衆院選挙の結果

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留瀬「あれ?今日もあたしらですか」
高雄爺「うん、ブログ主は何かと忙しくてよろしく頼むって言ってた。本当は自分で今回の衆議院選挙についてうんちくを語りたかったけれど、そういうのはあたしの方がうまいんじゃないかってね」
留「確かに大げさに屁理屈を付けながら語るのはうまいですからね」
高「これ、手に持ったせんべいをお放し。今日はあたし一人で語るから、帰って良いよ」
留「あ、ごめんなさい。そんなつもりじゃないんです。それに外は寒いし」
高「口は災いの元だよ。民主党の真似なんかするんじゃない」
留「ええと、本題ですね。とにかく自民が圧勝して良かったです。まあ公明も全員当選してしまいましたがね」
高「事前の下馬評でも与党圧勝で、定数の3分の2を採るだろうと言われていたね。本当にその通りになった」
留「でも、自民を油断させる陰謀じゃないのか、油断すれば自民が負ける可能性だってある、って言ってたじゃないですか」
高「そりゃ言うよ。油断して大敗するなどよくあることだ。が、今回は確かに与党の圧勝は予想出来たんだ」
留「変わり身が早いのもブログ主が言ってるとおりだな。あ、睨まないでください、高雄爺さんが言ってた通りになったって言ってるんです」
高「うん、与党が圧勝するのは前から分かっていたんだ。安倍さんはそれを見越して今解散を決意したんだから」
留「で、どうして分かっていたんです?」
高「いろいろ要素はあるけれどね。とりあえず
1・野党が自民攻撃だけに終始して、代替案がなかった
2・野党が全くまとまらなかった
3・争点がアベノミクスに限られた
4・自公民に代わりうる野党が全く存在しなかった
5・その結果投票率が極めて低いと見込まれた
といったところかね」
留「でも、事前のアンケートなんかでは、自民の支持率は発足当時よりもか成り下がっていたし、アベノミクスは失敗だ、大企業ばかり儲かって一般国民には恩恵がないなんて声が結構多かったみたいですよ」
高「本音と建て前の違いがあるだろうね。日本人は不思議な性分があって、自分では儲かっているとか生活が楽になっているとは言わないんだ。本当に日本人の生活が貧しくなっているのかと考えたとき、そうとも言えないんじゃないのかな。確かに景気が浮揚する時期、大企業や資産家が儲かるのは仕方がない、経済とはそう言う物でだからこそ金が動くんだ。インフレ政策もそのためだが、実際低所得者にはインフレは辛い。特に年金生活者なんか、収入が上がらないのに物価が上がるんでは大変だろう」
留「じゃあ、アベノミクスは駄目じゃないですか」
高「で、景気浮揚をあきらめるかい?」
留「いやいや、そんな。でも、景気浮揚で貧しい人たちが苦しむのはまずいですよ。どの政府だって、国民の生活が楽になるように努力すべきでしょう」
高「経済とはある意味弱肉強食であって、資本を多く持つ者がより多くの富を作り出せるように働く。弱肉強食とは自然現象であって、あらゆる生物はこの法則の中で生きているんだ。それがなければそもそも生物は進化しないし、人間も誕生しない。だから、この自然現象である弱肉強食を人間社会から取り除くことは出来ないし、不可能だし、そして取り除いてはならないんだ。共産主義が全く実現しないのはそのためだよ」
留「ええ、それは前々からブログ主も言ってますね。中国が共産主義を標榜しながら世界で最も資産格差が拡大してしまった国なのは、そもそも共産主義が最初から破綻しているからだって。でも資本主義の権化であるアメリカだって資産格差が許容レベルを超えて拡大していますよ」
高「結局、資本主義は資本が資本を集めるシステムだがね、日本の場合は資本を作り出すシステムがきちんと存在している。つまり物作りだよ。あたしもいつも言ってるじゃないか、物作りのみが富を創出するって。物作りにも資本が要る。物作りに資本を集中すればより高度な物作りが出来、結局より多くの富が生み出される。そうなって、初めて富の再分配が出来るんだ」
留「富の再配分って、弱肉強食とは全く相容れないやり方じゃないのかなぁ」
高「そうだよ。だから、人間は他の動物とは違うんだ。でも他の動物並みの社会では中国やアメリカのようになる。資産格差が絶望的に広がって社会不安が高まる。日本はこれだけの経済大国でありながら世界でもまれなほど資産格差が小さい国だよ。覚えているかな、かつて日本は理想的な社会主義国家だと言われた」
留「あれ、そうなんですか?」
高「そうだよ。富の再配分とは、福祉政策、税金、公共事業なんかで行われるのは前にも言ったね」
留「そうそう、覚えています」
高「先進国では程度の差こそあれこのシステムがあるから発展出来た。そもそも、昔、国全体の富が少なく富を新しく作り出す能力も低かった頃、どの国でも上流階級と下層階級は本当に同じ国に属するとも思えないほど異なっていた。下層階級は唯搾取され、支配されるだけだった。だが、工業全般、科学技術が発展し、物作りが飛躍的に進んで社会全体の富が増えると次第に下層階級にもそれが分け与えられるようになり、庶民も豊かになったし、上流階級は下層階級から搾取しなくても十分に富を作れるようになった」
留「なるほど。経済発展をしたお陰で、下層階級でも昔のようなひどい貧困からは脱却出来たんですね」
高「あくまで一部の先進国だけだよ。欧米社会なんかは未だに上流階級と庶民階級がはっきりと分かれている。ただ、欧米では庶民階級は政治に口を出さないが、楽な生活を保障してくれるんなら政治を上流階級に任せても良いと考えている。だから、政治家はばらまきをしてでも大衆に豊かな生活を保障しなければ支持が得られない」
留「結局、民主などが言っていたのはアベノミクスで儲かるのは金持ちだけだから、一般の国民にも火炎を回さなくちゃいけないと言うことしか無かったんでしょ」
高「だが、民主にはそれでだまされた苦い経験があるから、民主には票を入れなかった。みんなが幸福になるようにするなんて、口ではどうとでも言えるが実際にそれが出来るかどうかは別の問題で、民主はどうすればそうなるかを一切言わなかったんだ」
留「だから、民主だけではなく、野党全部に自民の提唱の代案がなかったわけですね」
高「そうだよ。野党は国民を馬鹿にしすぎた。事前のアンケートではアベノミクスの恩恵をこうむれない一般国民が自民に批判的だとか、国民の大多数が原発再開に反対しているとか、集団自衛権実施に反対しているとか言ってたね」
留「でも、蓋を開けてみたら自民のそんな政策が支持されたわけでしょ」
高「それに対して、赤非や毎日なんかが、投票率が低く、およそ有権者の半数が投票しただけなのだから、自民が本当に支持されたわけではない、委任されたわけではないなどと言っている」
留「そりゃ又馬鹿な。民主選挙の結果、投票した人間の多くが自民を支持したのなら、それが有権者の意志という事じゃないですか。投票しなかった人間はいわば自分の意志を表明しなかったんだから選挙結果に何も言う権利は無いじゃないですか」
高「そうだと思うよ。結局投票した人間の意志が、自民支持だと言うことだ。むろん、あたしもだが、自民のやっていることに全て賛成というわけじゃない。でも、他の野党よりはましだから自民に政権を執らせるしか選択肢はないと考えた人間もいたろうね。でも、それが民主国家の民主選挙の結果だ。安倍氏に政治を託すというのが日本国民の民意であることに間違いはない」
留「ところで、投票率が戦後最低というのは問題ですね。でも、だから自公民が圧勝したってのはどういう訳です?」
高「そりゃ、当たり前だよ。投票率が低い場合、組織票がしっかりしている政党が勝つ。自民は地盤や企業関係などの組織票がまとまっているんだ。公明はむろん草価学会票がある。そして、今回は共産党が倍増したのもそれだろうね。それに、自民が勝ちすぎると駄目だが、とはいっても他の野党に入れる気にはならないという人が共産党に入れる。共産党が政権を執る気遣いはないし、まあ自民にイチャモンを着ける存在も要るだろうというわけで、別に共産党員が票を入れたとは限らない」
留「と言うことは、今回は自民の大勝利なんじゃなく、野党の大敗北ということでしょうか」
高「まあ、そういった所だろうよ。しかし、その結果に国民からは異論などでいない。とにかく、安倍氏の本当の目的は憲法改正だ。まあ、憲法改正は一般の法律と違い、なかなか条件が難しく、現実には改正不可能とされているんだがね、でも憲法とは時代の変化、価値観の変化、状況の変化によって変えられるべきであってそれが出来ないというのは本末転倒だ。いま、憲法は解釈変更で運用しているが、そんなことをするくらいならすっきりと改訂すればいい」
留「でも公明は否定的なんでしょ」
高「うん。でも彼らは与党の地位を失いたくないからいろいろ小細工をしていて、憲法も改正ではなく、加憲だといいだした。まあ、今後ももっと変わるかと思うし、平和憲法などと言っている9条は決して平和憲法ではないことが国民にも理解が進んで来たろう。それに、野党と言っても維新などは改正には前向きといえるしね」
留「で、実際憲法は改正出来るんでしょうか」
高「出来ると思う。先にも言ったけれど、問題になっている9条は、実際には平和破壊条文だ。前文と併せて理解すればよいのだが、世界中の国が戦争をせず国家間の問題は話し合いで平和裏に話し合いで解決することを信じて、日本は国際紛争の解決手段としての戦争を放棄するというのだが、これがとんでもない欺瞞であることは少し脳みそを働かせれば理解できることだ。世界が話し合いで問題解決出来ないケースがあるから今でも戦争は絶えない。また最初からそんな気など無く、とにかく力で自分の要求を押し通す国が現実にある以上、日本の憲法9条など全く意味がない。日本が自ら戦争を始めなくとも戦争を仕掛けられた場合、仕掛けられそうになった場合日本が自らそれに対処しなければならないのは当たり前であって、侵略戦争をしないから専守防衛、すなわち自衛のための軍備に限られるという自縄自縛に陥っている。これでは、日本を攻撃してもその攻撃が止めば日本は防衛もしなくなる、その攻撃を日本が前もって封ずることはないというわけだ。この馬鹿さ加減が次第に日本人に浸透してきたことは間違いないと思うよ」
留「なるほど。そして、実際中国は力で日本を現実に脅かしているし、日本がおとなしくしている間に中国やその犬は好き放題日本を貶めていますしね。今ではアメリカも中国との戦争をしたくないから日本に中国と関係修復をしろと言うし、韓国との関係も改善しろと言う。今の軋轢がなぜ起きたか、どちらが不当か等は問題にしないで、アメリカにとってアジアでの緊張は好ましくないから日本に妥協しろと言っているわけでしょう」
高「そうだ。だから、アメリカは同盟国だがあくまで日本を自国の国益のために存在させようとしている。日本の国益を犠牲にしろと言っているわけだ。これについてはブログ主は近々書くって言っているよ」
留「それなら、ますます日本が自力で国を護らなくてはならないし、その前に日本に戦争を仕掛けさせない為の手段を持つ必要があるのは当然ですね。日本の腐れ左翼がどんなに喚いてもそこに嘘があることを日本人は肌で感じてきたんでしょうね」
高「尖閣問題、赤珊瑚密漁、航空識別圏、靖国問題、南京虐殺問題などなど、中国の横暴は目に余るし、そして日本ばかりじゃなく、周辺国全てと軋轢を起こしている。その犬は慰安婦慰安婦賠償謝罪と繰り返すばかりだ。隣国と仲良くしなければならないと言っている連中が、なぜ仲良くしなければならないのかの理由も言わずに、日本がアジアで孤立していると喚くだけなら、いくらお花畑でも風の方向が変わってきたことは感じているよ。だから、今ではそちらになびくようになっているんだ」
留「日本じゃ、そんな腐れ左翼の年齢が上がってきてもうじきいなくなるだろうし、なんと言ってもネットの普及が大きな力になっているんでしょうね」
高「それももちろんあるだろうね。メディアが伝えない特亜の動き、アメリカの動きなどがネットで良く分かるからね。いずれにせよ、30年前から日本では左翼の退潮は著しい。特亜が日本は右傾化ししている、軍事国家になろうとしていると喚こうがどうしようが日本国民の意識が大きく変わってきたことは大切だよ」
留「だから、選挙前の下馬評やマスコミの記事とは全く違う結果になったのも、ある意味投票率や野党の自爆なんかより、日本人の意識が急激に変わってきたんだと信じたいですよ。

あれ、女房からメールだ。ええと、あ、例の共産党員の人と道で出会ったそうです。共産党が躍進したので日本は真の平和国家になるからうれしいと言っていたんだとか」
高「ああ、ブログ主の知人の老共産党員かい?自分では本当にそう信じているんだろうね」
留「だから、気分がいいのでお裾分けだって、その人が買ってきたリンゴをもらったそうです。でも」
高「でも?」
留「見かけが本当に良いリンゴだったのに、中がすかすかで触っただけでも腐っているのが分かったんで、その人と別れてから棄てたんだとか。でも捨て場所がないので困ったって」
高「確かにあれは捨て場所に困るからねぇ」
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大阪ダブル選挙

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今回の大阪知事、市長ダブル選挙は、気にはなっていたもののどうなれば一番良いのかという明確な判断も出来ていなかった。結果は、あっけないほどの橋下、松井コンビの圧勝だったが、それはそれで良かったとは思っている。なにしろ、大阪の状況はあまりに酷すぎたとは思うが、私は大阪のことを余りよく知ってはいない。

仕事で何度か訪れたことはあるし、遊びにも行ったがとくに関わりがある方でもなかった。どちらかと言えば、自分が住んでいる関東と極めて異質な土地柄だとは感じていた。極端なことを言えば、イメージとして大阪は全てが食い倒れ人形の様な物に感じられ、おもしろいが側にいたらうるさいだろうの様な思いがあった。

それは、例の横山ノック知事が選出されたときに、やっぱり大阪人のやることは理解不能だと改めて思ったのを記憶している。たしかに、東京でも青島幸男知事が誕生しており、タレントが知事になること自体が悪いわけではない。近くにも森田健作知事もいるし、最近まで宮崎県の知事だった東国原知事の例もある。

しかし、ノック知事はいかんだろうと思っていたら、案の定とてもまずいことになってしまった。やはり知事を選んだ大阪人の責任だと思っていたし、そんな大阪人の意識では、大阪の行政自体が四分五裂してしまっているのも自業自得だ、と言う思いがあったかもしれない。結局、政治は民度が決めるものだからだ。

橋下氏は、分類で言えばタレント出身だ。なんと言おうと、政治的実績が全くない人物であったのが、例の神助番組で人気を得て、その知名度を利用して大阪知事になった人物であって、正直言えば未だ実績を上げたとは言い難い。維新の会を立ち上げ、既成の地方行政に挑んだ、勢力を拡大させたという事実はある。が、実際にその維新の会が具体的に何をしたのかと言えば、ほとんど無い。既成政党が嫌われ、そのかわりの期待を集めて勢力を伸ばしては来たが具体的にどんな政策を実行したのかが、考えてみれば無いのではないか。だが、それでも今回これだけの支持を集めたのは、大阪の行政の在り方がそれほど酷かったと言うことだろう。

しかし、それにしても大阪は改めて眺めてみると、確かに酷い。役所の機能低下、既得権の横行、住民不在振り、犯罪の蔓延、環境の劣悪さ、暴力団、在日、同和などなど様々なキーワードが引っかかる。

それに対し、誰もがメスを入れられない状況が続いていた今、橋下市長誕生は歓迎すべきだとは思う。なにしろ、強い実行力で、全議会を相手にしてもやるべきことはやる市長が必要だったのだから、或いは橋下氏に期待をするのは当然だろう。その意味で、今回彼を市長に選んだ大阪人の判断は正しい。

ただし、前途はかなり厳しいと言わざるを得ない。なにしろ、既成政党全てが敵に回ったわけで、議会でも少数派の維新の会はそのままでは何一つ政策を実行できない状況だ。

今回の選挙で特筆すべきは、現職の平松市長を自民、民主、公明が呉越同舟で支持したにも拘わらずダブルスコアで敗退したことで、これは民主政権のみならず、日頃から民主批判をしてもほとんど支持率の上がらない自民やどっちつかずの公明にとっても大きな痛手だろう。要するに既成政党に対する期待が無いと言うことだ。

(公明党が自民民主と共に平松氏を支持したと言う件は、私の思い違いであり、コメントを寄せて下さった方のご指摘により、訂正する。相乗りをしたのは共産党であった。公明党は自主投票であったとのこと。

選挙:大阪府知事選/大阪市長選 公明は自主投票へ 維新との対立回避

どんな市長でも、選挙民の支持率が高ければ、議会は最終的には抵抗できない。それは東京の石原知事などが示しているように、彼は着任したとき、都民のために働く気のない都職員は辞めろ、みたいなことを言い大反発を食らったし、議会でもたびたび孤立している。が、都民の支持率が高いために、結局は議会が折れざるを得なかった。

そのような状況が大阪でも必要なのだろうと思う。なにしろ、大阪市民の支持率が高ければ、市長の力は非常に強まる。だが、先に書いたように、具体的に橋下新市長が何をするのかが問題なのだ。地方行政を刷新するというのであれば、それは必要なことだ。

赤文字は引用

橋下新市長、職員を一喝 「民意無視なら去ってもらう」

 「『選挙で受かったくらいで何でも決められたら困るな』という市職員はたくさんいる。選挙で選ばれた者に対する配慮が欠けている」。橋下氏は激しく職員批判を続けた。

 ダブル選の意味づけを「市役所と真っ向から対立し、有権者が我々の主張を選んだ」と自ら認定。「この結論は非常に重い。職員の問題は徹底的に解明し、組織を変えていきたい」と民意を盾に市役所でも府庁と同様、政治主導を貫く姿勢を鮮明にした。

 さらに「民意を無視する職員は大阪市役所から去ってもらう」と告げる一方、「民意に基づいて市政をしっかりやろうと考える職員とは必死にやる」とも述べ、職員に立場を鮮明にするよう迫った。

 
 この姿勢は大切であり、もちろん同感だ。が、必死に何をやるのかがどうもはっきりしない。もちろん、都構想、大阪が東京と並んでもうひとつの都としての機能を持つべきだと言う主張は、大阪を活性化させる以上にどのような意味があるのかがよく分からない。大阪を活性化しようというのであれば、市長になろうとする人間なら誰でも言う言葉だ。
 
 一方、ある市幹部は「多くの有権者が本当に大阪都構想や教育基本条例案などの中身を理解して、投票したのだろうか」と、橋下氏の当選に割り切れなさを隠さなかった。「選挙で選ばれた人を支えるのが公務員の宿命だからしょうがない。民意を粛々と受け止める」と語った。
 
 「今は何も考えられない。橋下氏が府で進めた改革や、職員基本条例案などもう一度深く研究して対策を練りたい」。選挙戦で平松邦夫氏を支持した市職員の労組幹部はこう語った。橋下氏が職員や労組への批判を繰り返してきたことには「選挙戦術だったと思う。賢明な人なので今後は、こちらを敵とは見なさないのでは」と期待する。


これは今までのぬるま湯に使ってきた市職員の言葉ではあろうが、今までの市行政にノーを突きつけた大阪市民が本当に新市長の目指していることを理解しているかどうかは別だろう。かつてノック知事を選んだときも、彼なら何か新しいことをやってくれるだろうとの期待もあったのだろうと思う。たしかに新しくとんでもないことをやらかしたが、橋下市長が、何をするかは今後を見るしかないだろう。

ただ、行政を引き締め、根本に却って市職員は市民のために働くべしと厳しく手綱を引き締めるならそれは大賛成だ。


橋下氏「府・市の百年戦争に終止符打つ」

 笑顔でバンザイした橋下氏が真顔に戻り、まず言及したのは、公務員制度を見直す職員基本条例案と、政治主導で教育行政を変える教育基本条例案。「府と市の職員、教育委員会は、選挙結果を重く受け止めるようにお願いしたい」と迫った。
 
 それこそが、彼のしたいことの全てだとは思わないが、誰もが今までに嫌気をさしていたのは事実であり、この改革がまず最初にあるべきだとはよく分かる。

また、大阪市は、大阪府の一部であり、大阪市が府を振り回すような今までの状況は間違っている。たしかに大阪府の中でも大阪市はほとんどを占める存在だろうが、あくまで府の一自治体であることから、府知事のやることなすことに反対してきた今までの市長によほど腹を据えかね、彼を引きずり降ろすためには自分が代わるしかないとの判断が、知事から市長への鞍替えを決心させたと言われている。

そして、今回ダブル当選した松井知事は、橋下氏と一緒に維新の会を立ち上げた人物だから、共同歩調も取れるのだろうが、それにしてもなにやらプーチンとメドヴェージェフの関係を連想させる。ロシア大統領がプーチンの傀儡であることは公然の秘密であり、同じことが大阪で起きたのではないかとも思えるのだが、しかし、それでも戦略だと思えば別に違法なわけではないし、これで府、市行政が上手く行くならかまうまい。ただし、大阪府には、大阪市以外の自治体もある。全てが橋下、松井コンビに賛同しているわけではない。新たな軋轢が生まれないか気にもなる。なにしろ、今で橋下氏に反対でも知事だったからそれを鑑みて対応できたろうが、意識化で松井知事が橋下市長の意を受けて動くと思ったら、他の自治体の首長さん達が素直になれるかどうかが心配なわけだ。

また、選挙事前から、橋下氏については異常な報道が相次いだ。中でも彼の出目が散々叩かれていたが、彼の出目がどうであれ彼自身の責任ではないしまた責任を問われるようなことでもない。さらに、その境遇で、今に地位についた実行力と能力を今後発揮して貰いたいと、改めて応援したくなる。

だが、それにしても

フジテレビの大阪府市議選報道に「偏向報道」の声も

問題となった番組は、27日の「Mr.サンデー」(フジテレビ系列)番組内で行われた『大阪秋の陣 開票速報SP』という特集で、橋下氏をなんと“独裁者”というテロップで紹介、加えて橋下氏に対して「ペテン師」「ウソつき」と叫ぶ市民の姿を放送したのだ。

一方、平松氏に関しては“リーダー”と紹介し、平松氏がゴミ拾いを行う姿や、子供とにこやかに接する姿を放送しており、「明らかに平松ひいき」「偏向報道だ」という声がネット掲示板に殺到した。


これは選挙妨害で何らかの違法行為ではないかと思える。なにしろ韓流ごり押しのフジテレビなら、在日問題を抱える大阪の選挙にあたりいかにもと思えるのだが、このようなことが今後も繰り返されるのであれば、単に韓流ごり押しとはちがう違法行為で糾弾すべきことだと思うのだが。

おりからNHKがまた捏造報道をしたとネットで話題になっている。若い人間の間で、メールにハングル絵文字を使ったり韓国語を使うのが流行っているというのだが、ネットではそんなことはない、また嘘を言っていると盛り上がっているのだ。

NHKの回答では、一部ハングルでメールを書ける携帯電話が売られていますとのことだったそうだが、それでハングルによるメールが流行っているとは言わないだろう。通常の携帯では英語でのメールも書けるが、それで英語によるメールが流行っていますと誰も思わないはずだが。

さて、冒頭に挙げた石原知事だが、私は以前から石原氏の人間性は余り好きではない。弱者に対する感覚が極めて鈍く、口でなんと言おうと弱者切り捨てのような所があると感じているのだが、もしかしたら彼の文学作品がそう思わせるのかも知れない。まあ、文は人なりと言うし。

しかし、かつての美濃部都政や青島都政の沈滞から東京を浮上させた能力は高く買っているし、また都知事に転身する前にも国政でそれなりの実績を積んでいる。タレントではないが、文学者としての知名度を利用した選挙ではあった(弟もずいぶん働いたようだし)そのあとそれなりの実績を積んだのだから、都知事としても単なるタレント出身とは言えない。それが青島知事との大違いでありアホ島知事が何も出来なく単に都市博をつぶしただけで終わったのにあきれかえった都民が選んだ知事だった。

橋下市長は、政治的実績はほとんど無い。維新の会としても、既成政党に嫌気のさした無党派の支持を集めたのであって、具体的に何をしたとの実績があるとも思えない。また彼の強烈な個性は、協調性を得ることが出来るかどうかも不安だ。もちろん、独裁政権になるとは思わないが、空回りしかねないとの危惧があるのだ。選挙民の支持が高いのは大変な強みだが、その選挙民の期待に添えるだけの力量が本当にあるのかどうか、私には分からない。石原知事のような実績があれば判断できるのだが。

石原知事が、とにかく橋下氏を支援した気持ちは分かる。なにしろ、既成政党がなっていないことに業を煮やしたと言うことだろう。

石原都知事「バンザイ」「大阪栄えないと東京が迷惑」

 石原知事は「会計制度を変えるなど、橋下君は肝心なことを分かっている」と持ち上げた上で、都構想についても、「結構なこと。大阪が栄えてくれないと、東京が迷惑するし、国が沈む。知事から市長に転じて二重行政を一重化すれば、合理化もできる」と指摘。

 ただ、「都」という言葉については、「都はキャピタル。元首がいらして、国政があるところだ」と改めて難色を示した。

 
 都というのはあくまで機能として、東京都の代替がつとまるような都市するべきと言うことなのだろうが、昔と違い通信交通が格段に進歩し、日本中がいわば都機能の代替が出来るはずだ。言い換えれば都機能の分散化が出来ればよいのであり(それが効率的かどうかは別の話。大阪の都機能が必要ならそれの方が効率が良いだろうと言うこと)、大阪がそうなる必要があるとは思えないし、本当に橋下氏がそうするつもりなのかも、そうするメリットが語られない限り分からない。
 
 もうひとつ、彼は自民政権当時、自民政権に反対して民主党支持だったと思うが、その民主にも反感を持って今は自らの政党を立ち上げているはずだ。つまり政策で立ち上げた政党ではなく、既成政党に対する国民の反感をくみ上げただけの政党であれば、結局は民主と同じ道をたどる危険性があるのではないか。それと、私としては彼が脱原発を主張していることも気に入らない。
 
 維新の会は地域政党にとどまるのかもはっきりしない。ただ、他地域の自治体に共闘は持ちかけているようだが。
 
 とはいえ、いまは未だ結論を出せるわけではない。今後の動きを注視してゆきたい。
 
 最後に


ある大阪市幹部「仕える気ない飛ばしてほしい」

 橋下氏は選挙前から大阪市について「既得権益の塊」などと批判を繰り返してきた。当選後の27日の記者会見でも、「(選挙結果という)民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」「補助金や職員の給与体系を徹底的に見直す」と改めて宣言。

 こうした橋下氏の当選に、ある市幹部は「橋下さんの近くで仕える気はない。早く(人事異動で)どこかへ飛ばしてほしい」とつぶやいた。

 
 まさに、既得権にあぐらをかいた職員の姿勢に対し、大阪市民が怒りをぶつけた結果がこうなったのだ。このようなことをほざく職員は本当に月の裏側にでも飛ばしてしまうべきだろう。

 「まさかここまで票を取るとは」。中堅幹部は、前回市長選で現職の平松邦夫市長が得た37万票の2倍、75万票を橋下氏が獲得したことに驚く。「これが民意なら、新市長のもとで粛々と働くしかない」という。

四の五の抜かさずに、これが民意なのだから、粛々と働くのが当たり前だろう。何を馬鹿なことを言うのか。こんな職員ばかりとは思わないが、あまりに酷すぎた実態を改めて知ったような気がする。


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今夜は飯旨

 現時点、21:00では与党の過半数割れがほぼ確定で、まずまずは一安心。これで売国政権の暴走は一応くい止められそうだけれど、でもコウモリ党などがどう動くか分からないし、安心は出来ない。
 
 また興石東氏、千葉景子氏が当落ラインで危ないとのこと。きちんと落選してくれれば、お銚子の一本もつけたくなる気分だ。まあ、私は酒は飲まないので、おつまみだけかも。

 結果として民主敗北であり、菅総理の責任論が出てくるとのことだが、もちろん、菅氏は理論も知識もまるでない極左かぶれだけれど、彼一人の責任ではなく、民主の体質の問題なのだ。なまじ与党になったばかりに、無節操ぶり、売国ぶりが国民の目にさらされたと見るべきだろう。
 
 とりあえず・・

 12日未明、下記追記。
 
 千葉景子氏は落選したが、残念ながら輿石氏は当選してしまった。山梨日教組は、北教祖の問題もありあまり動けなかったと聞いているが、それでも当選してしまったのは、山梨県民の後進性を示しているのではないのか。民団が陰で猛烈に働いたのかも知れないが。
 
 それでも、谷亮子氏のような単なる知名度だけの人が比例区で当選しているくらいだから、国民全体の後進性もまだまだだとは思う。
 
 しかし、興石氏が当選したとは言え187000票であり、次点の宮川氏も183000票を取って32000票第三位を引き離しているのだから、本当に惜敗であった。輿石氏は、次回の選挙は無理であろうし、すでに正常な判断力の持ち主とは言い難く、民主の足を引っ張ることになるのではないのか。

 それと、興石氏には日教組からの不法献金、公務員の選挙活動禁止違反(国家公務員法第102条)など選挙違反の疑いがあるとの報もあり、連座制が適用されると当選取消処分もあり得る。これは注目したい。
 
 私は積極的に自民を支持しているのではないが、しかし今回は支持した。苦渋の選択という奴だが、また候補者の顔ぶれを見ても以前よりはましになっていると思う、そうであってほしいとの願望でもあるが。
 
 先ほども書いたが、単に前、現総理のルーピー振りだけが民主退潮の原因ではない。野党時代好き放題に自民を攻撃していた民主がいざ与党になって実際は自民を批判する大安がまともになかったこと、経済運営、外交政策、安全保障政策で全くの素人であり、また日本を解体する、主権を否定するとんでもない政党であることがさすがに知られたのが大きく響いていると思う。
 
 なにしろ、若い人間の近代史に対する無知、たとえば日本がアメリカや中国と戦争をしたことを知らず、ドイツやイタリアと戦ったと思っている若い人間が場合によっては半数近くいる。それだけ、教育で近代史をろくにやらなかった結果が、民主の伸張の原因だった。それは教科書に書いてあっても授業をしない日教組のいわば成果と言うことなのだろう。しかし、この鵺日教組も改めて批判が高まっている。
 
 加えて、やはりネットによる意識の高まりも大きいと思う。次の選挙がいつになるは分からない。衆院解散が無ければ3年後だが、この3年間、民主が思い通りに暴走する危険性は減った。しかし、安心は出来ない。自民は言うまでもなく、他の保守系野党も危機感はあったかも知れないが、政策で真正面から民主と戦う姿勢にはかけている。というより、今の日本では、対中、対韓を打ち出す安全保障、外交政策を表には出せないという、やはり危機状況が有るのではないかとも思える。
 
 それにしてもすべての結果が明らかになった今、いろいろ考えてみることがある。大体の傾向として民主退潮の中でも旧社会党系の左翼系候補者の凋落が目立つ。これは喜ばしいことだろう。千葉景子氏が落選し、かろうじて当選した興石氏も、宮川氏に肉薄された辛勝だった。
 
 菅総理は敗戦の弁として、消費税を唐突にいったことが響いて、真意が伝わらなかったと言っているが、それは違うだろう。もし消費税が争点なら自民がこれほど伸張することはなかったはずだ。何より民主の敗因は、経済政策の裏付けの無さ、安全保障や外交政策の無知、売国振りが表面化した結果と言える。民主の白眞勲氏などが比例区でかろうじて当選しているが、次回はもっと落ち込むだろう。まあ、参議院だから解散もなし、6年間はあの顔を見なければならないかと思うと、気分は悪い。円より子氏が落ちたのはなにより子だった。あとは泡沫タレント候補が軒並み落ちている(谷亮子氏は例外)のはそれだけ小沢離れが進んでいるのか。
 
 あと、当然ながら幸福実現党、女性党などが相手にされていなかったのは当然ながら、安心した。
 
 みんなの党の10議席には正直言って驚いたが、今のところこの党の正体がまだ不明であり、用心はしなければならない。
 
 民主、公明、共産の凋落振りは心強い。国民新党が議席を失ったのは少し意外だが、民主とくっつくとろくな事は無いという事だ。民主退潮のあおりを食った形だ。
 
 また個人的には、立ち上がれ日本にもう1,2議席与えられたらと思うが、それでも事前には議席ゼロとも言われていたのだから、比例区で議席一つ獲得は良しとしなければなるまい。
 
 また予想外だったのは、自民の三橋貴明氏の獲得票の少なさだが、理論的裏付けとしては、言っては失礼だろうけれど三原じゅん子氏などよりは深いものがあったはずだ。私も彼のブログなどをよく読んでいるが、今考えれば多少上滑りしたのではないかとも思える。しかし、まだまだチャンスはあるし、考えてみれば彼が活動を始めてからこの短期間にこれだけの事が出来たことは評価すべきだとも思える。

いよいよ明日

 参院選だが、ちょっと忙しくて記事が書けなかった。いずれにせよ、マニフェストから病み法案を隠し、消費税から基地問題、ばらまき政策などすべて評判の悪い政策を口にせず、とにかく安定した政権を執らせてくれなければ、いろいろ約束したことが出来ない、との言い方に切り替えているのが民主だ。
 
 政権が安定すれば国が良くなるのではなく、政権が国をどこに導くかが問題なのであり、民主がこの国をどうするつもりなのかはもうはっきりしている。
 
 家庭を解体し、全体主義国家にすること、そうして中国にこの国を差し出すことが究極の目的と考えられる。
 
 闇法案として民主は未だにその実現に向かって動いているが、そのためには政権を維持しなければならず、そして法案を通さなければならない。だが、その等すべき法案を隠し、とにかく参院選で可能で有れば単独で、それが出来なければ連立で過半数を取らなければならない。したがって、闇法案を表向きのマニフェストから隠している。
 
 おとといの仙石官房長による、日韓基本条約による対韓補償問題の見直し発言、そしてまるでタイミングを合わせたかのような駐韓日本大使襲撃事件についての、まるで小さな出来事であったかのようなもみ消しは、結局民主がこの国の主権を日本人の物として考えていないことを意味している。
 
 子供手当を言い出したとき、民主は子供を社会で育てる考え方だと言っていた。そのためには従来、家庭に支給していた児童手当や扶養家族控除を廃止し、子供に直接渡す子供手当に切り替えた。これは国家が子供を直接育てる事を意味し、全体主義国家では良くやられている手段だ。
 
 ソ連のコルホーズ、中国の人民公社、そして紅衛兵、イスラエルのキブツは国家が子供を直接育て思想を植え付け、子供を直接国家がコントロールする事につながる。
 
 紅衛兵が四人組に操られ親や教師を裏切り糾弾し、時に殺した事実は忘れてはならない。
 
 現に、興石東氏は、教育には政治的中立などあり得ないと言っているのだ。この興石氏は、法律で禁止されている公務員の政治活動として日教組の支援を受け、さらに外国の期間の支援を受けてならないはずが民団の支援を受けている。
 
 夫婦別姓も、結局家族解体につながり、最終的には結婚をする意味が失われる。国民が家庭ではなく国家の思想に直結されるようになる。
 
 当然ながら、日本列島は日本人だけの物ではないと言う総理の言葉を否定もしないまま継承している民主が、外国人の参政権、最初は地方参政権でも、彼らは明確に国政にも外国人の参政権を認めるべきだと主張している。
 
 1000万人の移民受け入れと言うが、彼らの増加率は、人口が減りつつある日本人の何倍も高いから、結局日本の人口構成の半分以上は外国人になる。
 
 海外で移民を受け入れた国家は、ヨーロッパでも様々な混乱が生じ社会の崩壊の危機が間近に迫っている。
 
 韓国は明確に日本を仮想敵国として見ているし、中国は近年加速度的に増大した軍事力を背景に、明らかにアメリカを圧迫している。その状態で東アジア共同体、友愛などと言っている民主が何を目指しているかは、明白ではないのか。

 もう一つ、管氏がこのところ選挙演説で強調しているのは、議員数を減らして、歳費を削減することで、財源が出来る、そして2大政党制にするのが民主主義の王道だと言っているが、これは大嘘だ。2大政党制の本家本元でも2大政党制は崩れ第三党が大きくのびたし、イギリス人自体が、二大政党制は選択の余地がないので民主主義に反すると考えるようになっている。つまり、民主の目指す2大政党制は、巨大政党が政権を独占する傾向が強いことになる。
 
 なにより、民主が削減する衆議院の80名は、主として比例区からの削減だが、比例区が無くなると、少数政党の票が死に票になり、少数政党は議席をとれなくなる。小選挙区制だけだと、上位の当選者が喩え次点と僅差で勝っても、他の候補者の票が真タック無意味になる訳でそれだけ有権者の民意が反映されなくなる。だから、比例区が出来たのだ。
 
 管氏の主張が如何に危険であり様々な法案と合わせて、民主による独裁国家を目指してるか分かろうというものだ。
 
 民主支持率が下がっており、40議席前後ではないか、連立でも過半数は難しいとの報道があるが、これは同情票を集める効果にもつながる。とにかく油断は出来ない。
 
 最後の最後までとにかく単独、連立いずれにせよ過半数を取らせないために努力をすべきだと私は考える。

NHKの党首討論

 今朝NHKの党首討論を観たが、予想通り。菅氏はまともに受け答えが出来ずごまかし笑いをしているだけだが、それにしても問いつめる方の野党党首達もだらしがない。
 
 結局、消費税にこだわって、言った言わない、財源がないうだうだ。確かにその通りだが、二人だけ気になったのは、立ち上がれ日本の平沼氏と国民新党の亀井氏だ。
 
 平沼氏は、責任のなすり合いよりももっと前向きに、どうすれば日本経済が活性化するのかの意見を言い合うべきだ、各党の政策を言えばいいじゃないかと主張していたが、司会者は無視した。
 
 亀井氏は安全保障のことは一切ふれないのか、と言っていたが、結局司会者は無視した。
 
 つまりは、各党が細切れに管氏に何かを言い、管氏はごまかし笑いで時間を費やしただけ。全く無意味な、いかにもNHKらしい党首討論だった。

 
 ところで今分かりやすいニュース解説で有名な池上彰氏、確かに分かりやすいのだが、きわめて単純に過ぎ、データだけを言うのではなく、そのデータの読み方を解説しない。彼にとって、これがビジネスであるのはわかるが、それではミスリードをするのでないか。
 
 まして、彼がテレビで解説をする相手はたいてい芸人であり、事実はともかく物を知らないことを売りにしている人たちであって、事実を考えるのではなく視聴者の敵意を買うことを極力避ける人々だから、池上氏のレクチャーに、大げさに感心しては見せるが本当の疑問や反論が全くない。
 
 たしかに報道を簡単に解説するのは大切だが、もっと大切なのは自分で考えるように訓練することではないのか。
 
 一例だが、今日もテレビで、グラフを挙げ、例のように日本の財政赤字が国際的にも極端に多い、とだけ説明し、聞き手の芸人達に感嘆の声を上げさせていた。しかし、国家の財政赤字が何を意味するのか、日本が世界最大の債権国であること、日本円がなぜ世界不況のたびに強くなるのか、デフレの本当の原因は、給料が上がらないのは事実だが、物価が下がっていることで購買力は下がっていないこと、国際比較ではデフレが続いているために購買力が下がっているように見えるが、本来日本円で暮らしている日本人には意味がないことなどをすべて無視して解説している。
 
 彼の柔和な顔と分かりやすい解説とは裏腹に、きわめて危険な存在ではないのか。とにかく難しい話をせず、相手に分かった様にに思わせるだけの解説のような気がしてならない。

さて、追加。

同じく今日、NHKで各党代表による討論会が21:00から有り、民主からは興石東氏がビデオ参加していたが、要するにこの人にも責任感がまるでないことが分かった。たしか、いやでも菅氏を擁護しなければならないだろうが、今回の参院選の目標はと訊かれ、安定した政治をするためにねじれ国会を作らないように、安定化半数を取ることだ、と馬鹿のようなことを言っていた。野党はまさにそうさせないことが当面の手段だろうが、安定多数を取って何をしたいのかと訊かれた意識はないようだ。

消費税10%につき、菅氏が口を開くたびにぶれるのはどうしてか、と訊かれ、あれは党内でもこれから論議することを総理がおっしゃったのだと臆面もなく言い、出席者の失笑を買っていた。それはそうだろう。党内で協議もしていないことをぺらぺら選挙演説でしゃべり、有権者はそれを聴いて支持するかどうかを判断する。いわば、選挙演説でいやしくも総理が口にしたことは、有権者の支持を決定させる言葉だ。

だが、後で、あれは党内で協議した結果駄目になりました、と言って済むのか。それは詐欺ではないのか。

消費税については、政権を執る前は協議もしないと言っていたのが、今回の選挙の前になっていきなり財源がないから消費税を、と言いだし、それでも発言がぶれていないというのはそもそも言葉に対する責任感が無いのだ。

そして、逆進性の強い消費税が弱者の負担を強いることになると聞かされあわてて、年収400万以下の人には還付すると言いだした。400万以下の年収と言えば国民の半分くらいがそうであり、消費税の半分は還付することになる。5%を10%にあげて、半分を還付するなら、最初から上げなければよいだろうと言われ、またあわてふためいて、枝野氏は別に所得税の累進制をあげる事を検討すると言い出した。

これは金持ちからよけいに金を取る事であり、かつての日本はそうだったのだが、こうすることで金が日本から逃げ出すことにつながり、結果累進制を下げたのが税収の落ち込みに大きく関係している。

検討の余地はあるだろうが、民主のことだからこれも党内で検討するだけのことであり、実際は消費税から目をそらす猫だましにすぎない。民主の手に負えるような物ではないのだ。しょせん、素人集団なのだから。