見とは未だ認められていないのだが)ビッグバンの原因さえ明かすかもしれないと言う。なにしろ、何もなかった無から、現在の宇宙が作られたその根本の要因がヒックス粒子だというのだから大変だ。


 
ヒッグス粒子 「質量の謎」解明へ一歩

 ヒッグス粒子の存在は約50年前に理論的に予言された。宇宙誕生の大爆発(ビッグバン)直後は、すべての素粒子の質量はゼロだったが、膨張とともに冷めていったある時点で相転移と呼ばれる劇的な変化が起こり、宇宙空間はヒッグス粒子に満たされたとされる。

 クォークやニュートリノなどの素粒子は、ヒッグス粒子と衝突(相互作用)することで動きが鈍り、質量を持ったと説明される。光を粒子とみなした光子はヒッグス粒子と相互作用しないので、今も光速で飛び回れる。この仕組みは提唱者の名前から「ヒッグス機構」と呼ばれるが、2008年にノーベル物理学賞を受けた南部陽一郎氏の「対称性の自発的な破れ」が大もとになった。


 考えてみれば、世界で最初に原子モデルを考え出したのは、一般にはラザフォードと言われているが、彼はその業績でノーベル賞を受賞している。しかし、当時すでに日本の長岡半太郎は原子モデルを発表しており、ラザフォードがそれを証明した形なのだから、例によってノーベル賞の不公正さがここでも証明されたと思っている。ラザフォードは二つのことを証明したわけだ。日本にはかなり早くから原子物理学での先駆者が多くいて、その後も湯川秀樹の中間子理論など(これは日本人初のノーベル賞受賞につながったが)から朝永振一郎、そして陽子の自然崩壊を観測した小柴昌俊など、その分野での業績には嚇嚇たる物がある。今回の理論も、日本人学者南部陽一郎の研究が大元だと聞けば、喜びもひとしおだ
 
 ただ、ISSなどにも言えるのだが、大規模な観測のための設備などは現在では極めて巨大になり建設維持にも一国ではまかないきれない巨費がかかるため、多国籍の研究機関がこれらの研究を行うようになっている。
 
 その中で各国が業績を競っているような形だが、(実際は協力しているのであり、競争ではないはずだが)日本チームの業績は決して小さい物ではないと思う。まあ、このような報道は業績を上げた国が大々的に行うので、実際は日本だけの業績ではないだろうが。
 
 たとえば、次の成果も国際機関が出した物であり、そしてその観測でも日本チームが大きな業績を上げているとされている。
 
 光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」

 名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。これまでの物理学の常識を超えた結果に、専門家からは驚きとともに、徹底した検証を求める声があがっている。
 
 これは上記のヒックス粒子とも関連してくるが、光は波であると共に粒子であり、実際には特定できていない。全ての物質が波であるとさえ言われているくらいだ。
 
 光を粒子と見た場合、それを光子(フォトン)というが、明らかに質量があるのに(光圧を生ずる)ヒックス粒子とは干渉しないとのこと。このように聞くと改めて光とは何だろうとか、物質とは何だろうと思うわけだ。思っても素養のない哀しさ、分からないがとにかく今まで絶対不変と言われていた光の速度を超える物質の移動が観測されたという。

 実験に参加した名古屋大の小松雅宏准教授は「実験に間違いがないかと検証を繰り返したが、否定できない結果になった。公表することで他の研究者による検証や追試が進み、物理学の新たな一歩につながれば」と話している。
 
 たしかに、物理学の根本をひっくり返しかねない観測だけに、慎重の上にも慎重を期す必要はあるだろう。ヒックス粒子にしても本当に存在するのか、あるいは今までの理論の矛盾を埋めるために仮想された理論ではないのかを見極める必要があるだろう。
 
 かつて、地球が宇宙の中心にあり、太陽も惑星も、天球も全てが地球の周りを回っていると考えられていたとき、惑星の動きが説明できず、やたらに複雑な歯車機構が天球の裏側にあるのだとの理論が台頭した。つまり惑星は一年の一定の時期、今まで進んでいた方向から逆戻りをし、その後にまた元の方向に動くこと、惑星の見かけの大きさが変わることなどを説明するにはその歯車理論がどうしても必要だったわけだ。
 
 今回の続けざまの大きな観測の報道を見て、ふとそのようなことを思い出した。宇宙が無から生じ、光が絶対不変の速度を漏っている事実を説明するためにこれらの現象が発見されたなどがないように、確認を待ちたいものだ。そして、それらが確認されたら、改めて宇宙誕生の秘密、光の秘密が明かされるのを待ちたいと思う。
 
 もしかしたら重力の法則なども見直されて、人工重力や重力制御の方法が見つかれば、そして、ワープ航法が開発されたら・・・などなど想像するだけでも楽しい。なにしろ、ワープ航法などは、全宇宙のエネルギーの数倍を要するので絶対に実現不可能だと、おもしろくもない結論が今は出ているのだから、それがひっくり返ればそれだけでも価値がある。無から無限のエネルギー・・・実によい。それが実現したらその時から私は脱原発派に鞍替えする。

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