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使わないための軍事力

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これについては、去年の十二月二十九日に、「軍事力は使わないために持つべきだ」と書いているのだが、別の面から書いてみたい。なにしろ、近年の世界情勢はかなり荒れてきている印象があり、西欧はかなりとげとげしくなっているし、中国は米国に経済的に痛めつけられかなり不安定さが増してきている様だ。朝鮮はどうでもよいが、仮に朝鮮に力があればほぼ間違いなく日本に力での侵攻を考えるだろう。

軍事力を核と置き換えても良いが、お花畑は武器を捨てれば戦争にならない、戦争を放棄した日本国憲法を変えてはならないとのたまう。何も自分では考えず、プロパガンダに乗せられているだけの脳みそだから仕方が無いが、先日も音楽家の湯川某という人物が、憲法改正反対集会で、九条を守るべきであり、二度と戦争をしない決意が大切だと言ったそうだ。お花畑には珍しくも無い台詞だが、この某れい子だけでは無く、日本の護憲派の主張は全てそうだと言って良い。

何度も書いているが、戦争とは一国では出来ないことすらこの連中は理解していない。世界に日本しか無いなら、戦争には絶対にならないからその為の軍事力は要らない。ただし、内紛が起きるかも知れないが、それは戦争とは言わない。戦争とはあくまで国同士の戦いのことを言う。そして、他の国際行事と違い、戦争は当該国同士の同意など無関係に始まる。とりあえずは平和条約、不戦条約なる物はあるがいざとなればそれは紙くずであり、日清日露戦争、太平洋戦争など近代日本が関わった戦争は全てそうだ。太平洋戦争は日本が真珠湾を奇襲したことが発端とされているが、事実はそうではない。が、ここではその理由は省く。

極論を言えば、日本以外に国があれば戦争の可能性はあるのだ。米国とも英国ともフランスともドイツともリヒテンシュタインとも戦争はあり得る。日本以外の国だから。

が、現実に今これらの国との戦争は心配しなくても良いし、また戦争が仮に勝ったとしても自国に多大な犠牲を強いることを学んでいる国々なら、例え反感があっても協力し合い妥協し合って共存した方が得だと学んでいるから、実際は独仏も英仏も英独も戦争になる気遣いはないだろう。日米も無いだろう。

仮想敵国

日米戦争の責任者は今は居ないが、ただ民族はその性質を長く引き継ぐ。つまり、かつて戦争をした当時の人間はいなくともその価値観は民族的な物として末永く引き継がれて行く。米国との戦争も理論的にはあり得る。だから、米国は日本を仮想敵国としたシュミレーションをしていると言う。別に現実に日本との戦争を想定しているのではなく、外国だから戦争に理論上なりうるという理由だそうだ。その意味で西欧との戦争もシュミレートしているし、別にそれを隠しているわけでも無い。むろん、公表する理由も無いが。ただ、上記に書いている様に嘗て戦争をした当事者達は居なくともその民族性価値観は未だに引き継いでおり、その意味で日本との戦争と英国との戦争の可能性は、例えば対日戦が0.0001%として対英戦は0.00001%位か。確かに嘗て独立戦争をした相手なのだ。事実上は日英とも対米戦はないと言うことだ。しかし、国同士利害の対立はあるから常に強固な同盟国と言うことでも無いのはとうぜんだろう。

ところで、今、日本が仮想敵国としているのは公然の秘密だが中国、ロシア、北朝鮮、そして超汚染ということになろう。むろん政府が公式にこれらが日本の仮想敵国だから戦争を想定して防衛力強化をしなければならないとは言わない。

しかし、米国との軍事的なつながりの強化、戦闘機やミサイル、宇宙開発などの共同作業が米国と増えてきていることなど、防衛予算が増強されていることなどは明確に仮想敵国を想定しているからだと思う。なにより、日本は戦争をしないのだから軍事力は要らない、自衛隊は災害時の救援活動専門機関にしろなどというパヨパヨの皆さんが支持を得られずに野党が地を這っているのも基本日本人の意識の中で上記の国々が仮想敵国であることを感じているからだと思う。

ロシアは以前から火事場泥棒専門だったが、中国を日米にけしかけ、また都合の良い時に手を出して分け前を取ろうとするだろう。つまり、自ら戦争を仕掛けることは考えにくい。

ところで、日本が防衛力強化を打ち出してきたのは喜ばしいが、現実には戦争になった場合超汚染にも勝てないのは目に見えている。むろん、海上で小競り合いなどをするだけなら日本が圧勝する。そんな事はゴキブリでも分かるので、超汚染が日本と戦争をするならミサイルを使うだろう。今超汚染には玄武シリーズのミサイルがあるが、1型は射程300Kmほどで、これは対北朝鮮とされているが、最新型の玄武3Cタイプは巡航ミサイルで射程が1500Kmとなる。即ち日本のほとんど全てを射程に収めている。現実に今はまだ米国の規制があるから無制限ではないが、もともと北朝鮮に対してこれほどの射程が要るともおもえないし、そもそも艦船や潜水艦、戦闘機などが北朝鮮に対して必要な性能を遥かに超えている。となれば、その使用目的は日本以外に考えられない。今は米国の規制を受けているが、現実に開発しているのだからいざとなれば対日戦に振り向け増産する能力はあると考えておいた方が良い。

なにより、日本の軍事力が防衛力と言うこと自体が実は意味の無い力とさえ言い切れるのでは無いか。攻撃は最大の防御なりとは真実であり、現実に攻撃をしなくともその能力があるから相手は手出しが出来ない。つまり攻撃力が相手の攻撃を抑止しているのであり軍事力の目的はまさにそれだろう。

日本が十分な攻撃力を持てば、南北超汚染も支那も下手に手出しを出来ない。つまり攻撃力が最も効果的な防衛力なのであって日本の防衛のみの軍事力は攻撃されて初めて迎撃できるのだから相手にしてみればその迎撃をかいくぐる攻撃が出来れば日本に負けることはないし、自国に被害が出ることもない。

今世界から不信を買い国内で政権の統率力がぐらついてきた中国が最近しきりに尖閣辺りで活動を活発化させ空母を外洋までうろつかせているのは日本に対する優位を国民に見せつける必要があるからだろう。

それに対し日本が出来るのは厳重抗議だけであり、支那にしてみれば、またロシアにしてみれば痛くも痒くもない。

日本が持つべき防衛力とは使わないことを前提とした強力な攻撃力なのだ。使わないのだからいくら強力でも構わないが、無論軍事費で国家財政が傾くのでは本末転倒であり、もっとも効果的でコ強力な攻撃力を持つのが結局最も安価な、そして効果的な防衛力と言うことになる。

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あの戦争を考える 12


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昨日に引き続き。この記事は昨年11月に書いていた記事なので、現在は少々状況が変わるかも知れないが、唯本質は変わらないと思う。

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「核保有の統一韓国」を懸念する日本…「韓国は信頼できる友邦なのか疑問」


「14日の読売新聞によると、佐々江賢一郎前駐米大使はシンポジウムの基調講演で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2045年の南北統一を目標にしているが、日本として最も望まないのは統一した韓国が核を保有し、反日的に中国の拡張政策のパートナーとして存在することだ」と述べた。そして「そうならないように手を打つべきことは手を打つ必要がある」とし「日韓関係でも日本は韓国を投げ出さず、韓国の気持ちにある程度合わせる努力は無駄ではない」と指摘した。」

この場合、韓国の気持ちに合わせるとは、すなわち力で押さえつけることであり、突き放しつつ監視は続けるということだ。韓国の希望に妥協するなどでどれだけ事態を悪化させてきたかは、駐韓大使たるもの誰よりも知っているはずだ。

トランプ不信で接近する日本と中国

同じことは中国にも言えるが、中国は朝鮮よりは悪賢いから、かつては散々やった反日デモも日本品不買も今はやらない。また、中国の経済指標が最近発表されたが、最近では最低の伸び率だということだ。もともと、中国の発表する経済指標など嘘八百でありまともな経済感覚を持っていれば中国のGDPが日本の三倍などとは不可能なことくらい理解できる。ただ、中国が伸長著しいとしておいた方が色々と都合の良いことからそのような嘘でも事実としているだけのことだ。これはかつてソ連が崩壊した時、それまで米国の次とされていたGDPが全くの嘘で、事実は青息吐息だった事とも同じだろう。

それはともかく、今米国との経済戦争で追い詰められた中国が日本との経済戦争をする余裕は無いから日本からの投資を引き出すべく日本にすり寄っているに過ぎない。だから、尖閣問題、南シナ海、尖閣などなど、多くの軋轢を抱えたままであり、更にその動きは加速している。国内を纏めるためにやめるわけにはいかないのだ。

9月に中国滞在中に逮捕拘留されていた北大教授が解放され、帰国したとの報道があった。逮捕理由は中国の国家機密を集めたからだそうだが中国のこんな理由が信じられるはずが無い。つまりは、日本に対する恫喝に過ぎないし、過去にも同じことは何度もあった。

来年習近平が国賓として日本に招かれるそうだが、(昨年11月時点)安倍総理がこんなことが続くようでは国賓招待も考え直すと伝えた途端に解放されたというのだからよく分かる話だ。

つまり、中国の日本すりよりも単に経済的な不振を抱えながら日本との摩擦も続けられないから形ばかりにじり寄り、日本をもそれを知りながら形だけ受け入れている。日本の防衛予算が過去に無く増えた(とは言っても微々たる物だが)のも、その構成が明確に対中戦を想定した物であることでもわかり切ったことだ。

朝鮮が一番敵視してるいるのは日本であり、中国は今更反日方針を改めるわけにはいかない。つまりは、日本がどうあろうと、場合によっては戦争を仕掛けられる可能性はゼロでは無いのだ。

戦争とは話し合いで解決できないから起きるのでは無い。最初から話し合いが成立しないから起きるのだ。かつての日米戦争もそうだった。それ以前の日清日露戦争もそうだった。今中国と朝鮮を仮想敵国としているが、話し合いなど最初から成立しない。あくまで、彼らにとって損か得かが日本と戦争をするかしないかの理由であり、日本が彼らとの関係で損か得かを考え戦争を仕掛けるわけでは無い。

過去の世界で起きた全ての戦争にそれは言える。話し合いで戦争は避けられる等と言うことはあり得ない。あくまで損か得か、力があるかないかだけが理由で有り、戦争を仕掛けられない唯一の方法が力を持つことであるのは、現在北朝鮮がそれを示しているではないか。仮に北朝鮮が核を持ち、米国に核が無ければ北朝鮮はとうの昔に対日対米戦争を始めているだろう。別に最初から核を使う必要は無い。核を背景に先制攻撃をしても米国は防戦するだけのことだ。先に北朝鮮の弾が尽きるその前に米国が降伏しないなら核を使う。それ以外の顛末が考えられるだろうか。

今中国ロシアが日本にそのような事をしないのは、とりあえず後ろに米国がいるからだしさらに日本を攻撃して得るものよりも日本を生かしておいて得られる物の方が大きいからであり、日本の理念に同調しているからではない。

そのような計算も出来ない朝鮮がもしかしたらもっと危険かも知れないが。



あの戦争を考える 11


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このシリーズは去年の十一月まで書いていたが、その後色々な事件がありつい他の記事を書くことになって中断していた。しかし、そのままにしておくのも引っかかるので、もう五ヶ月も経つが続きを書くことにした。いずれ、今の武漢肺炎収束後世界情勢は大きく変わるだろうし、それにも関する記事なので、出来ればあと二回ほどで締めくくりたいと思ったわけだ。

では

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ところで、先に書いておくが、米国が衰退する、分裂する、破綻するかのようなことを書いているが、同時にしかしそれでも米国が世界最大最強の国であることは今のところ間違いないし、当分そうだろうとも書いている。つまり米国自体が仮に国家として質が低下しようが、世界を制御する能力は持ち続けるだろう、相対的に米国が他国に地位を奪われることは考えにくいと言うことだ。

が、その米国が内に閉じこもり孤立主義に走り世界をその方法や目的はともあれ纏める意欲を失ってきているのは事実で、今米国がその力を保っている理由は米国をその地位に起き続けることが目的なのであって、別に世界を平和に保つためでは無い。

その意味で米国の地位保全に関係が無いなら米国は他国のことなど関心を持たなくなっているとでも言えば良いだろうか。

米国が世界最強国家であることはそれでも間違いない。例えば、この2,30年で世界を完全に変えたとされるIT、AIなどでは現実に米国の企業が世界を支配している。GAFA、即ち、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルは年々巨大化し、さらに全人類のと言って良いほどの個人情報を把握している。米国が世界を把握しているという意味が分かるだろう。

米国は資産格差が極めて大きくそれが米国社会を分裂させているのだが、一方その巨大な資力を上記のGAFAや、例えば核融合技術、素粒子コンピュータなどに注ぎ込んでいる。極めて優れた研究環境で大勢の研究者がその為に働いている。

今米国はIT、AI分野で世界を支配し、スパコンでも世界で抜きん出た実力を持ち、おそらく他国が米国に追いつくのは無理だろう。日本はよくもまあこの少ない予算で善戦している物だと思うが、期待はする物の絶体大丈夫とは言いかねる。

ところで一方、米国社会が資産格差の広がりで混乱を極め、政府もそれを反映していると言うことだ。かつては共和党、民主党の二大政党制だったが、その民主党では未だに来年の大統領選挙に立てる候補者が乱立し党内がまとまらない。一方共和党では、現職トランプに代わる人間がいないと言うことで今のところトランプ一本だが、そのトランプは資産格差を拡大させる張本人だ。

また、世界の不安材料の一つは無論、中国問題があるが、中国は絶対に世界の覇権を取れない。あくまで力で押さえつけるしか無いのは、中国の理念に他国が別に共感していないからだ。西欧も、金目的で中国ににじり寄りはしたが、中国が米国に叩かれ途端にその弱点を暴かれ、西欧は距離を置き始めている。もう中国で金儲けをするために余り深入りをしない方が良いと考えたのだろうし、そもそも西欧自体がそれどころでも無くなった。西欧国家が一斉に極右政党に政権を脅かされるようになり、揃いも揃って財政悪化、国内の治安の悪化、移民問題の破綻などと言う様々な問題に直面している。何より、経済的な閉塞が極めて深刻であり、それが此処に挙げた混乱の大元の原因とさえ言える。

従来欧州経済を事実上引っ張ってたのはドイツだが、ドイツは本来輸出で資産を得ていた国だ。特に多くを依存していた中国が急速に経済の悪化で急速にドイツ経済を圧迫している。また技術立国として高い性能の製品を世界に売っていたとされるが、現実にはそうとも言えなくなっている。例えば主力産業の車は、環境対策が遅れて競争力が落ちている。

以前科学技術力は欧州の中では高いが、相対的には伸び悩んでいると言って良い。それはある面米国もそうなのだが、米国の科学技術力は確かに高い。が、民生品にそれが反映していないのだ。米国車は今ではかつての面影も無い。電化製品などは民生品の最たる物だろうが、ほとんど競争力は無い。

今、米国がリードしている民生品と言えば航空機くらいな物だろうがそれは需要が米国に大きくあるからだ。いつまでもこの優位が保てるわけでは無いだろう。あくまで米国の産業面で優位なのはAI、IT分野であり、ハードは他国に依存しているのだ。

むろん、欧米だけではない。南米では、ボリビア、チリ、ベネズエラではデモが相次ぎ、ボリビアの大統領が亡命する騒ぎだ。

中国だが、今香港デモで手を焼いている(去年の十一月時点の状態)。米国との経済戦争で実際に打つ手が無い状態であり、米国には逆らえないことを世界に示している。また米国としても中国の市場をいきなり失ったり、また中国の弱体化は良いとしていきなり崩壊した場合の危険性を考えると、ある程度締め付けの手を緩めなくてはならないのも現実だ。とはいえ、米国は決して世界のために中国を締め付けているのではない。あくまで米国のためだと言うことは理解しておくべきと思う。

ー 続く





では日米の戦争はあり得るか


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先日は米中戦争が起きるかどうかを書いてみた。起きた場合どうなるかも書いてみた。

では日米の戦争はあり得るかも考えておく必要がある。

現実には日米戦争はあるとは思えない。日米関係はかつて無いほど緊密だし、それなりに協調が成り立っている。世界には米国にとって日本を味方にしておいた方が都合の良い敵性国家が存在するのだ。日本を敵にする理由は今のところ無いから、日米戦争が起きる理由は今のところは無いだろう。

が、今のところはであり、状況が明日どう変わるかは誰にも分からない。多分今日と同じだろうと言うだけのことだ。ただし、日米の価値観や利益が完全に一致しているわけではないから、今の緊密な関係も双方が妥協し合っているから成り立っているのは当然だろう。

単にこの様な話もある、というだけだが米国は他国との戦争の可能性を全てゼロとは考えておらず、西欧や日本との戦争も可能性としては考えているから、戦争になった場合の国別の戦略も常に考えているそうだ。これは敵性国家か否かは関係なく、異なる国だから戦争になることもあり得る、どんなに可能性が低くてもゼロではないからだそうだ。

また、現在の世界情勢では日米が戦争をすることで誰が得をするかと考えたとき、当然西側でもなく米国でもないのだから戦争をする理由が無いのだが、ただその大前提である状況が変わった場合は日米が衝突する可能性が出てくるとは考えなければならない。

嘗て開国した当時日本は別に米国とは不仲ではなかった。が日本が日清戦争、日露戦争で勝ち、五大国の一つとして存在感を示し始めた頃、米国では強烈な人種差別意識が沸き起こり(別にそれがそれまで無かったわけではなく、そんな物を持ち出さなくとも東洋の小国、白人国家では無い日本が欧米と対等な立場になるなどとは考えていなかったからだ)、下に見ていた日本が極めて短期間に世界の五大国の一つとなれば、世界を支配していた欧米ではむしろ新参の米国がその地位を脅かされる、というよりアジア人に大きな顔をされるのは我慢がならない、と言った感情がわき上がってきたと言うことだろうか。別に米国だけのことでは無い。西欧でもそれは同じだったといえる。ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世が日本の対清、対露戦争に勝ったのを見て黄禍論を言い出し、日本が自分たち白人国家を脅かすようになることを警戒しようと言い出したとされる。

なぜこのような事を今書くかと言えば、黄禍論が再燃してきている兆しがあるからだ。

まず、嘗て世界を支配していた西欧は、植民地から収奪した富を金融で動かし、またそれなりに進んだ科学技術を駆使して世界の富を独占していた。が、第二次世界大戦で疲弊したまま植民地を失い、それまで得ていた収入源が無くなった。更に、技術で富を創出するところがその技術が日米に大きく差を付けられるようになり、今では到底太刀打ちできるレベルでは無い。

結局、戦後荒廃し全ての富を失ったはずの日本が急成長し、そして米国に次ぐ資産と技術を持つに至った。西欧がそれを見て、落ちぶれた自分たちと比べれば自ずと湧き上がってくるのは怒りだろう。いや、自分たちの努力不足だろうと行っても意味は無い。本来自分たちの下に居るはずの黄色人種が極めて短期間に自分たちを上に行ってしまった、その事実だけが彼等には見える。その過程で、世界第二位の富を持つと自称していたソ連が分裂し、ロシアとなって再登場したときには実際は世界でも十位に入るかどうかの富しかないことが分かったし、そして同じく最貧国だったはずの中国が自称世界第二位の経済大国に急速にのし上がってきた。

結局西欧は全く思想も体制も違う独裁国家の中国にすり寄りなんとか体制を保とうと躍起になっているが、じり貧はどうにもならない状況だ。今は表には出さないが、再度黄禍論が台頭してきているのは当然とも言えるのではないか。それが彼等の本質なのだから。今は内在しているが黄禍論が今回の武漢肺炎流行爆発で表面化しないとは言い切れないのだ。むろん、西欧諸国の政府はそんな事は表には出さない。しかし、あの階級社会の下層階級が政府を突き上げれば、それがアジアに向けられる可能性は十分にある。今回の武漢肺炎でパンデミックに襲われた欧米では、極端にアジア人に対する差別意識が表面化してきているという。もともと、彼等の下層階級とはそのようなレベルなのだ。が、今経済的に低迷している欧米は、その下層階級をなだめるためには彼等の不満を外に向けさせる必要がある。

そして世界の富と力の大半を占めていると言って良い米国は極めてひずみが大きくなり、国家が冗談ではなく分裂しかねない状況だ。既に下層階級と上流階級はもう回復の可能性が無いほど分裂している。これは本来多数の国家が集合して合衆国を作っている米国では、南北の隔たり、人種の隔たりなどが分裂を加速させているのではないかと思えるほどだ。

つまり西欧も米国も、アジアに対する元々の差別意識がまた表面化してきているとも言える。理性を云々しても仕方が無い。理性とは余裕のあるときに言えることなのだ。

今は、武漢肺炎を隠蔽し更に金で欧米を手懐ける余裕のなくなった中国がその黄禍論の対象になるかも知れない。が、まかり間違えば日本がその標的になる可能性も考えておかなくてはならないのだ。

それは米国でも同じであり、今回の武漢肺炎で米国が実際は決して理性のある国ではない事がはっきりしたはずだ。それで無くともハリケンーン襲来時や大規模なデモの折など必ず略奪の起きる国であり、犯罪発生率が高く人種対立が厳しく社会不安が増大している米国が、肺炎が仮に解決したとしても元に戻ると考えるのは無理ではないのか。西欧も同じだろうが。

この様なとき本音が出てくる。人種差別意識であり、おそらく今回は中国がその標的になるだろうが、彼等の意識では中国も日本も同じなのだ。私たちが西欧とひとくくりするときフランスドイツ英国をどれだけ区別しているかを考えてみれば分かるし、そして階級社会の欧米で、底辺の人間達には元々理性も理解力も知性も無く、民主主義の欧米はそれらの人間達の票を得なければならないのだ。

日米戦争とタイトルを付けてはいるが、アジアと欧米、そして結果として日本と米国が何の理由も無く戦争になる可能性をゼロとするわけには行かないと私は思う。


日本の軍事力


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まず最初に、米国とイランの衝突で、イランは米軍基地を攻撃したが死者は無し、米国は実際には反撃をしないと今のところ正式表明しているが、エスカレートしないならそれに越したことはない。国民感情を考えればイランが反撃しないわけはないが、しかし最小限で抑えるだろうとは思っていた。本格的な戦争になればイランは勝ち目はない。それに対し米国が再反撃せず(一部の報道ではイランをミサイル攻撃したと伝えられていたはずだが)事態を収拾したい旨トランプが言っている。

本当にこのままで終われば良いが、イラン国内で国民感情がそれで収まるかどうかは分からないしエスカレートする可能性は未だにあると思う。しかし、それにしても話が出来すぎているような気もするし、もしかしたら事前に合意があったとか、ローハニー大統領が来日したばかりで、安倍総理が一役買っているとか・・・・

まあ、本当に水面下で何があったのかは分からない。

ただ、世界株価が軒並み上がり、円が一服したとなると一時高騰した原油価格も落ち着く物と思われる。

さて、本題

2019年度の世界の軍事力ランキングで、日本は第六位だそうだ。一位は当然米国であり、現実には世界が固まって米国と戦争をしても勝てない位の圧倒的力と言える。二位以下はロシア、中国、インド、フランスであり、日本の次は朝鮮だそうだ。一位から五位まで当然ながら核保有国だ。

この場合、軍事力とは軍事予算、人員、装備などの比較なのだが、実はこれでは軍事力比較にはならない。単に規模の順位であり、実際に戦争をやってみなければどちらが強いのか分かるわけでは無い。が、そんな統計のために戦争をするわけにはいかないので、こんな順位を出していてもそれがそのまま実際の軍事力の順位になどなる訳がない。

かつて、圧倒的な戦力を持っていた米国は、北ベトナムに勝てなかった。かつて日本は当時圧倒的な力を持っていた世界の軍事大国ロシアに勝ち、世界をあっと言わせた。その前は、アジア最強の軍事力と目されていた清国を、開国して三十年足らずの島国で小国の日本が戦争で勝った。

この戦勝は世界が認める明らかな事実であり、単なる国力、軍事力では絶体に予想も出来なかったし理解も出来なかった。同じ状況におかれていた当時の日本と同様と見られていたアジア諸国は、西欧や清国に逆らうなど最初から諦めていた。

もっともウリナラはイルボンとの戦争で勝ったニダ、と今も言っているどこかの国もどきがあるが、世界の誰も相手にはしていない。それはともかく、

先の第二次世界大戦でも、日本は圧倒的な国力軍事力を有する米国ととにかく4年近く戦ったし、一時はかなり優勢だった。またアジアで圧倒的な力を持っていた英国の存在をほぼ一掃した事実もある。これは、日米の国力軍事力差を考えるとあり得ない事実であり、実際に米国は日本を甘く見ていたことを後悔し、戦後日本から軍事力を完全にとり上げた。日本を農業国家として存在させ事実上米国の植民地化することを考えていたとされる。

が、その後ソ連が米国に対する明かな敵対姿勢を見せ、改めて日本を本格的な対ソ防波堤とすべく警察予備隊を作らせ、また日米安保条約を結んだ。結局、日本の軍事力自体を米国は身を以て認めていたと言うこともある。決して朝鮮ではなかった。

つまり、国のサイズや国力は軍事力とは直接の関係は無いということだ。

更に言えば、日本は上記の軍事力ランキングには入らない筈だ。なぜなら、日本の有するものは軍事力ではなく防衛力でしかないからであり、軍事力を保有していないからということだ。

更に、核の有無は絶対的なものだ。通常兵器の戦争では日本はある程度大丈夫だろうが、日本には攻撃兵器がない。即ち敵国領土をカバーするミサイルなどがない。全て迎撃用でしかない。例えば空中戦や艦船同士の戦闘、潜水艦などでは日本はかなり優秀な戦闘が出来るだろうが、ミサイル戦になった場合、現実には日本には対抗手段がない。よく、ミサイル迎撃に成功したとの報道があるが、飽和攻撃には無意味であり、仮にそれに対処するとすれば、迎撃ミサイルは数倍から数百倍を瞬時に発射できる態勢が必要になる。それでも核ミサイルを一発でも撃ち漏らせばお終いであり、そして撃ち漏らしがない等は単なる神頼みでしかない。

結局、限定戦争で終わるならあるいは日本に勝ち目があったとしても、相手もそれを知っているから当然ミサイル戦、さらに核による恫喝をするだろう。米国がそれでも日本のために核で対応するなどとは考えない方が良い。何度も書いているが米政府にとって、自国民の安全が日本国民の安全よりも優先するのだ。日本が米国の立場でも当然で、日本国民を犠牲にしても米国を守るなどと言えば政府は直ぐに倒される。

つまり飽和攻撃や核による恫喝を阻止するには核を以て抑止しなければならなく、それ以外の方法はない。

ということで、上記の軍事力ランキングには、日本は入らない。日本より軍事力のあるとされる米国、ロシア、中国、インド、フランスが非核国であるかどうかを考えてみれば良いのではないか。日本の次の韓国はじめほとんど上位の国には攻撃用兵器がある。それも序でに確認してみることをお勧めする。

他国が対日ミサイルを発射したら、日本の非核論者、非軍事論者、護憲派の皆様が敵国上空でたたき落としてくれることを期待したい。


米中もし戦わば


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中国猛反発「バカな法案」「米は先住民殺戮」 ウイグル人権法案 - 産経ニュース

世界の歴史はその繰り返し。日本も例外では無いが、ただし、その規模は比較にならないほど小さい。琉球民族、蝦夷、アイヌへの弾圧はあった。

日本では、幕府とは征夷大将軍の軍事拠点である城や陣のことを言うし、そもそも征夷大将軍とは蝦夷を征伐する将軍という意味だ。蝦夷とは当時の天皇直系を自称する勢力が他の勢力を指していったのであり、同じ大和民族なのか、別の民族なのかは明かではないが、いずれにせよ先住民族だったらしい。征夷大将軍があくまで天皇の臣であることは最初からで、つまりは天皇の命令により先住民を征伐したと言うことになる。

新しい勢力がある土地で勢力を拡大するにつれ、先住民を排除するなどは歴史上どこでもあったし、英国はタスマニア人を人間と考えず狩猟の対象とした。それはかつて米国大陸に移住したヨーロッパ人が、ネィティブアメリカンを虐殺し土地を奪っていったのも当時としては当たり前だし、少し前までそれが米国の誇り有る歴史として映画にもなっていた。ジョン・ウェインなどはそれでスターダムにのし上がったし、今ではあまり再上映されないようだがインディアン討伐映画として数限りなく作られている。米国人はそれが誇り有る建国の歴史だったのだ。

米国ばかりではない。スペイン人が中南米で行ったことは米国と変わりがなかったし、だからこそ今スペイン、ポルトガルの作った国ばかりが中南米にある。西欧で植民地を持たなかった国など無い。

欧米の奴隷の歴史は、彼らが何をしたかを明確に記録している。

日本の先住民圧迫は、世界規模の西欧人に比べればむしろ無いに等しいくらいだろうが、だから関係が無いとは言えない。

先進国、民族が非先進国や未開民族を一方的に虐げ、虐殺したのは紛れもない事実であり、それに対して彼らが真の償いをしているとは思えないが、ただ人類とはそのように進化してきたのだ。文明とは弱肉強食の関係と切り離すことが出来ず、今もそれは全く変わらない。表面上はそれでも無くなったとしても意識として人種差別意識は無くなっていない。それを解決するのは力によるしかないのは、人権論者がいくら認めたくなかろうと、事実なのだ。

ということで、米国も中国の言うとおり先住民を数多く虐殺したのだが、時代が違う。中国は発祥以来現在に至るまで虐殺を繰り返し、そして今もそれを拡大し続けている。米国のことをあげつらうのは自分たちが今何をしているかを指摘されたからだろう。

ただ、日本が今とりあえずは世界のトップクラスにいること、中国が存在感を示しているのはあくまで力による結果であり、決して西欧が日本や中国人を自分たちを同等の存在と認めたからでは無い。力を示したから無視できなくなっているだけだ。

ただし、日本は本当に欧米と戦い、力を示した。中国にはその過程が無い。単に図体と凶暴とも思える能力を示しているからに過ぎない。

さて、本題だが、米中が徹底的にぶつかった場合、戦争になるだろうか。

可能性はゼロでは無いし、場合によっては核による世界終末も可能性ゼロでは無い。なにしろ、物理的に双方とも核を持っているのだから物理的には双方が核を使う可能性があると言うことだ。

だが、実際にはその可能性は限りなく低いとは思う。もし双方が核を使うことになれば、双方とも抑止的に使えるかどうかは分からないし、仮に当初はそうしてもいずれそのたがが外れる可能性はある。故に最初の一発が使われればそれであとは最後まで突っ走ることになる可能性は高い。

では最初の一発は、と言えばまあ実際に何%と言える物ではない。いずれにせよ空軍力や海軍力で中国は米国には刃が立たない。通常弾頭のミサイルの撃ち合いになる可能性はある。ある程度の撃ち合いをして双方が手を打つことになるかも知れないが、ただその間にも日本が戦場になる可能性はかなり高いし、中国が米国ではなく、日本に核を使うことはそれなりに可能性が高い。その理由は何度も書いているが、ただ、今のように米中が罵り合いだけで決着を付けると思い込むことも駄目だろう。米国は今更中国に譲るわけにはいかず、中国は共産党政治部が倒壊しかねないからだ。双方が妥協できる様に手を打つとすれば、そこで日本をどうするかなどと取引でもされかねないと思う。米中が退くに退けないなら日本に犠牲になって貰おう、と双方が考えない理由は無いのではないか。なにしろ世界が核戦争で消滅するくらいなら、その方がましだと・・・やってみれば分かるとも言えない。

あの戦争を考える 10


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ところで、少し話を変えて、戦後の日米関係が日本を戦争の危機から遠ざけているから、経験は必要が無いとの護憲派の主張の一つに、米国は日本という国をあの戦争を通じて理解した、守ることが米国の利益になると判断したからだ、と言うのがある。むろん、それもある面事実だろう。日本がソ連に取り込まれ日本が当時世界を二分していた一方のソ連の対米橋頭堡になるのは避けたいというのは本当だろう。それはあくまで日本の地理的な理由であり、彼らが心底日本、日本人を理解したからではない。米国が日本を理解しなければならない理由があるとは、彼らは考えない。米国に付き従っている限り、日本を支援する方が敵対、あるいは絶対支配するよりはやりやすいということだ。

よく知られた戦後の写真に、昭和天皇が戦後初めて進駐軍司令官、ダグラス・マッカーサーの元を訪れた時の写真だ。マッカーサーは通常の米軍指揮官の服装であり、礼服ではない。両手を腰に当て、コーンパイプを口にくわえたまま足を開いて突っ立っている。その脇に、遥かに背の低い昭和天皇が、礼服で直立不動でならんでいる写真だ。

この写真は、日本政府が公表しないようにと進駐軍に頼んだが、進駐軍は全国の新聞にこの写真を掲載するように命じた。

ところで、このときの会見は秘密だったはずだが、内容が漏れている。誰の仕業かは分からないが、とにかくこのときの会見で、天皇陛下が「自分がこの戦争の全ての責任を負っている。自分はどの様な処分を受けても処刑されても甘んじてそれを受け入れるが、国民には責任がない、国民は今飢えに苦しんでいるのでありなにとぞ閣下のお力により日本国民を助けていただきたい」とマッカーサーに言い、マッカーサーは後に彼の自伝で「その時自分は衝撃を受けた。これほど高貴な人物を今まで見たことが無かった」と語り、それから彼の日本統治に対する考えが変わって、本国の、日本人の7割を餓死させろと言う指令を覆し、食料援助などに力を注いだ、という話が日本では大受けしている。

マッカーサーがこのとき本当にそのような心境になり、昭和天皇に心底の尊敬の念を抱いたかどうかはわからない。米国本国の指令に日本を徹底的に支配しろという司令はあったろうし、それは東京裁判やその後の思想コントロール、憲法制定などにも十分にうかがえる。果たしてマッカーサーがそこまで変えさせることが出来たかどうかは分からないが、ただ全権を任された総司令官が戦後の米国の対日方針にほとんど影響を与えることが出来なかったのかどうかは疑問が残る。

さて、上記の会見について、米国側などではマッカーサーの心境の変化などにはほとんど触れていないようだ。私が見た限りだが、日本で伝えられているような会見の模様が海外では別に伝えられているようには思えない。

例えば英文記事で MacArther Emeror Hirohito first meet 等などの単語を個別に、あるいは組み合わせて検索してみると色々な記事が出てくる。いくつか見ただけだが、概ね私の抱いた感想はそれらから得ている。

彼の自叙伝としてはDouglas MacArthur His Famous Autobiography Reminiscences があるが、私は読んでいないので、会見について彼がどの様に書いているのかは知らない。

確かに戦後米国人の意識も変わりはしたろうし、対日観もかなり良くなっているのは事実だ。が、それは日本が米国に寄り添っているからで有り、今のところそうする方が日本にとって有利なのと、確かにアジアの後進性、ヨーロッパの差別社会、豪州の明確な人種差別意識、そして話にならない中国ロシアなどに比べれば戦後から日本の選択肢は米国と絆を築くことしか無かった。

価値観は天地ほども違うが、妥協は出来たということだ。それは今でも変わらない。そして今米国は明らかに劣化しつつある。科学技術などはめざましく進歩しているが人権意識の低さ、社会格差、不平等、差別、無教養などなど所詮西欧国家であり、それに様々な他文化が未消化のまま入り組んでいる。日本が最初から米国を理想としていたわけではないが、受け入れる物は受け入れる姿勢はあったと思う。が、近年それに対し疑いを持つ日本人が増えてきたような気がする。大衆文化は確かに良いだろうが、精神文化と呼べる物が彼の国にあるのかという思いだ。

つまりは、日米が離反する、敵対では無い、離反する傾向が更に大きくなる懸念を私は持っている。

といって、まさか中国と精神的に接近するわけにはいかない。となると、日本の選択肢は自ずと限られてくるのではないか。


ー 続く





においで下さい

あの戦争を考える 9


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確かに表面的には人種差別意識は無くなったかに見える。があくまでそれは理性と学識を持った格差社会である欧米の一部の人間達だけのことと考えて置いた方が良い。むろん、それ以外の人間達がむき出しの人種差別意識を持っているかと言えば、無論違う。が、既に精神の奥底にしみこんでしまっている差別意識は、ふとした時、表に出てくる。

前にも書いたが、アンジェリーナ・ジョリーの「アンブロークン」という映画で、極悪非道の日本軍人を描き、ずいぶん彼女は叩かれた。無論、自分では日本人に対する差別意識などあるなどとは考えていなく、ごく普通にあの悪逆非道な日本人を描いただけのことだ。念のために書いておくが、彼女自身は常日頃人種差別に対して批判的で被差別者達のために活動をしている。その彼女が意図的な日本人差別をするはずが無い。心底の差別意識に自分で気がついていなかったのだ。

映画「猿の惑星」や「戦場にかける橋」などなど無数にあると言われているが、それらが全て差別によると憤慨しても仕方があるまい。ただ、西欧人を差別した映画というのは存在したことがないとは思う。アジアの映画などに出てくる西欧人俳優も大抵は英雄や正義の実践者として描かれているのではないか。この違いは、掘り下げてみると納得できる。つまり、無意識レベルの人種差別は決して無くなっていないし、今後も無くならないだろうということだ。

差別意識とはいわば本能のような物で、無論日本人にもある。人間だけではなく、猿や鹿などでもそうだし、そもそも蟻や蜂など集団生活をする虫も、他の群れの同じ蟻や蜂を攻撃する。結局同種同士でまとまった方が協力になれるし、餌や縄張りでも同じ群れで他の群れに対抗する方がよりよく採れると言うことだろう。むろん、餌や縄張りが無限にあるならそれぞれの取り分が減ることは無いが、それらが限られているなら、ある群れが独り占めにした方が全体で分け合うよりも結局は優れた能力を維持できる。人間はそのようにして群れ同士が争ってきたし、国家という集団を作ればその単位で争ってきた。そうしなければ食料も必要な資源も得られなかったからだ。

同じ種類で群れ、他の群れと争うのは生物の本能だ。人間がいかに理性を高めようとその本当が無くなるわけではない。あくまで理性、つまりは損得勘定で意識していないだけだ。つまり、現代は争わなくともとりあえず得られるし、多く持つ国が少なくしか持てない国に幾分か分けることで争いによる損失よりも少ない損失で済むからそうしているまでだ。

差別は悪い、というのは元々は問題にならなかった。差別により多くが得られるなら差別意識をとがめる理由など無いからであり、まさにかつての西欧はそうだったし、世界中がそうだった。

差別される側も、更に自分たちの中で差別している。中国人の周辺への差別意識は中華思想という形で未だに続いているし、朝鮮などの東南アジアに対する差別はひどい物だ。ベトナムやタイから女性を金で買って性奴隷にしているなど未だに頻繁にある。

自分たちがこびへつらう西欧人の反対意識を他のアジアアフリカ人に対して露骨に示しているだけのことだ。

なお、日本は他国と違い長年日本人だけで国家を作り、独特の価値観を共有する集団として存在していたから、差別意識が有るにしろそれが表面化することは他国ほどは無かったようだ。近年朝鮮人や中国人に対する差別意識がもし出てきたのだとしたらそれは中朝に対する嫌悪感がそうさせているのだろう。が、中韓人としてもあくまで個人で判断すべきであり、差別意識で判断するのであればそれはまずいと思う。

今、世界はそれなりに豊かになったし差別の必要が無いから差別が表面化することは無くなり、だから戦争もその意味でも減少したとは言えるのだろう。が、その世界経済がかなり怪しくなってきている。西欧はつい最近まで中国がどうせ自分たちを越える筈が無いと思ったかどうかは知らないが、自分たちの経済の衰退を、人権意識も無視してにじり寄りAIIBに参加したり中国市場を目指して大量進出した。米国もかつて中国の人権問題など意に介さなかったキッシンジャーの主導で米中国交が結ばれた。中国が経済発展すれば膨大な市場になると言う理由だ。日本も慌てて追随した。

今米国が表向き中国の人権問題を非難し、経済制裁を加えているが、中国の人権無視を助長させ世界の新たな脅威を育てたのは米国だ。そして、本来白人国家である米国にかつての中国人が隷属したように、中国の経済が向上しようがかつての関係は崩れないと思っていたのだとしたら(あくまで私の邪推でしかないが)やはり米国というのは負けた経験が無いために現在の状況を予想も出来なかったし念頭にも無かったろう。そこを中国に操られかつては対日戦に踏み込んだのも中国に乗せられたからと言うのが大きな理由、そして米国の明確な人種差別意識の故だ。中国は白人国家に逆らうはずが無いが、日本は生意気に自分たちの言うことを聞かない、と言うわけだ。これはかつてそうだったという話で、今の米国人をそれで責める意味も理由も無い。

が、上記のことが今後繰り返されないとの保証など全くない。彼らは米国人なのだ。人間の、いや生物の本能が常に理性で抑えられるはずが無いのだ。現に今の米国の状況を見ると最悪の状況に突き進む他の選択肢はないかのようだ。米国の基本的な知的レベルが空恐ろしいほど低いのは実際に米国に行ってみればよく分かる。なお、西欧でも似たような物だが、それが今表面化してきている。

ー 続く






あの戦争を考える 8

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あの戦争が間違っていたのか正しい判断の結果だったのかは無論分からない。歴史は一つしか無いのだし、そのほかの可能性はあくまで可能性でしかない、事実ではないのだ。が、それでも敢えて考えてみれば、人間とはどの様な物か、世界はどの様に形作られてきたのかなどをあの戦争が無かった場合に当てはめて想像することは出来るだろう。そしてその想像の結論が、先に書いた、非欧米国家、人種は未だに欧米国家に隷属し人権意識もそれに即した物でしかなかったろう。私にはその結論しか出せない。日本も、あるいは二級人類国家としてはそれなりに豊かになれたかも知れないし、それなりに欧米に逆らわない限り自由を与えられていたかも知れない。かつて、ギリシャローマ時代の奴隷でも、かなり豊かな生活をしていた奴隷は居たし奴隷だからと言って常に過酷な労働を強いられていたわけではない。古代ローマでは医師や官吏、教師などは奴隷の仕事だったし、家庭を持ったり財産を持ったりすることも許されていた。ただし、病気や高齢化で使えなくなった奴隷は捨てられていたとは言う。

結局、仮にWW2で日本が戦わなかったら、今の世界は欧米人と奴隷の世界になっていたかも知れないとは思う。ただし、古代ローマから奴隷の反乱は常に有り、結局それが奴隷解放につながりもしたのだから、もしかしたら遠い未来、被欧米人が奴隷から解放される日は来るのかも知れないが、しかし仮にその時が来たとしても到底欧米とならぶ様な立場になれるとは思わない。その頃には、到底同じ人類とも言えないほど劣化している可能性がある。それは隣の朝鮮や中国、そして一部の途上国を観ればよく分かる。彼らにもチャンスはあったはずだし、古代の奴隷よりはましだったはずだが、そのチャンスを自ら活かし向上する能力自体が大昔に失われてしまっているからだ。

戦争は悪だ。言うまでも無い。が、戦争に負けることは善悪という次元のことではない。自分たちが戦争を望まなくとも戦争を仕掛けられたら負けることは絶対にあってはならない。その前に戦争を仕掛けさせない様に出来る能力を持っていなければならない。今米国に戦争を仕掛ける国は無い。中国ロシアに仕掛ける国も無いだろう。その米国でさえ、中ロはもとより北朝鮮にも戦争を仕掛けない。理由は言うまでもなく、結局北朝鮮は戦争を仕掛けさせない能力を持っているということだ。北朝鮮の態勢をいくら批判しようが憎もうが、現実には戦争を仕掛けさせない事実を認めなければ、日本がどうなのかも理解出来るはずが無い。

しかし、言うまでも無いがまた戦争をすれば日本と同じように自分たちも発展できる、先進国を見返すことが出来ると考える国は無いだろうか。それは誰にも分からないだろうが、普通に考えればそんな国は無いだろうし、戦争で地位を向上させるなどのチャンスは無い。あの戦争の頃は、最強の国でも日本を相手に手こずったし、英仏は米国の支援が無ければドイツに蹂躙されていたろう。現実にフランスは負けて占領されているし、英国も時間の問題と言われていた。

が、今は米国は愚か、中ロやおそらく英仏とまともに戦争の出来る国など無い。まず勝てる可能性はゼロだし、万が一休戦に持ち込んでも失う物が大きすぎる。したがって、非欧米国家、人種が今の地位を得る可能性はあの最後の世界大戦が最後のチャンスだった。そのチャンスに挑んだのが日本だったというわけだ。日本にその意思があったかどうかは分からないが、ただあのままでは先行き必ず欧米に隷属を強いられるとの危機感はあったろう。

ただし、今あのような世界規模の戦争が起きる可能性は極めて低いが、途上国同士の限定戦争の可能性は常にある。さらに、相対的に米国の力が弱くなっている事実も見逃すわけには行かないだろう。確かに今も米国は圧倒的な資力、軍事力、科学技術力を持っている。が、内情は極めて脆弱であり、近年それがますます表面化してきている。すなわち、格差問題であり今の米国の格差はとうの昔に限界を超えている。一握りの富裕層が世界の富の半分を所有しているが、米国の貧困層は日本人には想像出来ないほどにひどい。まずホームレスの数が急速に増えているし、社会保障制度もろくに無い。医療は現実には破綻している。確かに医療技術は世界でも突出しているが、その恩恵を大半の米国人は受けられない。国家による医療保険制度が無く、また訴訟社会であることから医師が訴えられる事が多いために、それをカバーするためにも医療費は天井知らずに上がっている。盲腸の手術で日本なら保険適用で8-10万円、後期高齢者ならそ3万程度。米国では凡そ600万円。これは極端かも知れないが、民間の医療保険に入っていなければこのくらいかかるそうだ。

糖尿病の治療に必要なインシュリンの価格が暴騰し、死ぬ人間が激増しているとの報道もあった。

中国なども似たような物だが、言い換えれば米国はある面中国と同じなのだ。貧富の差が極端に拡大し、社会保障がなく、まともな医療を受けられるのは富裕層だけということだ。その結果、今の米国には社会主義を目指せと主張する米国人が激増しているという。

つまり米国が居るから世界から戦争が減っていると言う状況がいつまで続くかは分からないのだ。確かに核が存在するという違いは第二次世界大戦の頃とは違う。が、核は使わなくとも通常兵器に限って戦争をすると言う発想は米国には常にあったし、政権に対する支持率が下がると、米国は戦争をどこかに仕掛けていた。今までの戦争を遡って調べてみると多かれ少なかれその傾向がある。今もトランプ政権がかなり批判を受け、またウクライナ疑惑などで支持率が危なくなってきたのに伴い、対イランの姿勢が厳しくなっている。

一方中国に対しては最近は手控えているようだ。むろん、中国を本気で追い詰めればどうなるかがはっきりしているからだが、その分途上国に対しては国内の不満をそらすために軍事行動を執る可能性は米国には常にある。



ー 続く





あの戦争を考える 7

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何度も書いているが、戦争は必ず自分たちが正しく相手が悪いと言うことになっていて例外は無い。第二次世界大戦も米国が正しく、日本が間違っていたと今でも米国人の多くは考えているし、日本ではその逆だが、ただ現在ではそれを持ち出してどうこう言う必要も無いから相手の結論に別に異論を挟む必要も無い。先進国とはそういう物だろうし、それは西欧でも同じことだ。

ただし、劣等国ではそうではそうでは無いことを私たちは中韓を見るにつけつくづく思う。朝鮮に至っては、日本と戦争をしたことなど秀吉時代以来無い。先の戦争では、日本軍として戦ったし、現実に多くの朝鮮人軍人が朝鮮名のまま靖国に祀られている。それでも今ではまるで日本と戦争をしたあげく朝鮮が負けて植民地支配をされたような歴史を創り上げている。

中国も似たような物だ。結局、強烈な劣等感がそうさせるのだろうがだからといって日本が遠慮する理由など無いのに、あの慰安婦実際は売春婦協定で日本が謝罪し金まで払ったのが現在では徴用工実際は応募工問題で、それにより朝鮮は墓穴を掘っている。

結局戦争でどちらが悪かったのかと今更言っても仕方が無いし、また互いに当事者世代はほとんどいなくなり現世代で責任のなすり合いをするのは意味も無いし単に物事を悪化させるだけだ。ただし、相手を責めるためでは無く、何が原因で戦争になったのかを掘り下げ記憶することは大切だ。それにより、将来同じ過ちを繰り返す危険性を減らせるからだ。

公式な結論は無論出せる物ではないだろうが、あくまで私の出している結論は、あの戦争は欧米の人種差別意識が理由だと思っている。国家間にはそれなりの摩擦はあるだろうが、双方がそれを解決する意志があればなんとかなる。が人種差別意識、宗教差別は解決の方法がない。かつて欧米はアジアアフリカ中南米などを一方的に侵略植民地化した。むろん、人種差別意識がそうさせていたのだが、当時の欧米にはおそらく人種差別意識すら無かったろう。非西欧人を人間と認めていなかったからだ。

日本が戦争に踏み切った直接の原因は、米国から突きつけられたハル・ノートにあるとされている。その内容についてはいくらでも資料があるので此処で詳細に書くこともしないが、結局は日本が得てきた全ての対外的権利を放棄しろと言うことだった。それで、自分たちも放棄するというならまだ話は別だったろうが、自分たちはそうしないということであり、詰まりは日本は無条件で自分たちに従えと言うことだ。その時代、アジアアフリカ中南米の大半が欧米に蹂躙され植民地化されていた時代、結局は日本がどうなるかは目に見えていた。

日本も本来そうなるべきだったのが、日本が予想外の力を身につけたから米国はそれを叩き潰し本来の非白人が白人国家に取るべき態度をとらせるとの意思表示だったわけだ。米国にとって別にそれが悪意だと思っていたわけではない。あくまで当然の申し渡しでしかなかった。日本がそれに反発するなど予想もしていなかったろうし、日本がそんな立場では無いとも思っていた。別にそう思っていたというよりそれ以外の概念を持っていなかったと言えるのではないか。

米国だけではない。当時既に日本人科学者の何人かは世界でも画期的な成果を上げていたが、ノーベル賞の対象にはならなかった。これと同じだろう。

当時と今は違うから、同じ理由で戦争になるわけがないというのは違う。

ー 続く






あの戦争を考える 6


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結局、戦争とはいずれの場合も理不尽なのだ。今世界から戦争が少なくなっている理由に、圧倒的な米国の軍事力があるのは間違いが無い。もし、米国が今の力を持っていなければ、中国やロシアがおとなしくしているはずはないのだ。ただし、それは米国の理想に同調しているからではなく、米国との軍事衝突が決して得にはならないからだ。

また核兵器所有国家同士の戦争も無い。むろん、双方に理性があれば核抜きで戦争をするかも知れないが、そもそも戦争で理性を保つなり無理な相談であり、想定もしていなかった事の次第によっては核が使用される可能性がある。核所有をしていなければ絶対に核は使われないが、核を持っていれば仮に当初それを使わないつもりでいてもその通りに進展するわけではない。先の戦争でも軍の暴走がかなりあったのは事実だろう。

結局核使用を絶対にしないと断言できるほど人間は冷静ではないし、冷静なら戦争をすることもない。結局核を持つことで戦争が抑止されている。

しかし、あの第二次世界大戦の頃は核が無かった。それでも米国は日本が歯向かうはずがないと高をくくっていたろうが、日本は歯向かった。結局あの戦争を終結させるためには核を使うしか無かったと米国は当時は考えたろうし、また日本に対してなら核を使うこともためらいは無かった。当時の日本は既に戦争遂行がほとんど無理になっていて、本土決戦が現実の物になっていた。国民は竹槍で戦う訓練をしていた。

その状況をみて、自分も戦勝国として日本から領土などをむしり取り、そして戦後発言権を得るためにソ連が日ソ不可侵条約を一方的に無視して日本に攻撃を仕掛けた。トルーマンは、ソ連牽制のために当時使う必要も無かった原子爆弾を使ったとされている。日本に勝つためではなくソ連を牽制するために使ったのだ。トルーマンは非西欧の日本に原爆を使うことに何のためらいも持っていなかったと言われている。

今の米国はそんな事は考えていないだろうが、ただヘイトクライムに走る無知な米国人にはそれはためらう事は無いと思われる。彼らはそれほどの屑だから。

結局、戦争とは理性が無くなるから起きる。自分の主張が正しい、相手の言うことは間違っている、いや聞く必要も無いというのが戦争の原因だ。その基本は今でも無論同じだ。人間が本質的に持っている意識であり、ただそれを押さえつける力が存在するから戦争が減っているだけのことだ。

もともと繰り返すが米国は極めて自分勝手な国だ。例えば、米国が主導して纏めたパリ協定、すなわち地球温暖化防止協定から米国は一方的に脱退を宣言し、そして来年11月に現実に米国は脱退する。トランプの選挙目当ての行動であり、また実際米国の政治には巨大化石燃料産業が大きな影響力を持っている。

TPPも米国は一方的に脱退し、貿易問題は個別に協議すべきだとトランプは主張し、実際にはその巨大な経済力を使って一方的に相手を痛めつけているだけだが、それがTPPでは出来ないから脱退したと言うだけのことだ。

この手の身勝手は米国には極めて多い。戦争で負けるはずがないと思っているから、他国の言い分を聞く必要が無い。米国の言い分を通しておけば世界は平和だという理屈だ。

その米国も核保有国には軍事的な行動は執らない。理由は分かりきっている。

第二次世界大戦はその戦争抑止力がまだどこにもなかった。だから戦争になった。

あの戦争により、日本の在り方に自らを鼓舞した植民地は次々に独立した。あの戦争が無かったら、あるいは日本が戦わなかったら植民地は今でもあったろうし、そうすれば中国の台頭などあり得なかったし、欧米は更に強大になっていたろう。今の現実に存在する世界とは全く別の世界になっていたはずだ。

日本の戦争が絶対に正しかったというのは意味が無い。ただ、あのとき戦争に踏み切らなかったら今の日本も世界も無かったというのは間違いないだろう。

仮にだが、当時の日本に米国に匹敵するだけの軍事力があったとしたら、むろん、米国が日本を開戦に追い込むようなことはしなかったはずだ。これもわかり切ったことだ。

実際には日本にはその力は無かったし、日本はありとあらゆる方法で和平を探っていた。ソ連にさえもその仲介を依頼していたくらいだ。その依頼を受けてソ連は追い詰め裸多日本の状況を理解し、裏切るための準備をしていたとも言える。日本の失敗の一つは、満州国経営の折、国境を接したソ連の実態、本質を理解してなかったことが、不可侵条約が何の役にも立たないどころか日本を追い詰めた原因の一つになった事も理解できていたかも知れない。裏切り者を信じるとはこういうことであり、いくら戦うためと言いながらヒトラーやムッソリーニと組んだことも日本の当時の判断がいかに稚拙だったかを示している。

ー 続く





あの戦争を考える 5

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また、日本にしてもその精神性はいつまでも恨まず、済んだことは水に流して、努力をし以前以上の状態にする。これは最近の自然災害からの復帰でも分かるが、元々の日本人の特徴であり、だからこそ戦争で負けはしたものの戦ったことについての反省はほとんど聞かれない。いわば最善を尽くした結果であり、負けた相手国を恨む事もしない。戦争が終わった以上、そこからの復興が最優先されるべき事と考え、実際に世界が驚くほどの速さで復興した。むろん、そこには米国の協力支援もあった。が、仮に日本が米国に対し恨みを募らせ不平不満を並べていたら決してこうはならなかったろう。、また米国にしても、別に自分たちの行為を反省したから日本を支援したのではない。日本が協力的であることを見て、自らの側に入れた方が得だと理解したのだろうし、また日本が裏切らないことも理解したし、米国が勝ったとは言え、あれほど巨大な国力の差がありながら、日本が米国や西欧の主立った国々を戦争を敢行したその精神性は確かに認めたろう。それまで、中国や朝鮮他のアジア諸国の状態を見て、日本は全く別だし、また信頼できるとも理解したから、今の日米関係があると私は思っている。

ただし、米国が信頼できるかは別の話で、これについては後述する。つまり米国と近づいていることで日本の安全も繁栄も得られているが、米国をそれで信頼できるかといえば、必ずしもそうではないと言うことだ。

ところで、アジアやアフリカ、南米などそれまで西欧に蹂躙されるまま、そして諦め西欧に服従するしかないと思っていた地域が、奮い立ったのは言うまでも無い。戦後、再度これらの地域を支配しようと戻ってきた西欧と自ら戦い、これらの地域は次々と独立した。また多くの日本人が現地に残り欧米との戦闘に加わり指揮をしたのは様々な実例がある。結果として、これら独立した国々の対日観はおしなべて良い。これらの地域には親日国が大半を占めると言って良い。

もし、あの大戦が無く、日本が戦う事が無かったら、アジア諸国が自ら独立戦争に立ち上がることはまず無かったろう。西欧人にはどうしても勝てないとの思い込みが、機会も無く克服されるなどあり得ないからだ。そしてあの第二次大戦が、アジアアフリカが主権を得る最後のチャンスだったと言うことだ。

ただし、アジアでも中韓の反日は、国家を纏めるための手段だったし、そもそも自分たちもへりくだっていた欧米と日本が戦い、アジアの多の国々がそれに勇気づけられ独立をしたからだ。中華思想では、何度も書いているように中国は自らが中心の花で、朝鮮はその第一の臣下であり、日本を始めアジアも西欧も蛮族だったはずだ。その蛮族に一方的に虐げられ支配され手も足も出なかったのが、東夷として見下していた日本が西欧諸国と肩を並べる地位にある事がどうしても認められなかったからだ。それは基本的に今も変わらない。中国は今は米国との軋轢で経済的にも厳しくなったから日本ににじり寄っている。つまり都合で反日政策を引っ込めることが出来るが、白痴の朝鮮ではそれも無理と言うことだ。

その日本だが、一部の西欧人には日本が他のアジアアフリカとは違うことは既に知られていた。よく知られている例では、幕末にアジアを旅行した英国のイザベラ・バードの旅行記がある。これはよく引き合いに出されるが、中国や朝鮮を旅してきた後で日本に来た彼女は、日本が他のアジアとは全く別で、道徳的にも西欧を凌ぐと賞賛している。ただ、彼女はそれでも日本人に対する人種差別は隠そうともしていないし、日本人の道徳などは認めても、人種としては極めて劣るようなことを書いている。

またそれ以前に多くの宣教師達が日本で布教し、そして本国に色々書き送っているが、やはり日本人の道徳、精神性の高さ、知性の高さに驚嘆して書いている記録が残っている。が、彼らもまた、キリスト教徒では無い野蛮人だが、ある面では我々よりも優れていることは認めざるを得ないというような書き方だ。

無論キリスト教は決して公平を旨としていないのはわかり切ったことで、これも引き合いに出すが、モンテスキューが著書「法と精神」の中で、黒人に魂があるとすれば我々はキリスト教徒では無いと言うことになる、と書いている。モンテスキューの時代、アジアのことが余り知られていなかったから彼はアジア人を引き合いに出していないが、同じことだろう。彼一人の思想ではなく、キリスト教徒、ひいては当時の西欧人の認識と言うことだ。それは今も、表面上は無くなったかに見えるが未だに根強く西欧人の精神の奥に存在すると考えて置いた方が良い。良識ある西欧人はそれを表に出さないだけのことだ。

それを踏まえて色々ネットなどを見ると、オーストラリアではアジア人に対する犯罪は頻発しているし、米国もそうだし、そして西欧では一般的だ。彼らの国々に基からある格差の底辺による犯罪が主だが、最近では増える傾向にある。特に米国などでは増えている。

一方アジアでも、韓国人が東南アジアから女性を買って性奴隷にするなどは日常的にあるし、彼らには東南アジア人に対する根深い差別意識がある。

人種差別では無いが、宗教対立からそのような犯罪が頻繁に起きてもいる。一般的にそれらを総合してヘイトクライムと言うが、多くの戦争はヘイトクライムの拡大版である事が多い。

ー 続く




あの戦争を考える 4

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開国して間もないアジアの片隅の島国日本が、続けざまに大国清を破りさらに世界最大の軍事国家ロシアを破ったことはアジアにとってもヨーロッパにとってもそれぞれ反対の意味で大きな衝撃を与えたことは言うまでも無い。

日本は非西欧国家として唯一世界五大強国として国際連盟の一員となり、それなりに大きな影響力を持ってはいたが、根強い人種差別はむしろ警戒感と共に強まったと言えるだろう。黄禍論、イェローペリルとは、最初にドイツで日清戦争の調停に加わった当時のヴィルヘルム2世が言い出した物とされる。それまでヨーロッパは度々モンゴルによる侵略に苦しんでおり、黄色人種の脅威を真剣に考えなければならないと改めて提唱したわけだ。それに追い打ちをかけたのが日露戦争の結果だった。

したがって、非西欧の日本が世界の五大強国の一員として存在すること自体が欧米にとっては不安不満だったと言うことだ。実際に人種差別撤回を国際連盟で訴えた日本に対し、最終的に米国の反対で否決されている。

西欧に遅れていた米国は新たに世界で、特にアジアで新しい領土を獲得するつもりでいた時、日本という存在が邪魔だったと言うことで、前後して日本移民に対する厳しい差別法案を作ったりしている。ヨーロッパも似たような物だし、ドイツ、イタリアなどはその最先端で日本差別をしていたのは、ムッソリーニなどの差別意識などでも有名だ。

そのドイツとイタリア連合に日本が加わったのは戦略的な意味があったからだろうが、いずれ仮に日独伊が勝っていてもドイツイタリアに裏切られていたはずだ。

いよいよ第二次大戦が始まり、米国は日本を資源封鎖などで締め付けた。当時日米は戦争状態では無かったが、日本に負け続けていた中華民国の工作も有り結局日本が嫌でも立ち上がらなければならない状況にアメリカが追い込んだわけだ。

これは想像でしか無いが、米国としては日本が自分に逆らうなどあり得ないと信じていたのではないか。日本は当時中国戦線でかなり疲弊していたはずだし、そして経済規模も日米の開きは40倍ほどあった。かつてはロシアに勝ったかも知れないが、米国にまさか逆らうなどあり得ない、日本は嫌でも自らや極東を米国に差し出すだろう。そうすれば、欧州との話し合いでアジアを好きに分割所有できる位には思っていただろう。なにしろ、米国はかつて侵略により国土を広げてきた国だ。

しかし、思惑とは違い、日本は対米戦に踏み切った。当初の戦線で有利になれば、日本は米国とそれなりの立場で再交渉が出来るはずだと思っていたし、その為にはソ連とも不戦条約を結んでいる。ということで、戦争をしながら一方対米和平工作もしていた。が思惑通りにはならなかった。米国の基本に、あくまで人種差別意識があったし、それはかつて戦争で負けたソ連の裏切りもあった。つまり、日本は欧米ソ連の底なしの悪意偏見まで理解していなかったと言うことだ。

負けはしたが、それでも1:40の国力差がありながら4年近くも日本は欧米と戦い、原爆投下によって降伏した。この事実は、米国の意識を変えた可能性はある。日本を滅亡させるよりはソ連に対する盾として使い、その優秀性を米国のために利用した方が、日本の今後永久に続くであろう反米意識と向き合うよりは良いのではないかとの考え方だ。

それは実際に朝鮮戦争で米国が中ソと戦うようになり、日本を盾とする方が日本に敵意を持たせ続けるよりも有利だとの判断につながったと思える。

ー 続く






あの戦争を考える 3


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ポール・ケネディの代表的な著書に「大国の興亡」がある。1500年から2000年に至る世界の大国の推移を書いたものだが、結局世界は大国の覇権争いとその地位の交代によって歴史が創られてきたということだ。かつてはスペインポルトガル、そして英国フランス、更に米国と最大の力を持った地域国家が入れ替わり、今は中国日本が台頭してきていると言う大雑把な内容だが、それを読んだ感想としては結果を書いているものの何故世界がそのように覇権国の地位が入れ替わってきたのかが書かれていない様な気がする。

なぜ世界の覇権国家は入れ替わってきたのか。少なくとも日本が戦わなければ、今の世界は未だに西欧支配であり、中国を含むアジアアフリカは未だに彼らに隷属していたろう。世界の歴史が始まった頃、世界は小さかった。それぞれの地域に文明の中心がありそれぞれは確かに交流はあったが大規模な接触も無く、結果として互いの覇権争いも無かった。領土を取り合うだけの大規模な戦争をする能力がまだ無かったという理由だ。

世界の文明の発祥地としてあげられる4大文明、即ちエジプト、メソポタミア、インディア、中華(但し近年ではこの概念は用いられていない)だが、その当時ヨーロッパは単なる蛮族の生息地であり、世界の片隅だった。ヨーロッパが台頭し始めたのは、アレキサンダー大王のメソポタミア征服以後、ギリシャローマ時代からだろうから、現実には有史時代の大半をヨーロッパが世界最大の覇権を持っていたことになる。

なぜ後発地域のヨーロッパにそれが出来たのか。

ヨーロッパは気候的にも食料が乏しく、土地も狭く結局はそれを巡って相互に争いが絶えなかった。つまり戦争に明け暮れていたのだが、戦争は科学技術を発展させる。これは厳然たる事実であり、現代でも原則的に通用する。ただし、現代の日本はほとんど唯一の例外と言って良いが、それはさておき、互いに狭い地域で戦争に明け暮れれば嫌でも科学技術が発展し、ごく短期間の内にヨーロッパ地域は世界最先端の科学技術を持つに至った。当然ながら、軍事力も飛躍的に増大し、結果としてアジアアフリカ中南米、豪州を侵し、全てを強奪し更に豊かになった。むろんキリスト教がそれに大きな力を与えていたのは言うまでも無い。

その過程で、侵略された地域ではそれなりに抵抗をしたが到底刃の立つヨーロッパでは無く、長い間には自分たちがヨーロッパに抵抗しても無駄であって、それならおとなしく差し出し、少なくとも存在だけでも許して貰える方がましだと考えるようになったとしてもある面当然だったろう。

ところで、日本はアジアに有りヨーロッパとは全く離れた地域であって、古代のどの文明にも属していないとみられていた。一つはヨーロッパから離れていたし大陸からも孤立した島国であったために侵略を受けることがそれまで無かったという幸運もあった。ただ、それでも侵略されるのは時間の問題とみられていたろうが、現実には日本は侵略されなかった。

それだけではない、まず日本は開国して以来まずアジアの大国、眠れる獅子の清国と戦い、そして勝った。それまでアジアをほとんど従えていた清国が一時より衰弱していたとは言え、日本との戦いに敗れたことはアジアばかりではなく西欧にとっても驚嘆すべき事態だったはずだ。

しかしいずれアジア地域内での戦争であり、有色人種が白色人種に勝てるわけが無いので、日本が西欧の植民地になるのは時間の問題と見られていたろう。そして案の定、当時世界最大の軍事国家とされていたロシアとの戦争が始まった。当時、ニコライ二世は、勇気の無い野蛮な黄色い猿が自ら戦争を始めるわけが無く、自分が決めない限り日本との戦争になるはずが無い、と語っていたと伝えれている。

当時ロシアは朝鮮に対し手を伸ばしており、朝鮮を植民地化すれば極東に橋頭堡を築けるので、いずれ中国日本を植民地化すれば更にロシアは強大になると考えていた。ロシアが朝鮮に進出しても日本が逆らうなどあり得ないと考えていたのだ。

が、現実には日本はロシアに勝った。なお、朝鮮は初めからロシアに恭順することしか考えていなかったのは、日本が朝鮮を併合した理由でもあり、朝鮮が自らロシアと戦うなどありうることではなかった。それは今でも北朝鮮がロシアの支援で朝鮮半島を二分したことにもつながっている。

ー 続く





あの戦争を考える 2


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しかし、無論日本に軍事力があっても無駄だと言うことでは無い。一部の国、例えば中ロ朝鮮や米国、中東諸国には実際に使う為の軍事力が必要だろう。その場合は実戦用の兵器を備えるし、むろん威嚇用の物も必要になる。が日本の場合、実際に戦争があるとすれば今のところ朝鮮半島が最も可能性が高く、後は中ロと言ったところか。とすれば、日本が備える軍事力とはこれらの国々を対戦相手と想定して備えることになる。また、実際日本が実践しているのはその方向のようだ。

ただ、その可能性と言えば現時点ではかなり低いと思われるし、それは前回書いたように現代で戦争をする理由がほとんど無くなっており、実際に戦争もほとんど無くなっている。が、戦争の脅威は常にあるのは、見た目においては一触即発のような状態の地域がそれなりにあるからだ。

たとえば、米国は40年前イランがそれまでの王制を倒し、亡命していたホメイニを迎えて厳格なイスラム宗教国家になって、そのさい400日にわたって学生達が米国大使館を占拠し、大使館員を人質にして依頼国交を断絶している。

パーレビオ王政の頃は、豊富な石油資源と米国と関係でそれなりに豊かに発展していたが、ただ王政の独裁と腐敗、さらに石油価格の暴落、余りに急ぎすぎた近代化の付けでイランは大混乱に陥り、結局厳格なイスラム国家として再生したわけだが、米国との断絶や更に弾圧によりイランの財政は極端に悪化し、その不満はイスラム法典によるいわゆる神に背いた罰として弾圧されますますイランは強固な宗教国家となる。

一時は民主化の要求により、多少は米国に歩み寄る姿勢も見せてはいたが、米国はほとんど受け付けず、イランはますますかたくなになって今に至る。今では米国との一触即発状態にまた切り替えたようだ。

イランの例を挙げたが、中国の南シナ海に於ける領有権問題や、北朝鮮の核保有など耐えることの無い戦争前段階のような状況は世界から絶えることは無い。

我々はほとんど、先の世界大戦を直接は知らないし、その後の世界の大半の変化も戦争とは結びつけてみていない。だが、先の戦争の原因を本当に知り現在の世界に於ける潜在的な危機を知れば、今の日本の護憲運動なるものがいかに危険であるかが理解できるはずなのだ。

私がどうしても彼らを理解できないのは、二度と戦争をしたくないから平和憲法の9条を守るべきだという主張だ。日本が戦争をしなければ世界から戦争が無くなるなら無論問題は無いのだが、あの戦争は日本がしたからなのだろうか。真珠湾攻撃で日本が卑怯なだまし討ちをした、と言うことになっているのが主因なのかも知れないが、そこに至るまで日本を追い詰めた側の責任が全く知られていない。戦争とは一カ国では起きない。あくまで対戦国がある。従って、日本が戦争をしないと決めても戦争を仕掛けられる可能性があるという、全く当たり前の事実がこの平和ボケ論者には理解できないらしいのだ。

もし彼らの言うことが正しければ、第二次戦争に日本が加担する事などあり得なかったはずだ。あの戦争はドイツが始めた物だ。ただし、当時日本は中国戦線で中華民国と戦っていたが、それも満州事変の勃発で対応していたと言うことだし、そもそもその満州事変も日本が今の平和ボケ護憲論者の主張通りにしていたら起きなかったのか。そうではない、あくまであれは中華民国から一方的に仕掛けれた戦争であり、あれで日本が対戦しなければ満州にいた多数の日本人が犠牲になっていたはずなのだ。満州事変は一旦収束したが、その後も中華民国は一方的に日本を挑発し、そして第二次世界大戦終了時まで日本は中国と戦い続けることになる。

日ソ不可侵条約を無視してソ連が一方的に参戦し、日本はまともに応戦できずにいる間に対米戦争で敗戦を認めた。ソ連は一週間一方的に日本人を虐殺し多くをシベリアに抑留し奴隷使役した。戦後にシベリア強制収容所に入れられ奴隷労働をさせるのは当時としても国際法違反だが、一方的に負けたと言うことで未だに日本は北方領土を取られたままだ。

この様な歴史を、今の平和ボケ護憲論者は少しでも学んだことがあるのか。むろん、扇動している者達はよく知っているだろう。だから戦争は日本が一方的に起こしたかのような宣伝をし、馬鹿達はそれに欺されている。何故あの戦争が起きたのか、日本には戦争をしない選択肢は採れたのか、二度とあのような事態にはならないと誰が断言できるのかを、この馬鹿達が少しでも考えてみれば、そして理解してみればあの平和憲法の馬鹿さ加減、危険性も理解できるはずなのだが。

戦争は一カ国だけでは出来ない、話し合いで国家間紛争が解決できるから戦争が起きるわけが無い。が、現実にはあの戦争が起きたし、今も戦争は絶えない。

その現実を護憲論者に理解させるのは本当に無理なのかと思うことがある。

ー 続く





あの戦争を考える 1


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有史以来、この世界から戦争が無くなった時は無い。大小にかかわらず、世界のどこかで戦争が起きていたし、今も起きている。それでも、今はかつて無いほど戦争の少ない時期なのではないかと思う。現在世界で行われている戦争と言えば、アフリカや中東などで行われている小競り合いだけのようだ。

しばらく前までは米ソ冷戦時代が戦後から数十年続き、時には一触即発の時期もあった。朝鮮戦争やベトナム戦争などは米ソの代理戦争だったし、中国などもつい最近まで絶えず周辺国と戦争をしていた。印パもそうだし、イスラエルも何度も戦争をしていた。今でも戦争状態だとさえ言える。

しかし、少し前の時代から見ても、今は例外的に平穏な時代と言える。しばらく前なら、北朝鮮などはとうの昔に米国に蹂躙されていただろう。

理由はいろいろあるだろうが、まず世界の大国同士が直接の戦争をするわけにはいかなくなったと言うことがある。なにしろ、米中ロそれぞれが大量の核兵器を持ち、そして迎撃不可能な攻撃手段を持っている。昔なら互いに戦場で戦っていたのが、今ではボタンを押すだけで地球の裏側でも攻撃でき、しかもそれを防ぐ手段は事実上ない。一旦核戦争になれば確実に攻撃した側も消滅する。と言う状況では、核保有国同士の戦争はまず起きない。

そこで米国などが今やっている戦争は例外なく、抵抗力の無い小国相手に軍事力で恫喝し、一方的に仕掛けるというやり方だ。昔と違い、米国人兵士を現地に送り込んで戦争をする必要は減っている。遠くから空爆をしたりミサイルを飛ばせばそれですむから、ステルス戦闘機やミサイル巡洋艦、空母などを作って世界中に派遣しているわけだ。本来、仮に本格的なミサイル船になれば、それも核ミサイルが使われれば、戦闘機も潜水艦も空母も出る幕が無い。

また、確かに戦争が割に合わなくなってきているという事情もある。上記の様な小国相手の戦争でも、そのコストは昔に比べ桁違いに増えている。米国の軍事費は世界最大でありGDPの3%程を費やしているが、軍事費に計上されていなくとも軍事費と言える予算を加えればとんでもない額になる。むろん、GDP自体が巨大なので、絶対額も巨大だ。

中国は2%程度だが、これは極めて不正確であり実際はもっと大きいと言われている。あくまで軍事力を伸ばし米国と張り合うためだ。

サウジなどはGDPの10%を超えているが、周辺がほとんど敵対国家であるのと、自国で兵器生産が出来ないため、米国などから高い兵器を買っているからだしそれは米国のご機嫌取りにもなるので減らすわけにはいかないのだ。

さて、世界で上から軍事費ランキングを並べてみると、日本は現在は8位だそうだが、唯一GDPの1%以下を費やしている。米国に支払っている経費も加えるならもっと増えるだろうが。

いずれにせよ、かつては兵士の命は消耗品であり、軍事費に計上することも無かったし兵器もそれほど高額ではなかった。だが、現在では下手に戦争をすると国家経済に大きな影響があるので、かつてほどは気楽に戦争が出来なくなり、実際は多くの国が単なる牽制力としての軍事力を持っている状態になっている。となれば、はったりが利けば良いのであって、実際の兵力はあまり関係が無くなっている。日本は1945年以降戦争をしていないが、戦力としては世界でもかなり高く評価されている。が、実際に戦争をしていないのだから実力は分からない。

そして、現実に小競り合いではなくそれなりの戦争になった場合、北朝鮮には勝てない。まずミサイルの撃ち合いでも日本には北朝鮮を攻撃できるミサイルが無い。北朝鮮のミサイルは日本全土をカバーし、核ミサイルもあるとなると、日本が勝てる要素は全くないし、そしてそれは核こそ無いものの日本を攻撃できるミサイルを有している時点で、日本が一方的にやられるだけのことだ。

小競り合いや突発衝突なら日本が勝つだろうし、米国も加担するだろう。が、基本日本には本格的な戦争遂行能力は無い。あくまで小競り合いや米国支援のある場合を除いて、皆無と言って良い。

ー 続く




日韓もし戦わば


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日韓が戦争になることは今のところないと思うが、仮に戦争になった場合、どちらが勝つかというと、結論からすれば朝鮮が勝つ可能性が高い。

むろん、艦船や飛行機などの保有数も質も日本が桁違いに優れているし、兵員数は朝鮮が遥かに多いが、そもそも朝鮮兵が日本に来て上陸でもしない限り白兵戦にはならない。

しかし、それでも日本が負ける可能性があるのは、対地ミサイルの存在だ。朝鮮には、玄武-3シリーズという巡航ミサイルがあり、それぞれ射程は

玄武-3A 500 km -
玄武-3B 1,000 km
玄武-3C 1,500 km-

とされている。つまり日本全土を射程に収めているのだ。因みに東京ーソウル間は940Km余り。むろん、日本には迎撃ミサイルがあるが、対地ミサイルは無い。かつて巡航ミサイル導入を検討したが連立与党の公明党が反対し、現在まで日本にはその種のミサイルは無い。

2017年か射程900kmのミサイル導入を公表したが、実現しているわけではない。そして、今年、F35から発射する射程400Kmの巡航ミサイルを開発すると正式に日本は公表した。

防衛省 長距離巡航ミサイル開発へ 抑止力を強化 F35に搭載「敵射程外から反撃可能」

ただし、これらはあくまで反撃用であり、人口密集地に飛んでくるミサイルにはどうしようも無い。ということは、そのような意志を朝鮮に持たせないために、朝鮮を根本的に叩き潰せる地対地ミサイルが要ると言うことだ。核ミサイルならもっとよい。使わなくて済むからだ。

韓国も、航空機や艦船などの質や数では日本に太刀打ちできないことは理解しているから、ミサイルで決着を付けようとすればすぐに出来るわけだ。日本にはそれに対抗する手段は無い。

本来日本には弾道弾でも開発する技術は十分にある。なにしろ、世界最小の衛星打ち上げロケットを持っているくらいだ。が、あれは兵器ではない。たとえば、地下サイロや山間の秘匿基地からの発射などがいつでも出来る態勢にしておかなくては意味が無い。

日本の通常兵力が優秀であることは朝鮮も北も中国もソ連も知っている。その日本に朝鮮が通常兵器で戦争をするとは考えられない。最初からミサイル攻撃をするだろうし、それが人口密集地に向けられればその損害は計り知れない。つまり朝鮮には日本に対する恫喝手段があるのだ。

ただ、冒頭に書いた様にそのような事態になるとは今はまだ考えなくてもよいだろうが、核でない限り米国が押さえになっているからだ。が、国がどうなろうと反日に明け暮れ無ければ国が保てない朝鮮で、まさかと思う様な決断をする可能性は十分にある。GSOMIA破棄などもそうだ。常識で判断してはならないのだ。

今、自民はかなり支持率を得ている。獅子身中の虫を離して、まともな論議をすべきではないののか。本当の途上国同士の戦争ではない限り、今はミサイル戦の時代なのだ。米国も今では最初にミサイルでたたく方法を採っている。兵士の損失が無いだけ、効率的だしそして結果として費用が掛からない。もし、戦争段階になったら、朝鮮が同じ事を考えないはずは無いだろう。つまりそんな事を考えさせない方法を日本が持つ必要があると言うことだ。





戦争と平和 進化のために

現在では、戦争とは国家間の武力闘争をいう。当然、規模も時代と共に大きくなり、WW2では全世界での死者は8,500万人、当時の全世界の人口が25億人と言われているので、おおよそ3%の人間が死んだことになる。ただし、この種の統計は確認が難しく、諸説有るので大体の数字だが、もし仮にWW3が起きてエスカレートし、大規模な核が使われたりすれば、多分生き残るのが3%に届くか届かないか。

むろん、当時と違い世界は戦争の痛手を経験しているから当時よりは話し合いもするし妥協もするので、このような戦争が起きる可能性は少ない。少ないのであって、絶対にないとは言い切れない。

例えば日頃反日が国是となっている中国でも、都合によっては見せかけだけの親日に舵を切るなどが現実に今起きているし、日本もそれを知っていて敢えて中国と正面からぶつかる意味もないことから中国の似非親日を受け入れている。

一方馬韓国では、反日が講じて経済的に行き詰まり国家破綻が目に見えているのにますます反日にアクセルを踏み込んでいる。そうしないと政権が保たないからだが、国家の存続よりも反日が優先する様な馬鹿が米中の様なサイズだったら、本当にWW3が起きる可能性はある。

人間は理性があれば最終的な争いには踏みとどまるものだが個人の場合はそれが出来ない人間が暴力犯罪を起こすし、国家の場合は自らが破綻しても留まることが出来ないのは、馬韓国やISを見れば分かる。すなわち、理性を持たない異常な人間が絶対に無くならず、犯罪がなくならない様に、理性を持たず自ら破綻の道を選ぶ国家もおそらく無くならないだろう。

ベネズエラは独裁者を選んで国が滅亡に瀕しているし、ブラジルも今独裁政権を選んだ結果おそらく急激に衰退して行くだろう。国民が賢ければ独裁政権を成立させるなどあり得ないのだが、国民が賢いはずの欧米でもポピュリズム政権を次々に選んでいるのは、階級社会の庶民にそれらの候補者が受け入れられているからだ。

WW3は起きないかも知れないが、小規模な戦争は今後も頻発するだろうし、それは日本にとっても人ごとではない。思考力が無く扇動される国民が作る国が隣にあるのだ。かつて悪夢政権を選んだ日本も人ごととは言えない。

大分脇道に逸れたが、戦争はいつでも予期しない時に起きうる物だと言うことを平和ボケした日本人も理解しなければならないのだ。憲法を守れば戦争にならないなどと言うお花畑は戦争が一カ国では出来ないことすら理解できていない。

さて、その戦争の結果、悪いことばかりではない、科学が発展したではないか、という説もある。確かにその通りだ。そもそも、生物が進化するのは競争相手の生物よりも有利になるためであり、その前提として争いがある。限られた食料を奪い合うことから、一部が他の食料を食べる様に進化する、あるいは得にくい食べ物を得られる様に進化する、ライバルを追い払う様に進化する、その積み重ねが、単細胞生物から人類までの進化を果たしてきたと言える。

もし、類人猿段階の全人類がその環境に満足し、ライバル達との争いをやめる生活に落ち着いてしまえば、無論人類の進化はそこで止まる。実際にそうして進化をやめた生物は無数に居る。

究極の生物の定義はいろいろあるだろうが、人類はとりあえず地球の環境を自ら変えて生存に適する様にすることの出来る唯一の生物であり、その意味では究極に進化したはずだが、その人類の中でも争いは絶えず、結局人類史が始まってから常に戦いはあった。国家が形成されてからは国家間の争いも絶えない。そして、結果としてその戦い、戦争に勝った国が最も進化したと言える。この場合、人類の種としての進化ではないが、唯、同じ人類でも住む環境によりその能力が大きく左右されているのも事実だ。今でもセンチネル島やアマゾンのヤノマミ族は未だに文明のひとかけらも知らず、いわば旧石器時代の生活をしている。彼らが孤立して他の人間と戦うことがなかったからだ。

他の生物と戦い、そして勝つことで人類は進化したと言える。

では今でも戦争をするのが正しいのか。むろん、違う。戦う相手は他国だけではなく例えば自然災害や病気などと闘う必要はある。戦争でむろん技術などの進化はあるだろうが、失う物が大きすぎるし負けた場合は存在すら危うくなる。特に大量破壊兵器が世界中に存在する今、戦争によって進化するよりも退化する方がよほど可能性が高い。したがって、自らは戦争をしないが、戦争を仕掛けられた場合に備え、自らの生存を守るための準備は常にしておかなくてはならない。その為にも、進化(無論生物としての進化ではないが)することを常に心がけていなければならないだろう。なにしろ相手も進化し続けているのだから。

結局、この場合の進化も、生物の進化同様戦うことで為されていることは否定できまい。





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専守防衛の本質


狂散頭(きょうさんとう)や利権罠手盗(りっけんみんしゅとう)など夜盗(やとう)の面々は相も変わらず改憲反対、憲法9条護持を訴えている。そうすれば日本が戦争をしなくて済むそうだ。そして、この憲法があったから日本は戦争に巻き込まれなかったのだそうだ。

この連中の頭には何が詰まっているのか本当に分からなくなる。少なくとも脳みそではない。

おそらく、この9条が米国から押しつけられた時、戦争とは例えば日本の真珠湾攻撃くらいの発端を想定していたのだろうし、そして専守防衛もそれなりに有効だったのだろうと思う。因みに、専守防衛とは敵から攻撃を仕掛けられた場合のみそれに対して防衛戦を行い、敵が退いたらそれ以上の深追いをしないことを言う。そして、日米安保が機能し、米国がその専守防衛を助けてくれるという結構な話だ。

共産党などは、その専守防衛能力により日本は七十年以上戦争に巻き込まれずに居られたのだから、今後も9条を護持すれば戦争にはならないという。

この専守防衛については主として二つの大きな問題がある。

1 専守防衛とは、戦争を仕掛けられてからそれに対して戦闘を行い、退けることを言う。しかし、まず戦争を仕掛けられないことが先だろう。仕掛けられてから抵抗して仮に退けることが出来ても、そのままではまた仕掛けられる。その度に退けるだけでは、いずれに重大な被害が生じ、それが繰り返されることで疲弊し、いつかは防衛出来なくなるだけのことだ。

詳細は避けるが、戦争とは攻撃側と防御側では同じ戦闘でも防御側の損害が極端に大きいのが普通だ。例えば外からの補給をたたれた場合のことを考えてみれば良い。

当然ながら、二度と戦争を仕掛けられない様に撤退する敵を追撃し、その戦力を失わせ、降伏させ、二度と日本に戦争を仕掛けようなどと考えることの無い様にすべきでは無いのか。その為には、積極的に追撃し攻撃するだけの装備が要る。現在の自衛隊の装備はあくまで戦争を仕掛けられたらそれを防ぐためだけのものであり、積極的に敵を攻撃する装備はない。

一度戦争を仕掛けられたら、二度とその気を起こさせないための反撃、撃退、撃滅の出来る規模の装備が無ければ危険は永久に去らない。

2 何よりも、戦争を仕掛けさせない為に何をするかがもっと必要であるはずだ。戦争を仕掛けられることが無ければ戦争による疲弊も損失も出て来ない。それに対し、ノー天気な野党は話し合いで戦争を避けるという。その野党連中、今の韓国を見てもそれを言い続けるつもりだろうか。何度も話し合いを持ちかけ、国際協定を守る様に説得を続けたにもかかわらずそれを全て無視し、日本に対しては全て敵意を持って返してくる韓国と話し合いが出来るだろうか。

今のところ、戦争にはなっていないが、時代によっては戦争になってもおかしくないほどの状況なのだ。本来朝鮮人は自力で国を作ったこともないし、近代で戦争をしたことも無く、当然ながら戦争で勝った事なども無い。今の状況で、日本が別に韓国に対し武力攻撃をしているわけではないが、仮に日本が徹底的に経済制裁をし、全ての工業製品の供給をやめ、投資を引き上げ、韓国のための信用保証をやめたら韓国はその瞬間に崩壊する。

日本が助けなくとも他国から助けて貰えば良いとか、日本から供給されない基本材料は自国で作れば良いなど相変わらずだが、日本が完全に韓国を見放せば他国も見放す。その現実が見えていない韓国と話し合いが出来るはずが無い。次元が違うのだ。

仮に韓国に軍事力があれば日本に不意打ちを仕掛けてくることさえあり得るのだ。今でもその可能性が完全なゼロとは言いがたい、というより、国防とはありとあらゆる可能性を考えておかなくてはならないのだから韓国から戦争を仕掛けられる事もありうる、あくまで理屈として可能性としてあり得るわけだ。話し合いで解決出来ないからだ。

むろん国家間の軋轢を外交で解決することは当たり前だし、現実に日本は欧米やアジアアフリカなど世界の大半の国と穏やかな関係を築いている。欧米とはそれなりにかなりの部分で利害が異なるが、それを外交で解決している。

がそれが出来ない敵国が存在するなら、あとは戦争を仕掛けられない為に、牽制のために、軍事力を持つしか無いだろう。その為の軍事力は、専守防衛以上に防衛に徹した戦力と言える。なにしろ使わないことを前提としているのだから。

現在、米国は世界の警官として機能しているが、その装備は実は全面戦争にはあまり役立たない。大国同士が全面戦争になった場合、世界が消滅する。だからこそ、軍事大国同士の戦争は今のところ無い。極端に米国よりも小さな戦力しか持たない国に対し米国が一方的に仕掛けることはあるが、その為に大規模空母艦隊や航空部隊が存在する。中国やロシアとの全面戦争になった場合、それらは全く役立たない。局地戦では米国が勝つことが明らかだから、中ロにしてみれば核を使うしか無い。核搭載弾道ミサイルが飛び交えば空母も艦隊も潜水艦も役に立たない。

現実には米国に戦争を仕掛ける国は無いだろう。結局その意味で強大な軍事力を持つ故に、米国はそれを使わずに済むのだ。

米国並みとは言わないが、仮想敵国が中国ロシアであるなら、日本はそれに対抗出来る牽制力を持つべきだ。









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戦争と平和



トルストイの名作、戦争と平和について論じてみたい、わけではなく昨日2019年6月28日、いつもかけっぱなしにしているラジオのNHK番組、沖縄熱中クラブの中で中学三年生の女の子が詠んだという詩の朗読があった。

ググってみたらpdf版で見つかったので、その気があったらご覧になっていただきたい。

中三 平和の詩 生きる

詩としてはそれなりに良く出来た物だと思うし、そこに込められた作者の思いも分かる。が、大きな問題があるとどうしても思うので書くことにした。

詩の内容は、戦争によって平和はもたらされない、下らない軍事力等持つべきではない、自分が生きている限り、こんなにも多くの命を奪った戦争を絶対に許さないなどなど。14歳のまっすぐな心に打たれる詩だが、ただその内容が現実とは全く違うこと、誰かに教え込まれた理想を現実と思い込んでいることが気になる。

決してこの詩を書いた女子中学生を馬鹿にするつもりはない。また現実を理解しろというのは無理だと思う。が、このような純粋な子供の詩に、本人は理解させずにプロパガンダをしている者達が居る、と私が思うのはよほど私の心がねじ曲がっているからか。

戦争はすべきではない。その通りだ。が戦争を仕掛けられたらどうするのか。下らない軍事力を持たずに、戦争を仕掛けられ一方的に虐殺されるのを座して待つのか、自分はそれでも良いだろうが、子供達も目の前で殺されるのを、下らない軍事力を持つよりはましだと見ていれば良いのだろうか。

確かにかつての戦争で沖縄では多くの犠牲があった。当時の軍部が本土を護るために沖縄での防戦を十分にしなかったなどの批判もあることは知っている。が、実際には当時の日本軍は桁違いの戦力を持つ米国に本土決戦でこうすることなど不可能だった。本土決戦の前に日本が降伏したから、本土での陸上戦は無かったろうが、それも原爆を落とされて初めて降伏したからだ。

沖縄に犠牲を強いたのではなく、いずれ本土でも同じ事が起きていたはずなのだ。だから沖縄は我慢しろというのではない。戦争とはそのようなもので、たしかに日本側にも責任はあったと思う。が基本的にあの戦争でそれなりに戦ったから今の日本の地位があるとも思っている。

そして二度とあのような犠牲を出さないために、軍事力が要るのだ。

彼女の詩の出来は素晴らしくとも、そして本人の心の叫びであろう事は十分伝わるけれど、しかし戦争とは日本が一方的にするのではない。そのようなことは少なくとも近代ではないが、ただ戦争を仕掛けられたら戦わなくてはならないだろう。そして悲惨な戦争にならないように、仕掛けられないように軍事力を持つ必要があるだろう。

戦争を好きな人間はあまり居ないだろうが、きらいだからしなければ良い、憎むべき戦争はすべきでは無い、と言うわけには行かない。

詩で綴られた想いはその通りだろうし、作者の思いも理解する。が、想いと現実が違うことを無視して、それをプロパガンダに利用する者達こそ卑怯ではないのか。NHKは正面から、何故戦争をしてはならないのか、どうすれば戦争にならないのかを論じたことも無いし報じたこともない。



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