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核廃絶ICANに平和賞授与

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既に旧聞に属するが、国際的な核廃絶運動を推進しているICANがノーベル平和賞を受賞した。

核廃絶ICANに平和賞授与 広島で被爆のサーローさん「核兵器の終わりの始まりに」と演説

以前にも書いたことがあると思うが、核廃絶自体私は反対ではないし、むしろ是非推進したいと思っている。また、特に広島長崎の被爆者が、心の底から核廃絶を願っているその訴えは尤もだと思っている。

しかし、今まで核廃絶を主張する人々が、どうすれば確実に核が廃絶出来るのかを理論的に説明したのを見たことも聞いたこともない。日本が唯一の被爆国だから核を持ってはならないと言う主張は、その心情とは別に、それがそう主張する理由になる理由は全くない。むしろ、唯一の被爆国だから二度と同じ悲劇を繰り返さない為にも、核が使用されない方法を率先して摂るべきだと思っている。

核廃絶を主張する人々がどれだけ本気でそう思っているにしても、そして殆どの人は本気でそう思っているのだろうが、それならどうすれば核が廃絶出来るのか、どうすればいまの核保有国に全ての核を捨てさせ、それを確実にすることが出来るのかを、是非説明すべきだろう。

繰り返すが、私も核廃絶が可能で有れば是非奏すべきだと思っている。が、どうすればそれが実現出来るか、どうすればそれが確認出来るかという方法は全く思いつかない。

現実に国連の常任理事国は揃って核保有国であり、特に米ロ中の参加国の保有数は世界の核の殆どを占め、その量は地球上のありとあらゆる国家を何度も壊滅出来る数量であって、その彼らは核廃絶をする気など全くない。

米ロは新戦略兵器削減条約をむすび戦略核の削減には合意しているが、戦術核は無制限に持つことで合意している。また戦略核は削減はしても完全放棄をしているわけではない。

彼らだけで既に地球を複数回壊滅出来る量を持っている。例え三回壊滅出来る量を二回分に減らすことでどれほどの意味があるのだろうか。

現実に彼らは古くなって寿命の尽きた核弾頭は廃棄処分しているが、別に新型の核弾頭を常に開発している。条約が有ろうと無かろうと、古くて寿命の尽きた核弾頭は廃棄処分する必要があるだけのことだ。更に、近年急速に技術が進み、核ミサイルの命中率や運搬が過去に比べて飛躍的に容易になり、核の数が減ろうと威力は決して小さくなっているわけではない。

そして、その核保有国が核廃絶条約を批准せず、核廃絶の意志を持たない現在、他国が核を持たないと決めてもけっかとしてこれら核保有国の核の効力を保証するような物、ひいてはこれらの国々の世界支配を決定づけるためにしかならない。今の核廃絶論者は、意図はどうでも結果として一部の国家群の核による世界支配の後押しをしているのだ。

核廃絶を叫べば核が無くなるなら、戦争反対を叫べば戦争はなくなるだろう。そうすれば軍事力も要らなくなる。がそれが実現出来るはずがない。同様、核廃絶が現在の核保有国も含めて可能であるはずがない。

核は核の抑止力として唯一の手段であり、核廃絶が物理的に原理的に不可能であるならば核を使わせない為に日本が核武装をする必要がある。

犯罪のない社会は人々の理想であろうし、そのような社会の実現にどのような国でも努力しているだろう。が、全ての人間が健全で穏健な心を持てないのは、人間という生物がそのように出来ているからだ。私自身、犯罪を犯して警察沙汰になったことはないが、だからといって聖人君子のような生活をし、全ての他人に対し敵意や怒りを持たずに生きてきたわけではない。もしかしたら、犯罪ではないだろうが私に対し怒りや恨みを持つ人もいたろうし当然ながら私が完全無欠とはほど遠い人間であるように大半の人がそうだろう。

だから、世界では例外的に穏やかで犯罪の少ない国として知られている日本でもやはり耳目をふさぎたくなるような犯罪が起きる。少ないと言っても犯罪が無くなることなど、人間が社会を作っている以上絶対に有りえない。だから、この犯罪の少ない日本でも警察が存在する。つまり、犯罪の根絶は理想だし、誰もが望むだろうが実現しないから犯罪を抑止するために物理的力と強制力を持つ警察が存在するのだ。

核は廃絶出来ない。廃絶出来ない以上、核の脅威は常に存在する。何時核保有国が核を恫喝の道具にして非核保有国を圧迫するかは、単に仮定で言っているのではなく現実に中国の尖閣や南シナ海などでの行動を見れば分かるだろう。

北朝鮮がその数百倍では利かない国力、軍事力を持つ米国に喧嘩を売り、米国が手出しをしないのは偏に北朝鮮に核があるからだ。

日本にとっての核の脅威は無論北朝鮮もそうだろうが、主として中国だろう。中国は非公式にではあるが核の使用を公然と言っている。

日本は、今回の核廃絶条約に批准せず非難をする者達がいる。が、現実には中国の核が存在する以上、日本が核を持たないと約束などすべきではないし、さらに米国の核の傘を国防の要にしている以上、核廃絶には到底批准出来ないだろう。

が、その米国でも本当に自国の核の傘を日本のために使うかと言えば、絶対にそうではない。

仮にだが、日中戦争が始まった場合、初戦や偶発による局地戦では恐らく日本が勝つだろう。日本の国防は初戦や局地戦をとにかく支え、米軍の支援を受けて本格的に機能するようになっている。その支援の最後の物は核の傘だが、当然中国はそれを知っているのだから米国に、もし日本のために中国と戦うなら、中国は米国に対し核の使用を検討すると通告するだろう。その場合、米国が自国民の数百万を犠牲にして中国と全面戦争をするはずがない。必ず日本のバックアップを止める。心苦しいだろうが、日本を犠牲にしても米国民を犠牲には出来ない。

政府とは自国民を守ることが最優先なのであって、同盟国を守ることが最優先なのではないから、いざとなって米国が日中戦争から手を退いたところで決して日本に対する背信でもないし裏切りでもない。精々出来ること言えば日本を説得し、中国に逆らうなと言うだけだろう。

それとも、中国の核の恫喝にもかかわらず、米国が自国民の数百万の命を犠牲にしても日本の為に核を使うだろうか。核を以て中国と全面対決するだろうか。到底有りえない。立場を変えて、もし日本政府が米国を守るために日本人を犠牲にすると言ったら日本国民はそのような政府を認めるだろうか。

つまり中国の核に対しては、日本が直接抑止する能力、すなわち核を持たなければならないと言うことであってそれ以外の選択肢は有りえない。

核廃絶は理想論であり、犯罪撲滅、病気の根絶、戦争の廃絶同様実現しないのだ。

もし、核廃絶だけが選択肢だという人がいるなら、どうすればそれが確実に、現在の核保有国も含めて実現出来るのか、実行出来る手段とその根拠を示して頂きたい。

核を持つのは愚かだ、核で核抑止力にならないなどなど聞いても仕方がない。どうすればそう出来るのかという理論的な反論以外、単に伺って置くに留める。


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日中もし戦わば2

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留瀬「こんちわ」
高雄爺「来たね、お上がり。どうも毎日寒いねぇ。外回りは大変だろう」
留「慣れてますしね。車は暖房が利いているし、何処に行っても暖房が有るし」
高「そりゃそうだろうけれど、普段雪の降らないところなんか車での移動もままならないらしいしね」
留「そう言えば、以前みんなで北海道の温泉に行ったときなんか、到底車の運転なんか出来ないことがよく分かりましたよ。地元の人達だってあれほどつもったら車が役に立たないって言ってましたし」
高「役に立たないと言えば、ブログ主のこと聞いたかい」
留「そりゃ酷いなぁ、役に立たない、で思い出したんですか」
高「言いたかないけど、前回ブログを更新したのは半年以上前だよ」
留「あ、今年の元旦に更新してますよ。それと、5日に結構良い記事書いてます」
高「そうかい、最近は見てなかったから気が付かなかった。おまいさんが良い記事だって言うんなら・・・」
留「言うんなら?」
高「あたしが自分で読んでみるまでは判断出来ないね」
留「やれやれ。ところで、北朝鮮の核開発、相当危ないのかと思っていたら、最近では米国が北朝鮮と話し合うってな事になってきて、安心して良いのか悪いのか」
高「まあ、核戦争になる可能性は最初から低いよ。でも、むろん、絶対無いとは言いきれないにしてもね。危険性はあるよ。なにしろ人間のやることだ。事故や暴発で核ミサイルが撃たれないとは絶対に言いきれないと言うことだ」
留「確かにね。でも日本にはパックスリーやイージス艦などがあるから、北朝鮮のミサイルくらいどうって事無いでしょ」
高「おやおや、そんなこと誰から聞いたんだい。ミサイル迎撃なんかほんの気休めだよ」
留「まさか、気休めなんですか」
高「そうだよ。こんな記事があった」

北朝鮮がミサイル50発を一斉射撃したら日本は防げるのか

留「あれ?北朝鮮のミサイルって、日本じゃ迎撃できないんですか」
高「まあ、やってみなくちゃ分からないけれど、必ず撃ち漏らしがあると考えて良いだろうし、そう考えて置かなくちゃだめだろう。理論上全弾迎撃できるって、あくまで理論上だから。実際、北は何度もミサイルを発射しているけれど、大半は発射してから探知し、そして着弾してからその状況が分析されている。北朝鮮は潜水艦発射も成功していて、それなどは着弾するまでその行程が探知分析されなかった。陸上発射だって、車上発射だと全く分からない。おかしいと思うだろう。日本はともかく、米国は今の緊張状態に当たって、細心の注意を以て24時間監視している筈なんだ。それでも、着弾してからその行程を分析している」
留「うーん、じゃあ、迎撃ミサイルなんて意味が無いじゃないですか」
高「気休めだよ。北朝鮮は国土も狭いし、発射できるミサイルも数が限られている。けれどそれでも全弾迎撃は到底無理と考えて置いた方がいいし、実際無理なんだ。でも日本が本当に警戒しなくちゃならないのは中国のミサイルだろう」
留「そう言われるとねぇ。こんな記事だってありますし」

中国、マッハ5~10の次世代極超音速兵器を開発 高速で滑空、日韓ミサイル防衛を突破 実験は米より先行

高「従来のミサイルだって、日本は多数を一度に撃たれたら到底迎撃なんか出来ないよ。そりゃ米国だって無理だし、第一米国が日本のために迎撃してくれたり中国の発射基地を攻撃何かしてくれないと思って置いた方が良いしね」
留「そらまた何故です?日米安保条約があるじゃないですか」
高「うん。日本の防衛力とは、とりあえず局地戦を凌いで、その間に米国の支援を仰ぎ、米国主導で敵国、今の場合では中国と戦うという前提で構築されている。それは中国も知っているし、局地戦では日本単独でも中国が勝てる保証はない。なにしろ、日本の兵器は優秀だよ。戦闘機にしてもイージス艦などの艦船、それから潜水艦技術は恐らく世界でもトップクラスだ。だから、中国は局地戦では日本に勝てない可能性も知っているが、それで日本に負ければ中共が瓦解しかねない。だから絶対に日本には負けられない」
留「負けられないから勝つと言うわけには行かないですよ。戦争をするからには当事国は双方とも勝つ気でやるんだろうけれど、それでもどちらかが負ける」
高「だから、中国が日本に勝つには物量しかないね。圧倒的な数のミサイルを日本に撃ち込んだらどうなる?そもそも最初から不利と分かっている海戦や戦闘機同士のドッグファイト、むろん白兵戦などするわけがない。戦場で相まみえて戦争をするのはそれしかできない国同士であって、今はミサイルを遠方から多数ぶち込めばそれで済むのに何も好きこのんで兵士の損耗を招きかねない海戦、空中戦、陸戦をやる理由がない」

留「あ、思い出した。こんな記事がありましたよ」

【時視各角】ドイツの核武装論、韓国の運命分ける

高「そうだよ。ここで言っているじゃないか。米国がドイツのためにロシアと核戦争をやってくれるかって。それは有りえない。自国民の声明財産を保護するのが国家だ。それが最優先であって、どんな同盟国でも、自国民が優先するから、同盟国を守るために自国民を犠牲にするなんか有りえない。中国が、もし米国に手を退かないなら米国は敵だから核ミサイルを撃ち込む、と威せば、それでも日本を護るなど米国はしないし、それが当然なのであって別に日本に対する裏切りなどではない。当然の判断だ。逆の立場でも日本は米国を護るために日本国民を犠牲になど出来ない」
留「そんな米国に日本の国防を依頼しているなんて、とんでもないじゃないですか」
高「とんでもないよ。だから、ブログ主は日本が核武装をする以外に、日本が中国の脅威から逃れる方法はないって言ってるんだ。なかなか役に立つ主張だ」
留「こんな主張もありますね。核の廃絶は事実上有りえない。それなら核を使わせない方方法を採るしかないし、それが核による物でないとしても相互確証破壊を実現する手段を持てというわけです」

核兵器放棄の期待は非現実的だ 日本は核兵器以外の手段による「相互確証破壊」で対抗せよ

高「実際、相互確証破壊とは、相互が存在出来ないほどに破壊し尽くされ結果として勝者がいなくなることを言う。核を使えば自らも消滅するなら核は使えなくなるだろうと言うことだよ。核以外による相互確証破壊の手段は無いよ、少なくとも今はないし、そして今後も見込みはない」
留「あれ?じゃあ、この主張は嘘ですか?」
高「だから、核以外で相互確証破壊により、自国が核攻撃された後でも攻撃した相手を確実に消滅させる手段など、核以外には無いということ。核は絶対に無くならないんだから」
留「でも、核廃絶運動や、唯一の被爆国として被爆者達の訴えは無視出来無いなぁ」
高「あたしもブログ主も核廃絶が出来るならむろん、それに全力を注ぐべきだと本気で思っているよ。被爆者の思いは尊重するし、二度とあんな事があってはならないと言う気持ちを無視はしない。が、だからといって核で国家の存在を主張している力の信奉者達、即ち今の核保有国が核を手放すなど有りえない。有りえないなら、現実的な方法を採るしかない」
留「現実的な方法って、それが核武装ですか」
高「核が無くならないなら、核を使わせない方法を考えるしかない。それは恐怖しかないんだよ。どんな理屈も、結果として恐怖による行動を上回ることなど有りえない。恐怖だけが戦争を抑止するし、核も使用させない理由になる。むろん、絶対にない、ゼロパーセントではないが、危険性は格段に減るということだ」
留「うーん、ブログ主も言ってますねぇ。中国も暴発する可能性はゼロではないが、どんな理論も理解出来ない者達でさえ、恐怖は理解するって」
高「そう、最終的に人間は理論ではなく恐怖で行動する」
留「なるほどねぇ・・・あれ、女房からメールだ。ええと・・・

連絡もしないで何処にいるの。直ぐに帰ってこなければご飯、ないわよって、あ、もうこんな時間だ。帰ります」
高「人間は恐怖で行動するんだ、分かったろう」


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自国は自力で護る 4

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留瀬「あっついですねぇ、融けちゃいそうです」
高雄爺「うん、さすがに応えるねぇ。気を付けなくちゃ熱中症になる。おまいさんは外回りも多いし、よほど気を付けなくちゃね」
留「外回りと言っても車ですからね、クーラー入れていれば平気ですけどね、締め切ってしばらく駐車しておくと、また乗るとき大変ですよ」
高「と言って、開けっ放しだと何をされるか分かったもんじゃない。近頃も、油断も隙もないじゃないか」
留「あれ?車上荒らしにでもやられたんですか?」
高「いや、尖閣だよ」

尖閣周辺に中国船230隻 異例の多さ、外務省が抗議

留「あ、尖閣ね。いきなり飛んじゃうから分からなかった。確かにあれは酷いですねぇ。リオ五輪の隙をねらって、漁民に化けた民兵の乗り込んだ漁船が230隻でしたっけ、それと武装した公船が15隻ですか。はっきりと領海侵犯なのに、政府は抗議しただけなんて歯がゆいですねぇ」
高「確かにねぇ。でも、日本が今のところ執れる手段は精々抗議するくらいしかないのかも知れない。もちろん、あたし達が知ることの出来るのは公表されているごく一部だ。当然、関係国、日中はもちろん、米国なども関わって非公式にどのような駆け引きが行われているかは分からないよ。でも、多分米国あたりから、あまり過激に反応するなと釘を刺されているんじゃないかなぁ」
留「うーん、やっぱりそうですかねぇ。でもそれにしても少し意気地がないんじゃないですか。こんな風だから中国が調子に乗るんですよ。抗議した位じゃ、中国にとっては蛙の面にション便でしょ」
高「そうなんだけどね、でも中国国内の状況が一寸安心できないんだ。なにしろ、南沙諸島問題では実際に国際社会でも相当きつく叩かれているし、経済は世界経済の不調を引き起こしている一方の原因としてこれも叩かれているし、経済成長はもともと嘘で固めた成長率が実際はとんでもない減速、あるいはマイナス成長に陥っている可能性があるから、元は暴落し続けているし、国内資本も海外資本も今は急速に国外に逃げ出している。国内状況はますますゆがみが表面化してきて人民を締め付けなければならないし外国に対してもますます力で押し切らなければならないから、経済が落ち込んでも軍事費の増大は相変わらずで、それも軍にミカジメ料を払わなくても習近平が権力から引きずりおろされ、今までやりたいだけやってきた粛正を、今度は自分がやられかねない状況だ。じっさい、そんなことになれば、習近平も今の党指導部もリンチに逢いかねない。今まで何度もそう言うことが起きた国だからね」
留「前々から高雄爺さんはそんなこと言ってましたね」
高「うん、この記事を憶えているかい。実はもうリンク切れになっているんだが、

「戦争の準備をせよ」対日想定…中国軍指導部が全軍に指示

これは13年1月14日の産経の記事だ。当時からすでに習近平指導部は求心力を失い、そのためにかなり激烈な粛正をしてきたのは知っているだろう?だが、それがまた反発を買い、経済原則や、対外外交の様々な失敗から、いよいよ習近平は追いつめられている。そこで、一発逆転をねらうとすれば、連中の常套手段だが外に敵を作ることになるが、もともと日本はそのための連中のガス抜きなんだ。だから、何か有れば尖閣にちょっかいを出す。日本はどうせ抗議をするだけだから、ちょうど良い敵だというわけだ」
留「でも、高雄爺さんはそれが暴発につながりかねないって言ってましたよね」
高「そうだね。今回は、公船も漁船も一応引き揚げたようだけれど、一部また尖閣近辺をうろついたりしている。仮に、中国が尖閣に上陸したとしよう。どうなると思う?」
留「いやぁ、それはもう戦争でしょう。自衛隊が行って、中国人を島からたたき出すでしょうし、米国だって黙ってはいないでしょうからね」
高「確かにね。米国が出てくるかどうかは別問題として、中国が尖閣に上陸しても唯の抗議だけを日本がしているとしたら、それはもう日本が尖閣を中国に渡すようなものだ。竹島や北方領土と同じ事になるだろうね。そして南沙諸島でもやっているように、中国は一度手にした尖閣を絶対に手放さないだろうし、それが既成事実になれば次は沖縄をねらう」
留「とうぜん、日本だって中国にそんなことはさせないでしょう。単に抗議するだけじゃなく、実力で阻止するはずですよ。米国が黙っちゃいない」
高「米国が黙っているかいないかは別として、当然戦闘が始まるね」
留「戦闘が始まるのはともかく、さっきから何です?米国が黙っているかどうかは分からないって」
高「今の米国は当てに出来ないと言うことだよ。まあ、これはあとでまとめて言うから、とにかく日本と中国が戦争になる、で次は?」
留「日本が勝つでしょ、そりゃ。だって、自衛隊の訓練度や兵器の性能なんて、中国と比べ物になりませんよ。あっという間に中国は撃退されます」
高「うん、まあ大体そうだろうね。その位の規模の戦争なら日本が勝つ確率は極めて高い。で?」
留「でって、それでおしまい」
高「いや、負けた中国が、すごすごと引き揚げて行くかい?それじゃ済まないだろう」
留「引き揚げませんか」
高「中国がどういう国で、どうして今執拗に尖閣にちょっかいを出し日本を挑発していると思う?それを考えれば、日本に負けたからってすごすごと引き返すなど出来ないだろう。そんなことをしたら、習近平体制どころか中共そのものが崩壊しかねない。日本のような国なら、与党が選挙に負けても野党が政権をとるだけだ。西欧でも米国でもそれが当たり前だし、仮に政権の座から降りても、次の機会に返り咲くことなど普通に出来る。誰もそれで死にもしないし破産することもないし、どこかに強制収容されたりもしない。でも中国ならどうなると思う?」
留「なるほど、あの国じゃ、権力の座から引きずりおろされると言うことは、そのまま財産も生命も失いますからね。今までその歴史の繰り返しだった」
高「うん、さっきも言ったが中国内部はそれでなくとも経済状態や環境、暴動等々で行き詰まっているし、指導力を失いつつある習近平政権が粛正をして反発を受けている。その不満を外に向けさせ、特に日本に向けさせるために日本を挑発している、そして日本から尖閣、次に沖縄などを強奪できるなら習政権の手柄になる。だから、日本に対して執拗に挑発を続けている。何度も言っているのは、それが重要なことだからだ」
留「はあ、なるほど・・」
高「頼りないなぁ。だから、日本が単に抗議だけで済ませるなら、中国は心配無しにいくらでも日本を挑発できるんだが、それが過ぎて本当に日本が実力行使をする事態になれば、嫌でも戦争になる、そして中国は十中八九、いや百パーセント日本に負ける。そうなれば、習政権は崩壊し、リンチになる。だから習政権は日本との戦争は避けたい」
留「へぇ、なるほど・・」
高「本当に頼りないなぁ。それなら下手な挑発などしなければいいのに、ましてエスカレートさせるなんて愚の骨頂だろうが、それがそうしなければならないほど習政権が追い込まれているのだとしたら、中国には日本を挑発し続け、しかもエスカレートし続け、日本が存在しないと言う領土紛争の存在を認めさせ、一旦日本がそれを認めたら、日本との交渉など全て無視して尖閣を実行支配し既成事実化させる。その次は沖縄だ」
留「なるほど、日本との戦争になるリスクを冒しても、中国にはそれ以外の選択肢がないと言うことですね」
高「そうだね。で、戦争になる、日本に負けそうになるけれど、中国としては、正確には中共はそれを操っている解放軍にとって日本に負ける事は自分達が死刑台に送られることを意味する」
留「ちょっとちょっと、中共は解放軍に操られているって、中国の憲法では確か解放軍は共産党に属するってことになってるんじゃないですか。それでも、共産党の私兵だと批判を浴びているようですし」
高「中国の憲法なんか信じているのかい。あの上から下まで嘘で固まっている国の憲法を。実際は、中国は解放軍に支配されている軍事国家だよ。そもそもが、中国は毛沢東の解放軍が作った国だし、あの国の政府組織は、全人代、国務院、軍事委員会からなっている。全人代を日本の国会に当たるというNHKの解説委員などがいるが、とんでもない嘘を平気で放送する連中だ、けしからん」
留「いや、また話が逸れてます。で続きをどうぞ」
高「全人代は単に政府の決定事項を発表する場であり、たんなるしゃんしゃん会場だ。国務院のメンバーは軍事委員会のメンバーの有力者で固められている。その仕組みや中国の成立過程からして、中共は結局解放軍の下部組織、政治局と言うことだよ。解放軍の意志により中共が政治を行っているだけだ」
留「あ、思い出しました。ブログ主が、中共は結局解放軍の政治部門でしかない、ってっ言ってましたね」
高「あたしがそう教えたからね」
留「で、話を元に戻して下さい」
高「そうそう、で、解放軍の支配力は結局力しかない。人民を締め付け弾圧するための力でもあるが、中国自体が他国の圧力を跳ね返してやりたいことをやるための力であることを内外に示さなければならない。それが、領土問題などに一番でて来やすいから、南沙諸島や尖閣への横暴という形ででてくる。そのようなことしか中共の、つまりは解放軍の存在意義がないんだから、日本と戦争になったら絶対に負けることは出来ない」
留「なるほど、で日本に挑発を続けエスカレートするわけですか。でもそれが過ぎて日本が本当に怒って実力行使にでたら?」
高「中国は引っ込むわけには行かないからさらにその行動をエスカレートさせる。で、尖閣への強制上陸をし、直ぐに日本と戦争になる、そして負けることになる。だが、負けることは許されない、となると、負けない方法を採らざるを得ない」
留「そんな方法があるんですか。中国にそんな方法が有るんなら日本にだって有るでしょう」
高「まあお聞き。日本の国防体制とは、突発的な小規模な物を支え、日米安保条約によって米国が来援するのを待つ、そして、日米合同で敵に当たることを前提として組み立てられている。だから、仮に最初は偶発、突発だった戦争が直ぐに終わればよいし、それで中国が大きな痛手を被る前に退いてゆけばよいが、むろんそれが中国には許されないのは言ったとおりだ。となると、中国は戦争を続けなければならないし、負けないように軍事力を戦場に増強しなければならない」
留「で、そうすると米国が駆けつけてくれるんでしょ」
高「そうだと良いんだがね、そんなことは中国も知っている。米国がでてきて中国対日米の戦争になるとすれば、それこそ中国には勝ち目がない。でも中国にとって戦争は止められない」
留「じゃあ、どうするんです?日本一国と戦っても勝ち目がないのに、日米両国との戦争なんか、中国にとって最悪の状況じゃないですか」
高「だから、まず米国に、日本との戦争に参加しないように働きかける」
留「そんなこと、出来るわけがない」
高「出来るよ。特に今の米国ならね。もし日本に加勢なんかしたら、米国を敵と見なし、米国本土に核を打ち込むぞ、と米国を威す」
留「まさか!そんなことをしたら中国が壊滅するじゃないですか。日本との戦争に負けるどころの話じゃない」
高「そうとも言い切れないよ。まず命の価値が違う。中国では嘗て自国民を億単位殺したことがある。政権維持のためだ。解放軍の成立過程がそうだったし、大躍進時代、作物が完全に不足して数千万の農民が餓死していたのに、中国はその食料を輸出して外貨を稼いでいた。そうやって、軍事費をため込み核開発など解放軍の強力かを最優先した。更に、文革、天安門、チベット侵略、ウィグル侵略、法輪功の弾圧など、政権維持のためには自国民が億単位死んでも省みることがない解放軍だよ。米国との核戦争になって、仮に十億の人民が死んで国土の大半が焦土になっても、米国どころか世界が滅びても中国が生き残ればいずれ再生して世界を支配すると言っている」
留「あ、朱成虎でしたっけ、そんなことを言ったのは」
高「羅援なんかも言っている。連中は解放軍の中枢部にいる人間だ。中共は彼らの私的な言葉だととぼけているが、全ての発言や情報発信が厳しく統制されている中国で、軍の中枢にいる人間の発言が、全く私的な物だと信じられるかい。あれは、明確な中国の意志だよ。それを、私的発言だと言っているに過ぎない」
留「なるほど。で、米国はそれに対してどうなんです?」
高「どうなんです、って、おまいさん。分かり切ったことだ。米国にとって最優先すべきは米国人の生命財産を守ることだよ。米国にとって米国人が仮に100万人でも中国核によって殺される事態など容認できる物ではない。そして、中国には米本土に撃ち込める核ミサイルが多数存在し、その気になれば米国に一斉に撃ち込める。むろん、米国の探査システムはいつもそれを警戒しているし、迎撃システムもある。が、迎撃率が100%と言うことは有りえない。おそらく数十パーセントが良いところだろう。とすれば、中国の核ミサイルは多数米国国内に着弾する。仮に中国を核で壊滅したところで、それが避けられないなら、米国が中国の恫喝に屈することは確実だと見て良い。つまり、日本を助けるために中国の核ミサイルを本土に撃ち込まれるリスクを米国が冒すはずがないし、大統領がそんな決断をするなど有りえない。つまり、中国が米国を恫喝して、日中戦争に参加させないというのは現実にあり得るんだ」
留「あ、だから、米国が黙っているかどうかはともかく、なんてさっき言ってたんですね」
高「うん。米国が助けてくれないとしたら、日本は仮に初戦で勝っても最終的には中国には勝てないよ」
留「そうですか。そんなに日本は弱いかなぁ」
高「日本製の兵器は本当に中国製とは比べ物にならないほど性能が高い。潜水艦などは世界最高レベルであり、その性能も能力も中国とは比較の意味すらない。戦闘機も、一般艦船もそうだよ。でもそれでも物量では到底勝てない。飽和攻撃って知ってるかい」
留「ええ、これも何度もブログ主が言ってましたね。あ、高雄爺さんが教えたんでしょ」
高「日本と中国は国土面積に25倍の差がある。例として現代戦の主流であるミサイル戦を例にすれば、単純に、中国は日本に集中してミサイルを撃てばよいが、日本はその25倍のミサイルを撃たなければ同じ密度で中国を攻撃できない。そして発射基地も中国は理論上日本の25倍持てるんだから、理屈の上では中国は25倍の発射基地から撃てるのに、日本は中国の25分の一しか発射基地を持てない。つまり、最終的に中国と日本では攻撃力に25の二乗の開きがある」
留「あ、そうか。すごい差ですね。625倍かぁ」
高「あくまで計算上だよ。でも、中国が日本の防衛能力を超えた攻撃が出来るのは間違いがない。また、大原則として、攻撃と防御では圧倒的に防御が不利なんだ。攻撃側は攻撃のタイミング、目標を自由に選べるのに防御側は攻撃が始まってからしかそれを知ることが出来ない。また、攻撃の常識として、まずその探査システムや防御システムを先に攻撃して相手の防御能力を無効にしてから本格的攻撃をする。日本には対抗策がない」
留「うわぁ、それは酷い。でもミサイルでなければ日本にも勝ち目はあるでしょう」
高「中国がわざわざ日本の事情にあせてくれる訳じゃないよ。それに、ミサイルでなくとも、通常艦船や航空機で、数が質に優る例は多くある。朝鮮戦争の折、米国の戦闘機は中国などの物より格段に性能が良かったが、圧倒的な数にたびたび苦戦を強いられている。ベトナム戦争でも、米軍の兵器の質は比べ物にならないほど高かったが、それでも勝てなかった。質が優っていても、長期戦で物量に優る相手には勝てない。まして、中国が限定核を日本に一発でも撃ち込んでごらん。それでも日本は戦い続けるかね」
留「うーん、じゃあ、どうするんです」
高「中国のねらいとして、別に日本を廃墟にするのが目的ではないし、そんなことをすれば世界中から袋だたきになるし、中国が得をすることは一つもない。しかし、戦わないで、もしくは最小限の戦争で日本が中国に屈するなら、それは中国にとって願ってもないことだ。事によっては日本の資産と技術が中国の物になる。日本が中国に逆らいさえしなければ、敢えて日本を蹂躙する必要など無いよ」
留「でも、それは日本が受け入れないでしょう。結局、中国と戦いぬいて、下手をすれば中国の大軍が日本本土に攻め込んできて日本は修羅の場になる」
高「それも中国が一番避けたいところだ。まず、軍隊を日本に送り込んで仮に上陸するにしてもそれだけの人数をどうやって運ぶのか、どうやって補給を続けるのか、どうやって、日本の抵抗を封じ続けるのかなど、実際は不可能だし、短期間それが出来ても中国の負担は大きすぎる。それよりも、そんな気を日本に起こさせないようにすれば、別に日本に上陸して占領などしなくても済むんだ」
留「可能ですか、そんなこと」
高「今の日本人なら、尖閣を中国にくれてやっても戦争になるよりは良い、っていう連中も多い。今の平和ボケ日本では、実際中国が少し脅しをかければ、そうなる可能性は大きいよ」
留「脅しって・・?」
高「まず通常弾頭ミサイルで日本の過疎地でも攻撃してみせる。数十発打ち込めば、日本の迎撃システムをくぐり抜けて着弾するミサイルは必ず有るだろう。だって、つい先日も

平和ボケの極み!北朝鮮の事前通告がないと役に立たないミサイル防衛

なんて事件があったじゃないか。ネットなどでは、中国から飛んでくるミサイルは、日本の優秀なイージス艦や探査システムが必ず発見し、100%迎撃するから恐るるにたらずみたいなことを言っている連中がいるがね、実際は迎撃システムなんて、ほんの気休めと言っていい」
留「でも、それでもですよ、仮にミサイルが日本に当たったって、それでも日本は戦い続けるとしたら・・・」
高「無いだろうね。日本のミサイル防衛が実際は役に立たない現実を見れば、これ以上戦争をするなと国民は政府に言うよ。もっと大量のミサイルが飛んでくる前に、中国と妥協すればいいってね」
留「でも中国は妥協なんかしないでしょ。とにかく一方的に日本から奪い取るつもりなんだ」
高「だから、日本人がそれをちゃんと理解すればいいけれどね、でも万が一日本がそれでも戦うことを止めなかったら・・・」
留「止めなかったら?」
高「限定核を使うんじゃないのかな。広島型は大体15キロトンくらいだったと言われている。今では、数トン規模の小形核もあるし、それなら破壊力としては一寸大型爆弾くらいの物だし、過疎地で山間をねらえば人的被害も殆ど出ない。放射線による汚染も、広島長崎よりずっと小さいし限定的だ。しかし、核は核だ。脅しには十分なる。中国が核を使うことを日本に示せば、それでも日本は戦争を続けるだろうか」
留「恐ろしいことを言いますね。そんなことをすれば世界から中国は袋だたきの孤立を招くでしょう」
高「だから、超小型の戦術核だ。世界に与える衝撃は大きいだろうが、それで中国は日本を人質に出来る。もし、中国に不当な圧力を加えるなら、本格的に日本に核攻撃も辞さないってね」
留「有りえますか・・・?」
高「滅多にないだろうよ。そんなことをすれば中国にとっても極めて大きな損失が起きるから。でも、何が何でも日本との戦争には負けることが出来ないとなれば、中国にとって選択肢は極めて限られてくる。やりたくなくてもやらざるを得ないと言うことだ」
留「どっちみち、日本は負けるしかないわけだ」
高「まあ、そうだね。今のままだったらね」
留「今のままだったらとは、どういう事ですか」
高「最初から中国にそんな気を起こさせない、尖閣でも挑発させない為の手段を採るしかないよ。今はそれが自衛隊の兵力増加等に現れているが、それは焼け石に水だ、はっきり言って。それから日本の防衛が米国頼みであることも問題だよ。米国は確かに信頼できる同盟国だろうが、だから自国民を核の脅威にさらして日本を助けるかは別の問題だ。日本を好きこのんで見殺しにはしたくないだろうが、中国なら本気で米国に核を撃ち込むかも知れない。全てのミサイルを迎撃できなければ、大型核一発が都市部に命中することで百万単位の米国人が死ぬだろう。その犠牲を払って、日本を助けるわけには行かない。そんな決定をする大統領が支持を得られるわけがない。それは決して日本に対する裏切りでも背信でもない、当然の苦渋の選択として、米国は参戦しないというのが普通じゃないか」
留「結局日本が単独で何とかしなくちゃならないんだ」
高「もちろんそうだよ。国防とは本来自力でやるもんだ。それをやる姿勢を見せて、初めて他国から信頼され支援も受けられる。初めから他国頼みの国防システムしか持っていないなら、他国が窮地に陥ったとき日本の支援を当てに出来ないだろう」
留「そりゃそうですね。でも日本は単独で中国に太刀打ちできないんでしょ?」
高「うん。だからこそ、あれだけ中国が尖閣で挑発をしても日本は実力で排除せずに抗議だけで済ませるしか無いとも言える。下手に中国に手を退かせる機会を、日本が無くすることが出来ないんだ。言い換えれば、下手に中国を追いつめられない」
留「でも、そんなことをすれば中国はいずれエスカレートし続け、日本がいつか実力行使にでざるを得なくなりかねないでしょう」
高「うん、中国もそれは理解していると思うが、繰り返すけれどね、まず中国国内で習近平指導部の指導力が極めて怪しくなっている。すると、一部のの跳ね返り達が抜け駆けで戦争をしかねないんだ。何度もそのようなことが起きているだろう。以前にも中国機が米軍機を挑発して接触し墜落したり、海自艦に中国艦がミサイル照準レーダーを照射したり、最近も自衛隊機が中国機からミサイル照準をされたりしている」
留「あ、有りましたね。でも中国では、中国に対する挑発を受けたから正当な対抗策を採ったと言ってましたよ」
高「あとからつじつまを合わせたんだよ。最初はそんな事実はないと言っていたのがあとからあれは正当な行為だったと党の広報官が言っている。つまり、党の制御が効かない現場で一部の者達が跳ね返り行動をし、それを党があたかも党の指示でやったと声明を出したんだ。そうしないと、軍の統制が採れていないことがばれてしまうからね」
留「と言うことは、偶発で戦争になる可能性もあるし、そうなれば中共はそれを中共の決定で行ったという可能性があるんですね」
高「必ずそうなるよ。そうしないと、党が軍を制御できていないことを認めることになる。実際は中共は解放軍の政治部でしかないが、表向きは軍が党に属していることになっているんだから」
留「結局そうやって、党や軍が手を退きたいと思ったとしても、戦争が勝手に拡大してしまう可能性もあると言うことですね」
高「あるね。あくまで可能性だが、最悪の場合はそうなりかねないね」
留「じゃあ、どうしようもないじゃないですか」
高「だから、そんな中国に分からせるには、本能的な恐怖しかないんだよ。つまり、もし日本に手を出したら、日本が仮に消滅することになっても中国を完全壊滅させるとの手段や意志を示すしかないんだ。これでも完全な抑止力とは行かないが、桁違いに中国を抑えることは出来るだろう。理論や理性が通用しない中国でも本能的な恐怖は通じる。結局、日本がそれだけの核抑止力を持つ以外、中国を大人しくさせ、暴発させない為の方法はないよ」
留「結局それしかないんですねぇ。あ、女房からメールだ。ええと、ボーナスで勝手にバイクを買ったのは許せない。帰ってきたらどうなるか、覚悟しなさいって・・高雄爺さん、どうしよう」
高「下手におまいさんの味方をするとあとから家内を通じてしっぺ返しが来るからね、ひとりでなんとかしなさい」
留「あ、米国と同じだ」




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自国は自力で護る 3

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留瀬「ひぇー、お久しぶりです」
高雄爺「なんだい、ひぇーって。まあ本当に久しぶりだね。前回は去年暮れだよ。もう6月になったというのに」
留「ブログ主に言ってくださいよ。お元気でしたか」
高「ブログ主か。なかなか思うようにはいかないみたいだ。私は元気だし、ブログ主も健康に問題はない。まあ色々手を出してそれが思うようにいかないみたいだが、性格がいい加減だからなぁ。いい加減だから、上手く行かなくてもあまり気にはしていないみたいだが」
留「上手く行かなくてなりふり構わずますます泥沼に落ち込んでいるのが居ますよ」
高「民進党のことかい」
留「あれ、よく分かりましたね」
高「普通分かるよ。でもやり方を変えることが出来ない。韓国と同じだな」
留「あ、韓国ね。それも一寸関係があるんですよ。でもまず民進党。これを見て下さいよ」

内閣支持率49・4%↑ 民進党支持率は急落7・3%↓ 「現行憲法で平和と安全守れない」52・1%

高「あ、これね。いつものことだ。これは民進党と維新の党が合併した結果だが、本来両党の支持者が集まるんだから支持率は増えるはずだよ。でもそうならなかった」
留「そうそう、世論調査でも連中が言っている護憲では支持を集められなかったことが明らかになっています。共産党なんか、もうなりふり構わず高校生なんか使って若返り、いけてる政党を演出してますがね、まるで紅衛兵ですよ」
高「それに、連中と一緒に動いているのは殆どが爺さん婆さんばかりだ」
留「爺さん婆さんったって、高雄爺さん、人のこと言えないでしょ」
高「精神的な物だよ。あたしだって、若い頃はいっぱし左翼だった」
留「ええっ、そうだったんですか。初めて聞いた」
高「何かい、あたしが昔は若かったこともあるってのが嘘だとでも」
留「いや、それじゃなく、左翼だったってことです」
高「あ、そうか。いや、あたしくらいの年ならそう言う人は多いよ。なにしろ、政治家はみんな私腹を肥やしている、国民のことなど一切考えない、日本が軍事力を持つから戦争になる。昔の戦争も、日本がアジア諸国を侵略したことから始まった・・・」
留「うわぁ、典型的な左翼の言う事を、全く信じていたんですか」
高「いたよ。その前はサンタクロースのおじいさんが本当にいると信じていた」
留「いや、それはみんな同じですよ。あたしだって子供の頃、高雄爺さんが自分がサンタクロースだ、っていうのを信じてましたからね」
高「そんなことを言ったかい」
留「いや、それはいいんです。いつからネトウヨになったんですか」
高「馬鹿言っちゃ困る。あたしはネトウヨなんか大嫌いだし、右翼でもないよ。保守系とは言えるだろうが、だからといって政権を何から何まで全て支持している訳じゃない、批判もしている」
留「あ、そうでしたね。で、いつから保守系になったんですか」
高「その後、政治に興味が無くなっていたんだが、社会人になってからかな、いろいろな物を自分の目で見聞きするし野党の言っていることが、殆ど裏付けがないことに気が付いてから、自分で色々勉強した。歴史、外交史、戦争史、地政学、民俗学、文化などなどまあ時間を見つけては色々読んだり人と話したり国会関連の報道を観たりしてね。で、未だに政府そのものには沢山の不満はあるが、野党は嘘つきだと決めつけるに至った。一番大きいのは、憲法問題だね」
留「それはあたしも何度も高雄爺さんに言われましたよ。日本が戦争を放棄しても他国が日本に戦争を仕掛けてきたとき、戦う手段がなければ日本は蹂躙されるしかない。そして憲法ではその場合の戦争も紛争の解決手段として禁止している。だから、憲法を拡大解釈して自衛隊を持っているってね」
高「うん、そうだね。実際には自衛隊は憲法違反だろう。だから腐れ野党は憲法を守るには自衛隊を廃止しろとか、集団自衛権も憲法違反だという。憲法を守ることが大切なのか、国民を護るのが大切なのかまったく考えていない。護憲教というカルトであって、教義が正しいかどうかなど問題ではないのが連中の言い分だ」
留「そうそう、そんなことをあたしも聞きましたよ、高雄爺さんから繰り返し。洗脳かな」
高「何を言っている。あたしが言うから正しいのではなく、自分で考えて、自分で調べて、自分で検証すればあたしが正しいと分かる。そうじゃないのかい」
留「もちろんそうです」
高「で、国を護るとはあくまで自力で護らなくてはならない。米国は同盟国だからいざとなれば日本を護ってくれるなど、とんでもないことだ」
留「へぇ?そうなんですか。同盟国の米国は信用できないんですか」
高「信用できるよ。でも無制限に信用できるなどありえない。そうだろう、米国が自国民を犠牲にしてまでも日本を護ると思うかい。中国が、日本に加勢をするなら米国も敵と見なし、核ミサイルを撃ち込むぞ、と恫喝したら米国はそれでも日本のために戦ってくれると思うかい」
留「それはちょっと難しいですね」
高「難しいんじゃない、あり得ないよ。立場を代えて、日本が自国を犠牲にして他国を助けると言い出したら、それはとんでもないことだ。そんなことを言う政治家がいたらさっさと排除しなければ。政治家の職務は自国民の安全と生命財産を護ることだ。それを最優先させるのが、何処の国でも、独裁国家以外なら当たり前のことだよ」
留「ふーむ、なるほど。じゃあ、米国は信頼できませんよ」
高「いや、信用して良いし、実際信用できる。だがね、何を信頼すべきかと言えば、米国の国益に叶うかぎり米国は日本を護るだろうが、国益を犠牲にして護ることはない。いや正確に言えば、多少国益を犠牲にしても日本を護ることでより多くの国益が得られるなら日本を護る。しかし、米国の基本的国益、すなわち国民の安全、生命財産と引き替えになる国益は日本を護ることでも得られない、それだけのことだ。でも米国は、いざとなったら日本を護らないとは言わない。そんなことは言わなくても分かるはずのことだからね」
留「じゃあ、どうするんです?」
高「分かり切ったことだ。日本人の安全、生命財産は日本が自力で護らなくちゃならない。そんな姿勢も持たない日本を、自国民の犠牲を払って米国が助けてくれると、まさかおまいさんは信じちゃいまい?」
留「あ、睨まないでください。分かります分かります」


「韓国守る必要なし」トランプ氏に喝采送る米有権者、かつて「敵前逃亡」した韓国軍に“根深い”不信

高「これは、かつて朝鮮戦争の折、米国が最新鋭の武器を朝鮮人に与え中国軍と戦わせようとした時のことだ。何しろ自分の国を護るのだから、朝鮮人達は最新鋭の武器を持って勇敢に中国人と戦うだろうと米国人は考えたんだ」
留「普通はそう考えます。違ったんですか?」
高「違ったね。まあ、ある意味日本人なら想像は付いたろうがね。朝鮮人は与えられた最新鋭の武器を置いたまま、戦場から我先に逃げ出した。それら最新鋭の武器は中国軍の手に渡り、あとからそれは米軍に対して向けられた」
留「うわぁ、そりゃ酷い」
高「何しろ当時の李承晩大統領が、橋を爆破し多くの朝鮮人が逃げられないようにして自分はさっさと逃げたような有様だ。それでも建前上はこの様な卑劣な獣でも連中は建国の父として奉っているけれどね。日本から祖国を取り戻した英雄としてだ」
留「国民を見捨てて、自分が助かりたいために退路を爆破したんでしょ?そんな奴でも建国の父ですか」
高「他に誰もいないからだよ。歴史を捏造するためには自分達の誇りなんてどうでも良いんだ、連中は」
留「あ、話がずれてますね。で、日本の防衛とはどんな関係が」
高「結局ね、自分の国を自力で護ろうとする意志のない国など、何処の国も代わりに護ってくれる筈なんか無いんだ。自国さえ護るために戦おうとしない国と同盟を結んで、いざというとき信頼できるかね。役に立たないばかりか、いつ裏切られるか分かったもんじゃない」
留「でもかつて第二次世界大戦の時、日本は死力を尽くして戦ったじゃないですか。直ぐに逃げ出した朝鮮や、逃げ回って同士討ちばかりしていた中国とは違いますよ」
高「まあね、だからその意味で日本は戦争に負けたにしろ戦後は発展できたしそれなりの地位も得たよ。信頼もされている。が・・」
留「が・・・?」
高「今の日本は憲法で戦争をしないなどと言っている。むろん、誰も戦争などしたくないが、この憲法では戦争を仕掛けられても戦ってはならない、とさえ解釈できる。まあ、この戦争とは侵略戦争であり防衛戦争は日本でも出来るはずだ、というのが芦田修生だがね」
留「芦田修生って、何です」
高「とりあえずWikiでも見なさい。まあ、日本政府は違った解釈をしているが、いずれにせよ、それで自衛隊が作られた。が、以前憲法の制約は大きく、馬鹿野党は戦争法案反対、軍事化する、戦争をしたがっているなど馬鹿なことを言う始末だ。戦争は誰もしたくはないが、戦争を仕掛けられないためには相手にその気を起こさせないだけの抑止力がいる。つまり、戦争になったら断固戦うという意志と能力を示す必要があり、それによって戦争をしなくて済む。つまり戦争反対なら、戦争を仕掛けさせない抑止力として軍事力は絶対必要なんだ」
留「なるほど。それはそうでしょうね。高雄爺さん、いつか言ってましたね。平和とは結局力がもたらす物であり、話し合いや協調がもたらすというのは現代では、そしておそらく人間が人間である限りあり得ない、って言ってましたよ。まあ、そう言う意味なんですね」
高「おや、あたしがそんな素晴らしいことを言っていたかい。全くその通りだ」
留「ま、ですからね」

日本でじわり広がる「トランプ大統領」待望論―対米自立か隷属か―

留「と言うことも有るだろうと思いますよ」
高「なるほどねぇ。でもまあ誰が大統領になるかは米国人が決めることだ。彼は政治経験が全くなく、つまりはポピュリズムだけで支持されている。米国の大方の勘定に付け込んでいるんだ。米国の大衆の知的レベルなど、あきれるほど低いからね、米国大統領はそれに迎合しなければ当選しない。ルックスやスピーチが上手ければ能力など二の次だ。その点、トランプ氏は大衆をあおる宣伝が非常に上手い。しかし、実際に大統領になったとき、政府内にネットワークがないから孤立するんじゃないかっていわれている。嫌でも政府内のシンクタンクに頼らざるをえず、結局穏便な政策を採るしか無いんじゃないかとの観測もあるよ」
留「全く今のオバマ氏もそうですからね。で、そのシンクタンクが親中派に取り込まれて今の中国を作り出してしまったと、これはブログ主が言っていたんじゃないかな」
高「うん、あたしが教えたとおりだ。まあ、一方クリントン氏もトランプ氏との対抗上、かなり強烈な反日を打ち出しているようだよ。亭主のビルクリントン氏も最初は酷い日本たたきをしていたからね。女房も同じ手を使うとは思う。なにしろ、不景気や資産格差など米国の問題は日本のせいだと言うのがもっとも知性の低い米国大衆に受けやすいから」
留「それなら、いっそトランプ氏が大統領になれば、日本ははっきりと自力で自国を護る必要性を国民が理解するんじゃないか、という期待があるんですね」
高「誰が大統領になろうと、自国は自力で護る、この気概を持たない国を何処の誰が助けてくれるか、左翼は本当に都合良く無視しているし、この問題に触れようとしない。そしてそれにあおられる連中、例えば九条を守る会みたいな思考停止の連中が支持される。戦争をしない為にというキャッチコピーは、何も考えない人間にとって極めて受け入れられやすいからね。日本が戦争をしなくても戦争を仕掛けられたら国を護る、その力を示すことで戦争を仕掛けられなくなるというセオリーがどうしても平和ボケした連中にはイメージできないんだ。だが、世界の歴史は例外なくそれを示しているんだよ」
留「でも、時代は変わって、今は戦争の時代じゃないから話し合いで国家間の問題を解決すべきと」
高「だまんなさい。世界は変わっちゃいない。米国が戦争をしなかった時期がどれだけあるね。中国が話し合いに応じた試しがあるかい、ロシアが話し合いで不当にとった北方領土を返すと言っているかい、北朝鮮が・・」
留「だから、話し合いで解決できるはずがないのに、そう言う連中が憲法改正反対とか、集団自衛権反対とか、原発反対なんて言ってるんですよ」
高「だから、連中は馬鹿なんだ。こんな記事を読んだかい。一寸古いけれどね」

意外?当然? 王毅氏発言にネットで「非礼だ」批判 「気骨見せた」擁護も

留「ああ、岸田外相が訪中したとき中国外務大臣の王毅氏が、誠意を持ってくるなら歓迎すると言った話ですね。誠意とは、連中の場合、自分達の要求を全て受け入れる意味しかないですからね。でも岸田外相は特に反応しなかったと言いますよ」
高「日本国内では毅然として厳しく言い返すべきだったとの声もあるがね、まあ実際はどのような事前の水面下の協議があったかも分からない。外交交渉なんて、公表されるのはごく一部だ。だから日本としてはこんな事も十分想定済みで行ったのかも知れないとは想像できるよ」
留「どういう事です?」
高「中国はとにかく国内向けに、中国は日本に対して厳しい姿勢を常に上から目線で採るとのプロパガンダをし続けなければならないし、特に習近平指導部の指導力が大きく揺らいでいると見られている今、なおさら日本には強い態度を国内向けに見せなくてはならないだろう。かつて朝鮮のパクリゴネ大統領が初めて安倍総理とあったとき、無視したりしかめ面をしたのをおぼえているだろう。あのような国は、そうしなければ政権が保たないんだ。王毅氏もあのような態度をするしかないんだろう。それを日本が汲んだと言うことかな。それが必ずしも良いとは思わないがね、ただ、安倍政権としても意地の張り合いで中国を突っぱね続けるよりも対話の姿勢だけでも見せる必要があると思ったのじゃないかな。それに、日本は国内向けのプロパガンダなんか要らないからね」
留「それで良いんですか」
高「それは色々事情がある。今中国を追い込んで、万が一の暴発をさせてしまったら、何が起きるかな。中国は少なくとも今日米国と戦争をしようとは思っていないだろうけれど、中国のような国は、一旦コントロールが外れると我々が想像も出来ない状況を引き起こす。文革や天安門事件など、先進国では起きないはずだが、中国では政権がぐらつくと起きるんだ」
留「なるほど。でもそりゃ中国の問題でしょ?」
高「それで済みゃあいいよ。でも、国内の問題が大きくなるにしたがって日本に対する憎しみを国民にたきつけている中国が、今度暴発した場合、その矛先を日本に向ける可能性は無いのかな」
留「そりゃ大変だ」
高「中国としては国がまとまらないのも経済が悪化するのも日本が中国の邪魔をするからだと国内で宣伝している以上、日本に対し何かの手段を講じないわけには行くまい。日本がそれで膝を屈すればよいが、もしそうならなければ、そして今の安倍政権はそれを警戒し、国際的な中国包囲網を構築し、賛同国を集め、防衛体制も整えつつある。昔なら、中国と争うより妥協することを選んだろうが、今の日本はもしかしたら激しく反発するかも知れない、そうなると」
留「もっと激しい態度を日本に対してとらなくてはならないということですね」
高「もう一つ危険なのは、文革時代の、暴力で権力を握ることが全てと信じ込みそのように洗脳されてきた連中が続々と党や軍の中枢に入り込んできている。そして生ぬるい今の中共や軍の幹部連中に不満を募らせているとしたら」
留「あ、跳ね返りが暴発しかねない、その暴発を今の党や軍はコントロールしきれないし下手をすれば自分達が粛正されかねないということですね」
高「偉い!よく分かったね。あくまで可能性だが、中国の場合は今までも何度もやっているのだ。今までは国内だけで済んだが、今はそれなりの軍事力を備え、十分に日本を制圧できると思い込めばその可能性はあるよ。そして今の日本では、中国が攻めてくるはずがないとか、話し合えば分かるとか、日本が武器を棄てれば戦争にならないとか、そんな馬鹿が大手を振っている。中国にしてみれば赤ん坊の腕をねじるようなものだ。その日本を力尽くで押さえつけることが出来るなら、中共も解放軍も人民に対し己の偉大さを大いに示すことが出来るし、日本の技術や金が手にはいるなら御の字じゃないか」
留「でも、米国が・・」
高「うん、黙ってはいないだろうね。で、中国が米国に、手を退かなければ核をぶっ放して米国人を何百万人も殺すぞ、中国は世界が滅びても人民が半分殺されても、いずれ蘇るのだからやるといえばやるぞ、と恫喝したとする」
留「米国はどうします?」
高「どうします、って手を退くさ。自力で国を護ろうとしない日本のために米国人を何百万も殺す理由はないし、仮にそれで本当に核の撃ち合いになったとすれば米中共に数百万数千万が死ぬだろう。中国にとって人民の命は消耗品だが米国にとっては何を置いても護らなければならないのが米国人の命だ。日本から手を退けと言われればそうする以外の選択肢など無いし、これは立場が変わって日本でもそうだ。直接の戦争でもないのに他国のために日本人が殺される選択を政府に認めるはずがない。そこが民主国家の弱さだよ。中国はその弱さを必ず突いてくるだろうね」
留「でも、実際の中国の軍事力は日本に到底太刀打ちできない、練度も兵器の質も日本が段違いで上だから、日中戦争が始まっても日本が勝つってネットじゃ言ってますね」
高「初戦の小競り合いなら確かに日本だけで中国と十分にやれるだろうし、勝つだろうね。でも、それは中国も想定していると見て良いし、それで済むと思うかな。なにしろ、そんな状況で日本に負けたら中共は一気に崩壊するよ。それは今の指導部がリンチに逢うことを意味する」
留「じゃあ、どうなるんです?」
高「中国は戦線を拡大するしかない。そうなると物量戦になる。結局物量に優る方が勝つ」
留「日本の物量は足りないんですか」
高「日本の防衛力は長期戦を想定していない。局地戦を短期間で制圧する、その間に米国の支援を受けることが前提となっている。それは中国も知っている。だから、言ったようにあらかじめ米国を核で恫喝し手を退かせれば、あとは日本は中国の物量には絶対に勝てない」
留「勝てませんか」
高「勝てないよ。考えてごらん、国土面積からして日本の25倍有る。それは、理論上日本が中国の25倍以上の攻撃力を持たなければ中国と戦えないことを意味する。具体的には、日本は中国全土をくまなく攻撃しなければならないが、中国は日本という狭い地域を集中して攻撃すればよいからだ。そして中国は事実上日本への補給路を遮断できる。そんなことが分かっているのに何処の国が日本と一緒に戦ってくれるのかね」
留「むーん、絶対に駄目ですか」
高「駄目だね。それだけじゃないよ」
留「まだあるんですか」
高「それでも日本が抵抗をやめない場合、中国が核を日本に撃ち込んだらどうなる。それでも日本は抵抗をつづけるかね」
留「そんなことをしたら中国が世界から攻撃されるでしょう。孤立するじゃないですか」
高「彼らにとって中共や党幹部の指導層の地位を失うか異なかの瀬戸際だ。そんな時にそれを理由に彼らが自分達の地位を諦めるかい。それはすなわち殺されることを意味する。それに仮に中国が核を日本に撃ち込んでも世界は非難はするだろうし、日本に同情はするかも知れないが、実際に核大国であり、過去に自国民さえ犠牲にしてきた中国が何をするか分からない状況で、中国と日本のために敵対すると思うかい」
留「思いません」
高「だろう、だから全面戦争になったら日本は絶対に中国に勝てない」
留「救いようが無いじゃないですか」
高「まあ、今のままじゃね。でもそうならない可能性も無論ある。というより、現実に言ったように今の中国が進んで対日戦をしようとは思っていないが、ただ、中国の思考を私たちの価値観で判断することは出来ない。中国も必ず戦争は避けるだろうと信ずる根拠もない。だから、国防とは常にあらゆる可能性を想定し、最悪の事態にも対応できるように組み立てなければならない。せっかく金をかけて作った兵器だから、戦争で使わなければ税金の無使いだと言えるかい」
留「いえいえ、とんでもない。兵器は使わずに済めばそれに越したことはありません。でも中国に日本が絶対に勝てないんなら兵器を持っても無駄かなぁと・・」
高「黙んなさい。だから、自国は自分で護るというテーマなんじゃないか。あ、夕飯が出来たようだ。食べて行きなさい。続きはまたにしよう」
留「ありがとうございます。でもうちでも女房が夕飯の支度をして待ってますから。あれ、女房からメールだ。ええと、今こちらに来ているから一緒にご飯を頂きましょって」
高「あらゆる可能性を想定しなくちゃならないって言ったばかりじゃないか」



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自国は自力で護る 1

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相も変わらず腐れド左翼が口を開けば安保法案は戦争法案だ、日本は軍事国家になりつつある、近隣諸国に脅威を与えている、戦争に巻き込まれるなどなど、単に恐怖による印象操作に明け暮れている。が、何度もここで書いているように、現実に日本には今脅威が存在している。最近も北朝鮮が水爆実験と長距離ミサイル発射を行った。その実態は自画自賛のプロパガンダだけでは分からないが、日米などの分析に依れば確実に技術は進歩しているとのこと。

実際に北朝鮮が核ミサイルをどこかに撃ち込むつもりはないかも知れないが、今の金正恩が今の地位にとどまるためには米国との敵対関係を何とかし、交渉する手段として米国本土まで届く核ミサイルが唯一の手段だと信じているからだ。それ以外の方法で米国と話をしたくとも、米国は独裁国家であり非人道的体制である北朝鮮を認めず、まず今の強権政治をやめろと言うに決まっているし、そしてそれは金正恩の失脚、吊し首を意味する。実際、金正恩は朝鮮労働党幹部達の操り人形であり、実際の権力は把握していないとの見方もあるので、つまりは朝鮮労働党幹部の保身のためには核ミサイルが必要不可欠となる。それ以外の彼らの地位保全の手段はない。

その北朝鮮は実際は全てに行き詰まり、万が一自暴自棄になれば日本を人質にする可能性もある。一説には北朝鮮にはすでに射程1000キロ超のミサイルが数百発あり、それらが地下基地から集中して発射され中に核が含まれていれば、全弾を確実に迎撃できる保証は無い。

さて、実際に北朝鮮が核を使用するつもりは無いだろうと書いたが、ただ、彼らが核を持ち運搬手段を持っている事実はだからといって無視して良い物ではない。唯でさえ金正恩は何かの理由でその地位を追われたが最後、その取り巻きともどもリンチに逢う。しかし、力を示す以外に地位を守ることの出来ない金正恩や一派が生き延びるためにはどんなに国際的な非難や制裁があろうと今の姿勢で突っ走るしかない。行き着く先は破綻しかないとなれば、自暴自棄になり一か八かで核を使うことも想定して於かなくてはならないだろう。なにしろ、北朝鮮には核もミサイルもあるのだ。そして北朝鮮は追いつめられ自暴自棄になっている。かつて実際に北朝鮮はラングーンテロを起こしたり大対韓航空機爆破事件を起こしたりしている。

国際的非難や制裁など北朝鮮の行動を止めるには何の役にも立っていないのが現実だし、そして北朝鮮のメンタリティは日本人の常識やメンタリティで謀れるものではない。北朝鮮を理屈や利害でコントロールできるなどは考えない方がよい。とにかく、彼らが核を持っている以上、その脅威は力で取り除く以外の方法はない。

この北朝鮮の在り方は、そのまま中国にも当てはまると言っていい。

たとえば、日本では左翼が安保法案を戦争法案だ等と馬鹿な騒ぎ方をしているが、米国は中国が抜き差しならない所まで来ているのではないかとの懸念を示している。

日中対立「甚大なリスク」米高官、特使団の派遣進言


言うまでもないが、今の中国は経済が破綻仕掛け、国際的に孤立が深まっている。中国が何とか国際社会の中で存在意義を示さなければ、北朝鮮同様政権が終わりかねず、それはとりもなおさず中共や解放軍指導部が引きずりおろされリンチに逢うことを示している。単にそうなるだろうと言う予想ではなく、中国の歴史はそれの繰り返しだったのだ。中国は形こそ現代化しているように見えるが、内部は1000年前から全く変わらない古代国家のままなのだ。別に中国だけの現象ではなく、外見こそ西欧などから与えられたテクノロジーで近代化しているかに見えながら、数百年間変わらない部族社会の独裁そのまま、国家経営の概念がないのがたとえば中東、アフリカ等には多く観られる。インドも発展がめざましいと言われるし、アジアでも多くの国が発展してきていると言われているが、その社会は驚くほど進化していない。

人間が作る社会が壮観単に変わるわけはなく、ただテクノロジーの進化は人間の進化よりも桁違いに早いためにあたかもテクノロジーによる近代化がその社会の進化に見えるだけだ。

ということで、それが最も顕著なのが中国といえるのではないか。要するに力が全てを支配する独裁国家と言うことだ。西欧や日本からテクノロジーや資本が流れ込み確かに見かけは近代化した(都市部は特に)。が、一部の独裁者が富を独占し、多くの人民を力で支配する形は、まさに1000年前と全く変わっていない。

中国もその発祥から現代に至るまで無論平和な時代もあったし、華やかな文明の花開いた時期もあった。間違いなく一時は世界最高峰の文化国家であり、世界の三分の一の富を有していた大国であった。が、そんな中国も長くて300年、普通は精々数十年の国家が入れ替わり立ち替わりであり、その全てが最初は崇高な理想に基づいて国家を建設したはずが急速に権力が腐敗し独裁を暴力と私利私欲が支配したために他民族あるいは国内の反権力勢力に打倒されている。

現在の中国も全くその体質は変わらず、しかも世界の主要国が技術的、あるいは政治的に成熟しつつある中、中国だけは古代の権力の入れ替わり腐敗のサイクルの今は末期にさしかかっている状態だ。

中国のような国は、国内からの不満を暴力と籠絡で押さえつけ、さらにその不満を外に敵を作ることでそらす手段を取らなければ独裁体制を維持できない。

独裁とは、或意味民主主義よりも効率がよい。民主主義は国家が発展するためには必要不可欠な制度だが、民主主義を支える国民の資質が低ければいとも簡単に腐敗する。腐敗するだけではなく、統一がとれないために国家が維持できない。その点、独裁は効率が良いために、世界の国々は全てかつては独裁だったし、あるいは今も独裁を続けている。そして、独裁が腐敗していないのであれば国家をまとめるには効率がよいのだが、「権力は腐敗する、絶対的権力は徹底的に腐敗する」という格言は例外がない。

その腐敗を常に国民が監視し矯正し続けなければならないのが政治なのであり、それは現代日本でも例外ではない。そして、日本はそれが極めて上手く機能していると言えるが、それは別の機会に書くとして、中国はその矯正システムが全くないために、古代国家と同じ道筋をたどっている。

ますます高まる国民の不満をまず暴力で徹底的に弾圧し、また籠絡するために生活レベルをある程度保証しなければならないが、国民にまんべんなく生活レベルの向上をさせるだけの資本がない。そこで、一部の人間に富を持たせ彼らを政権側の道具として使う方法、およびこれも常套手段である外部に敵を作り不満の対象を向けさせる。その敵から国を護るのが政府であると国民に宣伝する。

いよいよ経済的な行き詰まりがこうじいよいよ国民の生活レベル向上が出来ず、外国からの投資も人件費高騰や不公正な司法などの理由で大量に引き揚げられ、さらに軍事費は嫌でも増加させなければ、すなわち頼みの綱の解放軍に金を回さなければ独裁政権が保たなくなるような状況に追い込まれれば、どこかから何かを強奪してくるのが古代国家の常だった。かつての戦争はそれが原因であり、それはごく最近までそうだった。が中国に於いては、今でもそうなのだ。

となれば、今中国が一番ねらうのは何処だろう。日頃から敵視し、世界第二位の経済力を持ち(中国の世界第二位は全くの捏造による物であって、実際には日本の半分にも至らず今は縮小傾向にあると観て良い)世界トップクラスの技術を持つ日本は、また核も持たず、自ら戦争をしないと表明している、いわばネギをしょったカモだ。

その日本では未だに安保法案を戦争法案だとか日本は戦争をする国になったなどなど馬鹿なことをわめく馬鹿共が相変わらず居る。戦争が出来ない国は、戦争を仕掛けられたら黙って滅びる、相手に服従するということなのか。それこそ、中国は有頂天になるだろう。

挙げ句の果てが、憲法違反だ、平和憲法を護れと馬鹿は更にわめく。むろん、こんな馬鹿共を扇動する左巻きが居るからだが、憲法は国民の安全な生活を守るために存在しているのであって、国民が憲法を守るために存在しているのではない。まるで、熱狂的なカルト信者が神のお告げで自爆テロも人殺しも正義だと信じているのと変わらない。

これをけしかけているのが憲法学者だが、確かに憲法は自分たちの飯の種だろう。が、それなら憲法が本来の国民のよりよき生活、生存の安全を保証しているかから学び直すべきであり、憲法の専門家を自認するならかかる憲法は早速改正しなればならないと自ら主張すべきだろう。

憲法が間違っているのは、基本的自然権を冒しているからだ。この場合の自然権とは生存権のことだが、この生存権は全ての法律を超越する。だからこそ、正当防衛、緊急避難などでは殺人さえ認められるが、これは決して殺人を積極的に冒すことを奨励しているわけではない。自らの、あるいは他者の生命を守るためにはその原因を取り除くために敢えて殺人も罪ではないのであり、むしろ生命を守るために戦わなければ自分だけではなく護るべき物も犠牲にするだろう。

戦争が出来る国とは、正当防衛の出来る国でありその意思や能力を持たない国は国民という最も守らなければならない命を犠牲にすると言うことだ。

今の憲法は明らかにこの正当防衛すら否定している。なぜなら、戦争を紛争の解決手段としないとは、戦争を仕掛けれても自らをも護る手段を禁じているに他ならない。

腐れド左翼の言う戦争とは全ての場合が日本が他国を一方的に侵略するために一方的に始める戦争であり、他国が日本に戦争を仕掛けるはずがないことを前提としている。その裏付けとして彼らが金科玉条としている憲法の前文、すなわち全ての国が平和を愛し他国を尊重することを信じてこの憲法を制定するとある、この世界に例のない馬鹿な文が彼らの絶対に護るべき神の言葉なのだ。

他国が日本の憲法を守ると信じている時点で、彼らに説く言葉など無い。その番人である憲法学者は、カルトの司祭なのだろう。

ー 続く

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