自国は自力で護る 4

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留瀬「あっついですねぇ、融けちゃいそうです」
高雄爺「うん、さすがに応えるねぇ。気を付けなくちゃ熱中症になる。おまいさんは外回りも多いし、よほど気を付けなくちゃね」
留「外回りと言っても車ですからね、クーラー入れていれば平気ですけどね、締め切ってしばらく駐車しておくと、また乗るとき大変ですよ」
高「と言って、開けっ放しだと何をされるか分かったもんじゃない。近頃も、油断も隙もないじゃないか」
留「あれ?車上荒らしにでもやられたんですか?」
高「いや、尖閣だよ」

尖閣周辺に中国船230隻 異例の多さ、外務省が抗議

留「あ、尖閣ね。いきなり飛んじゃうから分からなかった。確かにあれは酷いですねぇ。リオ五輪の隙をねらって、漁民に化けた民兵の乗り込んだ漁船が230隻でしたっけ、それと武装した公船が15隻ですか。はっきりと領海侵犯なのに、政府は抗議しただけなんて歯がゆいですねぇ」
高「確かにねぇ。でも、日本が今のところ執れる手段は精々抗議するくらいしかないのかも知れない。もちろん、あたし達が知ることの出来るのは公表されているごく一部だ。当然、関係国、日中はもちろん、米国なども関わって非公式にどのような駆け引きが行われているかは分からないよ。でも、多分米国あたりから、あまり過激に反応するなと釘を刺されているんじゃないかなぁ」
留「うーん、やっぱりそうですかねぇ。でもそれにしても少し意気地がないんじゃないですか。こんな風だから中国が調子に乗るんですよ。抗議した位じゃ、中国にとっては蛙の面にション便でしょ」
高「そうなんだけどね、でも中国国内の状況が一寸安心できないんだ。なにしろ、南沙諸島問題では実際に国際社会でも相当きつく叩かれているし、経済は世界経済の不調を引き起こしている一方の原因としてこれも叩かれているし、経済成長はもともと嘘で固めた成長率が実際はとんでもない減速、あるいはマイナス成長に陥っている可能性があるから、元は暴落し続けているし、国内資本も海外資本も今は急速に国外に逃げ出している。国内状況はますますゆがみが表面化してきて人民を締め付けなければならないし外国に対してもますます力で押し切らなければならないから、経済が落ち込んでも軍事費の増大は相変わらずで、それも軍にミカジメ料を払わなくても習近平が権力から引きずりおろされ、今までやりたいだけやってきた粛正を、今度は自分がやられかねない状況だ。じっさい、そんなことになれば、習近平も今の党指導部もリンチに逢いかねない。今まで何度もそう言うことが起きた国だからね」
留「前々から高雄爺さんはそんなこと言ってましたね」
高「うん、この記事を憶えているかい。実はもうリンク切れになっているんだが、

「戦争の準備をせよ」対日想定…中国軍指導部が全軍に指示

これは13年1月14日の産経の記事だ。当時からすでに習近平指導部は求心力を失い、そのためにかなり激烈な粛正をしてきたのは知っているだろう?だが、それがまた反発を買い、経済原則や、対外外交の様々な失敗から、いよいよ習近平は追いつめられている。そこで、一発逆転をねらうとすれば、連中の常套手段だが外に敵を作ることになるが、もともと日本はそのための連中のガス抜きなんだ。だから、何か有れば尖閣にちょっかいを出す。日本はどうせ抗議をするだけだから、ちょうど良い敵だというわけだ」
留「でも、高雄爺さんはそれが暴発につながりかねないって言ってましたよね」
高「そうだね。今回は、公船も漁船も一応引き揚げたようだけれど、一部また尖閣近辺をうろついたりしている。仮に、中国が尖閣に上陸したとしよう。どうなると思う?」
留「いやぁ、それはもう戦争でしょう。自衛隊が行って、中国人を島からたたき出すでしょうし、米国だって黙ってはいないでしょうからね」
高「確かにね。米国が出てくるかどうかは別問題として、中国が尖閣に上陸しても唯の抗議だけを日本がしているとしたら、それはもう日本が尖閣を中国に渡すようなものだ。竹島や北方領土と同じ事になるだろうね。そして南沙諸島でもやっているように、中国は一度手にした尖閣を絶対に手放さないだろうし、それが既成事実になれば次は沖縄をねらう」
留「とうぜん、日本だって中国にそんなことはさせないでしょう。単に抗議するだけじゃなく、実力で阻止するはずですよ。米国が黙っちゃいない」
高「米国が黙っているかいないかは別として、当然戦闘が始まるね」
留「戦闘が始まるのはともかく、さっきから何です?米国が黙っているかどうかは分からないって」
高「今の米国は当てに出来ないと言うことだよ。まあ、これはあとでまとめて言うから、とにかく日本と中国が戦争になる、で次は?」
留「日本が勝つでしょ、そりゃ。だって、自衛隊の訓練度や兵器の性能なんて、中国と比べ物になりませんよ。あっという間に中国は撃退されます」
高「うん、まあ大体そうだろうね。その位の規模の戦争なら日本が勝つ確率は極めて高い。で?」
留「でって、それでおしまい」
高「いや、負けた中国が、すごすごと引き揚げて行くかい?それじゃ済まないだろう」
留「引き揚げませんか」
高「中国がどういう国で、どうして今執拗に尖閣にちょっかいを出し日本を挑発していると思う?それを考えれば、日本に負けたからってすごすごと引き返すなど出来ないだろう。そんなことをしたら、習近平体制どころか中共そのものが崩壊しかねない。日本のような国なら、与党が選挙に負けても野党が政権をとるだけだ。西欧でも米国でもそれが当たり前だし、仮に政権の座から降りても、次の機会に返り咲くことなど普通に出来る。誰もそれで死にもしないし破産することもないし、どこかに強制収容されたりもしない。でも中国ならどうなると思う?」
留「なるほど、あの国じゃ、権力の座から引きずりおろされると言うことは、そのまま財産も生命も失いますからね。今までその歴史の繰り返しだった」
高「うん、さっきも言ったが中国内部はそれでなくとも経済状態や環境、暴動等々で行き詰まっているし、指導力を失いつつある習近平政権が粛正をして反発を受けている。その不満を外に向けさせ、特に日本に向けさせるために日本を挑発している、そして日本から尖閣、次に沖縄などを強奪できるなら習政権の手柄になる。だから、日本に対して執拗に挑発を続けている。何度も言っているのは、それが重要なことだからだ」
留「はあ、なるほど・・」
高「頼りないなぁ。だから、日本が単に抗議だけで済ませるなら、中国は心配無しにいくらでも日本を挑発できるんだが、それが過ぎて本当に日本が実力行使をする事態になれば、嫌でも戦争になる、そして中国は十中八九、いや百パーセント日本に負ける。そうなれば、習政権は崩壊し、リンチになる。だから習政権は日本との戦争は避けたい」
留「へぇ、なるほど・・」
高「本当に頼りないなぁ。それなら下手な挑発などしなければいいのに、ましてエスカレートさせるなんて愚の骨頂だろうが、それがそうしなければならないほど習政権が追い込まれているのだとしたら、中国には日本を挑発し続け、しかもエスカレートし続け、日本が存在しないと言う領土紛争の存在を認めさせ、一旦日本がそれを認めたら、日本との交渉など全て無視して尖閣を実行支配し既成事実化させる。その次は沖縄だ」
留「なるほど、日本との戦争になるリスクを冒しても、中国にはそれ以外の選択肢がないと言うことですね」
高「そうだね。で、戦争になる、日本に負けそうになるけれど、中国としては、正確には中共はそれを操っている解放軍にとって日本に負ける事は自分達が死刑台に送られることを意味する」
留「ちょっとちょっと、中共は解放軍に操られているって、中国の憲法では確か解放軍は共産党に属するってことになってるんじゃないですか。それでも、共産党の私兵だと批判を浴びているようですし」
高「中国の憲法なんか信じているのかい。あの上から下まで嘘で固まっている国の憲法を。実際は、中国は解放軍に支配されている軍事国家だよ。そもそもが、中国は毛沢東の解放軍が作った国だし、あの国の政府組織は、全人代、国務院、軍事委員会からなっている。全人代を日本の国会に当たるというNHKの解説委員などがいるが、とんでもない嘘を平気で放送する連中だ、けしからん」
留「いや、また話が逸れてます。で続きをどうぞ」
高「全人代は単に政府の決定事項を発表する場であり、たんなるしゃんしゃん会場だ。国務院のメンバーは軍事委員会のメンバーの有力者で固められている。その仕組みや中国の成立過程からして、中共は結局解放軍の下部組織、政治局と言うことだよ。解放軍の意志により中共が政治を行っているだけだ」
留「あ、思い出しました。ブログ主が、中共は結局解放軍の政治部門でしかない、ってっ言ってましたね」
高「あたしがそう教えたからね」
留「で、話を元に戻して下さい」
高「そうそう、で、解放軍の支配力は結局力しかない。人民を締め付け弾圧するための力でもあるが、中国自体が他国の圧力を跳ね返してやりたいことをやるための力であることを内外に示さなければならない。それが、領土問題などに一番でて来やすいから、南沙諸島や尖閣への横暴という形ででてくる。そのようなことしか中共の、つまりは解放軍の存在意義がないんだから、日本と戦争になったら絶対に負けることは出来ない」
留「なるほど、で日本に挑発を続けエスカレートするわけですか。でもそれが過ぎて日本が本当に怒って実力行使にでたら?」
高「中国は引っ込むわけには行かないからさらにその行動をエスカレートさせる。で、尖閣への強制上陸をし、直ぐに日本と戦争になる、そして負けることになる。だが、負けることは許されない、となると、負けない方法を採らざるを得ない」
留「そんな方法があるんですか。中国にそんな方法が有るんなら日本にだって有るでしょう」
高「まあお聞き。日本の国防体制とは、突発的な小規模な物を支え、日米安保条約によって米国が来援するのを待つ、そして、日米合同で敵に当たることを前提として組み立てられている。だから、仮に最初は偶発、突発だった戦争が直ぐに終わればよいし、それで中国が大きな痛手を被る前に退いてゆけばよいが、むろんそれが中国には許されないのは言ったとおりだ。となると、中国は戦争を続けなければならないし、負けないように軍事力を戦場に増強しなければならない」
留「で、そうすると米国が駆けつけてくれるんでしょ」
高「そうだと良いんだがね、そんなことは中国も知っている。米国がでてきて中国対日米の戦争になるとすれば、それこそ中国には勝ち目がない。でも中国にとって戦争は止められない」
留「じゃあ、どうするんです?日本一国と戦っても勝ち目がないのに、日米両国との戦争なんか、中国にとって最悪の状況じゃないですか」
高「だから、まず米国に、日本との戦争に参加しないように働きかける」
留「そんなこと、出来るわけがない」
高「出来るよ。特に今の米国ならね。もし日本に加勢なんかしたら、米国を敵と見なし、米国本土に核を打ち込むぞ、と米国を威す」
留「まさか!そんなことをしたら中国が壊滅するじゃないですか。日本との戦争に負けるどころの話じゃない」
高「そうとも言い切れないよ。まず命の価値が違う。中国では嘗て自国民を億単位殺したことがある。政権維持のためだ。解放軍の成立過程がそうだったし、大躍進時代、作物が完全に不足して数千万の農民が餓死していたのに、中国はその食料を輸出して外貨を稼いでいた。そうやって、軍事費をため込み核開発など解放軍の強力かを最優先した。更に、文革、天安門、チベット侵略、ウィグル侵略、法輪功の弾圧など、政権維持のためには自国民が億単位死んでも省みることがない解放軍だよ。米国との核戦争になって、仮に十億の人民が死んで国土の大半が焦土になっても、米国どころか世界が滅びても中国が生き残ればいずれ再生して世界を支配すると言っている」
留「あ、朱成虎でしたっけ、そんなことを言ったのは」
高「羅援なんかも言っている。連中は解放軍の中枢部にいる人間だ。中共は彼らの私的な言葉だととぼけているが、全ての発言や情報発信が厳しく統制されている中国で、軍の中枢にいる人間の発言が、全く私的な物だと信じられるかい。あれは、明確な中国の意志だよ。それを、私的発言だと言っているに過ぎない」
留「なるほど。で、米国はそれに対してどうなんです?」
高「どうなんです、って、おまいさん。分かり切ったことだ。米国にとって最優先すべきは米国人の生命財産を守ることだよ。米国にとって米国人が仮に100万人でも中国核によって殺される事態など容認できる物ではない。そして、中国には米本土に撃ち込める核ミサイルが多数存在し、その気になれば米国に一斉に撃ち込める。むろん、米国の探査システムはいつもそれを警戒しているし、迎撃システムもある。が、迎撃率が100%と言うことは有りえない。おそらく数十パーセントが良いところだろう。とすれば、中国の核ミサイルは多数米国国内に着弾する。仮に中国を核で壊滅したところで、それが避けられないなら、米国が中国の恫喝に屈することは確実だと見て良い。つまり、日本を助けるために中国の核ミサイルを本土に撃ち込まれるリスクを米国が冒すはずがないし、大統領がそんな決断をするなど有りえない。つまり、中国が米国を恫喝して、日中戦争に参加させないというのは現実にあり得るんだ」
留「あ、だから、米国が黙っているかどうかはともかく、なんてさっき言ってたんですね」
高「うん。米国が助けてくれないとしたら、日本は仮に初戦で勝っても最終的には中国には勝てないよ」
留「そうですか。そんなに日本は弱いかなぁ」
高「日本製の兵器は本当に中国製とは比べ物にならないほど性能が高い。潜水艦などは世界最高レベルであり、その性能も能力も中国とは比較の意味すらない。戦闘機も、一般艦船もそうだよ。でもそれでも物量では到底勝てない。飽和攻撃って知ってるかい」
留「ええ、これも何度もブログ主が言ってましたね。あ、高雄爺さんが教えたんでしょ」
高「日本と中国は国土面積に25倍の差がある。例として現代戦の主流であるミサイル戦を例にすれば、単純に、中国は日本に集中してミサイルを撃てばよいが、日本はその25倍のミサイルを撃たなければ同じ密度で中国を攻撃できない。そして発射基地も中国は理論上日本の25倍持てるんだから、理屈の上では中国は25倍の発射基地から撃てるのに、日本は中国の25分の一しか発射基地を持てない。つまり、最終的に中国と日本では攻撃力に25の二乗の開きがある」
留「あ、そうか。すごい差ですね。625倍かぁ」
高「あくまで計算上だよ。でも、中国が日本の防衛能力を超えた攻撃が出来るのは間違いがない。また、大原則として、攻撃と防御では圧倒的に防御が不利なんだ。攻撃側は攻撃のタイミング、目標を自由に選べるのに防御側は攻撃が始まってからしかそれを知ることが出来ない。また、攻撃の常識として、まずその探査システムや防御システムを先に攻撃して相手の防御能力を無効にしてから本格的攻撃をする。日本には対抗策がない」
留「うわぁ、それは酷い。でもミサイルでなければ日本にも勝ち目はあるでしょう」
高「中国がわざわざ日本の事情にあせてくれる訳じゃないよ。それに、ミサイルでなくとも、通常艦船や航空機で、数が質に優る例は多くある。朝鮮戦争の折、米国の戦闘機は中国などの物より格段に性能が良かったが、圧倒的な数にたびたび苦戦を強いられている。ベトナム戦争でも、米軍の兵器の質は比べ物にならないほど高かったが、それでも勝てなかった。質が優っていても、長期戦で物量に優る相手には勝てない。まして、中国が限定核を日本に一発でも撃ち込んでごらん。それでも日本は戦い続けるかね」
留「うーん、じゃあ、どうするんです」
高「中国のねらいとして、別に日本を廃墟にするのが目的ではないし、そんなことをすれば世界中から袋だたきになるし、中国が得をすることは一つもない。しかし、戦わないで、もしくは最小限の戦争で日本が中国に屈するなら、それは中国にとって願ってもないことだ。事によっては日本の資産と技術が中国の物になる。日本が中国に逆らいさえしなければ、敢えて日本を蹂躙する必要など無いよ」
留「でも、それは日本が受け入れないでしょう。結局、中国と戦いぬいて、下手をすれば中国の大軍が日本本土に攻め込んできて日本は修羅の場になる」
高「それも中国が一番避けたいところだ。まず、軍隊を日本に送り込んで仮に上陸するにしてもそれだけの人数をどうやって運ぶのか、どうやって補給を続けるのか、どうやって、日本の抵抗を封じ続けるのかなど、実際は不可能だし、短期間それが出来ても中国の負担は大きすぎる。それよりも、そんな気を日本に起こさせないようにすれば、別に日本に上陸して占領などしなくても済むんだ」
留「可能ですか、そんなこと」
高「今の日本人なら、尖閣を中国にくれてやっても戦争になるよりは良い、っていう連中も多い。今の平和ボケ日本では、実際中国が少し脅しをかければ、そうなる可能性は大きいよ」
留「脅しって・・?」
高「まず通常弾頭ミサイルで日本の過疎地でも攻撃してみせる。数十発打ち込めば、日本の迎撃システムをくぐり抜けて着弾するミサイルは必ず有るだろう。だって、つい先日も

平和ボケの極み!北朝鮮の事前通告がないと役に立たないミサイル防衛

なんて事件があったじゃないか。ネットなどでは、中国から飛んでくるミサイルは、日本の優秀なイージス艦や探査システムが必ず発見し、100%迎撃するから恐るるにたらずみたいなことを言っている連中がいるがね、実際は迎撃システムなんて、ほんの気休めと言っていい」
留「でも、それでもですよ、仮にミサイルが日本に当たったって、それでも日本は戦い続けるとしたら・・・」
高「無いだろうね。日本のミサイル防衛が実際は役に立たない現実を見れば、これ以上戦争をするなと国民は政府に言うよ。もっと大量のミサイルが飛んでくる前に、中国と妥協すればいいってね」
留「でも中国は妥協なんかしないでしょ。とにかく一方的に日本から奪い取るつもりなんだ」
高「だから、日本人がそれをちゃんと理解すればいいけれどね、でも万が一日本がそれでも戦うことを止めなかったら・・・」
留「止めなかったら?」
高「限定核を使うんじゃないのかな。広島型は大体15キロトンくらいだったと言われている。今では、数トン規模の小形核もあるし、それなら破壊力としては一寸大型爆弾くらいの物だし、過疎地で山間をねらえば人的被害も殆ど出ない。放射線による汚染も、広島長崎よりずっと小さいし限定的だ。しかし、核は核だ。脅しには十分なる。中国が核を使うことを日本に示せば、それでも日本は戦争を続けるだろうか」
留「恐ろしいことを言いますね。そんなことをすれば世界から中国は袋だたきの孤立を招くでしょう」
高「だから、超小型の戦術核だ。世界に与える衝撃は大きいだろうが、それで中国は日本を人質に出来る。もし、中国に不当な圧力を加えるなら、本格的に日本に核攻撃も辞さないってね」
留「有りえますか・・・?」
高「滅多にないだろうよ。そんなことをすれば中国にとっても極めて大きな損失が起きるから。でも、何が何でも日本との戦争には負けることが出来ないとなれば、中国にとって選択肢は極めて限られてくる。やりたくなくてもやらざるを得ないと言うことだ」
留「どっちみち、日本は負けるしかないわけだ」
高「まあ、そうだね。今のままだったらね」
留「今のままだったらとは、どういう事ですか」
高「最初から中国にそんな気を起こさせない、尖閣でも挑発させない為の手段を採るしかないよ。今はそれが自衛隊の兵力増加等に現れているが、それは焼け石に水だ、はっきり言って。それから日本の防衛が米国頼みであることも問題だよ。米国は確かに信頼できる同盟国だろうが、だから自国民を核の脅威にさらして日本を助けるかは別の問題だ。日本を好きこのんで見殺しにはしたくないだろうが、中国なら本気で米国に核を撃ち込むかも知れない。全てのミサイルを迎撃できなければ、大型核一発が都市部に命中することで百万単位の米国人が死ぬだろう。その犠牲を払って、日本を助けるわけには行かない。そんな決定をする大統領が支持を得られるわけがない。それは決して日本に対する裏切りでも背信でもない、当然の苦渋の選択として、米国は参戦しないというのが普通じゃないか」
留「結局日本が単独で何とかしなくちゃならないんだ」
高「もちろんそうだよ。国防とは本来自力でやるもんだ。それをやる姿勢を見せて、初めて他国から信頼され支援も受けられる。初めから他国頼みの国防システムしか持っていないなら、他国が窮地に陥ったとき日本の支援を当てに出来ないだろう」
留「そりゃそうですね。でも日本は単独で中国に太刀打ちできないんでしょ?」
高「うん。だからこそ、あれだけ中国が尖閣で挑発をしても日本は実力で排除せずに抗議だけで済ませるしか無いとも言える。下手に中国に手を退かせる機会を、日本が無くすることが出来ないんだ。言い換えれば、下手に中国を追いつめられない」
留「でも、そんなことをすれば中国はいずれエスカレートし続け、日本がいつか実力行使にでざるを得なくなりかねないでしょう」
高「うん、中国もそれは理解していると思うが、繰り返すけれどね、まず中国国内で習近平指導部の指導力が極めて怪しくなっている。すると、一部のの跳ね返り達が抜け駆けで戦争をしかねないんだ。何度もそのようなことが起きているだろう。以前にも中国機が米軍機を挑発して接触し墜落したり、海自艦に中国艦がミサイル照準レーダーを照射したり、最近も自衛隊機が中国機からミサイル照準をされたりしている」
留「あ、有りましたね。でも中国では、中国に対する挑発を受けたから正当な対抗策を採ったと言ってましたよ」
高「あとからつじつまを合わせたんだよ。最初はそんな事実はないと言っていたのがあとからあれは正当な行為だったと党の広報官が言っている。つまり、党の制御が効かない現場で一部の者達が跳ね返り行動をし、それを党があたかも党の指示でやったと声明を出したんだ。そうしないと、軍の統制が採れていないことがばれてしまうからね」
留「と言うことは、偶発で戦争になる可能性もあるし、そうなれば中共はそれを中共の決定で行ったという可能性があるんですね」
高「必ずそうなるよ。そうしないと、党が軍を制御できていないことを認めることになる。実際は中共は解放軍の政治部でしかないが、表向きは軍が党に属していることになっているんだから」
留「結局そうやって、党や軍が手を退きたいと思ったとしても、戦争が勝手に拡大してしまう可能性もあると言うことですね」
高「あるね。あくまで可能性だが、最悪の場合はそうなりかねないね」
留「じゃあ、どうしようもないじゃないですか」
高「だから、そんな中国に分からせるには、本能的な恐怖しかないんだよ。つまり、もし日本に手を出したら、日本が仮に消滅することになっても中国を完全壊滅させるとの手段や意志を示すしかないんだ。これでも完全な抑止力とは行かないが、桁違いに中国を抑えることは出来るだろう。理論や理性が通用しない中国でも本能的な恐怖は通じる。結局、日本がそれだけの核抑止力を持つ以外、中国を大人しくさせ、暴発させない為の方法はないよ」
留「結局それしかないんですねぇ。あ、女房からメールだ。ええと、ボーナスで勝手にバイクを買ったのは許せない。帰ってきたらどうなるか、覚悟しなさいって・・高雄爺さん、どうしよう」
高「下手におまいさんの味方をするとあとから家内を通じてしっぺ返しが来るからね、ひとりでなんとかしなさい」
留「あ、米国と同じだ」




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自国は自力で護る 3

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留瀬「ひぇー、お久しぶりです」
高雄爺「なんだい、ひぇーって。まあ本当に久しぶりだね。前回は去年暮れだよ。もう6月になったというのに」
留「ブログ主に言ってくださいよ。お元気でしたか」
高「ブログ主か。なかなか思うようにはいかないみたいだ。私は元気だし、ブログ主も健康に問題はない。まあ色々手を出してそれが思うようにいかないみたいだが、性格がいい加減だからなぁ。いい加減だから、上手く行かなくてもあまり気にはしていないみたいだが」
留「上手く行かなくてなりふり構わずますます泥沼に落ち込んでいるのが居ますよ」
高「民進党のことかい」
留「あれ、よく分かりましたね」
高「普通分かるよ。でもやり方を変えることが出来ない。韓国と同じだな」
留「あ、韓国ね。それも一寸関係があるんですよ。でもまず民進党。これを見て下さいよ」

内閣支持率49・4%↑ 民進党支持率は急落7・3%↓ 「現行憲法で平和と安全守れない」52・1%

高「あ、これね。いつものことだ。これは民進党と維新の党が合併した結果だが、本来両党の支持者が集まるんだから支持率は増えるはずだよ。でもそうならなかった」
留「そうそう、世論調査でも連中が言っている護憲では支持を集められなかったことが明らかになっています。共産党なんか、もうなりふり構わず高校生なんか使って若返り、いけてる政党を演出してますがね、まるで紅衛兵ですよ」
高「それに、連中と一緒に動いているのは殆どが爺さん婆さんばかりだ」
留「爺さん婆さんったって、高雄爺さん、人のこと言えないでしょ」
高「精神的な物だよ。あたしだって、若い頃はいっぱし左翼だった」
留「ええっ、そうだったんですか。初めて聞いた」
高「何かい、あたしが昔は若かったこともあるってのが嘘だとでも」
留「いや、それじゃなく、左翼だったってことです」
高「あ、そうか。いや、あたしくらいの年ならそう言う人は多いよ。なにしろ、政治家はみんな私腹を肥やしている、国民のことなど一切考えない、日本が軍事力を持つから戦争になる。昔の戦争も、日本がアジア諸国を侵略したことから始まった・・・」
留「うわぁ、典型的な左翼の言う事を、全く信じていたんですか」
高「いたよ。その前はサンタクロースのおじいさんが本当にいると信じていた」
留「いや、それはみんな同じですよ。あたしだって子供の頃、高雄爺さんが自分がサンタクロースだ、っていうのを信じてましたからね」
高「そんなことを言ったかい」
留「いや、それはいいんです。いつからネトウヨになったんですか」
高「馬鹿言っちゃ困る。あたしはネトウヨなんか大嫌いだし、右翼でもないよ。保守系とは言えるだろうが、だからといって政権を何から何まで全て支持している訳じゃない、批判もしている」
留「あ、そうでしたね。で、いつから保守系になったんですか」
高「その後、政治に興味が無くなっていたんだが、社会人になってからかな、いろいろな物を自分の目で見聞きするし野党の言っていることが、殆ど裏付けがないことに気が付いてから、自分で色々勉強した。歴史、外交史、戦争史、地政学、民俗学、文化などなどまあ時間を見つけては色々読んだり人と話したり国会関連の報道を観たりしてね。で、未だに政府そのものには沢山の不満はあるが、野党は嘘つきだと決めつけるに至った。一番大きいのは、憲法問題だね」
留「それはあたしも何度も高雄爺さんに言われましたよ。日本が戦争を放棄しても他国が日本に戦争を仕掛けてきたとき、戦う手段がなければ日本は蹂躙されるしかない。そして憲法ではその場合の戦争も紛争の解決手段として禁止している。だから、憲法を拡大解釈して自衛隊を持っているってね」
高「うん、そうだね。実際には自衛隊は憲法違反だろう。だから腐れ野党は憲法を守るには自衛隊を廃止しろとか、集団自衛権も憲法違反だという。憲法を守ることが大切なのか、国民を護るのが大切なのかまったく考えていない。護憲教というカルトであって、教義が正しいかどうかなど問題ではないのが連中の言い分だ」
留「そうそう、そんなことをあたしも聞きましたよ、高雄爺さんから繰り返し。洗脳かな」
高「何を言っている。あたしが言うから正しいのではなく、自分で考えて、自分で調べて、自分で検証すればあたしが正しいと分かる。そうじゃないのかい」
留「もちろんそうです」
高「で、国を護るとはあくまで自力で護らなくてはならない。米国は同盟国だからいざとなれば日本を護ってくれるなど、とんでもないことだ」
留「へぇ?そうなんですか。同盟国の米国は信用できないんですか」
高「信用できるよ。でも無制限に信用できるなどありえない。そうだろう、米国が自国民を犠牲にしてまでも日本を護ると思うかい。中国が、日本に加勢をするなら米国も敵と見なし、核ミサイルを撃ち込むぞ、と恫喝したら米国はそれでも日本のために戦ってくれると思うかい」
留「それはちょっと難しいですね」
高「難しいんじゃない、あり得ないよ。立場を代えて、日本が自国を犠牲にして他国を助けると言い出したら、それはとんでもないことだ。そんなことを言う政治家がいたらさっさと排除しなければ。政治家の職務は自国民の安全と生命財産を護ることだ。それを最優先させるのが、何処の国でも、独裁国家以外なら当たり前のことだよ」
留「ふーむ、なるほど。じゃあ、米国は信頼できませんよ」
高「いや、信用して良いし、実際信用できる。だがね、何を信頼すべきかと言えば、米国の国益に叶うかぎり米国は日本を護るだろうが、国益を犠牲にして護ることはない。いや正確に言えば、多少国益を犠牲にしても日本を護ることでより多くの国益が得られるなら日本を護る。しかし、米国の基本的国益、すなわち国民の安全、生命財産と引き替えになる国益は日本を護ることでも得られない、それだけのことだ。でも米国は、いざとなったら日本を護らないとは言わない。そんなことは言わなくても分かるはずのことだからね」
留「じゃあ、どうするんです?」
高「分かり切ったことだ。日本人の安全、生命財産は日本が自力で護らなくちゃならない。そんな姿勢も持たない日本を、自国民の犠牲を払って米国が助けてくれると、まさかおまいさんは信じちゃいまい?」
留「あ、睨まないでください。分かります分かります」


「韓国守る必要なし」トランプ氏に喝采送る米有権者、かつて「敵前逃亡」した韓国軍に“根深い”不信

高「これは、かつて朝鮮戦争の折、米国が最新鋭の武器を朝鮮人に与え中国軍と戦わせようとした時のことだ。何しろ自分の国を護るのだから、朝鮮人達は最新鋭の武器を持って勇敢に中国人と戦うだろうと米国人は考えたんだ」
留「普通はそう考えます。違ったんですか?」
高「違ったね。まあ、ある意味日本人なら想像は付いたろうがね。朝鮮人は与えられた最新鋭の武器を置いたまま、戦場から我先に逃げ出した。それら最新鋭の武器は中国軍の手に渡り、あとからそれは米軍に対して向けられた」
留「うわぁ、そりゃ酷い」
高「何しろ当時の李承晩大統領が、橋を爆破し多くの朝鮮人が逃げられないようにして自分はさっさと逃げたような有様だ。それでも建前上はこの様な卑劣な獣でも連中は建国の父として奉っているけれどね。日本から祖国を取り戻した英雄としてだ」
留「国民を見捨てて、自分が助かりたいために退路を爆破したんでしょ?そんな奴でも建国の父ですか」
高「他に誰もいないからだよ。歴史を捏造するためには自分達の誇りなんてどうでも良いんだ、連中は」
留「あ、話がずれてますね。で、日本の防衛とはどんな関係が」
高「結局ね、自分の国を自力で護ろうとする意志のない国など、何処の国も代わりに護ってくれる筈なんか無いんだ。自国さえ護るために戦おうとしない国と同盟を結んで、いざというとき信頼できるかね。役に立たないばかりか、いつ裏切られるか分かったもんじゃない」
留「でもかつて第二次世界大戦の時、日本は死力を尽くして戦ったじゃないですか。直ぐに逃げ出した朝鮮や、逃げ回って同士討ちばかりしていた中国とは違いますよ」
高「まあね、だからその意味で日本は戦争に負けたにしろ戦後は発展できたしそれなりの地位も得たよ。信頼もされている。が・・」
留「が・・・?」
高「今の日本は憲法で戦争をしないなどと言っている。むろん、誰も戦争などしたくないが、この憲法では戦争を仕掛けられても戦ってはならない、とさえ解釈できる。まあ、この戦争とは侵略戦争であり防衛戦争は日本でも出来るはずだ、というのが芦田修生だがね」
留「芦田修生って、何です」
高「とりあえずWikiでも見なさい。まあ、日本政府は違った解釈をしているが、いずれにせよ、それで自衛隊が作られた。が、以前憲法の制約は大きく、馬鹿野党は戦争法案反対、軍事化する、戦争をしたがっているなど馬鹿なことを言う始末だ。戦争は誰もしたくはないが、戦争を仕掛けられないためには相手にその気を起こさせないだけの抑止力がいる。つまり、戦争になったら断固戦うという意志と能力を示す必要があり、それによって戦争をしなくて済む。つまり戦争反対なら、戦争を仕掛けさせない抑止力として軍事力は絶対必要なんだ」
留「なるほど。それはそうでしょうね。高雄爺さん、いつか言ってましたね。平和とは結局力がもたらす物であり、話し合いや協調がもたらすというのは現代では、そしておそらく人間が人間である限りあり得ない、って言ってましたよ。まあ、そう言う意味なんですね」
高「おや、あたしがそんな素晴らしいことを言っていたかい。全くその通りだ」
留「ま、ですからね」

日本でじわり広がる「トランプ大統領」待望論―対米自立か隷属か―

留「と言うことも有るだろうと思いますよ」
高「なるほどねぇ。でもまあ誰が大統領になるかは米国人が決めることだ。彼は政治経験が全くなく、つまりはポピュリズムだけで支持されている。米国の大方の勘定に付け込んでいるんだ。米国の大衆の知的レベルなど、あきれるほど低いからね、米国大統領はそれに迎合しなければ当選しない。ルックスやスピーチが上手ければ能力など二の次だ。その点、トランプ氏は大衆をあおる宣伝が非常に上手い。しかし、実際に大統領になったとき、政府内にネットワークがないから孤立するんじゃないかっていわれている。嫌でも政府内のシンクタンクに頼らざるをえず、結局穏便な政策を採るしか無いんじゃないかとの観測もあるよ」
留「全く今のオバマ氏もそうですからね。で、そのシンクタンクが親中派に取り込まれて今の中国を作り出してしまったと、これはブログ主が言っていたんじゃないかな」
高「うん、あたしが教えたとおりだ。まあ、一方クリントン氏もトランプ氏との対抗上、かなり強烈な反日を打ち出しているようだよ。亭主のビルクリントン氏も最初は酷い日本たたきをしていたからね。女房も同じ手を使うとは思う。なにしろ、不景気や資産格差など米国の問題は日本のせいだと言うのがもっとも知性の低い米国大衆に受けやすいから」
留「それなら、いっそトランプ氏が大統領になれば、日本ははっきりと自力で自国を護る必要性を国民が理解するんじゃないか、という期待があるんですね」
高「誰が大統領になろうと、自国は自力で護る、この気概を持たない国を何処の誰が助けてくれるか、左翼は本当に都合良く無視しているし、この問題に触れようとしない。そしてそれにあおられる連中、例えば九条を守る会みたいな思考停止の連中が支持される。戦争をしない為にというキャッチコピーは、何も考えない人間にとって極めて受け入れられやすいからね。日本が戦争をしなくても戦争を仕掛けられたら国を護る、その力を示すことで戦争を仕掛けられなくなるというセオリーがどうしても平和ボケした連中にはイメージできないんだ。だが、世界の歴史は例外なくそれを示しているんだよ」
留「でも、時代は変わって、今は戦争の時代じゃないから話し合いで国家間の問題を解決すべきと」
高「だまんなさい。世界は変わっちゃいない。米国が戦争をしなかった時期がどれだけあるね。中国が話し合いに応じた試しがあるかい、ロシアが話し合いで不当にとった北方領土を返すと言っているかい、北朝鮮が・・」
留「だから、話し合いで解決できるはずがないのに、そう言う連中が憲法改正反対とか、集団自衛権反対とか、原発反対なんて言ってるんですよ」
高「だから、連中は馬鹿なんだ。こんな記事を読んだかい。一寸古いけれどね」

意外?当然? 王毅氏発言にネットで「非礼だ」批判 「気骨見せた」擁護も

留「ああ、岸田外相が訪中したとき中国外務大臣の王毅氏が、誠意を持ってくるなら歓迎すると言った話ですね。誠意とは、連中の場合、自分達の要求を全て受け入れる意味しかないですからね。でも岸田外相は特に反応しなかったと言いますよ」
高「日本国内では毅然として厳しく言い返すべきだったとの声もあるがね、まあ実際はどのような事前の水面下の協議があったかも分からない。外交交渉なんて、公表されるのはごく一部だ。だから日本としてはこんな事も十分想定済みで行ったのかも知れないとは想像できるよ」
留「どういう事です?」
高「中国はとにかく国内向けに、中国は日本に対して厳しい姿勢を常に上から目線で採るとのプロパガンダをし続けなければならないし、特に習近平指導部の指導力が大きく揺らいでいると見られている今、なおさら日本には強い態度を国内向けに見せなくてはならないだろう。かつて朝鮮のパクリゴネ大統領が初めて安倍総理とあったとき、無視したりしかめ面をしたのをおぼえているだろう。あのような国は、そうしなければ政権が保たないんだ。王毅氏もあのような態度をするしかないんだろう。それを日本が汲んだと言うことかな。それが必ずしも良いとは思わないがね、ただ、安倍政権としても意地の張り合いで中国を突っぱね続けるよりも対話の姿勢だけでも見せる必要があると思ったのじゃないかな。それに、日本は国内向けのプロパガンダなんか要らないからね」
留「それで良いんですか」
高「それは色々事情がある。今中国を追い込んで、万が一の暴発をさせてしまったら、何が起きるかな。中国は少なくとも今日米国と戦争をしようとは思っていないだろうけれど、中国のような国は、一旦コントロールが外れると我々が想像も出来ない状況を引き起こす。文革や天安門事件など、先進国では起きないはずだが、中国では政権がぐらつくと起きるんだ」
留「なるほど。でもそりゃ中国の問題でしょ?」
高「それで済みゃあいいよ。でも、国内の問題が大きくなるにしたがって日本に対する憎しみを国民にたきつけている中国が、今度暴発した場合、その矛先を日本に向ける可能性は無いのかな」
留「そりゃ大変だ」
高「中国としては国がまとまらないのも経済が悪化するのも日本が中国の邪魔をするからだと国内で宣伝している以上、日本に対し何かの手段を講じないわけには行くまい。日本がそれで膝を屈すればよいが、もしそうならなければ、そして今の安倍政権はそれを警戒し、国際的な中国包囲網を構築し、賛同国を集め、防衛体制も整えつつある。昔なら、中国と争うより妥協することを選んだろうが、今の日本はもしかしたら激しく反発するかも知れない、そうなると」
留「もっと激しい態度を日本に対してとらなくてはならないということですね」
高「もう一つ危険なのは、文革時代の、暴力で権力を握ることが全てと信じ込みそのように洗脳されてきた連中が続々と党や軍の中枢に入り込んできている。そして生ぬるい今の中共や軍の幹部連中に不満を募らせているとしたら」
留「あ、跳ね返りが暴発しかねない、その暴発を今の党や軍はコントロールしきれないし下手をすれば自分達が粛正されかねないということですね」
高「偉い!よく分かったね。あくまで可能性だが、中国の場合は今までも何度もやっているのだ。今までは国内だけで済んだが、今はそれなりの軍事力を備え、十分に日本を制圧できると思い込めばその可能性はあるよ。そして今の日本では、中国が攻めてくるはずがないとか、話し合えば分かるとか、日本が武器を棄てれば戦争にならないとか、そんな馬鹿が大手を振っている。中国にしてみれば赤ん坊の腕をねじるようなものだ。その日本を力尽くで押さえつけることが出来るなら、中共も解放軍も人民に対し己の偉大さを大いに示すことが出来るし、日本の技術や金が手にはいるなら御の字じゃないか」
留「でも、米国が・・」
高「うん、黙ってはいないだろうね。で、中国が米国に、手を退かなければ核をぶっ放して米国人を何百万人も殺すぞ、中国は世界が滅びても人民が半分殺されても、いずれ蘇るのだからやるといえばやるぞ、と恫喝したとする」
留「米国はどうします?」
高「どうします、って手を退くさ。自力で国を護ろうとしない日本のために米国人を何百万も殺す理由はないし、仮にそれで本当に核の撃ち合いになったとすれば米中共に数百万数千万が死ぬだろう。中国にとって人民の命は消耗品だが米国にとっては何を置いても護らなければならないのが米国人の命だ。日本から手を退けと言われればそうする以外の選択肢など無いし、これは立場が変わって日本でもそうだ。直接の戦争でもないのに他国のために日本人が殺される選択を政府に認めるはずがない。そこが民主国家の弱さだよ。中国はその弱さを必ず突いてくるだろうね」
留「でも、実際の中国の軍事力は日本に到底太刀打ちできない、練度も兵器の質も日本が段違いで上だから、日中戦争が始まっても日本が勝つってネットじゃ言ってますね」
高「初戦の小競り合いなら確かに日本だけで中国と十分にやれるだろうし、勝つだろうね。でも、それは中国も想定していると見て良いし、それで済むと思うかな。なにしろ、そんな状況で日本に負けたら中共は一気に崩壊するよ。それは今の指導部がリンチに逢うことを意味する」
留「じゃあ、どうなるんです?」
高「中国は戦線を拡大するしかない。そうなると物量戦になる。結局物量に優る方が勝つ」
留「日本の物量は足りないんですか」
高「日本の防衛力は長期戦を想定していない。局地戦を短期間で制圧する、その間に米国の支援を受けることが前提となっている。それは中国も知っている。だから、言ったようにあらかじめ米国を核で恫喝し手を退かせれば、あとは日本は中国の物量には絶対に勝てない」
留「勝てませんか」
高「勝てないよ。考えてごらん、国土面積からして日本の25倍有る。それは、理論上日本が中国の25倍以上の攻撃力を持たなければ中国と戦えないことを意味する。具体的には、日本は中国全土をくまなく攻撃しなければならないが、中国は日本という狭い地域を集中して攻撃すればよいからだ。そして中国は事実上日本への補給路を遮断できる。そんなことが分かっているのに何処の国が日本と一緒に戦ってくれるのかね」
留「むーん、絶対に駄目ですか」
高「駄目だね。それだけじゃないよ」
留「まだあるんですか」
高「それでも日本が抵抗をやめない場合、中国が核を日本に撃ち込んだらどうなる。それでも日本は抵抗をつづけるかね」
留「そんなことをしたら中国が世界から攻撃されるでしょう。孤立するじゃないですか」
高「彼らにとって中共や党幹部の指導層の地位を失うか異なかの瀬戸際だ。そんな時にそれを理由に彼らが自分達の地位を諦めるかい。それはすなわち殺されることを意味する。それに仮に中国が核を日本に撃ち込んでも世界は非難はするだろうし、日本に同情はするかも知れないが、実際に核大国であり、過去に自国民さえ犠牲にしてきた中国が何をするか分からない状況で、中国と日本のために敵対すると思うかい」
留「思いません」
高「だろう、だから全面戦争になったら日本は絶対に中国に勝てない」
留「救いようが無いじゃないですか」
高「まあ、今のままじゃね。でもそうならない可能性も無論ある。というより、現実に言ったように今の中国が進んで対日戦をしようとは思っていないが、ただ、中国の思考を私たちの価値観で判断することは出来ない。中国も必ず戦争は避けるだろうと信ずる根拠もない。だから、国防とは常にあらゆる可能性を想定し、最悪の事態にも対応できるように組み立てなければならない。せっかく金をかけて作った兵器だから、戦争で使わなければ税金の無使いだと言えるかい」
留「いえいえ、とんでもない。兵器は使わずに済めばそれに越したことはありません。でも中国に日本が絶対に勝てないんなら兵器を持っても無駄かなぁと・・」
高「黙んなさい。だから、自国は自分で護るというテーマなんじゃないか。あ、夕飯が出来たようだ。食べて行きなさい。続きはまたにしよう」
留「ありがとうございます。でもうちでも女房が夕飯の支度をして待ってますから。あれ、女房からメールだ。ええと、今こちらに来ているから一緒にご飯を頂きましょって」
高「あらゆる可能性を想定しなくちゃならないって言ったばかりじゃないか」



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自国は自力で護る 1

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相も変わらず腐れド左翼が口を開けば安保法案は戦争法案だ、日本は軍事国家になりつつある、近隣諸国に脅威を与えている、戦争に巻き込まれるなどなど、単に恐怖による印象操作に明け暮れている。が、何度もここで書いているように、現実に日本には今脅威が存在している。最近も北朝鮮が水爆実験と長距離ミサイル発射を行った。その実態は自画自賛のプロパガンダだけでは分からないが、日米などの分析に依れば確実に技術は進歩しているとのこと。

実際に北朝鮮が核ミサイルをどこかに撃ち込むつもりはないかも知れないが、今の金正恩が今の地位にとどまるためには米国との敵対関係を何とかし、交渉する手段として米国本土まで届く核ミサイルが唯一の手段だと信じているからだ。それ以外の方法で米国と話をしたくとも、米国は独裁国家であり非人道的体制である北朝鮮を認めず、まず今の強権政治をやめろと言うに決まっているし、そしてそれは金正恩の失脚、吊し首を意味する。実際、金正恩は朝鮮労働党幹部達の操り人形であり、実際の権力は把握していないとの見方もあるので、つまりは朝鮮労働党幹部の保身のためには核ミサイルが必要不可欠となる。それ以外の彼らの地位保全の手段はない。

その北朝鮮は実際は全てに行き詰まり、万が一自暴自棄になれば日本を人質にする可能性もある。一説には北朝鮮にはすでに射程1000キロ超のミサイルが数百発あり、それらが地下基地から集中して発射され中に核が含まれていれば、全弾を確実に迎撃できる保証は無い。

さて、実際に北朝鮮が核を使用するつもりは無いだろうと書いたが、ただ、彼らが核を持ち運搬手段を持っている事実はだからといって無視して良い物ではない。唯でさえ金正恩は何かの理由でその地位を追われたが最後、その取り巻きともどもリンチに逢う。しかし、力を示す以外に地位を守ることの出来ない金正恩や一派が生き延びるためにはどんなに国際的な非難や制裁があろうと今の姿勢で突っ走るしかない。行き着く先は破綻しかないとなれば、自暴自棄になり一か八かで核を使うことも想定して於かなくてはならないだろう。なにしろ、北朝鮮には核もミサイルもあるのだ。そして北朝鮮は追いつめられ自暴自棄になっている。かつて実際に北朝鮮はラングーンテロを起こしたり大対韓航空機爆破事件を起こしたりしている。

国際的非難や制裁など北朝鮮の行動を止めるには何の役にも立っていないのが現実だし、そして北朝鮮のメンタリティは日本人の常識やメンタリティで謀れるものではない。北朝鮮を理屈や利害でコントロールできるなどは考えない方がよい。とにかく、彼らが核を持っている以上、その脅威は力で取り除く以外の方法はない。

この北朝鮮の在り方は、そのまま中国にも当てはまると言っていい。

たとえば、日本では左翼が安保法案を戦争法案だ等と馬鹿な騒ぎ方をしているが、米国は中国が抜き差しならない所まで来ているのではないかとの懸念を示している。

日中対立「甚大なリスク」米高官、特使団の派遣進言


言うまでもないが、今の中国は経済が破綻仕掛け、国際的に孤立が深まっている。中国が何とか国際社会の中で存在意義を示さなければ、北朝鮮同様政権が終わりかねず、それはとりもなおさず中共や解放軍指導部が引きずりおろされリンチに逢うことを示している。単にそうなるだろうと言う予想ではなく、中国の歴史はそれの繰り返しだったのだ。中国は形こそ現代化しているように見えるが、内部は1000年前から全く変わらない古代国家のままなのだ。別に中国だけの現象ではなく、外見こそ西欧などから与えられたテクノロジーで近代化しているかに見えながら、数百年間変わらない部族社会の独裁そのまま、国家経営の概念がないのがたとえば中東、アフリカ等には多く観られる。インドも発展がめざましいと言われるし、アジアでも多くの国が発展してきていると言われているが、その社会は驚くほど進化していない。

人間が作る社会が壮観単に変わるわけはなく、ただテクノロジーの進化は人間の進化よりも桁違いに早いためにあたかもテクノロジーによる近代化がその社会の進化に見えるだけだ。

ということで、それが最も顕著なのが中国といえるのではないか。要するに力が全てを支配する独裁国家と言うことだ。西欧や日本からテクノロジーや資本が流れ込み確かに見かけは近代化した(都市部は特に)。が、一部の独裁者が富を独占し、多くの人民を力で支配する形は、まさに1000年前と全く変わっていない。

中国もその発祥から現代に至るまで無論平和な時代もあったし、華やかな文明の花開いた時期もあった。間違いなく一時は世界最高峰の文化国家であり、世界の三分の一の富を有していた大国であった。が、そんな中国も長くて300年、普通は精々数十年の国家が入れ替わり立ち替わりであり、その全てが最初は崇高な理想に基づいて国家を建設したはずが急速に権力が腐敗し独裁を暴力と私利私欲が支配したために他民族あるいは国内の反権力勢力に打倒されている。

現在の中国も全くその体質は変わらず、しかも世界の主要国が技術的、あるいは政治的に成熟しつつある中、中国だけは古代の権力の入れ替わり腐敗のサイクルの今は末期にさしかかっている状態だ。

中国のような国は、国内からの不満を暴力と籠絡で押さえつけ、さらにその不満を外に敵を作ることでそらす手段を取らなければ独裁体制を維持できない。

独裁とは、或意味民主主義よりも効率がよい。民主主義は国家が発展するためには必要不可欠な制度だが、民主主義を支える国民の資質が低ければいとも簡単に腐敗する。腐敗するだけではなく、統一がとれないために国家が維持できない。その点、独裁は効率が良いために、世界の国々は全てかつては独裁だったし、あるいは今も独裁を続けている。そして、独裁が腐敗していないのであれば国家をまとめるには効率がよいのだが、「権力は腐敗する、絶対的権力は徹底的に腐敗する」という格言は例外がない。

その腐敗を常に国民が監視し矯正し続けなければならないのが政治なのであり、それは現代日本でも例外ではない。そして、日本はそれが極めて上手く機能していると言えるが、それは別の機会に書くとして、中国はその矯正システムが全くないために、古代国家と同じ道筋をたどっている。

ますます高まる国民の不満をまず暴力で徹底的に弾圧し、また籠絡するために生活レベルをある程度保証しなければならないが、国民にまんべんなく生活レベルの向上をさせるだけの資本がない。そこで、一部の人間に富を持たせ彼らを政権側の道具として使う方法、およびこれも常套手段である外部に敵を作り不満の対象を向けさせる。その敵から国を護るのが政府であると国民に宣伝する。

いよいよ経済的な行き詰まりがこうじいよいよ国民の生活レベル向上が出来ず、外国からの投資も人件費高騰や不公正な司法などの理由で大量に引き揚げられ、さらに軍事費は嫌でも増加させなければ、すなわち頼みの綱の解放軍に金を回さなければ独裁政権が保たなくなるような状況に追い込まれれば、どこかから何かを強奪してくるのが古代国家の常だった。かつての戦争はそれが原因であり、それはごく最近までそうだった。が中国に於いては、今でもそうなのだ。

となれば、今中国が一番ねらうのは何処だろう。日頃から敵視し、世界第二位の経済力を持ち(中国の世界第二位は全くの捏造による物であって、実際には日本の半分にも至らず今は縮小傾向にあると観て良い)世界トップクラスの技術を持つ日本は、また核も持たず、自ら戦争をしないと表明している、いわばネギをしょったカモだ。

その日本では未だに安保法案を戦争法案だとか日本は戦争をする国になったなどなど馬鹿なことをわめく馬鹿共が相変わらず居る。戦争が出来ない国は、戦争を仕掛けられたら黙って滅びる、相手に服従するということなのか。それこそ、中国は有頂天になるだろう。

挙げ句の果てが、憲法違反だ、平和憲法を護れと馬鹿は更にわめく。むろん、こんな馬鹿共を扇動する左巻きが居るからだが、憲法は国民の安全な生活を守るために存在しているのであって、国民が憲法を守るために存在しているのではない。まるで、熱狂的なカルト信者が神のお告げで自爆テロも人殺しも正義だと信じているのと変わらない。

これをけしかけているのが憲法学者だが、確かに憲法は自分たちの飯の種だろう。が、それなら憲法が本来の国民のよりよき生活、生存の安全を保証しているかから学び直すべきであり、憲法の専門家を自認するならかかる憲法は早速改正しなればならないと自ら主張すべきだろう。

憲法が間違っているのは、基本的自然権を冒しているからだ。この場合の自然権とは生存権のことだが、この生存権は全ての法律を超越する。だからこそ、正当防衛、緊急避難などでは殺人さえ認められるが、これは決して殺人を積極的に冒すことを奨励しているわけではない。自らの、あるいは他者の生命を守るためにはその原因を取り除くために敢えて殺人も罪ではないのであり、むしろ生命を守るために戦わなければ自分だけではなく護るべき物も犠牲にするだろう。

戦争が出来る国とは、正当防衛の出来る国でありその意思や能力を持たない国は国民という最も守らなければならない命を犠牲にすると言うことだ。

今の憲法は明らかにこの正当防衛すら否定している。なぜなら、戦争を紛争の解決手段としないとは、戦争を仕掛けれても自らをも護る手段を禁じているに他ならない。

腐れド左翼の言う戦争とは全ての場合が日本が他国を一方的に侵略するために一方的に始める戦争であり、他国が日本に戦争を仕掛けるはずがないことを前提としている。その裏付けとして彼らが金科玉条としている憲法の前文、すなわち全ての国が平和を愛し他国を尊重することを信じてこの憲法を制定するとある、この世界に例のない馬鹿な文が彼らの絶対に護るべき神の言葉なのだ。

他国が日本の憲法を守ると信じている時点で、彼らに説く言葉など無い。その番人である憲法学者は、カルトの司祭なのだろう。

ー 続く

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原爆記念日

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今年も8月6日、70年前、広島に原爆が投下された日だ。そして、9日には長崎に原爆が投下された。広島では原爆記念日が開催され、過去最多の100ヶ国もの海外からの参加者、中でも原爆を投下した米国の駐日大使やワシントンから核軍縮を担当するゴッテモラー国務次官が参加しているのは注目に値する。ただし、当然ながら中国は参加せず、その犬の駐日大使は欠席している。全くわかりやすい犬ぶりだ。

オバマ大統領は日頃から核廃絶を言っていたし、彼個人として核廃絶を願っているのであろう事は疑わない。が、米国は核を手放さない。理由は後述する。手放さないどころか、新しい核弾頭の開発を進めている。

確かに、冷戦時、世界には7万発を超える核があった。今、それは1万6千発にまで減少しているから、核廃絶は進んでいるではないか、という主張は的を射ていない。なぜかと言えば:

1) 米ソ、今は米ロが主体となって相互に核兵器の削減を協議し、実際に両国の核兵器は大幅に数を減らしている。が、その大半は、すでに旧式となり寿命が尽き、いずれ廃棄処分にしなければならなかったはずの分であった、両国の核戦力自体はむしろ大幅に増大している。

2) もともと、効率が悪かった核兵器は、その飽和量を超えて持つ必要があった。かつて両国の核は世界を何度も破壊し尽くす数があった。核兵器の維持管理はきわめてコストがかかる。特に古い核についてはそれが言える。今、核兵器の効率は非常に上がり、かつてのように余剰の核を持つ必要が無くなった。それに応じて、必要十分な数以上の核を減らしたに過ぎない。

3) 核兵器に限らないが、大砲でもミサイルでも敵地を攻撃するためには、敵地まで運ぶ手段がいる。自国で核弾頭があるだけでは全く何の役にも立たない。かつての核爆弾はきわめて大型で、大型爆撃機で攻撃地まで運ばなくてはならなかった。今では、核弾頭自体極端に小型化が進み、デビークロケットなどという弾頭では、砲弾に仕込んで敵地に打ち込むことが出来る。また20発ほどの小形核を一基のミサイルに搭載し、敵地の上空でそれぞれの小形核弾頭がそれぞれの攻撃目標に向かう様になっている。そのようなミサイルが、今では潜水艦から24発も発射できる。

この様な技術革新で、核弾頭は余剰に持つ必要が無くなったのが、大幅な数量減少の理由だ。

4) 更に、ミサイルの命中精度が極めて高くなり、巡航ミサイルなどではそれこそメートル単位の誤差で標的を攻撃できる。かつて数キロ単位の誤差があった時代では、小形核では目的を達することが出来ず、嫌でも大型核が必要だったが、今では必要最小限の小形核で目標を正確にたたけるようになった。したがって、今では核弾頭は小型化される傾向にある。今最小のサイズは25トン規模で、ラグビーボール大だそうだ。この様な核弾頭が出現したとは、実際は米ロ両国が核削減交渉をしながら、その裏で絶え間なく新規核弾頭を開発し続けていた事を示している。むろん、かつてのように爆発実験は不要になった。臨海前試験やスパコンによるシュミレーションで十分に開発できるのだ。

5) 核技術はどの国でも最大の軍事機密だろうが、実際には北朝鮮もパキスタンも開発している。彼らが独自に開発したかどうかはともかく、実際はどこかから核技術を買ったり盗んだりしたのだ。もともと、ソ連の核も米国から盗んだものだし、中国の核はソ連から盗んだものだ。どんなに秘匿しても核技術は拡散を防ぐことは出来ない。需要がある以上、いずれ核は拡散してゆく。これが今の世界の現状だ。

6) 核兵器は非常に安価なのだ。仮に北朝鮮が通常兵器で他国を恫喝しても全く問題にされないだろうが、核弾頭と運搬技術が完成されたと見られているから北朝鮮が脅威になっており、それは北朝鮮のもくろみにあっている。もし同じ規模を通常兵器で達成するとしても到底不可能であり、核だから出来たと言える。

核開発や維持はきわめて高額で、割に合わないと本当に信じている人がいるなら、それは何か悪いものでも食べたせいだろう。核武装は、きわめて安価な方法だ。だからこそ、世界で、それも貧困国と見られる国々が核開発をするのだ。

さて、この様な現実を見ると、核廃絶は夢物語だと思える。が、私自身は核廃絶を熱望しているのだ。間違いではない。私は世界から核が無くなることを心から望んでいる。しかしそれは、世界から戦争が無くなること、世界から犯罪が無くなること、世界から貧しい人がいなくなること、世界から不幸な人がいなくなることと同じく、望むが不可能なのだ。

とすれば、今私たちが出来ることと言えば、核を持っていても使えない状況を維持することではないのか。だから私は日本の核武装を同時に主張している。

今、核は実際には使えない兵器だと言われている。が、本当にそうなら無くてもかまわないはずだが、核軍縮はいっこうに進展せず、核保有国は核を手放さない。それは核が兵器と言うより、戦争の抑止力になり、更に外交の手段になっているからだ。実際に、世界の核保有国同士の戦争は起きたことがない。更に、核保有国に戦争を仕掛けた国もない。北朝鮮が未だに存在し続けている大きな理由が核であることは前にも延べだ。以前、インドとパキスタンは何度と無く戦争をしていた。が、一端インドが核を開発し、すぐさまパキスタンが核を開発したとたん、あれほど年がら年中戦争をしていた両国は戦争をしなくなった。

日本に投下されて以来、核が実践で使われた事は一度もない。実は朝鮮戦争やベトナム戦争では限定核を使うことを米国は真剣に考えたという。また、キューバ危機のおり、ケネディは核戦争も覚悟したと言われているが、あのときはフルシチョフが退き、核戦争は回避された。仮に米国にあのとき核がなかったらどうなっていたろうか。それを考えてみれば、核は相手が持つ以上、自分が持たなければ相手の使用を阻止する事は不可能だとの理解に至るのではないか。

むろん、核を持つ国がそれをめったやたらに使うことはないだろう。そんな必要がないのだ。核がある、と言うこと自体が強い外交力の手段なのであり、特に非核保有国に対し核を使う必要性など普通はない。が、普通はない、とは普通でないときはその限りではないと言うことだ。

今、日本が直面している最大の脅威は中国だ。むろん、中国が強大だからと言う理由ではない。強大ならアメリカも強大だろうが、アメリカは目下日本を敵視はしていないし、対日憎悪政策を採り国民を洗脳しているわけではない。まさに対日憎悪を国家の成立の基盤としている中国が核を持っていることが日本の脅威となっている。中国には他国との協調、対等と言う概念がない。中国の言う二国間の友好平和とは、相手が中国に屈服し言いなりになることで、中国がその保護を約束するというものだ。が、現実には、中国は陸続きの独立国チベット、ウィグルを一方的に侵略し併合し虐殺の限りを尽くしている。それに対し、国際社会は非難はしているが直接の利害が自分に及ばないので実力で中国を押さえることはしなかった。確かに、チベットやウィグルが中国のものになろうと世界情勢は変わらず、西欧諸国にとってはどうでも良いことなのだ。

陸続きの国々の侵略が一段落すると、中国は海軍力増強に乗り出し、南沙諸島ではフィリピンベトナムの領海を力尽くでもぎ取り、尖閣をうかがい、沖縄を奪おうとしている。そして、日本を核で火の海にすることもあり得ると正式に表明している。このように、理性や良識が全くない、即ち普通ではない中国が、本来は外交手段であるはずの核を実際に使わない保証など無いと言うことだ。それ以前に、核が外交手段であるとは、物理的に核を保有していることが核の使用も選択肢に入れることが出来ることを意味している。非核保有国にはその選択肢はない。

となれば、常識の通用しない、理性のない中国に核の使用をさせない唯一の手段が、日本による強力な核武装しかないというのは自動的に導き出される結論ではないのか。核廃絶は望むが、外交手段である核を放棄させることは事実上不可能だ。だから、核を外交手段に留め、使用させないための核武装が、実際の核廃絶に近い効果をもたらすと言うことになる。

今、中国は崩壊の危機に瀕している。それは否定しようのない事実であり、バブルが崩壊した後の中国経済は、実体は世界第二位という宣伝が全くのでたらめであったことを露呈している。無論、以前からこんな世界第二位の経済規模などが全くのでたらめであったことは明白だったのだが。

そして、習近平は腐敗撲滅の名目で峻烈な粛正を展開し、人権派弁護士などを大量に逮捕拘束するなどなりふり構わずに人民の締め付けを行っているし、対外的にはますます核の恫喝を拡大している。それでも崩壊は免れないだろう。単に経済崩壊がその理由なのではない。中国では力のないものには生存の権利もない。その力を中共は失うことを極端におそれている。中共が存在できるのは、人民を弾圧できる力があるからであり、そのために、経済が急降下する中、軍事費だけは増大の一途であり、それだけ解放軍幹部達の懐に金を流し込まなければ、解放軍の政治部に過ぎない中共は雲散霧消し、それだけではなく人民のリンチに合う。実際、中国は2000年ものあいだ、其の歴史を繰り返してきたのだ。

そのような状況で中共が生き延びるとすれば対外戦争で勝つことであり、外部に敵を作ってそれをくだす事しかない。その敵が日本であることは言うまでもない。

一か八か、中共が生き残るために対日戦を仕掛ける可能性がゼロとは私には到底思えない。むろん、偶発戦争の可能性も十分にある。今の尖閣やEEZ境界のガス田開発施設が今は明白に軍事施設になっている。中国艦船が海事の船にミサイル照準レーダーを当てたのは記憶に新しいが、本来はそれで戦争が起きても不思議ではないのだ。

偶発戦争がそのまま拡大する可能性がなきにしもあらずなのは、中共が解放軍を押さえることなど出来ないことからもわかる。今洗脳教育で日本が一方的に中国を侵略し南京で数十万の中国人を虐殺した、中華思想で中国は日本を従えるのが当然なのだとの教育をされた層が解放軍や中共の指導層に入り込んでいる。彼らが対日戦を意図的に仕掛ける可能性は十分にある。むろん、仕掛けるからには勝たなければそれこそ中共や解放軍は人民に粛正される。となれば、当然勝つべく戦争を仕掛けるのだろうが、今の自衛隊の戦力は、法的な縛りを覗けば世界有数の実力を有し、更に世界最強の米国が同盟国として付いている。まともな戦争では、中国には勝ち目がない。

となると、まず日本に対しすぐに戦線を拡大して飽和攻撃に持ち込み、核の使用も突きつけるだろう。そうなると、日本は絶対に中国には勝てない。理論的に島国である日本は大陸国である中国には絶対に勝てない。まして、核に対しては全くの無力と言っていい。ミサイル防衛があるではないか、飛んでくるミサイルを全弾打ち落とせばよいのではないか、というのはゲームの世界だけの話だ。テスト段階で確かに少数のミサイルを日本の迎撃システムが打ち落とした実績はある。が、数百、数千のミサイルを全弾打ち落とすなど、絶対に不可能なのだ。迎撃システム自体を破壊されれば打つ手はない。そして、実際にミサイルが都市部にでも命中し多くの日本人が犠牲になれば、事実上日本は降伏するだろう。一方、日本が撃つミサイルは、仮に中国に届いたとしても国土面積が日本の25倍の大陸全体を破壊するなど不可能であって、その反対に中国全土のどこから飛んでくるか分からないミサイルは、狭い日本に集中してねらえばよいので効率が極めて高い。これが、島国は大陸国に飽和攻撃では絶対に勝てない理由なのだ。

しかし、その時点で日本が降伏しなかった場合、中国が核を使用する可能性は高い。数百のミサイルの中に核ミサイルを混ぜて撃てば、日本は絶対に迎撃できない。

アメリカがいるではないかというのは幻想に過ぎない。日本が核攻撃を受けた場合、米国は絶対に報復攻撃をしないことを複数の米国高官が明言している。当然なのだ。日本が壊滅することを米国は痛ましく思うだろうし中国を声高に非難するだろう。が、日本の報復のために、あるいは対日核攻撃を押さえるために米国が核使用に踏み切れば、それは米国が中国の核の報復を受けることになる。そんな事態を米国が受け入れるなどあり得ないのであり、仮に大統領がそのつもりでも議会は絶対に承認しない。米国の裏切りなのではなく、それが通常の国の政府のありかたなのだ。

と言うことは、日本が独自に強力な核抑止力を持つ以外無いということになる。核ならば、今の時代今の日本の技術力では中国に対する十分な抑止力を持てる。核の撃ち合いに仮になれば、無論日本は壊滅する。が同時に中国も壊滅するのだ。飽和攻撃で日本が勝てないと言うのはあくまで通常兵器によるものであり、核なら相互確証破壊が実現する。特に四方を海に囲まれた日本では、潜水艦から核ミサイルを発射することで中国全土を破壊できる。即ち、一隻の潜水艦に24発のミサイル、核ミサイルに20発の弾頭をつめば、最大中国の480都市を破壊できる。特に人口の集中ししている沿岸部に集中すれば、事実上中国は壊滅するだろう。そのようなミサイル発射潜水艦を3,4艦持てば十分な抑止力になる。

ついでだが、核に代わる抑止力はないのだろうか。結論を言えば現状ではない。なぜなら、核兵器はその破壊力が飽和状態に達しており、核を超える破壊力が今のところ無い。したがって、もしその核兵器をもしのぐ兵器があるとしても結局は最大限の破壊を実現するだけで、核と何ら変わらない。故に核をしのぐ兵器で核を抑止する事はあったとしても、結果は核による相互確証破壊と何ら変わらない。

また、核ミサイルを100%確実に落とせる迎撃システムがあれば良いだろうが、それは夢物語であり、実際には不可能だ。核ではないが、米国の軍事力は世界でも圧倒的であり、かつて米国がWW2以降関わった戦争では、対戦国は米国とは比較にならないほどの軍事弱小国だ。だが、そんな圧倒的な軍事力の差がありながら、米国も相当の被害を受け、万単位の米国人が殺されている。そのため、米国内では厭戦気分が高まり、オバマ大統領は米国が世界の警察官の役目から降りると表明した。その結果が、中国の軍事的拡張だった。

ミサイルを100%落とせる迎撃システムなど存在しない。それは圧倒的に有利な米国が弱小国との戦争で甚大な被害を被っている事実からも理解できるのではないのか。

つまりどんなに優れたシステムでも、迎撃システムは抑止力にならない。

結論は、強大な核抑止力以外無いということだ。そして、その規模の抑止力としての潜水艦、ミサイル、弾頭なら、今の日本では十分に経済的技術的に可能なのだ。

これは抑止力として言っているのであって、実際に使用する前提を言っているわけではない。なにしろ、そんな事態になれば日本は壊滅している。が、中国も壊滅させる手段を持つことが、中国の軍事的脅威、核による恫喝を抑止する最大の手段だと確信する。核廃絶に最も近い方法が、日本の核武装だと言う意味が諒解いただけたろうか。

今日、広島原爆慰霊祭の日にあたり今一度それを強調したいと思った次第だ。

核抑止力構築へのステップ

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日本は核武装をする必要があると私は昨日も書いたが、では具体的に日本は核武装が出来るのか、そのためにはどのような段階を踏むべきなのかを改めて書いてみたい。出来もしないのに、核武装の必要性を説いても単なる机上の空論でしかないからだ。核武装に必要な条件なども過去に書いているが、まとめてみる。

そんな折、次のような記事を読んだ。

赤文字は引用

岸田外相、有事の核持ち込みを排除せず

 岸田文雄外相は14日の衆院予算委員会で、日本有事の際の米軍による核搭載艦船の一時寄港について「(民主党政権の)岡田克也外相時代に『その時の政権の判断することだ』と答弁されている。現政権もこの答弁を引き継いでいる」と述べ、有事の核兵器持ち込みを排除しないとの考えを示した。

日本には非核三原則がある。つまり、造らない、持たない、持ち込ませないの三原則だが、これは別に法的な意味はなく、単なる政府の目標でしかない。したがって、政府が決心すれば少なくとも日本が核武装をしても法的には問題がない。憲法9条が禁じているなども当たらない。

国際的な約束、すなわち核拡散防止条約(NPT)に加盟しているが、これは日米安全保障条約が有ればそれを信じて日本が核を持つことはしないと意思表明をした物だ。が、この時代、米ソ冷戦の時代であり核大国中国の今の状況は想定されていなかった。その核大国中国の想定敵として標的になっているのが日本である状況は当時核拡散防止条約加盟の前提に入っていなかったのだ。

また、近年、それまで署名を留保していた日本は核不使用に関する国連声明に署名した。これもまたアメリカの核不使用を強制するのではないかとの考え方を変えたためとされている。

上記の記事は、こんな日本政府の姿勢からすれば、なるほどと思える。少なくとも、非核三原則の一つを否定して見せたのだから進歩といえるだろう。

さて、核武装の実際のステップだが、技術的、コスト的には日本には何ら問題がないことはすでに何度も書いているのでここでは繰り返さない。核弾頭及び運搬手段双方とも、極めて短期間に持てると思うし、実際に世界では、日本が決心さえすればすぐに核武装が可能であり、すなわち洗剤核武装国家であると見なされている。

また法的な縛りは実はない。非核三原則は方針であって法律ではなく、憲法も別に核武装を禁じているわけではない。日本が戦争を国際紛争の解決手段として用いないとされているのは、あくまで日本の侵略戦争を禁じているのであり、防衛戦争は、いわば国家の生存権としていかなる場合も確保されるのだから、9条といえども禁じているとは考えられない。つまり、日本の核武装とは、防衛のためであり、何ら何らに触れる物ではない。戦術核兵器は攻撃兵器にもなるだろうが、戦略核兵器は言い換えれば核抑止力の本質であって、攻撃兵器とは言えないからだ。とはいえ、改憲が望ましいのは言うまでもない。

さて、最大の障害は国内世論だと思える。実際、日本人には感情的な核兵器アレルギーがある。確かに世界唯一の被爆国であり、広島長崎の悲惨さを自らの物として持っているのだから、核兵器に対する畏れ、嫌悪が世界で一番激しいのは当然だ。が、その核兵器を日本が使わないと決心したところで、世界には現実に十ヶ国近い核保有国があるのだ。国連安保理の5ヶ国に、インド、パキスタン、北朝鮮、そしてイスラエルは否定はしているが核保有国との見方も有力だ。南アフリカはかつて開発していたが、放棄したとされている。

かつてと違い、核兵器開発はそれほど難しくはない。北朝鮮やパキスタンが出来たほどなのだ。それら10ヶ国近い核保有国が核を使用しないとの確証を日本が自ら放棄することで得られるとはどのような理論による物なのか。

特に、日本を標的として事実上宣伝戦において対日回線をしているような中国が、核の使用をためらわないと宣言している。これは事実上、核による恫喝なのだが、それでも日本が核を持たなければ中国は確実に対日戦で核を使用しないとなぜ確信出来るのだろうか。まして、兵器の性能、兵員の練度などで日本が数段勝っていると言われている現状で、絶対に日本に負けることの出来ない中国が核を使用しないとの確信をどうして持てるのか。日本は核武装すべきではないと言う人々は、たんなる核恐怖、核嫌悪感情に理性を失っているとしか思えない。

とはいえ、現実に今日本世論は未だ核武装反対が主勢を占める。しかし、数年前に比べれば、核武装を口にすることも出来なかったのが、少なくとも検討はすべきだという人の数が増えてきて、一説には90%以上の人がそう思っているとのデータもある。また、核武装をすべきだという人も確実に増えている。とはいえ、まだまだ少ない。ただ、世論という物は、ある時点で180度変わる物だ。自分では考えることをせず、たんなる感情論で思いこんでいる人たちが、その時に強い主張をする人の数が増えればそちらになびくからだ。

ネット世論だけを見れば、確実に核武装論者の方が多数を占めている。しかし、選挙結果など見ても分かるように、まだまだネット世論がリアル世論を動かすまでには行っていないが、その影響力も確実に強まっている。印象だが、過半数は核武装支持者と思える。これは規制メディアが報道しない日本の状況、すなわち日本は、中国、ロシア、アメリカ、北朝鮮という4つの核保有国に囲まれ、そのうちの3ヶ国が日本を敵視している状況で、日本は核武装すべきではないと言うのは、その状況を知らされていない非ネット世論だと言うことだ。現実に、先日の東京都都知事選で核武装論を日頃主張している田母神氏に対する支持は、20-40代に多く、つまりネット世代であって、彼等が社会の中枢に出る20年後には確実に日本の核武装論は主流を占めていると思われる。

が、むろん、20年も待っては居られない。ここ2,3年で核武装をしなければその意味が無くなる。言い換えれば、その間に中国が自滅すれば、あとはその核を持つ残存勢力の在り方によっては、もしかしたら核は必要が無くなるのかも知れないが、一方核武装がさらに急がれなければならない状況である可能性の方が大きい。

したがって、とにかく一日も早く日本が核武装をすべく、国民世論に働きかける必要があると思う。

ところで、もう一つ問題があるのは、アメリカが日本の核武装に反対するであろうと言うことだ。日本の核武装を容認すれば、核ドミノが始まり制限なく世界中に核が拡散するだろう、そうすれば、アメリカの世界唯一のスーパーパワーという地位が脅かされる。が、これはアメリカの都合だ。

アメリカの核の傘が実際には何の役にも立たないことは、キッシンジャー始め多くのアメリカの指導者達が繰り返し言っている。日本に核が撃ち込まれても、アメリカがそれを撃った国に核を打ち込むはずがないと。

となれば、アメリカの反対があるから日本は日本の安全を犠牲にすべきだとの理論は成り立たない。最悪の場合、アメリカと離反することになっても、日本は生存のために核を持たなければならないと言うことになる。

しかし、アメリカや世界世論を敵に回せば、日本はアメリカなどの経済制裁を受け崩壊するのではないかとの懸念を反対の理由に挙げる者もいる。しかしそうだとしても、日本が壊滅に瀕しても日本を護らないアメリカの経済制裁を、日本の生存よりも優先する理由はない。

また、実際にアメリカ国内にも確実に日本に核武装をさせるべきだとの主張が大きくなっている。それは世界の警察を自認し、また世界平和を守ることで(実際はそうではないが)唯一のスーパーパワーと認められているアメリカが日本を見殺しにすれば、アメリカが世界からの信頼を失う。それはアメリカの存続を揺るがす。たとえば、もし日米が離反しアメリカが日本に対して経済封鎖、制裁などを行えば、日本は膨大なアメリカ国債を一気に放出し、アメリカドルは暴落する。むろん、アメリカが日本から放出された国債を引き受けないと宣言すれば、それでアメリカの国債は危険だと言うことになる。

結局、一事の軋轢はあってもアメリカは日本の核武装を容認せざるを得ないと言うことになるだろう。ちょうど、インドやパキスタンがそうであったようにだ。ただし、これは希望的観測でもある。

もう一つ可能なのは、有事に備え、公然の秘密で核を開発するというやり方だ。本当は上記の国内世論、アメリカ始め国際世論の了承が望ましいが、それが待てる時間はない。となると、ちょうどアメリカの核が持ち込まれているというやり方、つまり公然の秘密として核抑止力を持つ。実際には核を保有しながら、それを公式には認めないと言うやり方だ。実際には核を開発すれば、中国やアメリカがそれに気づかないはずがない。が、それでもそれを事実として認めないと言うやり方だ。イスラエルがそうだと言える。

自らは核開発を否定しているが、実際には核開発を済ませているという観測もある。イスラエルが公式に認めない限り、たんなる疑いでしかない。

ただ、そうしなくても済むように、まずアメリカを説得し、日本の核武装がアメリカにとっても有利であることを納得させる努力は必要だろう。そのためには、中国の軍事的脅威が単に日本だけではなく、世界にとっても脅威になることを訴え続けるなど、広報活動にも力を入れなければならないし、それを国内でも積極的に広める必要がある。だが、それを成し遂げる十分な時間がないとの認識も持たなければならず、そうならば上記のような非常手段を執らざるを得ないのではないか。

最後だが、次のような記事があった。

中国人の日本観光が急増してるが…「日本は本当に美しい国だろうか?」―中国ネット

日本は確かに美しい国だ。だが、時代ごとに多数の戦犯を生み出してきた。米国に原子爆弾を投下されるまで、日本は東洋で唯一、次々と戦争を自ら仕掛けた。この美しい国は、原爆を投下されても目を覚まさず、今なお好戦的な遺伝子を宿している。世界は、戦争や武器で支配するものではない。中国の権利を侵害するものとは、中国は徹底的に戦う!

中国には、日本のような好戦的な遺伝子は絶対にない。次々に戦争を仕掛ける習慣もなければ、能力もない。中国の伝統文化にもそういった習慣はない。


これは一般ネットユーザーの言葉として報道されているが、当然ながら中共の作文だ。言っている内容が、中共プロパガンダそのままであり、日本が邪悪であって、中国は平和を愛する穏やかな国だ。しかし、日本が挑発を続け中国を侵略するならば、中国は断固として日本と戦うと言っているのだ。

これはもし中国政府の言葉として報道されたなら、対日宣戦布告にも準ずる内容だと理解すべきでありそして、実際にこれは中共のメッセージだと理解した方がよい。

さらに次のような記事もある

中国と日本は2000年来、平等で友好的な関係を築いたことは一度もない―中国紙

張主任は、「今こそ日本人の『強い者にはひれ伏し、弱い者には威張る』という民族の性質をはっきりと認識する必要がある」と呼び掛ける。張氏は、中国と日本の2000年来の付き合いを総括すると、中国人民と日本人民は1度も平等で友好な関係を結んだことなどないと指摘する。

宋朝以前の強盛時代、日本は自らを中国の臣下と称し、一方の中国人は日本人を上客として扱い、文化や技術を惜しげもなく伝授した。だが、明朝以降、中国が衰退を始めると日本人は中国を侵略し、略奪の限りを尽くした。第2次大戦が終わり、1972年に国交を正常化した際、大局を考慮して中国政府は戦争賠償を放棄したが、日本はいまだに歴史問題や釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題で中国を挑発し続けている。


これもまた典型的な中国プロパガンダなのだが、”日本人の『強い者にはひれ伏し、弱い者には威張る』”との表現は従来の、政権は右翼だが、国民は違うとのものと大きく違う。日本人が卑劣で驕奢にひれ伏し、弱者に威張ると言っているのだ。

今までは日本政府が敵だと言っていたが、これは日本人が敵だと言っている。この表現の変化を軽く見過ごしてはならない。一個人の見解としても結局は中共・解放軍の意志が反映されているのが中国メディアの報道なのだから。






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